「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年10月3日水曜日

TCA専門学校のリスザル A squirrel monkey in TCA special school.

昨日、火曜日は葛西にあるTCA専門学校の授業がある日だ。
飼育専攻と野生動物保護専攻の学生たちに、お昼をはさんで2時限目と3時限目に
動物行動学の授業をやる。
この専門学校の動物たちを紹介したいくらいだが、
名前のわからない動物たちも多い。
サルの仲間は、このリスザルとスローロリスがいる。
リスザルは中南米に生息する広鼻猿であるが、
ニホンザルやぼくらヒトなどの狭鼻猿のサルと同じ直鼻亜目のサルでもある。
スローロリスは東南アジアに生息するサルで、
マダガスカル島に生息する、アイアイやキツネザルと同じ曲鼻亜目のサルである。
このような霊長目の中の亜目の違いを説明するときに、あるいは、広鼻猿と狭鼻猿との
違いを説明するときに飼育されている動物たちは非常に役にたつ。
飼育の1年生は、学校で飼われている動物のどれかを曜日を決めて担当する。
ぼくは、下の写真のバックに写っているように檻の外から、撮っている。
もちろん、チビカメラだ。
この子の名前はキバというようだ。 
この1年生の男子が入っている部屋には、カピパラ、マーラ、イノシシが歩き、リスが壁を伝っている。他に、ホロホロチョウやアイガモが歩き回る。
動物好きの学生にとっては素晴らしい空間だろう。
 
このような動物たちではなく、壁にはヤモリがはいずりまわっている。
土間に鶏が歩いている。足元にはイヌがいる。本棚にヘビがとぐろを巻いている。
屋外から採ってきた草花ではキリギリスが鳴いている。
このような事を子どもの時は夢見た。
 
アフリカのタンガニーカ湖、湖畔の家の生活はぼくにとって
自然と共に暮らした素晴らしいものだった。
「アフリカの森の動物たち」(人類文化社)ということで、
アフリカでの素晴らしい生活を本にしたが、
この本は、ぼくが原稿を出して、中国のキンシコウの調査から帰国したら出版されていた。
ぼくがだした原稿がそのまま活字になっていた。
この2、3日、再読した。酷い文章だ。編集者は何を見たのかと思うほどだ。
今になって読むぼくもかなりおかしいが、編集者はぼくが出した原稿をそのまま活字したのだ。
この本を出して、人j類文化社は潰れた。自転車操業だったのだ。
近い内にこの本の訂正を載せたものをHPに乗せたい。

2012年10月2日火曜日

カワセミだ! A kingfisher!

遊水池にはモツゴのような小魚がいるのが、橋の上からも見える。
カワセミはそれを狙っている。
300mmの望遠でようやくだ。
留まっているのがアメリカセンダングサ(かな?)のような大きなキク科の枝なので、
風で揺れる、揺れる。
カワセミの全体が見えるように5、6メートル橋の上を移動。
見えた。しかし、揺れる、揺れる。
で、シャッターを押すと3枚連続して撮れるようにする。
橋の上を通るのは時々自転車に乗った人か、ジョギングをする人だ。 
風で枝が揺れるので、狙いを定めることができないようだ。
たくさん、4、5センチの小魚が泳いでいるのが、見える。
だから、このカワセミ君はイライラしているだろう。
風が止んだ時に狙いをつけているんだろうが、30分以上みていたが、とうとう飛び立てなかった。 
デジタルで4倍に設定して撮る。
アフリカのタンガニーカ湖畔の家の前の湖岸では、水面5メートルくらい上を
ホバリングしながら小魚を狙っていたカワセミがいたが、日本にカワセミはそのような技術は
持っていないようだ。
基板やその他腐食で戻されたカメラがこうやって使える。
いつまで使えることか!
 
 


2012年10月1日月曜日

境川沿いで! Along the Sakai river!

