「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年6月11日月曜日

釧路湿原は雪氷に3ヶ月半覆われる The Kushiro marsh is covered with snowice for 3.5 months .

丹沢山麓に下草が生えないのはシカの食害によるものだとされている。
同じようにシカが増加して困っている釧路の野山の状態と比べて、
丹沢と釧路ではどこが違うのか考えていた。
始めは大気汚染が丹沢の森林や土壌に影響を与えているのだろうと思った。
だが、新しく作られたスレンレスのシカ防護柵内の植生がみるみる
回復してきているのを見ている。
で、今回の釧路でなーんだと思いついた。
釧路湿原の冬は雪と氷で覆われる。
写真は2008年の塘路湖付近の釧網線の雪景色
塘路湖から釧路市内に向かう道路、左側に釧網線が走り、
右に釧路川が流れる。
2008年1月。 
冬の湿原は氷と雪で覆われる。
シカが食べることができるのは雪の上に出ている樹皮だけだ。

では、氷に覆われない丘陵の上はどうだろうか?
 ここは丘陵の尾根に当たる部分で、シカ道となっている。
それでも下草が生えている。
尾根上なので冬季の積雪は風で飛ばされて少ないであろう。
しかし、釧路地方では、一度降った雪は根雪になって春まで融けない。
この尾根上には4、5メートルおきにシカ糞が見られる。
古いシカ糞だ、恐らく雪の上にあったものが雪がとけてこのような状態になったのだろう。

湿原と丘陵は冬は雪氷に覆われる。
その為に、シカたちは雪の下の草の根までは食べることができない。
エゾジカの個体数の増加に困っている農家の人たちの声が釧路新聞や北海道新聞などの
地方新聞に載っている。
だが、釧路の人々は春になるとアイヌネギやウドなどの山菜採りを楽しめる。
また、様々な釧路湿原の四季折々の花々を楽しんでいる。
クマザサも繁茂して、ヤブを作っている。
これは、とりもなおさず冬季の雪氷が大地を覆うからだ。

あと数十年後には北海道は温暖化の影響で水稲やミカンの適地になるという。
こうなると、釧路湿原もシカによって植物が食べつくされてしまう可能性が高い。
丹沢のような植生にしないためにも、今の内にシカ肉を食べるようにしなけばならない。

2012年6月10日日曜日

エゾジカとノウサギの食痕 Feeding signs of a ezo sika deer and hare.

サルルン展望台付近で:
遊歩道沿いのナルコユリがシカに食べられている。
バイケイソウの上部を摘まれている。 
これは、シシウド?の仲間が根元のところから食べられている。
エゾジカの仕業だ。
大きなシカのウンチがいたるところにまとまって落ちている。
しかし、ここでは、丹沢とは違って下草がしっかり繁茂している。
丹沢も道東地域もシカが増えているのは知られている。
釧路ではエゾジカのステーキハウスまである。
丹沢の山では下草がなくなり、釧路では下草が繁茂している。
大気汚染の問題か?
と考えていたが、簡単なことであることが湿原を眺めながらわかった。 
たぶん、正解だろう。
スズランの葉がノウサギに食べられている。
きっと、スズランのシュートが伸びてきた時にパクリとウサギが食べたのだろう。 

釧路湿原の残照! Afterlight of Kushiro marsh!

昨夜、釧路から戻る。
汚れ物を洗濯機に入れていたら、あのヤナギマツタケを冷蔵庫の中に忘れたことに気が付く。
今朝は、5時に目覚めるがなんとなく身体が重い。
さて、まだまだ釧路湿原の花々を撮ってきたのだが、正確な名前が一つ分らない。
昨日はエゾノシモツケの大群落とアップしたが、ホザキシモツケでは?と思った。
下のサクラソウの仲間は実家の庭に咲いていたのに似ている。
エゾオオサクラソウか?
湿原展望台で。
このスミレが実家の路傍にも咲いていた。
ツボスミレ?
ツルキジムシロのようだ。 
サルルン展望台付近
釧路湿原展望台の遊歩道を下ったところでは、まだオオバナエンレイソウが真っ白なリボンを広げたばかりだった。 
いたるところにクサソテツがあった。
釧路ではコゴミといって、御浸し、汁の元、天麩羅、和え物など春の食材だ。 
塘路湖付近
コンロンソウというようだ。 
サルボ展望台付近
これはサクラソウ科のコツマトリソウというものらしい。
サルボ展望台付近
エゾクサイチゴ
これは、子供の頃、お墓の周りや線路沿い、あるい土手にたくさん赤い実をつけていたので、
口の中に溢れんばかりにほおばって食べたものだ。 
サルルン展望台付近


