「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年1月27日水曜日

乾季のような丹沢

東アフリカの乾季とは比較にならないが、

丹沢の乾燥は驚くほどだ。
岩もボロボロ状態で岩を頼りに手をかけたり、足を下ろしたりできない。
そんな乾燥した中でも生きている木は頼りになる。
生きている木の根は命綱だ。太さが鉛筆くらいあれが十分ぼくを支えてくれる。
真ん中の明るいところに水平に走るハタチガ沢林道が見える。
719ピークを目差しての尾根登り。
クリックすると拡大

右往左往した後、林道の終点右側の入ったところから出てきた。

ハタチガ沢林道右岸の乾燥した斜面(宮ヶ瀬尾根の西斜面)

雨が降らないため、朝霜で凍り、昼間溶け、再び凍って、岩が風化する。
こんな状況では草食動物はお腹を満たすのは大変だろう。
林道上に足跡が、左:シカ?右:カモシカ?イノシシ?
クリックして、右の蹄(第三指と四指)の間が2センチくらい離れている。

車を置いた場所近くの車道近くにあったシカの食痕
彼らが食べる草本が見当たらない。仕方なく樹皮食いをしているのだろう。


2010年1月26日火曜日

迷う:自分の位置が分らない!

今朝は5時に起きて、丹沢へ行く用意をする。
が、家を出たのは明るくなった6時20分頃。
朝の渋滞に巻き込まれ、結局8時過ぎに丹沢に着く。
ハタチガ沢林道を行く。
先日登った677のピークが右、Jピークが左
当初はJピークを目差す予定だった。

 ハタチガ沢林道終点で南西に向かって沢に下りる。
Jピークを目差すには尾根をさらに越えなければいけない。
719のピークに連なる尾根を登ることにする。

今回は4本ツメの簡易アイゼンを持ってきた。
乾いているので、尾根も斜面もザラザラしている。
「判ったから啼くな!」と云いたい程、鍋嵐沢の方でシカが警戒音を上げる。
汗をかく前に休み、サーモのコーヒーを飲む。
9時58分尾根上で記念写真。
朝日が左斜め前から差し込んできている。

靴に木屑が入らないようにスパッツをつける。
719ピークの南のピークに到着。
以前、ぼくがつけた赤布がある。
何と、ここから丁度1時間、自分の正確な位置を地図と磁石を見ても判らなくなる。

最終的にハタチガ沢林道の終点にでる。
昼食もとらずにまっすぐ戻ってきた。
今、地図を見ながらどの当りで迷ったのか確かめている。
自分が考えていた位置と地図上の位置と一致しないと、気が動転する。
落ち着いて考えようとしても、その場では確かめることが難しい。
昔なら、狐や狸に騙されたとなるのだろう。
こんな場合は、ぼくはどうしても歩き過ぎてしまうようだ。
無事、帰還できたので、今夜のお酒は上手いだろう。

2010年1月25日月曜日

湯河原野生生物探検隊:リスのエキスパート

湯河原の白銀林道一帯にはテンやキツネなどの食肉目の哺乳類のほかに
ウサギや齧歯目の多くの動物たちが生息する。
ウサギやネズミの仲間がたくさんいるから猛禽たちも飛び回る。
take隊員はリスを含む齧歯類のエキスパートである。
すぐ、リスやネズミの巣を見つけて教えてくれる。

ネズミやリスのエビフライ
take隊員が一つ一つ説明してくれる。

散策する探検隊

2010年1月24日日曜日

湯河原野生生物探検隊の新年会

昨日、湯河原野生生物探検隊の新年会があった。
先ずは、林道周辺を歩き回る。
ノウサギの糞を見つける。
糞がいくつも散在している。

食痕は?と思って探すとある、ある。

ここにもあすこにもとノウサギの糞や食痕が、、、。

ノウサギ道ができている。
肉眼ではハッキリと分るのだが、写真に撮ると何がなんだかよく分らなくなる。
中央に走っている道が分りますか?

このような道は1羽だけによる、踏み分け道だろうか?
それとも、この道を数羽のノウサギが利用するのだろうか?

ぼくの太腿の筋肉が早く呑みたいという気持ちが強くなって、4時過ぎに筋肉痛を起こす。
で、真鶴駅前のいつもの場所で新年会となる。

シカの頭骨(子供と大人)の比較

昨年9月22日に載せた、丹沢の小鹿の頭骨を
女子学生のA.Mさんが持ち帰り綺麗に晒骨した。
左のがそうだ。右は大人メスの頭骨

成長しても眼がある眼窩から後の方は大きさが変わらない。
それを上面から見よう。


頭骨が子供から大人に成長して大きくなるのは、眼窩から先の鼻や、口の口吻部分である。
つまり、鼻骨・上顎骨・前額骨・下顎骨は大きくなるが、他の部分はあまり大きくならない。
前頭骨・頭頂骨・側頭骨など脳容量の大きさは子供の時期と大差ない。

動物は成長に伴って、先ず食物や空気の取り入れ口としての鼻や口の部分を大きくさせていくが、
脳容量が余り変わらないのは、脳を大きくすることよりも脳を使うことによって
生活をさらに豊かにしていくというように進化してきたのだ。

2010年1月22日金曜日

冬の糞の色:黒っぽいのは何故?

