「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2016年12月7日水曜日

ネズミモチの実がこんなに黒くなった! The fruits of Tounezumimochi in Japanese became to be so black.

家の周りをカメラを持って散歩した。
トウネズミモチLigustrum lucidumの実がこんなに黒くなっている。
この実は、ヒヨドリのこれからの御馳走だ。我が家の狭い庭にも至るところにヒヨドリが糞として落としていったトウネズミモチの種子が発芽している。2、3年で3,40センチになるので、早めに抜き取らないと根が張って引っこ抜くのが大変だ。

Fig.1 家の近くのマンションの生垣に植えられているトウネズミモチ

Fig.2 黒くなったトウネズミモチの実

この写真を撮りながら、葛西の専門学校にやってくるハクビシンはトウネズミモチの実を食べることができるんだと思った。
都会の冬の木の実はアオキやモチノキ、ピラカンサなどの赤い実を含めて街路樹もある。
だから、葛西のようなコンクリートの建物ばかりのようなところでも生きていけるんだ。

2016年12月6日火曜日

さらに増えた糞 食べている物はまだカキの実だ! Futher increased scats.  It's still the persimmon fruits that they are eating!

今日、葛西の専門学校に小さなカメラを持って行った。
すぐに、ハクビシン糞がある場所に行き、写真を撮った(Fig.1).
Fig.1 12月6日の朝8時40分にあったハクビシンの糞

よく見ると、カキの種子が解かる。
まだ、カキの実食いが続いているのだ。
近くに複数本のカキの木があるのかもしれない。
Fig.2 Fig.1を拡大したもの  右端にカキの種子が見える。

全部、カキの実を食べた内容物だろうか?気になる。
後期から、野生1年生の授業も受け持つようになったので、ここに来るハクビシンの写真を撮ってみろ!
夜通し、待っていても全く来ないかも知れない。でも、やってみたら面白いぞ!
と言ったら、男子はもちろん女子も凄く乗り気だ!
自動撮影カメラを仕掛けるよりは良いだろう。
夜、待ち受け、ハクビシンを待ち受ける。寒くても我慢できるかな?
楽しみだ!

2016年12月5日月曜日

カトレア Mini Catlleya

10月下旬に屋外から部屋に取り込んだミニカトレアの花が咲いている。
ミニカトレアだが、花は普通のカトレアの花と変わらないくらい大きい。
この花の品種名が何と言ったか名前を書いていた札がどこにも見当たらない。
このミニカトレアの鉢は9つあり、その内4つで花が咲き、二つで咲き終わり、二つが蕾がでてきている。つまり、このカトレアは管理さえしていれば、年中花が咲く。
 Fig.1 カトレアの一種の花

Fig.2 下からみたカトレアの花

屋外のフウランやカヤラン、ヨウラクランを見た。カヤランは花茎を伸ばし、花芽もついている。
他は、葉を厚くしてこれからの寒風に耐える準備をしている。

どこの骨? Where are these lizard's bones?

10月に横浜麻生区に住むC.Nさんから送られてきた干からびたニホントカゲPlestiodon japonicusを水に浸けていた。
腐って肉が溶けていたので、静かに上水を流しては水道から水を注ぎ、最後は残渣を0.5ミリメッシュの網に空けて骨を取りだした。

Fig.1の骨はこれまでテンやタヌキの糞分析で見たような記憶が無い。
これは、トカゲのどこの骨なんだろう。
長さは2ミリちょっとある。
同じ形状の骨が三つだが、恐らくもう一つあったのだろう。
4つあるとしたら、足の骨?でも、長さが2ミリちょっとしかない。

ネットで「トカゲ 骨格」で検索したが、当たらなかった。

Fig.1 トカゲの骨


2016年12月3日土曜日

また、ハクビシン糞! Scats of masked palm civet, once more!

