「特定秘密保護法反対」
「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!
自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。
原発不要・核廃絶
2019年12月15日日曜日
シークワーサ-を貰う Get many Citrus Fruits called Shikuwasa.
昨日お昼前に近所に住むYabeさんがシークワーサを持ってきてくれた。かなり酸っぱいので、レモン代わりにウィスキーのシークワーサ割りで使ってみよう。さらに、絞った汁とオリーブオイルと塩、胡椒などでドレッシングを作ってみよう。
先ずは、そのシークワーサーを写真に撮る(図1)。皮がミカン色になっているので、汁は甘そうだ!何だか、お昼にでもドレッシングを作ってみたくなった。
このところよそ様から頂く物が多い。感謝だ!我家からは何もない。ユズが生っているので、来週は採ってお隣さんたちにおすそ分けしよう。
先ずは、そのシークワーサーを写真に撮る(図1)。皮がミカン色になっているので、汁は甘そうだ!何だか、お昼にでもドレッシングを作ってみたくなった。
このところよそ様から頂く物が多い。感謝だ!我家からは何もない。ユズが生っているので、来週は採ってお隣さんたちにおすそ分けしよう。
図1.シークワーサーCitrus depressa
午後から20分くらい歩いたところに住んでいるKさんのところで今週末からの旅行の打ち合わせを行った。もちろん打ち合わせと称して飲むのだ。ぼくはジャックダニエルを小瓶に移し替えてザックに容れ、さらに釧路からの氷下魚の一夜干しを8匹持っていった。Kさんはぼくがウィスキーが好きな事を知っているので、バーボンを用意し、牛肉やフカヒレの焼いたものや、サラダ、レンコンをフライパンで焼いたもの(これが旨かった)、その他がテーブルに並んでいた。ぼくの連れ合いが30分遅れて合流し、旅行中に空いた時間の歩く場所や食事する場所などをKさんが既に決めていてくれたのでそれでOKっとなり、K宅を後にした。
2019年12月14日土曜日
腓骨と脛骨④ Tibia and Fibula of Mole
日本産のトガリネズミ目はモグラ科とトガリネズミ科の2科に分けられており、モグラ科のヒミズやヒメヒミズは丹沢山麓を歩いていると死体を拾うことが多いが、他のトガリネズミ目の動物はモグラがそのフィールドサインのモグラ塚やトンネルを見かけるが死体を見つけることは非常に稀である。北海道の釧路湿原ではトガリネズミの死体が転がっていることが多い。
モグラ科のモグラやヒミズは地面の下で土を両前肢で横に掻き分けて進むので、前肢の肩甲骨・上腕骨が他の動物たちのものとは異なっている(この仲間の上腕骨と他との比較は別の機会にアップしたい)。それはトガリネズミ科の動物もそうである。
しかし、この仲間は脛骨と腓骨が足首から膝の方に半分以上癒合・合体している(図1、2)。特にジネズミの脛骨の足首から3分の2位まで腓骨と合体している。これは、マウスなどの齧歯目のネズミ科の動物と同じだ。
図1.コウベモグラMogela wogulaの脛骨・腓骨
図2.ヒミズUrotrichus talpoides(上)とジネズミCrocidura dzinezumi(下)の脛骨・腓骨
拾ったテン糞とタヌキ糞 Feces of marten and racoon dog
11日の丹沢実習で、広沢寺温泉から二の足林道を歩いて大窯弁財天入口のところで久しぶりにテン糞1を見つける。新大沢橋のところでは糞は見当たらず。ゲートを越えてから東西に走る尾根に登る。早めのお昼を食べ、鐘ヶ嶽を目差し、浅間神社の狭く長い階段を下りてからテン糞②を見つけ、次つぎに③から⑤やタヌキのタメ糞を見つけ拾うことができた。