お昼を食べたら、睡魔が襲ってきた。
これでは、ダメだと思い、修理に出したカメラと望遠&GPSを持ち境川へ向かう。
暑い。でも、ゆっくりでも歩こう。
今朝は、西側の引地川沿いを歩き、午後は境川沿いを歩いた。
午後の歩いた距離は、GPSの下の赤い軌跡では6.2kmである。
今、友人が持ってきて置いて行った焼酎のオンザロックを飲んでいる。
境川の藤沢市側の右岸を走るサイクリングロードに出る。
川を除くと釣りをしている。
ぼくが写真を撮っているものだから、釣りに集中できないのか、こちらに声を掛けてくる。
コイを釣っているわけではないので、アユ、まさか?
ここは遊水池が横浜側、藤沢側に作られているし、現在も進行中だ。
右が上の二人が釣りをしている境川で、左が横浜市側の遊水池だ。 
この遊水池が無ければ、JR藤沢駅付近は、大雨で浸水することになる。
この川を下っていくと江の島だ。
カモも仲間がいた。このカモは?渡ってきたばかりの秋は、オスガモはメスと同じような
目立たない色彩をしているらしい。鳥音痴のぼくには分かる筈もない。
アカミミガメが2匹いた。
小魚がいたので、それを撮ろうと川面を見つめていたら、鳥が視界を横切った。
カワセミだ。これは、明日。
左足首のバネを効かせられないので、6.2キロを2時間近くかけて歩いた。
 
 


引地川沿いで! Along the Hikichi river!

引地川沿いで
葉の裏にセミの抜け殻が二つ、このセミはアブラゼミ?
カナブンが葉の上で動かない。
もう、カナブンにとっては朝は寒いのだろう。 
このピンクの花、すごくオシベが長く飛び出ていて、
下のマツヨイグサのオシベと似ている。
同じ、マツヨイグサ属でユウゲショウ(別名アカバナユウゲショウ)というものだった。 
朝から咲いているのに何故ユウゲショウ?
ヒルガオ属のコヒルガオだ!
この小さな白い花がポツポツと草の上に顔を出して朝から咲いている。 
マツヨイグサだ。まだ、オオマツヨイグサとの区別がわからない。
この花の長い雄蕊が上のユウゲショウの同定にヒントを与えてくれた。
台風一過、晴天である。
室内に取り込んだ鉢類を外にだした。


2012年9月30日日曜日

カピパラの糞 Scats of a capybara.

今日は、TCA専門学校で高校生向けのチャレンジキャンパスがあった。
が、野生動物保護に興味をもつ生徒は一人もいなかった。
このところ、チャレンジキャンパスがあっても野生動物保護に興味をもつ
学生が一人も来ない日が続いている。
誰も学生が来なかったので、飼育されている動物たちを見た。
カピパラである。
外に出されている時は、右下のプラスチックの水槽というか狭いプールの中に浸っている。
プールから出て歩き始めたので写真を撮った。
このカピパラ、もう10年ちかくいるのではないだろうか?
飼育専攻の世話係の学生がザルで水に浮いているウンチを取りはじめた。
どんなウンチをするのか見せてもらう。
かなり太いウンチだ。学生の親指よりも太い。 
カピパラはネズミの仲間で、ヤマアラシにちかい。
で、マハレ山塊国立公園で撮ったヤマアラシの糞と見比べた。
ヤマアラシはこのように一カ所にまとめてする。
カピパラは草食であり、ヤマアラシはアメリカのものもアフリカのものも草食のようだ。
糞の形状が似ているのは、やはり近い仲間だからか?
カピバラのウンチは、水の中でしたからバラバラ浮いていたのであろう。
陸上でするとヤマアラシのようにまとまるのだろう。
糞の色、カピパラの茶褐色とヤマアラシの黒色は、
体内のどのような作用でこのような色になるのだろう。教えてもらいたい。
日本産の草食野生動物、カモシカもシカも黒い糞だ。しかし、ノウサギは茶色だ。
しかし、カイウサギは黒い糞だ。

2012年9月29日土曜日

見つけたケツユクサ! Found the herb!

今朝、引地川沿いを少しだけ歩いてきた。
カメラはチビをもった。
線路沿いのツユクサは毛無しで、何の変りもないツユクサだ。
芙蓉の花も咲いている。
引地川に着いた。
土手にはヒガンバナが今が盛りと咲いている。
それにしても、ツユクサばかりに目が行く。
毛無しだ!
あった!産毛がついたようなケツユクサがあった!
ヤマボウシさんのブログで紹介されてから、
先週宮ヶ瀬ビジターセンターから汁垂隧道を通り、
金沢林道を歩いたときも、専門学校がある葛西駅付近や慶應日吉の構内でも
毛があるケツユクサを見つけられなかったのだ。
花が出てくる苞の表面が産毛状の白っぽい毛で覆われている。
わかるかな?
なんとも他愛のないことであるが、ようやく探し物が見つかったという感じである。
 
