「特定秘密保護法反対」

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原発不要・核廃絶


2020年12月10日木曜日

クスノキの実を食べるハクビシン   The musked palm civet who eat the fruits of camphor tree

 2016年11月に東西線の架橋の近くにある専門学校の2階への外階段の近くにハクビシンの糞がありアップした。そのハクビシンはその場所をタメ糞ばに使い始めた。12月の糞にはカキの種子や果肉果皮とイチジクの種子(Akikoさんよりのコメント)が入っていた。

今回は、12月8日に葛西にある別校舎の外階段の5階の所に糞が落ちていたのを学生たちが拾って、9日に学校でビニール袋に入った糞を手渡された。黒い果肉付き果皮と5個の黒い種子、さらには黒い果実が1個そのままの状態であった。あきらかに哺乳類の糞であった。学生たちはこの動物が食べたと思われる同じ果実がついたクスノキの枝もこのビニール袋に容れていた。ぼくは頭から鳥でもあるまいし哺乳動物がクスノキの実を食べるとは思っていなかった。しかし、糞の様子からハクビシンが排泄したものであることは間違いがない。

その場でクスノキをクスノキ科の、、、んー、このクスノキ科は新芽の様子が独特なんだと云いながら学生たちにスマホでクスノキ科を調べさせた。で、タブノキだ!と叫んだ。が、ぼくの誤りを指摘して、学生たちは「先生謝りな!クスノキだ!」

帰宅してしっかり洗って調べ、手持ちのクスノキの種子と見比べたら種子はクスノキのそのものであった(図1)。

しかし、今でもちょっと信じられない。それは、クスノキを含めてクスノキ科の実も葉もとてもぼくらヒトが食べられるような物ではない。しかし、ぼくは山で月桂樹の葉の代わりにヤブニッケイの葉をカレーやスープに入れたことがある。思い出した!屋久島では西海岸の林道沿いに生えているアオモジの葉や新枝をサルたちが辺りに匂いを撒き散らしながら食べていた。

ヒトも食べ物の好悪がある。ぼくはこのところようやくパクチー(コリアンダー)に慣れてきたが、20歳の時初めて台湾で接した時は、この小さな葉を取り除いて食べたものだ。もっとも箱根のサルは朽ちた樹皮の裏に越冬している、このパクチーに似た臭いを発するカメムシを旨そうに食べていた。 だから、ハクビシンがクスノキの実を食べて驚くのは余りにも馬鹿げている。ヒトも動物も食物の好き嫌いはそれぞれだ!

図1.ハクビシンの糞を作っていたクスノキの種子

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