2012年6月9日土曜日

釧路湿原 Kushiro marsh

昨日は、朝から晴れていたので、持ってきた再校ゲラの見直しを
やめて、湿原にいくことにした。
向かったのサルルン展望台から湿原を遠望したときに見えていた釧路湿原展望台だ。
実家から車を飛ばして30分で湿原展望台の建物の駐車場に着いた。
すぐ、遊歩道を歩く。
ここでは、オオバナノエンレイソウが今が盛りだった。
早速、糞を見つける。サルルン展望台への道でも見つけてゲットしたが、踏まれていた。
これは、まだ観光客に踏まれていない。ミンク?キツネ?
回りは湿地なので大きいが、ミンクの糞だろう。
何を食べているか調べるのが楽しみだ。
湿地にはキンポウゲ科のエンコウソウの黄色の花が目立つ。
タンチョウ広場やサテライト展望台の方には行かず、湿原道路にでる。
ポーズを取っているこの4、5キロ先には温根内ビジターセンターだ。
トガリネズミの死がいが転がっていないか注意しながら歩く。
この道路の両側はエゾノシモツケソウの群落だ。
鳥の声が聞こえない筈のぼくの耳にさまざまな小鳥たちの声が入ってくる。
子供の頃、ヤチボウズの上を飛びまわっていた頃の記憶がよみがえる。
カッコウがすぐそばで鳴く。ツツドリの声も聞こえる。 
シカ道だ。 やはり下は泥炭でグズグズだ。
暑いので上着をとる。
大きなキノコがヤナギの木についている。

食べられるキノコと直感!
数本のヤナギの木についている。歩けそうなササ原の場所があったので、入りこんで採集する。
傘は15センチ以上も大きく、厚い。
キノコ・ヤナギでネットで検索したら、すぐに同じキノコが出てきた。
ヤナギマツタケという食菌だ。4個大きめのを取ってきた。ヤッタネ!
これから食べてみるつもり。

末期癌の従弟を見舞いに釧路にきたのだが、気持ちはどうしても子供の頃遊びまわった
原野(釧路湿原)である。トンギョを取ったり、釣りもしたいが今日もう帰らねばならない。

キノコ、朝食の味噌汁で妹と二人で食べてみた。
一緒に味噌汁の具にしたのはコゴミ(クサソテツ)の葉の先の柔らかい部分だ。
キノコよりもコゴミの方が旨かった。
キノコは味??香り無し、舌触りが良い。
分厚いので4、5ミリの薄切りにしたが、それでも肉厚の感じで、シイタケのような感じ。
ナラタケやナメコのように出汁がでるというわけでもないようだ。
残り二つは藤沢へ持ち帰ることにする。

2012年6月8日金曜日

オオバナノエンレイソウ

昨日は雨が上がったので塘路湖を見下ろせるサルルン展望台に行ってきた。
春の草花が咲いていた。
エンレイソウだが、オオバナノエンレイソウだ。
まるで、白いリボンを草むらに置いたかのように咲いていた。
しかし、花は時季を過ぎていた。 




2012年6月7日木曜日

釧路にて:ライラックはまだ蕾だ!In Kushiro:Lilac is a bud!

実家の幼稚園の裏に植栽されているライラックはまだ蕾だ。
咲いて香りをまき散らすのは今月の下旬近くか!
ユスラウメの花も咲いている。
この果実も夏のおやつだった。
ただ、酸っぱくもなく甘さに欠けるので、ぼくとしては物足りない果実のひとつだ。 
これは、ヤマグワだと思うのだが、これも蕾だ。 
子供たちが遊ぶ、園庭にはぼくが中学生時に植えられたヒメリンゴが蕾だった。
明日にでも咲きそうだ。
この果実も何も無い時には食べる程度のものだった。 
ミツバツツジのような葉のこのツツジは、園芸種? 
ツツジの根元にはサクラソウの仲間が淡いピンクの花を咲かせている。 
雨が上がった!


釧路にて(1):こんなところに!In Kushiro:In the place like this!

6月初旬の釧路の地に足を踏み下ろしたのは何年振りのことだろう。
もしかしたら、高校3年の時以来かもしれない。
雨模様の残念な天気だが、まさに春まっさかりである。
犬の散歩をしていて、道端にこんな花を見つけた。
恋の花のクロユリだ!


こんな道路脇だ。 
グスベリの花が咲いている。
これは子供の頃、腹が痛くなるほど食べた。
大きめのパチンコ玉をした緑色の実が、晩夏には赤黒く熟す。
こうなると酢っぱ味が薄れ甘みが増してうまい。
釧路川の氾濫を抑えるために新釧路川が作られたが、その二つの川は、かっては運河で結ばれていた。今は埋め立てられて長さ、数キロ、幅約200メートルの公園になっている。
その公園まで犬を連れて行かなくてはならない。
ニシキギだ!
ヤマブドウだ! 
土曜日まで釧路にいるが、晴れたら塘路湖の方にドライブし、サルルン展望台に登って釧路湿原を眺めたい。

2012年6月5日火曜日

テンはヒミズを食べるの?A marten eat a shrew mole?