12日の北尾根を下って見つけたフィールドサインとしての糞
テン
テン糞は至る所にあった。どれにもこの小さな種子が混入。

アナグマ
ほとんどが土砂であった。

キツネの糞(持ち帰り)
キツネ特有の臭いがした。左のは1ヶ月以上前のもの。

タヌキの溜め糞
枯れ葉の下にも古いのがあった。

ハクビシン?(持ち帰り)
テン糞にあった小さな種子も含まれていた。

イタチ
この新鮮な糞の下に古いものあり、マメガキの種が見える。
これは、自動車道路で。

これらの糞はイタチの糞を除いて全て北尾根を677ピークから下る途中で
見つけたものである。
どの糞も2、3日以内のものである。
いずれの糞も黒っぽい(キツネの古い左側は除く)。
全て、黒っぽいのは何故だろうか?
他の季節では、アナグマの糞は大抵黒い。

2010年1月21日木曜日

拾ったクルミ

 一昨日の北尾根で拾ったクルミのリスによる食痕。
割られた欠片を合わせた。

この裏側、このようにぴったり合う。

リスは8割近くを円を描くようにカリカリと歯を入れて削ったようだ。
で、リスの頭骨の下顎の切歯を齧った部分に当ててみた。

動物が齧るのは下顎を上下左右に動かす。
下顎を下から当てて見ると、

丁度、削られたクルミの間に入る。
リスは、一個のクルミに対してどのくらいの時間をかけるのだろうか?

なお、ネズミがクルミを齧るとこうなる。
裏からも同じように齧っている。

2010年1月20日水曜日

リス食痕:クルミとエビフライ

北尾根を下る時に見慣れない食痕を見つけた。
どうもウラジロノキの果実を咬んで吐き出したようだ。
サルなら頬袋に溜め込んだ果実を戻し食いするときに固い種子や果皮を
吐き出すのだが、ここにハナレザルでも来たのだろうか?

アカマツのエビフライがたくさんあったので、集めて写真をとる。
すべて、リスが食べた痕だと思われる。

この近くにクルミの食痕もあった。

この食痕は拾ってきた。
面白いことが分ったので明日アップする。

2010年1月19日火曜日

今年初めての丹沢

家を出たのが8時20分、車を駐車したのが10時
宮ヶ瀬平成の森の前の橋を渡る
ここでやっていた工事は今日で終わるようだ。
ハタチガ沢林道に入って間もなく、血痕と大量の毛
昨夜か今朝の血痕と思われる。

カモシカがクマか、ノイヌの集団に襲われたようだ。
しばらく林道を歩いて、ハタチガ沢に下りる。

この看板を見て、ここから北尾根の677ピークを目差すことにきめる。
途中、土が乾いていてザレ場が多く、滑りやすい。
ストックをザックにつけ、両手も使って登る。
上部は雪だ。

ハタチガ沢林道や鍋嵐方面を見たり、宮ヶ瀬湖を見たりしながら登る。

登りのため、上半身はスポーツシャツとセーター。
が、休むとすぐ寒くなる。

677ピークの看板を前に座ってサーモスに容れてきたコーヒーを飲む。
12時前だが腹減った。

鍋嵐に行くつもりだったが、ここから北尾根を北に向かって下ることにする。
インスタントラーメンと餅とコッヘル、ストーブを持ってきたが、水を忘れているのだ。
下りでテン、アナグマ、タヌキ、イタチ、キツネの糞を拾う。

2010年1月17日日曜日

ヘビの頭骨をもらう

昨夜の新宿での同窓会で友人からペットボトルに入ったアオダイショウの
頭骨つき死骸の一部をもらった。
今朝、家族が起きてこない間に洗面所で茶漉しに空けて
水洗いした。

アオダイショウの骨を見ていて、
肉食動物の糞の中に入っている、背骨の中で魚の骨と思っていたのが、
ヘビなどの爬虫類や両生類のものかも知れないと思い始めている。

ヘビの頭骨は薄っぺらで、写真の歯がどれが上顎なのか下顎なのか不明である。
今年は、ヘビ、トカゲやカエルなどの骨格を集めよう。