「特定秘密保護法反対」

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原発不要・核廃絶


2019年12月8日日曜日

脛骨と腓骨② Tibia and Fibula of Leporid

ぼくらサルの仲間では脛骨と腓骨は別々の骨である。
脛骨と腓骨が半分融合・合体しているウサギの仲間を見よう。図1~4は奄美野生生物保護センターの資料室?にあるPentalagus furnessiアマミノクロウサギの骨格標本である。2011年3月にセンターの吉田明美さんが撮り、送ってくれたものだ。
 脛骨tと腓骨fが脛(スネ)の途中で分かれているように見える。
図1.アマミノクロウサギPentalagus furnessの骨格標本(写真は吉田明美さんより)f:腓骨 t:脛骨
図2を見ると脛骨から腓骨が途中で分離しているようにも見えるし、脛骨と腓骨が足首の方から癒合・合体し途中から分かれているようにも見える。
図2.
 図3は右斜め後方から見たものだが、これを見ると腓骨が足首の方から癒合・合体しているが、膝の方は癒合・合体していないようだ。
図3.
 前から拡大して見ると、腓骨は脛骨の足首の方で癒合・合体しているが、途中からはしっかり腓骨は脛骨を分離している。
図4.
図5は丹沢で拾ったノウサギLepus brachyurusの脛骨と腓骨である。足首の方で癒合・合体し途中から離れているのが良く判る。
図5.ノウサギLepus brachyurusの脛骨と腓骨 上:左  下:右
つまり、ウサギの仲間の脛骨と腓骨は足首の方から癒合してしまったのだ。しかし、腓骨はちゃんとその存在を示している。

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