「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2008年10月2日木曜日

サルナシの森の崩壊

今朝、5時半前に家を出て、矢部さんと共に東丹沢へ:
今日の目的は、サルナシ狩りである。
ぼくら2人だけの秘密の「サルナシの森」に足を向ける。
そこは、標高1150メートル前後あり、ほとんど木に登らずに、背伸びくらいで大量のサルナシが取れる場所だ。
が、驚いた。
「サルナシの森」は崩壊しており、古い炭焼き窯の跡さえも見えない。
(写真は崩壊した跡で木を見上げる矢部さん)
もう、愕然というより苦笑いである。サルナシの生食、サルナシ酒、サルナシジャムを語りながら登ってきたのだ。
サルナシのツルが絡まっている木の梢には、堅そうなサルナシの実が見つかった。
が、余りにも高く、足がかり、手がかりがないような木なので諦めるよりない。
サルがやってきて食べてくれることを祈りたい。 帰路は沢の水でインスタントラーメンの昼食。そばに生えてた三つ葉が旨かった。

この2、3年、サルナシの結実が良くなかったので、今年は期待していた。今年は例年に無く山が崩壊している箇所が多い。

2008年10月1日水曜日

学生の出席率と自分の考え

教えている専門学校で試験をやった。
今回は事前に範囲も、内容も教えなかった。
試験は、20点が穴埋め式で、他の80点は記述式にした。

穴埋め式だと、一応何かの言葉を書き入れてくるが、記述式にすると問題に対する答えをほとんど書かない学生がでてくる。
何も書かなければその問には点数は上げられない。

ぼくの記述式の問には、自分のアイデアで書きなさいとやるのだが、9割以上はぼくが授業で話ししたような内容で書いてくる。
そのような解答は読みたくもない。
が、ときどき自分のアイデアで書いてくる者がいる。
こういう学生は得てして、授業中に目立たなかったり、出席率が悪かったり、あるいは逆に授業中にぼくに注意されることが多い元気の良すぎる学生だったりする。

出席率が良くて、しっかりぼくの授業を聞いているような真面目な学生ほど、面白いくない答えを書いてくる。
この傾向は4年生の大学でも云える。

出席率が良くて、しっかり授業に集中して、しかも自分の頭で独自の考えを出せる学生が出てくるようにするには、どのような授業をすると良いのかまだ暗中模索が続いている。

何故、逃げる?

今日も雨で肌寒い。
6時、新聞を取りにドアを開けようとして、思いとどまり、自室に戻りデジカメをもってくる。
スイッチをオンにし、サンダルをつっかけてドアを開け身体を外にだし、ドアをゆっくり閉める。
ドアがカチと閉まる音がする。
猫吉がいたら、その音に気がつくだろうと思い、ステップを降り、駐車場の角を見る。
奥は少々暗い。が、ヤツがいるのがわかる。
レンズをヤツに向ける。カメラが焦点を合わせようと行ったり来たりしている。
自転車があるのと、暗いので合わせづらいのだ。
撮る。
上手く、ヤツがこちらを見ている。
この不信に満ちた目付き。
すぐぼくが新聞を取ってその場を離れたので、ヤツは逃げはしなかった。
しかし、ナゼ、猫吉は逃げるのだろう。
他所の誰かに虐められたことでもあるのだろうか?
それとも、ノネコ(野良猫)はヒトの側に居ながら、逃げることで生きながらえているのだろうか?
これから、寒い冬をどのように屋外で過ごしていくのだろうか?

2008年9月30日火曜日

頂いたお魚

お隣さんから頂いたお魚:
学校から戻ってまもなく電話。
お隣さんの奥さんからである。
ご主人が釣りから戻ってきたので、ちょっと庭に出てくれないかとのこと。
雨に濡れたサンダルをひっかけるとお隣の裏口が開いて、奥さんが出てくる。
「お刺し身が美味しいです」とスーパーの袋にはいった魚を渡される。
え!と思うほど重い。
魚の名前を聞き忘れたが、この魚、確か前にも頂いたヤツだ。
イサキだ!っと勝手に決め付ける(本当にそうかな?ネットでみたが確信もてず)。
すぐ、3枚におろす。トゲ(骨)を抜いて、皮を剥いて、刺し身にする。
アラを薄醤油で煮付ける。
他の一尾は今日、塩焼きで食べることにする。

刺し身が残ったので、塩辛にしてみる。塩と麹と少し酒を入れてかき混ぜて、ビンに容れ冷蔵庫へ。
内臓をオーブンで焼いて、猫吉にために車庫に、、。

今朝、車庫の皿を見るとまったく手をつけていない。猫吉が角にいたが、ぼくに気がつくとすぐ逃げる。
連れ合いは、「今時の猫はキャットフードでないと食べないのじゃないの?」
昨夜のアラの煮付けの頭部分(肉がたっぷりついている)を内臓と代えて置いた。
食べてくれるかな?

