5日の鐘ヶ岳歩きでテン糞9個にサル糞1個を拾ってきた。そのサル糞は半月くらい前の古いもので、表面が白っぽくなり、割ると中はまだ黒ぽい。洗うと萌黄色に水が濁り細かな植物繊維が0.5ミリメッシュの隙間から流れ出た。茶漉しに残ったのは僅かな細かな繊維とサルナシの種子であった。
8:14 古いサル糞
内容物:サルナシ種子、果肉・果皮の細かな繊維サル糞ではサルナシの果肉や果皮は細かな繊維になっているので、果肉の多くは消化吸収され、果皮も消化吸収されているっと考えられる。
サル糞の状態は、テンがサルナシを食べた場合と糞の内容物の様子が大きく異なる。サルは果肉はかなり消化できて吸収し、果皮までもかなり分解消化しているようだ。テン糞では果皮はもちろんのこと果肉まで大半がそのままであるのと比べると大違いだ。
サルもテンも雑食だが、テンは植物の果実を年中利用しているが、サルに比べると果実の消化力は遠く及ばない。
テンが果実を食べるようになったのはかなり新しい時代になってからのようだ。それが何万年くらい前からなのか知りたいものだ。
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