「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2017年12月25日月曜日

飛行機雲 The contrail

午後3時過ぎに散歩に出た。その帰り、踏切で新宿からきた小田急線が藤沢・江の島に行くを待っていた。空を見上げたら東から西に走る飛行機雲が夕日に染まって光っていた。
 その先、さらに西の方に飛行機雲を作りながらジェット機が2機並んで飛んでいた。電車が行き過ぎて踏切が上がっても、しばらく消えていく飛行機雲を眺めていた。飛行機雲は、なんとなく、寂しい思いがするから不思議だ!
散歩はGPS上で6.8キロで1時間45分かかった。ぼくは、頑張って歩幅を広げ、早歩きしているつもりだが、ぼくより明かに歳上と思われる男性に二人に追い抜かれた。彼らはとても早く、ぼくから見ると競歩でもしているように思えた。
自宅から境川の遊水池の周りの道を歩いたルート。これで6.8キロだ。

このところ、赤ちゃんを抱っこした若い母親にも追い抜かれる。ぼくを追い越した人たちの歩き方を気を付けて見ていると、彼らは右足・左足と左右の足を交互に出すスピードがぼくよりもはるかに速い。歩幅はそんな違いがないのだが、歩くピッチが早いのだ。彼らのピッチに合わせて後ろを追いかけてみたが、すぐこちらの息が上がってしまうというかとても着いて行けない。
これだも、山歩きで、多くのハイカーや登山者に追い抜かれてしまうのも無理ない。一人歩きの時は、自分のペースで歩けるので息も上がらず、腿も上がるが、学生と歩くと彼らにとても着いて行けない。ピッチが早い。これが老化なのだろう。老化に諍っても無理だ!

2017年12月24日日曜日

自分だけが大事! Only my life is importtant!

今の世界は自分や自分たちだけの主張を通す考え方が主流になりつつある。他は関係ないと思っている。
沖縄の基地問題!多くの日本人は沖縄が置かれた現状に見ない振り、聞こえない振り、感じない振りをしている。否、振りではなく見えなく、聞こえなく、感じなくなってしまっている。
同じように、難民移民問題から目をつぶったのはイギリスだ。EUに供出しているお金が自分たち英国に生かされずに、EUに加入している他の国々に使われ、難民移民に使われているとEUから離脱した。
英国では、海底油田で潤うスコットランドが英国から独立しようとしている。同じように、スペインのカタルーニャの独立問題も同じように、他地域との経済的な独立を優先しているからだ。
米国のトランプは「アメリカ第一主義」を唱えた。つまり、自国の米国だけ裕福であれば、他はどうなっても構わないのだ。さらに、米国政府のトランプ大統領はエルサレムをイスラエルの首都だと宣言し、世界中の国々を約束を反故にした。
自分だけ良ければ他はどうなろうと知ったわけではない。云わば他の宗教を異教とする一神教を信ずる教義に根ざしたような事が世界を覆い始めている。
日本の政治風土もそうだ。選挙からしてそうだ。小選挙区制にして多くの有権者の意見を無視する選挙制度が当たり前になっている。
原発問題や核問題も同じ根っ子だ!どれも自分(自分たち)優先を推し進めるからだ。自分以外に多くの人々が地球上に生活し、これからも生まれてくることを考えないのだ。
この自分優先が自然破壊へと繋がっているのは明白なことだ。
2010年8月13日 広州市西方の梧州市の大道市場で、子猫を売る。

