「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2013年8月11日日曜日

ラストケ村の妖精   The fairy of Rastoke in Croacia

 今回のクロアチア旅行は、この7年間一緒に海外旅行をしている連れ合いの友人夫婦と他二夫婦を含む四夫婦の八名である。
南回りのカタール航空が割安だが、ドーハからブタペストを経由してクロアチアのザクレブまで行くという、大変疲れるものであった。カタール航空はアラブ系の航空会社なので、機内でアルコールは御法度だと思っていたら、ビールもワインもウィスキーまで吞めた。
ビールはなんと朝日で、ウィスキーはジョニ赤だけであったが、満足だ。長い時間座らされるので、トイレに立った時に、缶ビールやジョニ赤をもらい、最近の映画を見ながら喉を潤した。
ザクレブ空港からすぐ専用のバスに乗ってブリトビチェ近郊のHotel Jezeroに行く。
途中で、妖精が住んでいる滝と湖に囲まれたRastoke村に立ち寄る。
何故か、日本のどこかにまだ残っているような民家がある。
何と、ガイドが妖精であった。
皆、妖精さん、妖精さんと呼びかける。
自然な笑顔が本当に素敵なアナマリサさんである。
写真を送るからとメルアドを書いてもらう。
水車であり、現在も小麦やトウモロコシの粉を作りたい時に使うようだ。
ぼくは、もっぱら彼女が説明してくれない植物を撮った。
妖精さんが眩しくて直視できないのだ。
これは、ムクロジに似ている。
これは、カエデの仲間だ。
ん?この花は?もっと落ち着いて撮ってくるんだった。
これは、モミ属の仲間だ。
ニワトコだと思ったが、今見ると全く違う。???、、。
これはアカシデか!
これはボタンヅルだ!

説明の看板があった。でも、クロアチア語で、読めない。あ!英語もあった。
カワウソLutra lutraが載っているので、質問した。
今では少なくなったようだ。でも、魚はたくさんいるし、川や湖の回りは日本のように護岸がコンクリートで固められていないので、生きているのだ。
これ以後、もっぱら糞を探しながら歩いた。もちろん、ビニールの糞入れ用小袋は持ってきた。
 結局、野生動物の糞は見つけられなかった。
いずれの写真もクリックすると拡大します。

 


2013年8月9日金曜日

石灰岩の国、クロアチア Croatia, the country of limestone.

8月1日に成田を発って、クロアチアに行き、昨夕8日に帰国した。
向こうにいたのは5泊6日である。
首都のザクレブ、プリトビチェ湖群国立公園、ドブロヴニクやスプリットやトロギル
の城壁のある旧市街歩きであった。
関東地方と同じように30度を超す猛暑であった。
地中海式気候のため、雨が少ないせいか石灰岩の剥き出しの大地の山並みが連なり、
オリーブやブドウは作れるが、他の農作物には適さない土地のようであった。
それでもプリトビチェ湖群国立公園は、丹沢にある、木々や花々があった。
 
この国立公園内にはヒグマ、オオカミ、ヤマネコがいるようである。
泊まった、ホテルのロビーにヒグマの立ち上がった姿の剥製があり、口の中をのぞいてきた。
で、気が付いた事がある。ヒグマの下顎の第一切歯(真ん中の歯)は第二、第三切歯よりも
明らかに小さく、三切歯とも同じくらいの大きさであるツキノワグマとは大きな違いである。
さらに、これがもっとも大きな違いであるが、
上下の第三切歯が他の2本に比べると犬歯状に伸びて大きい。
ツキノワグマの上下の切歯は3対とも同じくらいの大きさである。 
 この国立公園をトレッキングしたかったが、ぼくは、景色よりも植物や昆虫を写真におさめた。
これは、小さなシクラメンである。
 乾いた白い岩の表層の僅かな腐葉土にツリガネニンジンの仲間が咲いていた。
クロアチアの歴史は外国から攻め入られたり、取り戻したりの繰り返しである。
植物はもちろんのこと動物たちにも国境がなく、ギンヤンマやイトトンボ、キチョウやコクマルガラスが飛び回っていた。


2013年8月1日木曜日

テンやサルはオオクマヤナギとサルナシを食べている。 Martens and Macaques eat furuits of Berchemia magna & Actinidia arguta.

