「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2025年4月18日金曜日

偶蹄類の脳頭蓋の大きさ                The size of braincase in artiodactyl

日本に生息する偶蹄類のカモシカ、ニホンジカ、キョン、イノシシの脳頭蓋(前頭骨、頭頂骨、後頭骨、側頭骨)と顔面頭蓋(前顎骨、上顎骨、鼻骨)の大きさをの割合をみると、カモシカ、シカ、キョンとも脳頭蓋よりも顔面頭蓋が少し大きい(図1,2,3)。顔面頭蓋で前臼歯から先の上顎骨や前顎骨が伸びている。イノシシでは脳頭蓋の割合が顔面頭蓋の半分以下だ(図4)。カモシカやシカに比べてイノシシは顔面頭蓋を前に伸ばすことによって食性の幅を広げているとも云える。しかし、前回アップしたハヌマンラングールとは顔面頭蓋と脳頭蓋の割合が真逆である。
図1.カモシカの脳頭蓋の大きさ
赤線は眼窩後方を意味する以下同じ
図2.ニホンジカの脳頭蓋の大きさ
図3.キョンの脳頭蓋の大きさ
図4.イノシシの脳頭蓋の大きさ

イノシシとハヌマンラングールでは生活の仕方が違うことが頭骨にも反映されていると云える。

2025年4月17日木曜日

ハヌマンラングールとタヌキの脳頭蓋の大きさの違い                     The difference of braincase size between Hanuman langur and racoon dog

動物たちの頭骨の中で認知機能を司る脳が納まる脳頭蓋は前頭骨と頭頂骨、後頭骨、側頭骨であである。しかし、前頭骨は眼窩の前方まであるが、ここでは眼窩の後方部分の頭蓋を脳が納まる部分とする。
図1.上から見たハヌマンラングールSemnopithecus entellus(左)とタヌキNyctereutes procyonoides(右)の頭骨
赤線から下方は眼窩の後ろを意味する
ハヌマンラングールでは、上からみた頭骨の3/4が脳が納まる頭蓋になるが、タヌキでは頭骨の1/2にあたる。
次に側面から頭骨を見ると、眼窩より後ろは当然の如く上からみた場合の割合と同じである。
図2.左横から見たタヌキN.procyonoides(左)とハヌマンラングールS.entellus(右)の頭骨
赤線から右方は眼窩の後ろを意味する
ハヌマンラングールとタヌキの脳頭蓋の割合を見ると、タヌキでは随分上顎骨や鼻骨、前顎骨の顔面頭蓋が前方に伸びている。が、ハヌマンラングールでは顔面頭蓋は前方に伸びていない。
この顔面頭蓋と脳頭蓋の大きさや割合の違いは他の動物ではどうなのだろうか?
 

オオイタドリだ!                  It’s Ooitadori, Japanese knotweed!

線路沿いでオオイタドリを見つけた。でも、茎の太さが山で見るものより細い。でもタケノコのような元気なこの芽生えに自分も活力を貰える感じだ。整形外科の週1回のリハビリはその実施時間は15分程度だが、作業療法士の説明を聞き、帰宅してから毎日行う運動で、尻・腰・背の重苦しさも薄らぎ、散歩の時の太腿の違和感が薄らいできた。気持ちのせいか背が幾分伸びた感じだ。今年になってから、否、この1,2年で今が一番身体が軽い。嬉しい。
以前のような山歩きを出来るような身体には戻らないかもしれないが、いつも尻・腰・背や太腿に重苦しさを感じながら生き永らえて行くこともなくなるかもしれない。溺れる者藁をも掴むの心境で作業療法士の言葉を聞いて実践している。
元気なイタドリのシュート

2025年4月15日火曜日

散歩で花巡り                    Walking around the flowers

今日は、午前中は腰部脊柱管梗塞症のリハビリで整形へ、尻と足の筋肉が非常に硬いようだ。足の膝を曲げて両手で抱えることをしている。その後、眼科に行き左目の結膜下出血を診てもらう。 やはり、2週間くらいで消えるようだ。午後から散歩だ。午前中の整形や眼窩通いでは1700歩くらいだったので、カメラを持って4千歩ルートを歩いた。天気が良いが、風が強い。サクラも殆ど散った。が、八重桜が風に枝が揺れながらも花をしぶとくつけている(図1)。