2017年12月23日土曜日

Messenger.comの存在

昨日で、年内の専門学校の授業が終わった。帰宅後、手を洗い、風呂に入り、ホットしててからウィスキーを飲み始める。パソコンを立ち上げると、9年前に専門学校で教えた女子からメールが入っている。スローロリスが亡くなったので必要なら送りましょう!と云うものだ。彼女が学生の時に、「死んだら欲しい!」とぼくが云ったのだ。10年以上も飼っていたペットが死んだのだから相当なショックで悲しみで溢れているだろうに、ぼくが教室で彼女に云ったことを覚えていてくれたのだ。早速、連絡する。すると、「とても可愛がっていたスローロリスですが、少しでも未来の知の財産として役に立つのなら、と思い先生に託すことにしました。」とレスがきた。感激した。
さらに、ぼくがYouTubeにアップしていた若いメスヤクシマザルがシカの背に乗って外陰部をシカの背で擦る動画を5年前にアップしていたのだが、そのコメントがアメリカ人からあるのを見たり、あるいはアフリカで知り合ったトリノの住むイタリア人からのクリスマスカードがあったり、タンザニアの乾燥地域でチンパンジーを追っている研究者から本を書いたので献本したいので住所を知りたいとあったり、さらには廃校になった動物植物学院の自然環境科の教え子から連絡があるのを見つけた。これらは、Messenger.comにあったのだ。Faceboookは開設しているが、時々しか見なく、また、利用もしていなかったし、Messenger.comの存在を知らなかった。

下は、昨日の今年最後の授業の時に、ぼくの似顔絵を描いてくれた女子がいた。すぐ描いたのに巧いものだ。
もう、小・中・高も冬休みに入ったのだ。山も混みはじめてくるだろう。特に宮ケ瀬はクリスマスまでは渋滞だ。今日は、取り敢えず近くを散歩か!

2017年12月18日月曜日

川にゴミを捨てるな!  Never throw trash into the river!

横浜市と藤沢市の間を流れる境川の遊水公園まで散歩してきた。遊水池の木(ヤナギ?)にはカワウがとまっていた。何種類かのカモの仲間は水面に浮かんでいた。
木にとまるカワウと遊水池に浮かぶカモ

顔が白っぽいウは繁殖羽の個体も!
 横浜側の土手にはスイセンの花が寒風の中で咲いていた。
奥に掛かるのは相鉄線
 しかし、土手をよく見ると、ゴミ、ゴミ、ゴミだ! 中国やインド、エジプトなどの途上国の川と変わらない。この数十倍ものゴミが海に流れ下り、海を汚し、動物たちの胃に納まり、さらに、見えないゴミの汚染物質が海に相当溜まっているのだろう。
土手にビニール袋などのゴミがあるのは、川が増水した時に流れてきたものだ。
「水に流して」自分の周りを綺麗にするばかりでなく、雨や風によって捨てられたゴミは流され飛ばされて川に集まり、海に流れていく。

2017年12月17日日曜日

テンの冬季の動物食は巣穴のカマドウマ!  The animal foods that a marten eat in winter season are cave crickets in its den!

12月14日(木)に広沢寺温泉・不動尻・登山道と歩いて、見つけ拾ったテン糞(タヌキ、アナグマ等は見つけられなかった)は9個であった。一つを除いて他8個は全て唐沢峠・三峰間の稜線上であった(Fig.1)。
Fig.1 歩いたルート図とテン糞①~⑨の位置

9:26 テン糞①
サルナシ種子果肉果皮、マメガキ種子10個果肉果皮、カマドウマ脚

9:32 テン糞②
サルナシ種子果肉果皮、直翅目産卵管脚

9:37 テン糞③
サルナシ種子果肉果皮、カマドウマ脚翅

9:45 テン糞④
キブシ種子、カマドウマ脚産卵管、甲虫脚外骨格

9:54 テン糞⑤
サルナシ種子果肉果皮、カマドウマ脚、ヒミズ毛

10:01 テン糞⑥
サルナシ種子、バッタ脚外骨格翅、カマドウマ脚外骨格翅・産卵管、

10:08 テン糞⑦
サルナシ種子果肉果皮、膜翅or双翅目脚

10:29 テン糞⑧
サルナシ種子果肉果皮、甲虫脚

12:36 テン糞⑨
先日のハクビシン糞の不明種子
テン糞①~⑧の稜線上で見つけた8個の内7個がサルナシを食べたものであり、7個のどれにも昆虫を食べており、昆虫の中でもカマドウマやバッタなどの直翅目を食べていた。また、広沢寺温泉付近の道路沿いで拾った糞には12月6日に梅ノ木尾根で見つけたハクビシン糞の内容物と同じ不明種子が含まれていた。
テン糞の内容物にカマドウマの脚、産卵管が多く含まれるのは、テンの巣穴に潜り込んだカマドウマも隠れているからだろう。でも、テンは巣穴でどうやってカマドウマを見つけるのだろう。臭い?ヒゲの触覚で?テンの動物食は夏はムカデ、冬はカマドウマということになる。ムカデもテンの巣穴に入り込んでいるのだろうか?
Table 1  テン糞①~⑨の内容物

2017年12月16日土曜日

エゾエノキ種子よりはるかに小さい  Smaller unknown seeds than hackberry ones.