湖岸道路の湖側に生えるオオクマヤナギ、たくさん果実をつけていた。
オオクマヤナギが絡みついている木にサルナシも絡みついている。
上のオオクマヤナギとサルナシの果実を採食することができるのはサルくらいかな?
しかし、サルでも上の方だけで、ぶらぶら揺れるところに生っているのは無理だろう。
っと思う。テンやハクビシンが接近できたとしても大変なことだ。
5,6メートル上から下にサルナシとオオクマヤナギの蔓が下がっており、
それに果実が実っている。
この木はサルナシが毎年たくさん着いているが、
今年ほどオオクマヤナギが豊作なのは珍しい。
8:31、テン糞だ。オオクマヤナギの種子が見える。
黄色の線で囲ったのは、オオヒラタシデムシの幼虫だ。糞を食べている。
この糞塊を水洗いすると、オオクマヤナギの種子が6個と節足動物の多数の脚や外骨格の破片が出てきた。
8:07、サル糞である。
この糞を最終した時には、小さい褐色の種子はサルナシのだろうくらいに思っていた。
しかし、洗ってみて良く見たら、違う。サルナシの種子特有のツブツブ模様ではなく、キイチゴの仲間の種子に特有の文様が見られる。
大半が下のエビガライチゴの種子だ。
糞塊の中に1個だけミヤマザクラの種子があった。
2011年7月29日に本谷林道で
やまぼうしさんに案内されて採集したエビガライチゴ、ミヤマザクラ、ヨコグラノキの種子をアップしております。
 8:21、このサル糞は、大半がオオクマヤナギの種子であり、
10個だけサルナシの種子がでてきた。
オオクマヤナギの種子が顔を出している。 
サルナシの種子だ。
 このサル糞からはオオクマヤナギの種子と果皮が多数、さらに果皮の中に種子が入ったままの果実がいくつか出てきた。さらにサルナシの種子が8個出てきた。
 
しかし、おもしろいものだ。どこにこんなにオオクマヤナギの実がなっているのだろう。また、ミヤマザクラが実をつけているのだろう。動物たちはそれぞれの場所が彼らの頭の中に入っているのだ。

2013年7月31日水曜日

キランソウ属 Ajuga

昨日、湖岸林道から清川トンネルに向かう経路を登っていくと、
キランソウの仲間が3カ所で咲いていた。
キランソウの仲間は春に咲くものだと思っていたが、これは狂い咲き?
これは、何という名前なのだろうか?
図鑑で見ても判断つかない。
葉が、スパット齧り取られている。これはノウサギの仕業だ。
下草がほとんど生えていないのでノウサギたちは、樹木の地際の幹や根の樹皮を食べている。
但し、下の写真は7月19日の谷太郎林道からの尾根で撮ったもの。

夏の昆虫:オニヤンマ・ゴマダラカミキリ・ウスバカゲロウ・バッタ Insects in Summer season.

湖岸林道を歩いてると、オニヤンマが停まった。
このソニーのデジカメは接写から1200mm相当の望遠まで撮れるので、一台で臨機応変だ。
小さなボディの一眼よりも気に入ってる。
飛び方が、ん?イトトンボかな?と思ったが違う。
頭がまるっきり違う。これは、幼虫がアリジゴクとなって乾いたところで過ごすウスバカゲロウだ。 
これはゴマダラカミキリだ。以前はどこにでもたくさんいたものだが、最近見かけなくなっていた。
東宮御所のシジュウカラを研究していたT.Sさんがカミキリ虫のコレクターだったことを思い出した。
これは、何バッタかな?
ヒロハネヒナバッタの♀でいいのかな? 
 林道沿いの草むらが異様に動く、じっと目を凝らしているとトカゲが何かをくわえて出てきた。
うまい具合に斜面に吹き付けたコンクリートを登ってとまった。
狙って撮った。甲虫の幼虫だ!うまそうだ!
ぼくが写真を撮ったらすぐに吞み込んでしまった。さぞかしうまかったことだろう。
しかし、トカゲたちはどこで味が分かるのかな?
ちょっと林道沿いの草むらに入っただけで、ヒルがついてきた。
トカゲたちはヒルを食べないのかな?ヒルは哺乳動物が近くに来ない限り、枯葉の下で、じっと動かないからトカゲたちの餌食にはならないのかな?そうすると、鼻面をつけて腐葉土を漁るイノシシやアナグマにはヒルがたくさん着いていることだろう。

2013年7月30日火曜日

土山峠に来た! I came to the Tuchiyama pass.