昨日、専門学校へ行ったら、また、ハクビシンの糞が増えている。

先週の金曜日に糞を全部取り除き、学生たちに糞の水洗い分析をしてもらった。
ほとんど全てが柿の果実を食べたものであった。
実は今週の火曜日に学校へ行った時に見たら、3個の人差し指くらの太さで長さ3センチ前後の塊があったのだ。昨日(金曜日)の朝見たらさらに増えている。

ぼくのガラケー携帯で撮る(Fig.1)。
冬休みに入るまでのどの位増えてくれるかな?
増えたら、学生たちに1個づつ持たせて水洗いによる内容分析をしてもらおう。
やはり、また、柿の実を食べたものかな?

Fig.1 2階と3階の間にある張り出しの上にあるハクビシン糞

金曜日のお昼は駅の立ち食いソバを食べ。学校までの帰路、マンションなどに植えられている木を見ながら歩いた。柿の木は見つけられなかったが、庭木や生垣としてサザンカが植えられており、赤や白の花が咲いて黄色の雄蕊がたくさん見えた。
ツバキやサザンカの子房には密腺があるので花芯を割いて舐めると甘い!
是非、サルやハクビシン、テンになったつもりで、花芯を割って舐めてみましょう!
これからハクビシンはサザンカの花芯食いが始まるだろう。っと思う。

2016年12月2日金曜日

この骨は誰のどこの骨? Whose bone is this?

火曜日に横浜の友人に家に寄ってヒキガエルの死体を貰った時、
シカかカモシカの蹄の部分の第一指骨だと思って受け取った小さな骨があった。
しかし、先ほど改めて見たら、第一指骨ではない(Fig.1とFig.2)。
?????だ!

ぼくの手持ちの哺乳類の骨ではこのような骨は一つも無い。
何の骨だ?

 Fig.1 シカかカモシカの第一指骨(蹄が被さる部分)と思っていた骨
Fig.2 左:Fig.1の左の骨の上側の下にして撮る。右:Fig.1の右の骨を裏返す

では、誰の骨なんだろう?
お解りの方、教えて下さい。まさか、魚のタイなどの口の骨かな?
そう思うと鯛の塩焼きを突いて食べた時に、、、?
で、もしやと思って「鯛 口の骨」でネット検索したら当たった!
イシダイStriped beakfishOplegnathus fasciatusの口の骨のようだ。
http://on.trnprn.com/?p=370
Fig.1の左が上顎の骨で、右が下顎の右の骨のようだ。
このような色になると魚の骨とは全く思わなかった。重量もそれなりにあるのだ!

友人から上の骨のことで連絡がある。
沖縄で53cmのクロダイ(ナンヨウチヌかミナミクロダイという種類のようだ)を釣ったことがあり、その記念にとっておいた物だろうとのことです。

2016年12月1日木曜日

これは誰の下顎骨?カモシカ?シカ? Whose mandible is this? Serow or deer?

この下顎骨は滋賀の友人から送られてきたものだ。
下顎の臼歯が6本すべて揃っている。
カモシカもシカも臼歯はpm2、pm3、pm4、m1、m2、m3の6本だ。
Fig.1の左側が第二前臼歯pm2で右側が第三臼歯m3であることがわかる。
左の下顎かあるいは右の下顎かは、カモシカもシカも(あるいはウサギも)下顎の臼歯が磨り減っている方が外側だ上顎の臼歯は逆で、磨り減っている方は内側だ
つまり、動かすのは下顎なので噛んだ食物を内(舌)側にやろうとしていることが解かる。
その結果、下顎の臼歯特に、m2、m3は外側が磨り減る(Fig.1)。

では、これはシカCervis nipponの下顎骨だろうか?それともカモシカCapricornis crispusのものだろうか?
前回アップしたので、これだけの下顎部分でも判りますネ!
Fig.1 左下顎骨を外側から

Fig.2 左下顎骨を内(舌)側から

Fig.3 左下顎骨を上から

下顎体(下顎骨の底辺から上辺まで)が幅広く、さらに臼歯の歯冠までの高さも10ミリ以上なので、もうこの下顎骨はシカCervus nipponのものだ!

