ちょっと待って!じゃー、直鼻亜目のサルたちの壷状の眼窩を形作っている骨は、先ず、①涙骨や②頬骨、③前頭骨、④上顎骨は判る。しかし、他は不明なので、森他著「解剖学1」金原出版株を見た。
ヒトの壷状の眼窩を形成する骨は、①前頭骨②頬骨③上顎骨④涙骨⑤篩骨⑥蝶形骨⑦口蓋骨の7つのようだ。それで、ハヌマンラングールとニホンザルの眼窩を午前中見続けた。ラングールとニホンザルでは僅かな形状の違いがあり、ヒトとも違いが見られたが大差がない。
⑤篩骨と⑥蝶形骨はすぐ判った。が、⑦口蓋骨が奥のどの骨か判断できなかったので、孔から荷札針金を通して確かめた。
図1.ハヌマンラングールの頭骨正面右斜め上下
図1’. ハヌマンラングールの眼窩内の骨の縫合
f:前頭骨 j:頬骨 m:上顎骨 l:涙骨 e:篩骨 pf:蝶形骨 p:口蓋骨
図1’のハヌマンラングールの眼窩内の骨の縫合全体にピンを合わせるのが難しかった。ニホンザルを含めて真猿亜目のサルの頭骨を30個くらい持っているが友人TAから貰ったこのハヌマンの頭骨が一番良く眼窩内の骨の縫合が見易かった。
前頭骨fと蝶形骨pfの縫合線やpfと頬骨jとの縫合線も良く見える。上顎骨mと頬骨jや篩骨eと縫合線も目を凝らすと見えてくる。そんな事を1日中していたので、寝ている時にこの眼窩が何度も出てきた。それは、中高時代に数学の問題が寝ている時に出てきたのに似ている。
今日は11時にヤエチカのライオンで高校同期のTGと会食だ。昨年の10月の御徒町以来だ。
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