12月14日に広沢寺温泉から不動尻・登山道と歩いて、見つけ拾ってきたテン糞⑨にまたまた、12月6日に梅ノ木尾根でハクビシンの糞を形作っていた不明の種子が出てきた。
テン糞⑨の不明種子unknown seeds
 この種子、ちょっと目にはエゾエノキの種子に似ているが、大きさがまったく異なる。エゾエノキの種子に比べて一回りも二回りも小さいのだ。
左:エゾエノキCeltis jessoensisの種子 右:今回テン糞⑨の内容物としての種子
どうしても、この種子の植物の名前を知りたい。
Please tell me the seed's name.

2017年12月15日金曜日

国立科学博物館 Natural Museum of Nature and Science

今日は、専門学校の授業の一環として、上野の国立科学博物館に行ってきた。趣旨は、恐竜と哺乳類の骨格の違いを学ぶことだが、観客が多すぎた。幼稚園児や小中学生の団体、高校生の団体が押し寄せるように来ていた。じっくり一か所で眺めていたい者にとっては今日はちょっと諦めざるを得なかった。海外からのお客も何人もいたのは嬉しかった。

下のジュラ記後期の恐竜は、科博で1964年に公開された日本初の恐竜骨格で、頭部以外の大半は実物化石だと知った。アメリカ・ユタ州で見つかったもののようだ。
アロサウルス 竜盤類・獣脚類
下の、ドイツで掘り出されたテイノテリウムは長鼻目とあったが、歯はゾウの歯とは似ていない。ゾウなら上顎の切歯が長く伸びるが、コヤツは下顎の切歯が伸びている。この切歯どのように使ったのか?
テイノテリウム 長鼻目
 下のイヌ属のダイワウルフとクマ属のホラアナグマは頭骨を見ただけで、イヌだ!クマだ!とすぐ解かった。いつも頭骨を見ているお陰だ!
ダイワウルフCanis dirus

ホラアナグマUrsus spelaeus

2017年12月14日木曜日

天気は良いが、寒い日だった!  The weather was good, but it was cold today.

広沢寺温泉前の無料駐車場から歩き始めた時は6時半過ぎであった。車から外に出て、寒いので卒業した学生から譲り受けたヤッケを羽織る。軍手をした手に持つストックが冷たいので、ストックはザックにつける。羽毛服を着ようかどうか迷うが、まー、歩くと身体が温まるだろうと思い。そのまま歩く、二の足林道の終点の看板を7時35分に通過。もう、この頃は身体が温まっている。不動尻を過ぎて、緑の看板があるところで、スパッツを装着し、サーモの熱いウーロン茶を飲む。クマ避け鈴をチリンチリン鳴らしながら登ってきた単独行の中年男性と挨拶。
休んだのでぼくも行くことにする。唐沢峠を目指す。下を見るとぼくが休んでいたところに又一人登山者がいる。この登山者にもすぐ追い抜かれ、少し話すことになる。38歳と若い!登りの階段をいとも軽々とスイスイと登る。唐沢峠から石尊沢に下り、ネクタイ尾根を登るようだ。じつは、ぼくの予定もそうだったのだが、ネクタイ尾根に行くのは止める。稜線に辿り着いたので、北上し、三峰方面に向かう。休むと寒いので、歩き続ける。
三峰方面の稜線を辿ってすぐ、テン糞①を見つけ、なんと新旧8個のテン糞を見つけゲットする。
10:24 これはツガかな?