今朝、5時に起きて丹沢に行こうと思ったら、また、雨が降っている。
まったく、今年は雨模様の日が多い。
以前なら、この程度の雨でも傘を差して林道歩きをしたものだが、、、足のこともあり取り止めだ。
昨日、いつも通っている整形外科では、何故か、また、レントゲン写真を撮られ、結局、貼り薬を処方されただけだった。家に居る時は全く痛さを感じないので、貼っていない。
医者は痛くなるような歩き方はするな、靴の中敷き(インソール)を厚めにせよと云うことだった。

2016年11月30日水曜日

完全なアズマヒキガエルの死体 The absolute carcass of male Japanese toad.

昨日、学校の帰りに横浜の友人の家に寄って、ヒキガエルBufo japonicusの死体を貰ってきた。
彼の家の庭には、ヒキガエルが数匹生息している。以前、彼はヒキガエルが隠れている2ヶ所の穴を示して、ヒキガエルを見せてくれたことがある。庭には小さな池があって、そこに毎年ヒキガエルが卵を産み、オタマジャクシとなる。

2、3日前に彼からオスのヒキガエルが家の前の通りで死んでいた。車に轢かれたのではなく、噛まれたような痕があるが、必要なら連絡を!と云うメールがあった。

貰ってきたオスのヒキガエルを、庭の水道栓のところで先ず写真を撮る(Fig.1&2)。
オスは前足の指3本が黒くなるようで、平の方にはタコができるようだ。
写真をクリックすると拡大します。
 Fig.1 貰ってきたオスのヒキガエルBufo japonicusを背中から

Fig.2 オスのヒキガエルを腹側から

解剖セットから、ハサミとピンセットを取り出し、お腹の部分をハサミで小さく切り、そこから、縦に頭部と尻の方まで、ハサミで切り裂き、皮を左右に広げる。さらに、胸のところから腕にかけてハサミを入れて腕の皮を切り裂く、同じように大腿の付け根からハサミを入れて脚の皮を切り裂く。
ほとんど腐っていないので、あとは、皮を二つのピンセットを使って剥いて、皮ナシの丸裸にした。
足先までの皮が綺麗に剥けた。さらに内臓を取り去った。

中国では大小さまざまな生きたカエルの皮を剥いて売ってくれるが、まさにその状態だ。
しかし、中国の売り手は見てる前で小さな包丁一つで何匹も素早くやる。

腕や足の筋肉をハサミで切り離して終えた。今回は途中で連れ合いがコーヒーを淹れて持ってきてくれたので、解体しながら美味しく飲んだ。

プラスチックの容器に入れて、水に浸し完了だ!
最後に、皮や肉や内臓は庭を掘って埋めた。

これで、ようやく、アズマヒキガエルの完全な歯と全ての骨がとれる。
さぁー、これから整形外科に行こう!

2016年11月28日月曜日

シカとカモシカの下顎骨の違い The difference between the mandible of sika deer and Japanese serow.

山中を歩いていて、シカやカモシカの下顎骨(の一部)を見つけることがある。
丹沢ではシカやカモシカは同じ地域に生息しており、下顎骨(の一部)を見つけてもそれがシカのものかカモシカのものか区別が難しいことがある。切歯については大きな違いがあるので、切歯が残っていればすぐに判断できる(Fig.1)。
シカ(右)の第一切歯は扇状で幅広く、他の切歯や犬歯は櫛状になっている。
しかし、カモシカ(左)の切歯や犬歯は全て小さなスプーン状になっている。
Fig.1 左:カモシカCapricornis crispu の下顎切歯 右:シカCervus nipponの下顎切歯

しかし、見つけたのが下顎骨だけだと、Fig.1のように切歯がついて見つかることは稀だ。
そこで、下顎骨の他の部分を見つけてもシカとカモシカの違いが誰にでも判るように手持ちの骨で見直した(Fig.2とFig.3)。

Fig.2 シカCervus nipponの左下顎骨を外側から見たところ
Aの部分はオトガイ孔、Bの部分は筋突起、上下の↓↑で挟まれた部分は歯冠までの高さ、Cは下顎体の部分

Fig.3 カモシカCapricornis crispuの左下顎骨を外側から見たところ
Aの部分はオトガイ孔、Bの部分は筋突起、上下の↓↑で挟まれた部分は歯冠までの高さ、Cは下顎体の部分

