チュゴクゴーラルはウシ科Bovidaeヤギ亜科Caprinaeゴーラル属Naemorhedusで、カモシカはカモシカ属Capricornisで属が違うだけだ。それはオナガザル亜科CercopithecinaeのニホンザルMacacaとマントヒヒPapioの違いと同じだ。
チュウゴクゴーラルとカモシカの頭骨の大きな違いは、眼窩前の涙骨から上顎骨付近の骨が凹むかどうかだ。
図1.チュウゴクゴーラルNaemorhedus griseusの左側面からの頭骨
図2.カモシカCapricornis crispusの左側面からの頭骨
生前の見た目の顔は非常に良く似ているのに、こんなに大きな違いがあるとは想像できなかった。
チュウゴクゴーラルも眼下腺から出る液をマーキングとして木の枝や岩に擦りつけているとばかり思っていた。チュウゴクゴーラルは12頭以下の小グループ(多分メスとその子たちの集団)を形成するようだChinese goral - Wikipedia。繁殖期にオス同士の戦いで勝った優位オスがその小集団に入るのだろう。
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