植物は動物数からみると、気が遠くなりそうなくらい数が多い。
そのため、植物図鑑は、動物図鑑の数の比ではない。
さらに、植物に興味を持つ人の数も動物好きの比ではない。
植物は動物がいなくても生活できる。が、動物は植物がなければ生きていけない。
動物たちの生命を維持しているのは植物であるとも云える。
動物の保護管理は植物の保護管理と同じことだ。
 
午後からは先日剪定した枝の後始末。これが庭木の手入れで一番大変だ。
喉がからからになったので缶ビールを飲みながらこれをアップしている。
足首は相変わらず。


何故、どうして! Why?

9月1日の白銀山の山歩きでカメラが雨に濡れて、途中から使えなくなった。
そのため、そのカメラを近くのカメラ店を通して修理に出した。
見積もりが2万円以下ならそのままお願いしますと書いた。 
修理会社から、下の往復ハガキがきた。
修理費が79307円かかるとのこと。
これなら、ボディの新品を買った方が安いので、修理不必要と返信用ハガキに書いた。 
内部腐食の為、基板やらを交換しなければならないようだ。
 
内部腐食で、思い出した。
昨夏、早戸川沿いを歩いていて沢に転げ落ち、頭を怪我した。
その時、カメラやザックが水浸しになった。
望遠レンズは水滴で曇っていたので、本体はレンズを外したままの状態で一週間以上乾かしていたのだ。一度、濡れた時にスイッチを入れて壊したことがあったからだ。
で、内部も全て乾いたかな?と思う頃、スイッチを入れたら全て生きていたのだ。
しかし、今回の故障の原因は、その時内部に入った水滴がそのまま基板を腐食させたのだ。
しかも、今夏の台湾旅行ではバスから降りる時に、カメラをアスファルト道路に落としているのだ。
それでもカメラは大丈夫だった。問題なく使えた。
このカメラは、以前のフィルムカメラのニコンFのように丈夫だ、堅牢だとさえ思った。
修理を依頼した近くのカメラ店からカメラが戻ったと連絡があった。
早速、受け取った。試しに電池を入れてスイッチをオンにすると。ディスプレイ画面が映る。
ダイヤルを回す、シャッターを押す、再生して見る。
全てのダイヤルやボタンが作動して、写真を撮ることができる。
え?どうなってんだ?
もう、6日間も毎日、スイッチを入れて試し撮りしている。
生きているのだ。でもどうして?
そこで考えた。修理工場で、内部を開けた時、綺麗に拭いてくれた。
その為に生き返った。
あるいは、ぼくの返信用のハガキが届くのが遅いので、基板などを交換した。
カメラと一緒に戻ってきた処置内容には、見積もり中止の為返却いたします。内部腐食確認、メイン基板、マウントボックス、マウント接点、トップケース交換が必要です。
と書いてある。
このまま丹沢に持って行って使えなくなるかもしれないので、
修理に出した店で衝動買いした
同じレンズが使える小型一眼レフカメラもいつも持って行こう。 
でも、まだまだ丹沢には行けそうもない。
左足首から指にかけての足の甲の腫れがおさまらないし、痛いのだ。
先週21日の丹沢実習で無理したようだ。
しかし、平坦な道路は痛みもなく歩けるようになったので、今日は引地川沿いを歩こう。
 




2012年9月28日金曜日

草木の「種子と果実」

鈴木庸夫さん等が出した「草木の種子と果実」(誠文堂新光社)2800円が
出版社から送られてきた。
慌てて袋を開いて本を取り出し、中を見た。
さすがに植物カメラマン!と思った。
種子がどれも1mmメッシュの方眼紙の上に置かれて、しっかりと撮られている。
種子の色、大きさ、表面の模様がはっきりわかる。
もちろん、実の写真も載っている。
昨日は、この本を寝床に持ち込んだ。
この本が20年前、30年前に出ていたら、、、、。
日本の野生動物のフィールドワークはもっともっと発展していただろう。
そんなことを思いながら見た。腕が疲れたので、横向きなってページを捲った。
今朝、目覚めてこの本は何度も見返すことが多いだろうから、
カバーを図書館の本のようにフィルムで覆って保護した。
 
種子と果実は、APG植物分類体系別に整理されて乗せられている。
だから、近縁種の種子の違いも開いたページで判ることになる。
これからきっと鈴木さん等は、種子の大きさや形状、色、種皮の模様などから
野外で見つけた種子が、鳥糞やテンやタヌキの糞に入っていた種子が、
すぐ判別できるような種子検索図鑑を作ってくれるかな?

