「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年12月14日金曜日

イノシシの糞、足跡と食痕 The scats, tracks and feeding singns of wild boars.

 昨日は、始めての尾根の下りで、イノシシのフィールドサインを見つけた。
まず、糞である。写真の糞と1メートルくらい離れたところにさらに大きいものがあったが、
形状や内容物が同じイノシシのものと判断し、下の小さいものをゲットしてきた。
水に浸けているが、おそらく植物繊維だけだろう。 
 上の糞から10メートルほど下ったところ、偶蹄類がここで何かをした跡があった。
イノシシの足跡がすぐ目にはいった。
どうもイノシシがここで何かをしたようである。 
イノシシの足跡、副蹄がはっきりわかる。
ストックの先の方にある気の根を齧っているのだ。
一部はこのように樹皮がしがいたように毛羽立っている。
太い根の表面の樹皮が剥かれて齧られている。
ずいぶん時間をかけて齧っているようだ。
太いフジの蔓の根であり、その幹(ツル)も齧られている。
どうも、地上から1メートルくらいまでは、毎年の齧られているようだ。
このような食痕がまばらに残っている。
この幹、なんだか可哀想だ。
このように尾根上の太いフジ蔓であった。
何だか、丹沢の樹木は気の毒だ。下草が生えてないので、根や幹が齧られる。
このような尾根にもササで覆われていたら、イノシシもシカもササ食いをしているだろう。
水源管理のための新しい道がつくられていたので、最後はそれを降りてきた。
森林整備施工中という看板が林道に立っていた。 
水源管理のための道でなく、森林整備となっている。
このような立派な道も、梅雨の長雨、台風、積雪などによって3、4年で消えていく。
シカが草木を食いつぶしていくように、ヒトも山を食いつぶしていくようだ。
 
 


2012年12月13日木曜日

凍てついた林道 The frozen forest road

今朝、起きたのが6時を回っていた。
もう、ダメだ。丹沢までの道は渋滞だ!
でも、7時になって、やはり出かけることにした。
渋滞だ。真っ白の富士山が見える。
国道246号線の東海大病院前から清川村へ向かう。
この道に入ったらもう大丈夫。
いつもの清川村のコンビニに寄り、お昼を買い、土山峠へ向かう。
土山峠に着いたのが、9時40分過ぎだ!
今週は土曜日が実習で丹沢なので、林道をあるくだけにしようと思う。
車から下りたら、足元に冷気を感じる。寒い!
林道の水たまりは凍っている。
乗っても割れない。
さまざまな小鳥が群れて、木から木へ飛び交う。
望遠レンズに付け替えるが、ぼくの腕では無理。
ダム湖である宮ヶ瀬湖には、カルガモを含む、カモの仲間が来ている。
橋の欄干の下に大、中、小の古いサル糞がある。
最近、ここを通過したのだ。
この糞だけゲットしてきた。
洗ったら、サルナシの種子と果肉つき果皮だけ。
まだ、サルナシが枝に付いているのだ。
堤川林道へは行かないで、湖岸の林道を行くことにする。
①テン糞だ。
①テン糞から2メートルも離れていないで②テン糞だ。 
①と②は同じテンの糞だと思ったが、②の方が少し直径が大きい。
両方とも洗った。
②はサルナシの種子と果肉付き果皮だ。
①の方は、リンゴの種子くらいの大きさの種子2個と果肉付き果皮である。
オオウラジロノキの可能性が高い。
明日、種子が乾いたらアップしたい。
今回は、下のようなコースを歩いた。わずか、3キロちょとだ。
下りで、いつもと違う尾根を歩いた。
今回は、なんと上のテン糞も含めて12個のテン糞を見つけ、
他にサル糞、イノシシ糞を拾ってきた。
さらに、興味深い食痕も見つけてきた。始めての尾根を下った成果だ!
 
 


寒い朝、氷だ。

東丹沢の土山峠の林道は凍ってる。

2012年12月12日水曜日

笹子トンネル事故と命の大切さ The Sasago tunnel accident & the importance of life

笹子トンネルの天井の崩落事故は、ぼくらに現在の物の価値観について様々な
事を教えてくれている。
ぼくは、子供の頃から橋やダムなどの建造物を新規に作ることはたくさん目に
してきたし、ニュースでも大々的に取り上げられてきた。神主さんが祝詞をあ
げたり、市長や代議士などの偉いさんがテープカットをする。
しかし、これらの維持管理はほとんど目にしたことがない。

一方、個人住宅では、壁の塗り替えや屋根の葺き替え、さらには歪んだ箇所の
修理・修繕は5年や10年に間に一度修繕が行われる。
その為の費用を積み立てる。
 
子供の頃なら、鍋に穴が開いたに始まって、テレビや洗濯機、電気釜まで修
理してもらうことができた。もちろん、ついこの間まではカメラも修理しても
らえた。
それが、今、金物店に持っていっても、電気店に相談しても買い替えを勧めら
れる。修理する方が新品を購入する場合よりも高いことさえあるのだ。
先日、カメラが雨に濡れてダメになったので、修理にだした。が、修理代が市
価よりも数万円も高い見積書が届いたので、修理を止めてもらった。
一時が万事これだ!