図1.引地川沿いの八重桜
高校の校庭横に植栽されているツツジが満開だ!何とも鮮やかなものだ。山歩きは出来なくなったが、家の周りを歩いても楽しめるものだ。

図2.高校の校庭横のツツジ
図3.西洋シャクナゲ
帰路はコンビニに寄って、チョコとウィスキーのツマミのピーナッツを買った。今日は計7510歩だった。

乳児とオトナでは脳頭蓋の大きさは変わらない                   The size of braincase is not differece between infant and adult    

昨日、免許証更新のために高齢者講習を自動車学校で受けてきた。高齢者講習とは、認知機能検査、暗闇の視力回復検査、左右の視覚範囲検査と技能実施である。認知機能検査で、ウサギ、戦車、ユリ、目など4つの絵が前もって出てきて、後で何が出て来たかを筆記させる記憶力検査。もう一つは横に1~9の数字がランダムに10行くらい並んでいて、その中で、2と5をチェックするという判断力検査?もう一つは今日は〇年、〇月、〇日、〇曜日、〇時〇分(大まかで良い)と云う。
記憶力検査で、もう検査が始まっているとは思わずボーッと見ていた。だから、思い出せず焦った。暗闇から次第に明るくなってきて〇ものが近づいてくるがその〇の何処が欠けているかをどの位早く欠けている部分を認識できるかだが、これもなかなか判断できなかった。視力回復は64秒であり年齢相当だが、その自動車学校の若者だと4秒で判断できるようだ。それだも夕方や夜の運転は非常に見づらい訳だ!
図1.ニホンザルのオトナ(左)と8ヶ月(右)の上から見た頭骨
で、帰宅してから動物たちの頭骨を改めて眺めている。オトナと乳児の頭骨の脳頭蓋部分(眼窩より後ろの部分、前頭骨、頭頂骨、後頭骨、側頭骨)の大きさを上から見て比べると、大差が無い事が判る(図1)。オトナの頭骨は乳児に比べると、頬骨弓が張り出、眼窩輪の部分が厚くなり、眼窩から先の部分の鼻骨や上顎骨、前顎骨が大きくなる。

つまり、ぼくらオトナは乳児と脳頭蓋に納まっている脳の容量は大差が無いのに、劣化していくことが認知機能の衰えに繋がるのだ。この脳の劣化は脳の毛細血管が硬くなり血液はドロドロしているために、毛細血管が詰まって切れやすくなるのだろう。

2025年4月14日月曜日

宮ケ瀬テンの壊れた頭骨                    Broken skull of Miyagase marten

 宮ケ瀬で拾ってきたテンの頭骨部分を取り出して洗って、乾かしボンドで接着できる部分は張り合わせた。左の下顎骨も三つに折れていた。頭蓋は一応大まかな形状に繋ぎ合わせた。が、図1の右端中央の左右の後頭顆部分も破片になっており、また、左中央にある左の顎関節や聴胞部分も離れており、繋ぎ合わせるのが難しい。さらに、左頬骨弓部分は見つけられなかった。きっとまだ一緒に他の骨などと混じって動物蛋白分解酵素を混ぜた水溶液の中にあるのだろう。テンの歯式は3・1・4(3)・1/3・1・4(3)・2である。宮ケ瀬テンの右上前臼歯は3であり、右下前臼歯も3であった。

図1.繋ぎ合わせたテンMartes melampusの頭蓋と下顎骨
このテンは2010年9月に早戸川の上流で拾ったテンの肩甲骨と比べると少し小さい(図2)。宮ケ瀬のテンの肩甲骨の棘上窩部分が割れている。
図2.テンの右肩甲骨 左:早戸川 右:宮ケ瀬
テンの頭骨は知人から貰った一つしか持っていなく、テンの他の骨は早戸川上流域で見つけた右肩甲骨と右上腕骨と右尺骨だけであった。だから、この宮ケ瀬のテンは全て骨が得られるので、骨が砕けていようとも宝物のようなモノで嬉しい限りだ。