図1.10:09 テン糞1
内容物:サルナシ種子・果肉果皮
図2.14:37 テン糞2
内容物:エノキ種子・果皮、桃割れ不明種子1個
図3.14:40 テン糞3
内容物:エノキ種子・果皮果肉、テリハノイバラ果実1個、不明植物繊維、カマキリ肢・翅・腹部外皮、25cmハリガネムシ、土砂このハリガネムシは白っぽい透明ではなく、黒紫色になっていたので、始めはビニール紐かな?っと思ったほどだ。エノキの黒っぽくなった果実の色に染まっている。
図4.14:49 テン糞4
内容物:エノキ種子・果皮、桃割れ不明種子7個
このにも直径5mmくらいの真ん中で割れたような不明な種子があった。
図5. 14:52 タヌキ糞
内容物:エゾエノキ種子・果皮、ムカデ80mm2匹、ジムカデ5匹、ハグロケバエ幼虫外皮6匹
図6. 15:00 テン糞5
内容物:ムクノキ種子・果肉果皮、ヒサカキ種子・果肉果皮、小哺乳類毛
図7.ルート図とテン糞①~⑤とタヌキ糞〇の位置
GPSのスイッチを二の足林道の石切り場の跡付近(廃屋付近)で入れた
2019年12月13日金曜日
丹沢のマタタビと裏高尾のマタタビは違う The seeds of silver vine in Tanzawa are different from ones in Uratakao
先日、5日に娘と鐘ヶ嶽に登り、帰路二の足林道を歩いてきて見つけ拾ったテン糞6から出てきた内容物がサルナシの果皮・果肉だと思ったが、種子がサルナシと異なった。先ほど、なかなか剝けない薄い膜を一つ一つ揉んで膜を取った。それが図1の右の種子である。サルナシの種子の半分くらいだが、表面のツブツブ模様はサルナシと変わらない。
図1.左:サルナシActinidia arguta 右:テン糞6から出たマタタビA. polygama種子
図2の右はk-ta隊員からプレゼントされた裏高尾のマタタビの種子である。中央の8個はテン糞6から出てきた種子の表面の薄い膜を取った種子である。下は薄い膜がついたままの種子である。裏高尾産のマタタビの種子よりも一回り大きい。
図2.左:サルナシActinidia arguta種子 中:テン糞6のマタタビA.polygama種子 右:マタタビA.polygama種子(裏高尾産in Uratakao)
どうしてテン糞6から出てきたマタタビの種子の周りには図2の下にあるように透明な薄い膜が被さっているのか?裏高尾のマタタビとは違い、亜種の関係になるのか?あるいはテンの腸内を通過することによってマタタビの種子の周りの膜が剥がしづらくなるのか?丹沢のマタタビの種子もそのままでは裏高尾産のマタタビのように薄い膜は無いのか?
来年は丹沢のマタタビを採って種子を見たいものだ!いずれにしても、裏高尾のマタタビ種子よりも一回り大きいのが丹沢(鐘ヶ嶽から大沢)のマタタビ種子であり、両者は異なっている。ただの地域変異?でも、薄い膜が覆っている。
2019年12月12日木曜日
脛骨と腓骨③ Tibia and fibula of Mouse
図1.マウスMus musculusの側面からの脛骨tと腓骨f
図2.マウスの斜め右後方からの脛骨tと腓骨f
アカネズミの脛骨と腓骨も足首の方(↓)でしっかり合体している。
図3.アカネズApodemus speciosusミの右の脛骨tと腓骨f
アカネズミ、ハタネズミ、カヤネズミと齧歯目ネズミ科の脛骨と腓骨との状態を見比べてみた。ハタネズミの腓骨は途中で折れて紛失しているが、アカネズミと同じようにしっかり足首の方で合体している。しかし、カヤネズミは????。