右肩の調子が悪いからとぐずぐず家に引き籠っていられない、
糞を見つけて今年の初夏の動物たちの食べ物を調べなくてはと思い、7時を過ぎてから家をでる。
夏休みに入ったからだろうか?朝のラッシュ時間帯に入っているのに少し車が少ないかな?
慶応湘南校の前を通り、ショートカットの道に入る。国道246に出て、東海大医学部の横を通って
神奈川県自然環境センター前の道路を走り抜け、清川村のコンビニでお昼を買い、土山峠に着いたのが、8時ちょっと前だった。
土山峠からの湖岸林道を歩いていくと。3条の腺が平行に道を横切っている。
これは何の跡?
近寄ってみると、砂が1センチくらい少し盛り上がっている。
モグラの仕業かな?否違う。
皆さんは何の跡だと思いますか? 
盛り上がった砂を登山靴で擦ってみた。と云うよりは盛り上がった砂を靴で取り除いた。 
小さな、小さなアリンコの通り道だった。
 
清川トンネルに向かう経路に入る。
子ガエルがぴょこぴょこ飛び回る。
これは、何ガエルかな?何と足元にはヒルがわさわさ近寄っている。
取り敢えず、この沢の所までやってきた。水がずいぶん少ない。きっと豪雨に備えてダムから放水しているんだろう。足跡が向こう岸の近くに多数ある。下りる。
沢の中をバシャバシャ魚が動き回っている。
浅瀬に追い込んで捕まえる。
ヤマメでもイワナでもない。何だ?この魚は?
アブラハヤ?モツゴ?
アブラハヤだ!釧路ではこれに似た魚にヤチウグイがいた、
足がチクチクするのでズボンをたくし上げるとヒルが何匹もついて膨らんでいる。
今回はまったくヒル対策はしてこなかったのだ。
サル糞2個とテン糞1個を拾ったので、戻ることにする。
家に着いたのが11時半だ。ヒルに血を吸われたところの2カ所から血が止まらず靴下を赤く染めている。やはり、今の時季は靴下にしっかり飽和食潜水を噴霧していかないとヒルにやられる。

2013年7月28日日曜日

これは高粱だ! Sorghum!

先ほど、連れ合いと近くのヴィクトリアというスポーツやアウトドア用品を売っているお店に行ってきた。途中、空き地に下のようなものが植えられている。
草丈2メートルを超すものだ。遠目にはトウモロコシかな?と思って近づくと違う。
しかし、トウモロコシの仲間だ。
密植して植え付けられている。
どこかで見たことがあるものだ。
北海道ではない。
穂が出ていた。ピンボケだ。が、これで思い出した。
タンガニーカ湖畔の村の畑に植えられていたものである。
ヴィクトリアで買い物をした後、今度は、上の植物が刈り取られた畑があった。
そこに、2番穂が出ていた。
間違いない。
高粱(コーリャン)、ソルガムだ!
それにしても、何故高粱を植えているのだろう。
お酒を造る?
パンやお菓子を作る?
健康食として、米に他の穀物を加えて一緒に食べる?

2013年7月27日土曜日

映画「風立ちぬ」

慶応日吉の動物行動学の採点が終わり、評価をつけてWeb入力し終えたので、
連れ合いと上大岡の映画館に行ってきた。
この映画館は横浜市営地下鉄の上大岡駅で下車したなら、そのままエレベーターに乗り、
映画館の入場口がある3階でおりる。
もう、夏休みに入っているので、子供連れ、若いカップルなどが多く賑やかで、
いつもの雰囲気が一変している。
連れ合いがパソコンで席を予約していた。
券売機の前で、予約番号と電話番号を入力し、券を受け取る。
上は、始まる15分前の状態だ。これから7割くらいのお客で席が埋まった。
初めは、ジャンヌ・モローの「クロワッサンで朝食」を見たいと思ったのだが、
銀座に行かなければ見られないことがわかり、諦めたのだ。
予約したのが、「風立ちぬ」であった。
これは、宣伝されていたことと、韓国のマスコミがこの映画を戦争賛美だと非難したことが話題になっていたからだ。
「風立ちぬ」は堀辰夫の短編小説で、ぼくは中学の時に読んだものだ。
主人公の飛行機設計技師の堀越二郎は結核になっている菜穂子(菜穂子は堀辰夫の小説の題名にもでてくる)と結婚する。
ぼくは、この時、?????状態だ。
「風立ちぬ」と「菜穂子」は堀辰夫の小説の題名だ。
この映画は堀越二郎という飛行機設計技師の夢と「風立ちぬ」と「菜穂子」を絡めた物語であるということが、こうやってブログにアップしていて明らかになった。
しかし、まだ、自分としては頭の中が整理されていない。
 
