有袋類の仙骨を見ようと思ったが、手持ちの骨標本であるのは、*ハイイロジネズミオポッサムとフクロモモンガの二つだけだ。*ハイイロジネズミオポッサムの仙骨は2個の椎骨からなっている(図1)。
図1.ハイイロジネズミポッサムMonodelphis domesticaの仙骨
フクロモモンガの仙骨も2個の椎骨からなっている(図2)。
図2.フクロモモンガPetaurus brevicepsの仙骨と寛骨
ハイイロジネズミオポッサムは南米に生息してネズミに似た動物であるが、フクロモモンガはオセアニア地域に生息する木から木へ滑空するどうぶつだ。他の有袋類の仙骨も2個の椎骨からなるのだろうか?カンガルーの仙骨でググってみた。仙骨は2つの椎骨からなる(図3)。では、コアラは4個で(図4)、バンディクートも4個だ(図5)。
図5.バンディクート仙骨から
仙骨の椎骨の数は生活様式と関連あるかな?っと思ってが、全く関係ない。有袋類は2個のポッサムやカンガルーの仲間、4個のコアラ、バンディクートの仲間など多様だ。
*20220919に匿名さんからこのぼくが持っている標本がピグミーポッサムではなくハイイロジネズミオポッサムMonoldelphis domesticaとのコメントをいただきました。改めてここでお礼をしたいと思います。ありがとうございます。これからもどうぞ宜しく願います。
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