図4.右からアカネズミApodemus speciosus、ハタネズミMicrotus montebelli、カヤネズミMicromys minutusの脛骨tと腓骨f
ハタネズミの腓骨f↓が折れて紛失
図4の左のカヤネズミの脛骨を腓骨を拡大した図5では、脛骨tと腓骨fが矢印(→、←)の箇所で癒合・合体しているが、足首や膝の両端の方では離れている。これはどういうことなのだろうか?さらに、この→、←の位置は脛骨の半分くらいの位置である。アカネズミやハタネズミはカヤネズミよりももっと足首に近いところで癒合・合体している。
図5.カヤネズミMicromys minutusの脛骨tと腓骨f
最後の丹沢実習 Last Tanzawa Outdoor Exercise
昨日は最後の丹沢実習だったが、大チョンボだった。伊勢原駅北口で8時20分発の七沢行のバスを待っていた。下りるのは広沢寺温泉入り口だ。バスが来たので乗った。しかし、乗ったのが15分発の日向薬師行きだった。温泉入口と案内が出たので慌ててボタンを押して下りた。そこから、大変な行軍が始まった。しかし、広沢寺温泉に現地集合していたN君が車で我々を運んでくれた。またも、N君に助けられた。
広沢寺温泉に向かって歩く卒業生のA.Sさんら
後ろはN君に連絡している学生たち
9:10 大山がすぐそこにある
広沢寺温泉口のコンビニで皆は待っていた。そこから、予定を大変更して歩く。二の足林道のゲートを過ぎてから林道左側から斜面を登り尾根を登る。この登りで、ぼくはもう限界だ。へとへとである。
鐘ヶ嶽から山神隧道の上を通ってくる道との出合付近で50分のお昼とする。中高年の登山者が一人登ってくる。大沢分岐・梅ノ木尾根・坊中と歩くらしい。15時半には着くつもりのようだ。
12:30 早めのお昼を終わって降りてくる学生たち
VサインのUさん
12:48 鐘ヶ嶽との鞍部で小休憩
13:41 浅間神社着 ガスっていて新宿・横浜は見えず
15:13 無事下りて来た
今回は浅間神社からKさんにいくつものテン糞を見つけてもらった。感謝だ。さらに、タヌキのタメ糞があり、皆に持って行かせることができた。糞分析でどんなモノが入っているか楽しみだ!2019年12月10日火曜日
テンと違って、サルはサルナシの果肉ばかりでなく果皮までも消化・吸収している。 Unlike marten, macaques digest and absorb not only pulp of arguta but also pericarp.
5日の鐘ヶ岳歩きでテン糞9個にサル糞1個を拾ってきた。そのサル糞は半月くらい前の古いもので、表面が白っぽくなり、割ると中はまだ黒ぽい。洗うと萌黄色に水が濁り細かな植物繊維が0.5ミリメッシュの隙間から流れ出た。茶漉しに残ったのは僅かな細かな繊維とサルナシの種子であった。
8:14 古いサル糞
内容物:サルナシ種子、果肉・果皮の細かな繊維サル糞ではサルナシの果肉や果皮は細かな繊維になっているので、果肉の多くは消化吸収され、果皮も消化吸収されているっと考えられる。
サル糞の状態は、テンがサルナシを食べた場合と糞の内容物の様子が大きく異なる。サルは果肉はかなり消化できて吸収し、果皮までもかなり分解消化しているようだ。テン糞では果皮はもちろんのこと果肉まで大半がそのままであるのと比べると大違いだ。
サルもテンも雑食だが、テンは植物の果実を年中利用しているが、サルに比べると果実の消化力は遠く及ばない。
テンが果実を食べるようになったのはかなり新しい時代になってからのようだ。それが何万年くらい前からなのか知りたいものだ。
2019年12月9日月曜日
テン糞9個の内容物 The contents in nine feces of martens.