6月1日、11時にOhta君が見つけたテン糞
は大きなムカデと小哺乳類の毛と骨が出てきた。
毛で同定できれば良いのだが、そこまでは至っていない。
出てきた骨片の写真である。
写真のAは骨盤の仙骨にあたる部分だ。
DとD'が左右の寛骨の一部である。
Bは大腿骨で、Eは大腿骨の大腿骨頭であり、
Eは大腿骨の大腿骨頭であり、DやD'の寛骨臼に接して股関節となる。
Cは脛骨と腓骨であり、日本に生息する動物では齧歯目、兎型目とトガリネズミ目が
脛骨と腓骨が足根骨近くで縫合合体する。
かなり噛み砕かれているが、ハタネズミやモグラの寛骨と比べたら、一回りも小さい。
また、ハタネズミの寛骨とは少々ことなる。大腿骨が小さすぎる。ネズミの仲間ではないようだ。

釧路湿原産のトガリネズミの寛骨と相似形であり大きさもほぼ等しい。
皆さんにいただいたヒミズやヒメヒミズは、まだ冷凍庫の中。
以前、ヒミズの死骸を拾って骨にした時の、頭骨以外の骨が入っている小箱を開けた。
が、そこにはラベルがなく、小哺乳類の骨であることは分るが、ネズミかヒミズかも不明。

が、ハタネズミやアカネズミ、モグラの寛骨、大腿骨、脛骨と比べると一回り小さい。
恐らく、ヒミズであろうと考えている。
となると、ヒミズはテンに食べられていることになる。
早く、ヤマボウシさんやisa隊員から頂いた冷凍庫tのヒミズを骨にして、
ラベルをしっかり着けなければいけない。

しかし、不思議である。ヒミズの死体は登山道などに転がっていて、
肉食動物が食べないのは、ヒミズの発する臭気を嫌がるからだと
有名なコリンズ・ガイドにも載っている。

それとも春のヒミズは臭いを発しないのだろうか?あるいは、春は、ヒミズの臭いなどお構いなくテンはヒミズを食べてしまうということなのだろうか?
いずれにしても、今日、帰宅したら冷凍庫のヒミズを処理しよう。
早く、ヒミズの寛骨や大腿骨、脛骨をみたいものだ。

庭のドクダミとホタルブクロ

狭い庭にはドクダミとホタルブクロが満開だ。
このドクダミ、地下茎でつながっており、根絶するのは難しいので、ヤブカラシやヘクソカズラとともにもう気が付いたら抜くというようにしている。。
それでも、不思議なものでドクダミにはこの白い花や臭いにも愛着を感じるようになった。
同じように庭に蔓延って、動き回っているのにこのホタルブクロがある。
これは、特に引き抜くことはしてなく、そのままにしている。 
庭の隅や、ゼラニュームの鉢など隅々から、動物たちの糞を水洗いして見た後、捨てた種子からの芽生えで二つのプランターは木の実生苗の苗床のようになっている。
が、実生苗でも強いのがモミジイチゴやキブシだ。他はキブシの元気に負けてしまう。

あー、今日は学校だ。今週は水曜日の夕方から釧路に戻らなくてはならない。
なんだか、忙しい一週間になる。


2012年6月4日月曜日

テン糞の内容物のムカデ A centiped of the contents of marten scats.

テンがムカデを食べて、糞として排出されたものを、水に丸1日浸けてから洗った。
6月1日、13:00のテン糞の内容物としてのムカデたち
これらのムカデだけで他は何もない。

昨日、サルなどの頭骨も持ってじゃおクラブで話したのだが、
「気味悪い」、「ぼくの目の前の机に置かないで!」、「夜、夢に見そう!」と
多くの立派なシニアの男たちが頭骨を敬遠し、
ぼくを奇妙な性癖を持った人と捉えたようだ。

山で、植物の人たちと糞を拾う時も、変な趣味をもつ男と思われているのかな
と感じる時がある。
可愛いテンは下の写真のムカデを当たり前のように食べている。
ぼくらもナマコやタコやイカを美味しくいただく。
我が家の娘は小さい頃、庭のダンゴムシやミミズは手の乗せて遊んでいた。
それが今では見ただけで「キャー」だ。
いつの間にか、世間一般の女子のように虫たちを毛嫌いするようになった。

サルもチンパンジーも虫を見ればすぐに摘まんで口に運ぶ。ヒトもそうであったのに、ぼくらは不快害虫とまで名付けてムカデやゲジゲジを毛嫌いする。
ムカデやゲジゲジがいてこそ綺麗なノイバラもバイカウツギも花を咲かせるのだ。
自然を追い払うような感性に、この頃腹が立つ。
キノコもウジも、ウンチもヒルも大事な自然の成り立ちの一つなんだ。
綺麗な花、可愛いペットだけあがめる自然好きには反省してもらいたい。