エンディングに流れる荒井由美の「ひこうき雲」は文句なく良い。
ユーミンとアフリカでワインやビールを飲んでわいわいやった15年前のことを思い出した。

2013年7月24日水曜日

ミンミンゼミだ! Cicada!

昨日、雨が降ってもう暗くなり始めた頃、居間の網戸にセミがとまった。
今年初めてのセミだ。アブラゼミではないことが判るが、何ゼミがわからない。
メスだ。網戸が邪魔してうまく撮れない。っと!飛んでしまった。
50センチも離れていない場所でカメラを操作したからだ。
が、梅の木に停まった。
ここで、このソニーのカメラは、一気に50倍の1200ミリ相当にズームアップできる。
撮ったが、暗いのでピンが今一つ、マニュアルに変えるが、どうも今一つだ。
動いて、ピントが合わせやすい位置にきた。
これは、ミンミンゼミだ。 
子供の頃、釧路で取ったクマゼミに似ているが身体が小さい。
ぼくの耳はセミの鳴き声やスズムシの鳴き声も聞こえない。
だから、道路を歩いていてしばしば一緒に歩いている人から自転車が来ている。危ないと袖を引っ張られる。自転車のチリンチリンというベルの音が聞こえないのだ。
つまり、高い波長の音域が聞こえない。
CDで好きなクラシックを聴いていても、突然、無音状態になる。高音になったのだ。
アフリカから戻って、逆カルチャーショックでアフリカに帰りたいと思う日々が1年くらい続いた。
その間に、マラリアが出たり、メニエール症候の眩暈を何度か経験したりして、高い音域が聞こえなくなった。
一番困るのは山歩きで音で動物を見つけることができなくなったことだ。
動物の発見は視覚によるではなく、聴覚によって気配に気が付くことである。
だから、ぼくが動物たちの骨や糞に興味持ち出したのは必然かもしれない。
 
今日は慶応の試験だ。300名分の採点と評価付けを終えて月末にはぼくの夏休みが始まる。

2013年7月23日火曜日

実習で出合った脊椎動物 Vertebrate who encounted with in the Tanzawa outdoor practice.

19日に丹沢実習で、一緒に歩いた卒業生でアシスタントの竹下史也君から出合った動物たちの写真が送られてきた。
ここで、見てもらいたい。
先ず、尾根を登っている途中で出合ったのがこれだ。
H君がスギの木の上にとまっているのを見つけ、ワイワイ声を出すと舞い上がっていったのだ。
今年も鳥に詳しい学生が何人かいて、クマタカだ!と興奮していた。
ぼくも撮ろうと思ったが、右腕を目の上まで上げなくてはダメなので、諦めた。
このシマヘビは登山道沿いの木の上にいた。
皆で捕まえようとしたが逃げられた。 
これが登山道を横切っていった群れのサルだ。
9-10歳くらいのメスだ。
生意気にもこちらの学生たちの方を口をちょっと開けて威嚇している。
この風景、まるでアラビア半島の砂漠地帯のようだ。
登山道を物見峠方面に歩いていて、西側の斜面にメスジカだ。
物見隧道から唐沢林道を下ってきて、出合ったアオゲラだ。
コヤツは独特の笑うような鳴き声をあげて飛びまわっていた。
ついでに、ぼくが撮ったオオルリだ。
脊椎動物で撮った唯一の写真だ。
これは、カメラを腰のあたりに持ち、ディスプレイ画面の角度を変えて撮った。
大分、右腕を持ち上げられるようになってきた。
まだ、ぐるぐる腕を回すおとはできないが、かなり快復してきている。
いよいよ明日で夏休み前最後の学校だ。
慶応の試験だ。右肩を怪我したときはどうなることかた憂鬱な気持ちになることもあったが、一週間の休講で済んだ。慶応は一度も休むことなくできた。
そのシワ寄せが学生たちに行ったことは間違いない。