5日に広沢寺温泉無料駐車場から浅間神社の参道を登って鐘ヶ嶽に行き、そこから南西の尾根を下って山神トンネルの上を通り、らくらくルートを下って二の足林道を下ってきた。GPS上では8.9キロで4時間だった。
図1.歩いたルートと拾ったテン糞①~⑨の位置
拾ってきた糞を庭の水道栓で洗った。風は冷たいが、水道水は温かく感じた。始めは今日は寒いから半分だけにしようと思ったが、水が冷たくなく手もかじかまないのでサル糞含む10個の糞を洗った。
8:03 テン糞1
内容物:羽毛、ヒサカキ種子・果肉果皮洗うと水が綺麗な青紫色に変わる。
8:31 テン糞2
内容物:サルナシ種子・果肉果皮、ムカデ、直翅目脚・胸部外骨格、砂泥
8:40 テン糞3
内容物:ムクノキ種子・果肉果皮ムクノキ種子の周りに果肉の繊維がついていて剥がす。ムクノキの種子は大きい。
8:42 テン糞4
内容物:ヒサカキ種子・果肉果皮ヒサカキの果実を食べた糞は水に浸けると青紫色に染まる。
テン糞4までは浅間神社の参道で見つけたものだが、テン糞5からは山神隧道を過ぎて二の足林道の新大平橋付近から見つけたものだ。
10:46 テン糞5
内容物:ヒサカキ種子・果肉果皮
10:50 テン糞6
内容物:マタタビ果肉付き種子・果肉付き果皮 マタタビは種子の周りに薄い膜が取り巻き、洗ってもなかなか取れない(前回アップ)。
10:52 テン糞7
内容物:エノキ種子・果肉・果皮、サルナシ種子・果肉・果皮エゾエノキかな?っと思って鈴木庸夫他著「草木の種子と果実」誠文堂新光社の写真っと手持ちの標本でエノキの種子とエゾエノキの種子を見比べる。
10:54 テン糞8
内容物:ムクノキ種子・果肉果皮
10:55 テン糞9
内容物:エノキ種子・果肉果皮今回は久しぶりにテン糞を多く拾えた。娘が見つけてくれたからだ。ムクノキの大きな果実(中には大きな種子が1個)、エノキの縦腺が入った種子、水に浸けただけで青紫色になるヒサカキの果実食いの糞、そしてマタタビの洗って揉んでもなかなか取れない種子の周りの薄い膜。
2019年12月8日日曜日
脛骨と腓骨② Tibia and Fibula of Leporid
ぼくらサルの仲間では脛骨と腓骨は別々の骨である。
脛骨と腓骨が半分融合・合体しているウサギの仲間を見よう。図1~4は奄美野生生物保護センターの資料室?にあるPentalagus furnessiアマミノクロウサギの骨格標本である。2011年3月にセンターの吉田明美さんが撮り、送ってくれたものだ。
脛骨tと腓骨fが脛(スネ)の途中で分かれているように見える。
脛骨と腓骨が半分融合・合体しているウサギの仲間を見よう。図1~4は奄美野生生物保護センターの資料室?にあるPentalagus furnessiアマミノクロウサギの骨格標本である。2011年3月にセンターの吉田明美さんが撮り、送ってくれたものだ。
図1.アマミノクロウサギPentalagus furnessの骨格標本(写真は吉田明美さんより)f:腓骨 t:脛骨
図2を見ると脛骨から腓骨が途中で分離しているようにも見えるし、脛骨と腓骨が足首の方から癒合・合体し途中から分かれているようにも見える。
図2.
図3は右斜め後方から見たものだが、これを見ると腓骨が足首の方から癒合・合体しているが、膝の方は癒合・合体していないようだ。
図3.
前から拡大して見ると、腓骨は脛骨の足首の方で癒合・合体しているが、途中からはしっかり腓骨は脛骨を分離している。
図4.
図5は丹沢で拾ったノウサギLepus brachyurusの脛骨と腓骨である。足首の方で癒合・合体し途中から離れているのが良く判る。
図5.ノウサギLepus brachyurusの脛骨と腓骨 上:左 下:右
つまり、ウサギの仲間の脛骨と腓骨は足首の方から癒合してしまったのだ。しかし、腓骨はちゃんとその存在を示している。
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