シカでは大きなオトガイ孔が主に一つだけだが、カモシカでは複数のオトガイ孔がある。また、シカの筋突起は下顎切痕(関節突起と角突起の間のくぼみ)から40ミリ以上の長さがあるが、カモシカでは40ミリには届かない。平均35ミリだ。歯冠の高さはシカでは10ミリ以上あるが、カモシカではせいぜい9ミリに届くかどうかだ。また、カモシカでは下顎体のC部分に筋がつく盛り上がりがあるが、シカではそのような盛り上がりがない。
さらに、いくつかの違いがある。


8月23日に日向キャンプ場から大山に登ってから、専門学校の実習で、9月塔ノ岳、10月高畑山、11月仏果山とは登ってはいるが、個人で好きな自然探索をしながらの山歩きは3ヶ月も途絶えている。行きたいが、右足のアキレス腱炎がまだ治っていないのだ。
家の中を歩き回るにはまったく問題無いのだが、一旦、靴を入って外を歩くともうダメだ!
アキレス腱部分を手で押さえてみても痛くないのだが、また、歩いてもアキレス腱が痛いのではなく何故か足の裏が痛いのだ。
先日、中華街の食事会で集まった時に、医者のT.Tshukahara君から、上記の事を話すと「脳が痛かったことを覚えていて、もう治ったのに痛いと思っているだけではないだろうか?」と言われた。
家ではどんな歩き方をしても痛くないのだ。
ぼくは心身症に掛かりやすいので、T.Tshukahara君の言う通りかもしれない。
では、どうやって、脳から痛さを消し去ったら良いのだろう?

2016年11月27日日曜日

このネコの眼窩を見て! Look at the orbits of this cat!

友人から宅急便で送られてきたミイラとなったネコの頭骨を11月24日にアップした。
そのネコを2日間水に浸けて頭皮を柔らかくして、頭骨から剥した。
頭皮は前頭部でまだしっかり付着していたが、強く引っ張って剥すことができた。

剥したネコの眼窩を見て、驚いた!
Fig.1やFig.2を見て、あれー?何だ?っと思いませんか!

そうなんです。
綺麗に眼窩輪が形成されていますね。
後眼窩突起突起と頬骨前頭突起がしっかり縫合しています。
少なくてもぼくの手持ちの6個?のネコの頭骨や独協医科大学の「哺乳類頭蓋の画像データー」をみても、Fig.1の丸印で囲った部分は離れている。

それが、このネコではしっかり縫合している(Fig.2)。
    
Fig.1 正面からの頭皮を剥したネコの頭蓋骨
丸印で囲った部分は、後眼窩(前頭骨頬骨)突起と頬骨前頭突起が縫合した部分。Fig.2も同じ。


Fig.2 左側面からのネコの頭蓋骨

歯を見なければ、この頭骨は曲鼻亜目のサルの仲間のキツネザルやガラゴやロリスの仲間かなとさえ見えてしまう。
眼窩輪が形成されているネコなんて!驚いてしまう。
このようなことは、ときどきあることなのだろうか?
ネコとしては、小動物を捕獲するには視覚が問題だ!動き回る動物を捕まえるためには両眼視できることと、眼球がしっかりサルのように骨で囲まれた眼窩に納められなければいけない。
ネコは口吻が短くなり、目が前方にあるので、眼窩輪の形成はその第一歩だ。
哺乳類の中で視覚に頼って成功しているのはサルである。
ネコの眼窩はサルのような眼窩に向けた進化を辿っていそうだ!

これだけしっかりした眼窩輪が形成されていたネコ(名前はスー)は、さぞかしネズミやカナヘビなどをたくさん捕まえてきたことだろう。
友人に聞くと、生後1か月くらいでもらってきた気だての好い猫で、5、6歳のころ行方不明になったが、10年あまりした後、家の床の補修工事の時に、縁の下からミイラ状態で見つかり、上顎の左の犬歯の先が欠けているのでスーと確認できたとのことだ。