三種類のアケビ               Three kinds of Akebi             

散歩で、住宅の玄関や駐車場の上のパーゴラに三種類のアケビの仲間を仕立てているのを撮った。
アケビは下土棚遊水地公園の側の家で、ミツバアケビとムベは我が家のすぐ側のHさん宅だ。Hさんの話しではムベはアケビに負けてしまうようだ。そのため、アケビは剪定してムベに蔽いかぶさらないようにしなければムベは枯れてしまうと云う。成る程と思う。アケビは我が家の庭にも出てきて根こそぎ抜くのが大変だ。
図1.アケビの花
図2.ミツバアケビの花
図3.ムベの花

アケビの仲間は春は花を楽しみ、花が終わると実が大きくなるのを楽しむ。
左目の白目が土曜日の朝から赤く充血している。ネットで調べたら結膜下出血のようだ。目には何の異常も感じられない。痒くも痛くも目ヤニも出てない。

2025年4月13日日曜日

ソメイヨシノを登っていたセミの幼虫 Cicada's larbae that was climbed the cherry blossom tree

土曜日の午後、連れ合いと引地川沿いの八重桜を見に行った。ソメイヨシノはもう終わり頃であるが、八重桜は盛りだった。ヨコヅナサシガメを探していた連れ合いが「何かいる!」と云う。見たら、ソメイヨシノの裏側にセミの幼虫がしっかりしがみ付いている。
背の殻は破れてないのでこれから脱皮するのだ。
しかし、今日は朝から冷たい雨が降っている。コヤツも出てくるのが少し早かったのではないだろうか?

2025年4月12日土曜日

春の花を見ながらの散歩                Walking while viewing spring flowers  

 昨日は下土棚遊水地方面に足を伸ばした。途中の歩道のコンクリートの隙間に今年もスミレが咲いていた(図1)。腰を曲げるが、これが精一杯だ。

図1.スミレ

遊水地管理事務所の建物に公衆トイレがあるので立ち寄り、ベンチ横の販売機で麦茶を買い。セーターを脱いでザックに仕舞った。事務所から出て左に折れる。住宅の角に八重桜の花が咲いていた(図2)。

図2.八重桜が咲く

この事務所の横に農道と名付けられた舗装道路があり、道路を隔てて3メートルくらいの石垣がある。この石垣に春になると山に行かなければ見られないような野草が出ている。今年はキランソウ(図3)とコバノタツナミソウ(図4)だ。足元の側溝には我が家に濡れ縁下に咲いていたアリウム・ネアポリタヌムがたくさん咲いている(図5)。

図3.キランソウ
図4.コバノタツナミソウ
図5.アリウム・ネアポリタヌムが咲く
ナシ畑で3,4人が針金掛けの作業をしているので、大声を出して「これはナシですか?」と聞いた。すると「そうです!」と応えてくれた。
図6.ナシの花
今日は、午前中に宮ケ瀬テンの頭骨部分の骨を取り出して洗い、午後からも骨洗いを続けた。が、まだ、腐りきっていない部分があるので、焼き海苔が入っていた円筒型のプラケースに容れて水を浸し、動物蛋白分解酵素を入れて、我が部屋の床に置いた。

再度)ニホンザルの腰椎                  Again, lumbar vertebrae of Japanese macaques

 4月6日に「ニホンザルの奇妙な第1腰椎の横突起」をアップした、第1腰椎の横突起が前方ではなく後方に向き、しかも尖っている(図3)。手持ちの他のニホンザルたちの腰椎を子供のを含めて調べた。そうすると手持ちの殆どのニホンザルの腰椎は第1~第7まで同じように横突起が前方に向いている(図1)。しかし、第1腰椎の横突起は横向きで先が割れているものもある(図2)ものもある。

図1.ニホンザルMacaca fuscataの7個の腰椎
:横突起
図2.ニホンザルの第1~第7腰椎
しかし、今のところ下図の2個体だけの第1腰椎の横突起が後方に向き尖っている(図3)。ニホンザルの第1腰椎の横突起はどういう状況でこのように変わるのだろうか?
図3.ニホンザルの第1~第7腰椎
温かくなってきた。庭にはホトトギスやホタルブクロが雑草の如く繁茂している。オニユリやカノコユリ、ヤマユリとのハイブリットユリも芽を出しカノコユリは10センチくらいまで伸びている。と思って梅の木を見たら案の定翅のあるアブラムシがたくさんいる。生き物たちが躍動する季節になったのだ。