10:29 テン糞⑧ サルナシの果肉果皮種子が浮き出ている。

10:32 登山道に出る。
 登山道に出たので、落葉樹の葉が全て落ちている風景をバックに、、、。ここに休み台があるが、風が冷たいので、サーモのお茶を飲んだだけだ。不動尻に下る。
10:38 ここは見晴らしが良く。江の島が良く見える。

12:06 もう、紅葉も無く、初冬の東丹沢の山の風景となる。
不動尻を過ぎてから山の格好をした中年女性の団体とすれ違う。駐車場に着くと、大型バスが止まっており、先ほどの団体は、千葉から鐘ヶ岳ハイキングに来たようだ。
家には2時半に着いた。

2017年12月13日水曜日

今の時季のテンはサルナシが主要な食物だ! For the marten in this season, the fruits of hardy kiwi are main foods.

12月6日、広沢寺温泉無料駐車場・見城・日向山・梅ノ木尾根・登山道・唐沢峠・不動尻と歩いて見つけ拾ってきたテン糞17個を水洗いし内容物をようやく分析した。
歩いたGPS上のルート図と、テン糞①~⑯の位置

駐車場の横にある神社の階段を上ってそのまま道は登り、ゲートを開けて、さらに登り尾根に辿り着く。さらに、見城を通って日向山を過ぎて、梅の木尾根・日向山・弁天の森キャンプ場・薬師林道の十字路の鞍部まで、テン糞①~④の4個を見つけた。
ムクノキ、ケンポナシ、サルナシ、マメガキを食べた糞であった。また、小鳥を食べた糞が1個あった。
8:55 テン糞①
ムクノキ種子11個・果肉果皮、ケンポナシ種子1個

9:04 テン糞②
サルナシ種子・果肉果皮、ムクノキ種子2個・果肉果皮、ハクビシンが食べていた同じ不明種子1個

9:28 テン糞③
マメガキ種子・果皮、ハクビシン不明種子1個、小鳥羽毛・頚骨・骨片

9:32 テン糞④
サルナシ種子・果肉果皮

梅ノ木尾根の大沢分岐までは、テン糞⑤~⑨の5個を見つけた。サルナシ、マメガキ、ケンポナシ、ヒサカキが食べられていた。さらに、ヒミズなどの小哺乳類を食べていた糞が2個あった。
9:44 テン糞⑤
サルナシ種子・果肉果皮、マメガキ種子7個

10:06 テン糞⑥
サルナシ種子・果肉果皮、ケンポナシ種子・果皮果柄、ヒサカキ種子・果皮果肉、バッタ脚
11:01 テン糞⑦
サルナシ種子・果皮果肉

11:22 テン糞⑧
左:サルナシ果肉果皮・種子  右:小哺乳類毛

11:36 テン糞⑨
ヒミズ毛

大沢分岐から登山道までには、テン糞⑩~テン糞⑯の7まr個を見つけた。彼らが食べていたものはマメガキ、サルナシであり、サルナシが主要な食物であった。
11:52 テン糞⑩
マメガキ種子・果皮、サルナシ種子・果皮果肉

11:56 テン糞⑪
マメガキ種子6個・果肉果皮、サルナシ種子・果肉果皮

12:07 テン糞⑫
サルナシ種子・果肉果皮

12:19 テン糞⑬
サルナシ種子・果肉果皮、バッタ脚

12:24 テン糞⑭
サルナシ種子・果皮果肉

12:27 テン糞⑮
サルナシ種子・果皮果肉

登山道では、テン糞⑯の1個だけであり、サルナシだけを食べた糞であった。
12:57 テン糞⑯
サルナシ種子・果皮果肉

不動尻までは植林地帯の下り道のせいか糞を見つけれず、一の足林道の大沢地区に入ってからテン糞⑰を見つけた。大きなムクノキの種子や果皮が入っていた。
15:17 テン糞⑰
ムクノキ種子11個・果皮

以上の17個のテン糞の内容物をまとめたものが下の表である。17個のテン糞の内、12個がサルナシを食べたものであり、この内6個がサルナシだけを食べた糞であった。この季節のテンはサルナシによって命を繫いでいると云っても言い過ぎではないだろう。
テン糞①~⑰の内容物表