イヌ科Canidaeの三属タヌキ属、イヌ属、キツネ属の上から見た頭骨をアップする(図1)。三属の中ではイヌ属の後眼窩突起が一番盛り上がっている。前回見てもらったようにどの飼い犬も後眼窩突起の部分(図1の〇の部分)が盛り上がっていた。これは、イヌ属Canisの特徴とさえ思われる。それはハイイロオオカミADW: dorsal.jpgもそうだからだ。
図1.左からタヌキNyctereutes procyonoides、イヌCanis familiaris、キツネVulpes vulpesの後眼窩突起(〇)
イヌ科の中でどうしてイヌ属の後眼窩突起が盛り上がっているのか?三属の後眼窩突起の形状はそれぞれ特有の違いがある(図1)。しかし、イヌの後眼窩突起部分の盛り上がりは際立っている。これはどのような要因によって盛り上がっているのだろう。ヒトでは眼窩上部の隆起はHomo属とAustralopithecus属とを区別する指標の一つでもある。どうして眼窩上部が盛り上がるのか?Canis属とAusrtralopithecus属の眼窩上部の隆起に共通性はあるのか?しばらく考えてみよう。
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