ヘラジカの大きさ比較

ヘラジカの右上額とニホンジカ(オス)の下顎を並べたものです。 上はニホンジカと問題のヘラジカの歯を同じように並べてみたものです。
このニホンジカは少なくても5歳以上の大人オスです。
両種は同じシカ科(Cervidae) ですが、こんなにも大きさが違うんですね。

ぼくは、釧路市立北方動物園でヘラジカを見たことがあるのですが、ぼくが背伸びして手を伸ばしてようやく彼の目の辺りにとどくような大きさでした。
目はマンゴーを半分は割ったくらいの大きさで、目の周りにいっぱいブヨがたかっていました。

ゆったりと歩く姿は優雅そのもので、自分の存在そのものを考えさせられました。

その後、釧路実習で行ったがいなく、代わりにニホンジカと同じCervus属の北米生息のワピチが放牧されておりました。

2008年9月29日月曜日

これは何するもの?

ある動物の右上額の頬歯
外側から見る:
内側から見る:
真上から見る:
この歯は、アラスカに行った動物カメラマンのF.S氏がアンカレッジのお土産店で買ってきてくれたものです。長さは16.5センチあり、結構重いですよ。

これは、何をする物として売られていたと思いますか?
また、この歯茎は誰のものなんでしょうか?

2008年9月28日日曜日

先日のカワネズミをみた付近で
ホトトギス 
ヌルデの虫瘤
ツルニンジン
昨日、今日と涼しいというより寒いくらいだ。
この寒さで、サルやシカたちも急速に発情するかな?
動物たちの発情を促す外的内的環境要因がはっきりしない。
複数の要因が絡み合って発情することはわかるが、、、、。

2008年9月27日土曜日

警戒音は言葉の始まり?

カワネズミが流れるように落ちていった、沢の向こうで「グァー、グワン」とシカの警戒音。
2頭のシカがこちらを見ながら、啼いている。
右上方にも仲間の2、3頭がいるようで、そちらからも「グワン、グァー」という音声。
おもしろいものだ。警戒を出さなければ気がつかないのに、、、。

仲間と一緒に生活する動物たちは、仲間に危険を知らせて、逃げる。
しかし、リス、クマ、アナグマ、ウサギ、テンなどの単独で生活する動物たちは、静かに逃げ、隠れる。
ヒトの言葉も仲間がいてこそ発達したのだということが理屈抜きにわかる。
授業中の学生のお喋りは困ったものだが、お喋りは頭の活性化に役立つ。
年寄りはもっともっとお喋りし、云いたいことを若い人たちに伝えるべきだ。

2008年9月26日金曜日

2008年9月25日木曜日

始めて出逢ったカワネズミ

林道の終点近く、基点の橋から3キロ以上歩いたことになる。
林道上を流れるこの沢の奥に、イワタバコがたくさん岩に着いているので何気なく沢の方に目をやると、、、、。
この小さな堰堤は林道の山側である。
下の写真の水溜りからネズミ状の小動物が一匹、顔を出すと不思議な泳ぎをし、この堰堤の縦15、横15センチくらいの小さな穴(写真中央の四角いやつ)に入った。
連れの矢部さんに「カワネズミだ!」と教える。
矢部さんはまったく気がつかなかったようだ。
しばらく、その穴の写真を撮ったりしていると、、、、。
矢部さんが、「カワネズミ!」とささやく。
足元の水溜りの中を泳いでいる。
カモノハシもこのように泳ぐ映像を見たことがあると思いながら、カワネズミを追う。
ヤツは、水底の枯葉の中を素早く泳ぎ回る。虫を探しているようだ。
すると、20センチくらいのヤマメが飛び出てきて、左の方の深みに隠れる。
ヤツの身体全体が不思議な空気の塊のように見える。
体毛全体についている気泡が身体を被っている。
その気泡のために身体が浮くような感じさえする。 上の写真の右の枝の下に潜っているのだが、ぼくのデジカメはシャッターがおりたり、おりなかったりする。オートにしているため、水中のヤツにピントを合わすことができないで、カメラが困っている。

沢の水溜りの水は林道上を流れて、本流の沢に落ちる。ヤツは、ぼくらの足下の2,3センチに水の中を流れるように移動して、沢側の堰堤から滑り降りて行ってしまった。落差、4メートルくらいある(下の写真)。カワネズミが落ちるように移動していった沢は、本流と合流する。
カワネズミをこんな1、2メートルの近さで見たのは始めてである。カワネズミという名前だが、モグラ(食虫)目トガリネズミ科カワネズミ属の動物である。

これから沢に近い所を歩く時は、カワネズミもいるという目を持って歩かなければいけない。それにしても、落差4メートルくらいもあるところも何も躊躇せずにスーと流れるように下りていったり、カモノハシのような(テレビで見ただけだが)泳ぎをしたり、何時呼吸するのか分からないほど水中にいたり、素早く水溜りから穴に入ったり、これまでぼくが知っている陸上性の哺乳類では、見たこともない非常に変わった行動・生態をもっている動物である。

あんな小さな林道上の水溜りに20センチくらいのヤマメがいることにも驚いた1日でした。