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原発不要・核廃絶


2008年9月25日木曜日

始めて出逢ったカワネズミ

林道の終点近く、基点の橋から3キロ以上歩いたことになる。
林道上を流れるこの沢の奥に、イワタバコがたくさん岩に着いているので何気なく沢の方に目をやると、、、、。
この小さな堰堤は林道の山側である。
下の写真の水溜りからネズミ状の小動物が一匹、顔を出すと不思議な泳ぎをし、この堰堤の縦15、横15センチくらいの小さな穴(写真中央の四角いやつ)に入った。
連れの矢部さんに「カワネズミだ!」と教える。
矢部さんはまったく気がつかなかったようだ。
しばらく、その穴の写真を撮ったりしていると、、、、。
矢部さんが、「カワネズミ!」とささやく。
足元の水溜りの中を泳いでいる。
カモノハシもこのように泳ぐ映像を見たことがあると思いながら、カワネズミを追う。
ヤツは、水底の枯葉の中を素早く泳ぎ回る。虫を探しているようだ。
すると、20センチくらいのヤマメが飛び出てきて、左の方の深みに隠れる。
ヤツの身体全体が不思議な空気の塊のように見える。
体毛全体についている気泡が身体を被っている。
その気泡のために身体が浮くような感じさえする。 上の写真の右の枝の下に潜っているのだが、ぼくのデジカメはシャッターがおりたり、おりなかったりする。オートにしているため、水中のヤツにピントを合わすことができないで、カメラが困っている。

沢の水溜りの水は林道上を流れて、本流の沢に落ちる。ヤツは、ぼくらの足下の2,3センチに水の中を流れるように移動して、沢側の堰堤から滑り降りて行ってしまった。落差、4メートルくらいある(下の写真)。カワネズミが落ちるように移動していった沢は、本流と合流する。
カワネズミをこんな1、2メートルの近さで見たのは始めてである。カワネズミという名前だが、モグラ(食虫)目トガリネズミ科カワネズミ属の動物である。

これから沢に近い所を歩く時は、カワネズミもいるという目を持って歩かなければいけない。それにしても、落差4メートルくらいもあるところも何も躊躇せずにスーと流れるように下りていったり、カモノハシのような(テレビで見ただけだが)泳ぎをしたり、何時呼吸するのか分からないほど水中にいたり、素早く水溜りから穴に入ったり、これまでぼくが知っている陸上性の哺乳類では、見たこともない非常に変わった行動・生態をもっている動物である。

あんな小さな林道上の水溜りに20センチくらいのヤマメがいることにも驚いた1日でした。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

カワガラスが水中を泳いでいるのを秩父の山で見たことはありますがカワネズミというのは存在すら知りませんでした。
すごい!

標高がどのぐらいの場所なのでしょう?
湯河原にもいるのかなあ。見てみたい。

ヤマメがそんなところにいるのも驚きです。イワナじゃないですよね?

リスがクルマに轢かれたクルミを食べるというのもすごい!
近くにクルミの木がありましたか?

クルマが近づいても逃げないとはやはりクルミには特別執着しているのが分かりますね。

匿名 さんのコメント...

もう何年も前に川で遊んでいた時にみたネズミを思い出しました。(茅野市のほうでしたが)川の中の大きい石の下に潜んでいて、やはり魚だったと思いますがつかまえてくわえてあっという間に泳ぎ去りました。

こんな水のなかに? と印象に残っています。あれももしかしたらカワネズミだったのかもしれません。全然調べたりしなかったので、ホント存在すら知りませんでした。

いろいろな環境にちゃんとそれぞれの生き物がいるのですね。あらためて感心!

fukuda, fumio さんのコメント...

いやー、今回は一眼レフがあればとおもいましたね。自分の足下を泳いでいるヤツを写せないなんてショックです。
オートでなくマニュアルだ。
カワネズミを見つけた場所は標高500メートル前後のところの渓流です。
イワナではなく、しっかりヤマメ模様でした。冬にでも水が少なくなったら大きくなったところを手掴みしようと考えています。

丸々一個のクルミをリスがちゃんと齧って割って、食べるところを見たい。
クルミは道路上に枝がおおっていました。
ところで、手足と顎が明るい茶褐色なのは今が毛代わりが始まっているからですね。

fukuda, fumio さんのコメント...

taka隊員へ
 まさしく、カワネズミですね。ドブネズミも水の中に入りますが、水中を泳いで魚、ザリガニ、虫などを獲ったりはしません。

 渓流釣りの人は良く見るようですが、ただのネズミ(食虫目ではなくネズミ目)だと思っているようです。

take隊員へ
 新崎川にも当然いますね。

 カワネズミの死体が欲しいです。