2012年9月27日木曜日

小さな庭に秋の気配! Autumn signs in a smll garden!

 
庭にでるとヤブカに刺されるので、
庭に出るときには長ズボン、長そで、手袋、帽子さらには、
虫よけを手首周り、顔や首に噴霧し、長靴を履く。
この作業がイヤなため、庭にでることは少なくなくなった。
庭木はヤマアラシのごとく枝を伸ばし、狭い庭がますます陽が当たらない。
捻挫した足首を使わないようにするために、今週の丹沢行を中止した。
完全防蚊で、庭に出る。
木々の枝が隣家の方にも飛び出している。
が、隣家の庭木もこちらに出ている。このままにしよう。
飛び跳ねるバッタがいた。
オンブバッタだ。
カメラを近づけると身体を棒に隠すように裏へ回った。
これは、フライパンで炒って食べたらイケそうだ。
いつか試してみよう。
これは、連れ合いがどこからもらってきたタイワンホトトギスで、
以前あったタイワンホトトギスより可憐でどちらかというとヤマホトトギス似だ。
雑種がなのだろうか? 
これも連れ合いがもらってきたか、鳥が種子を落としたコムラサキだ。
狭い庭の5,6か所に出ている。日当たりならばもっとたくさん実をつけるだろう。
スイレン鉢の横にも生えており、一枝が水面を覆っていたので、鉢の中に陽が射さなくなると思いどけたところ、先の方の枝から5、6センチに伸びた白い根が4、5本出ていた。
果実をつけ、さらに途中の枝先から根を出す。
一つの植物であろうと、様々な増殖手段を植物たちはもっている。 
真ん中の実は虫に齧られたようになっているのが、この写真アップするために、
パソコンで見て知った。オンボバッタの仕業かもしれない。
 
早く、左足首を治して丹沢を歩きたい。
現在体重は生まれて初めて73.5キロとなった。
この体重も足首を挫いた原因かもしれない。


2012年9月26日水曜日

秋学期とチャドクガの幼虫 Autumn semester & moth larvae

今日から、秋学期(慶應日吉)の動物行動学が始まった。
春学期は履修者250名中、評価Aが50名くらいで評価Dも50名くらいいた。
評価Dにする場合は、テストの成績が50点以上ならなんとか下駄を履かせて評価Cをつけてやろうと思うが、50点にも達しない学生が50名もいたのだ。
試験はノート持込み可で行ったが、こんなに評価Dが出たのははじめてだ。
昨年までは多くて5、6名であった。
春学期の学生は授業にもまともに出ず、出てもノートをとらなかったことは明らかである。
試験の前に友人のノートをコピーしたとしても、問題の答えがどこに出ているかも
判らなかったのだ。
 
中国の学生たちは大学の構内の明かりがついているところで、真剣に勉強している。
壁に向かって頭を振りながら暗記をしていると思われる多くの学生もいる。
それは、西安の西北大学も、広州の中山大学もそうだ。
日本の大学でそのような学生の姿を見たことが無い。
中国は国土も広いし、人口も日本の13倍もいる。
良し悪しは別にして、地下鉄やバスに乗るのも秩序などない。
皆、争って乗る。
人口が多いだけに競争も激しいのだ。
中国の経済力が日本を追い越し、アメリカを抜いて一番になるのは明らかだ。
 
相鉄線の横浜駅で電車を待ちながら本を読む学生。
このような若者が増えて欲しい。
湘南台駅から我が家の方に歩いていたら、スナックの道路際のツバキの植え込みに
チャドクガの幼虫が固まっている。
これに皮膚が触れたら酷い状態になる。 
このチャドクガの幼虫、もう大半のツバキの葉を食べてしまっている。
全員が共倒れすることはないのだろう。このかたまっている幼虫の間では激しく食を巡る競争が行われているのだろう。葉が少ないので、枝を歩いている個体もいる。
枝を歩いている個体は上手く残っている葉に到達できれば良いが、そうでなければ飢え死にとなる。同じ兄弟の仲で生きるか死ぬかの競争が行われているのだ。
 
安穏と授業に出ている学生は自分を奮い立たせて頑張って欲しい。