途上国に行くと、路傍や軒先で衣類のボタンの付け替えから靴の修理、自転車
や車など、さまざまな修理をやっている。
途上国では日本で廃車にされた車がどうどうと走っている。あるいは、旧型の
ブラウン管テレビが修理されて使われている。
物が大事にされていると云える。
 
丹沢を歩いて気が付くのは、シカの防護柵や水源地見回りの道は作られるばかり
で維持管理のための修理をしているのを見たことがない。砂防堰堤や林道は作
られて山は崩されるが、その維持管理は無いに等しい。新しい物は作るがその
維持管理はナシだ。
上のシカ柵は塩水橋から本間ノ頭への尾根 
 
今の社会では造られた物を大事にしないのだ。
命の大切さは、物を大事にする心から生まれるのでないか?
作った物の維持管理をしないのは、命を粗末に扱うのと同じだ。
仕事を正規職員ではなく、派遣職員に任せているのと根は同じだ。
 
笹子トンネルの崩落事故は、維持管理のための修理、修繕が欠けていたことを
教えてくれているし、現在の物を修理して大事に使用できない社会的風潮に一
石を投じているだろう。それが取りも直さず命の大切さにも通じるだろう。
これは、グローバル化した資本主義が問題なのかもしれない。
選挙はそういう意味で、日本をどのような未来に形作るかが試されている。


2012年12月11日火曜日

またもや、ハクビシンの糞! A scats of palm cibet, again!

昨日、またもや。これで2階のベランダでは、2回目のハクビシンの糞だ。
こんどは、反対側の鉢の上にしている。
前夜にしたようだ。
我が家のベランダは小田急線の線路までは30メートルくらいしか離れていない。
向こうに見える白壁の家との間に線路が走っている。
こんなところに、ハクビシンが出没しているのだ。
日本固有のタヌキ、キツネ、テンなどは影も見えないのに!
今回、糞があったのは奥の鉢だ。 
早速、水洗いした。
黒っぽい糞なので、何を食べたのか興味津々であったが、カキの皮と果肉が
大半であった。
しかし、この種子は何の種子?と不明な種子が一個あった。
下の鉢受けの右側の上がカキの種子かな?その下の銀白色の尖った種子が不明なものだ。
上の不明な種子とカキの種子のようなものを一緒に撮った。
これはカキの種子ではないかもしれない。でも、やはり薄ペラでもカキの果肉があるのだからカキの種子かな?さらに、丸っこい種子、実は、この種子の周りにクスノキの果実のような2、3ミリの厚手の果肉と果皮が半分被さってあった。

右の大きいのは、カキの種子だと思うのだが、、、左の丸っこいのは、、、、?
それにしても何故、我が家のベランダの鉢の中や庭のスイレン鉢に
ハクビシンはウンチをするのだろうか?
また、コヤツはどこに棲んでいるのだろう?
我が家の天井、壁、縁の下、エアコンなどの外設機の周辺、物置の裏や下など、
ハクビシンが潜めるような場所は無い。


2012年12月10日月曜日

異常聴覚と色覚 「アリス症候群」 "Alice's syndrome"Abnormal senses of seeing & hearing

この1年、ぼくの聴覚と色覚がおかしい。
 
一昨日も風が強かった。
突然、ぼくの部屋の外で、大型二輪車のエンジンを吹かしたような音がした。
耳が壊れるんではないかと思うほど大きな音に聞こえた。
連れ合いが、二階のベランダから戻ってきた。
「突風が吹いて洗濯物が飛ばされそうになった」と云った。
どうも、その時の音のようだ。
 
外出した連れ合いから電話があった。
耳をつんざくばかりに大声に聞こえるので、
「声が大きすぎる、小さい声で話してくれ」と云った。
しばらくして連れ合いが帰宅して、先ほどの電話は普通に話をしたと云った。
 
先日、O女子学生から実習に持っていく装備について電話があった。
耳にがんがん響くので少し携帯から離れて小さな声で話すように言った。
彼女は何も大きな声を出していないようだ。
 
ぼくの耳はアフリカから戻ってきてからは難聴になっているのだ。
虫やセミの音、小鳥の鳴き声など高い波長の音が聞こえないのだ。
それがどうして、女子学生の声が大きくはっきりと聞こえたのか?
 
昨年、仏果山に咲いていたキンランが金色に見えなく白く見えたことがあった。
先日も学生実習でK君が見つけた茶褐色のキノコを写真に撮り、一本持ち帰って
見ると、現場ではムラサキ色に見えず茶褐色に見えたものが、
ムラサキシメジそのものだと判ったのだ。
 
ネットで調べた。「アリス症候群」というもののようだ。
色覚は狂い、形も大きくも小さくも歪んでみえたりもするようだ。
自分以外の者が巨人に見えたり、小人にも見えるようだ。
時間も実際よりも遅く感じたり、早く感じたり、さらには浮遊感まで生まれるし、
音も異常に大きく聞こえるらしい。
でもその異常状態は数分で終わってしまうようだ。
 
車を運転して色はともかく周りの景色が大きくなったり、小さくなったり、
ゆがんだりしたら、危険だ!
そろそろ身体検査を受けるべきかもしれない。

2012年12月9日日曜日

ノウサギの脛骨と腓骨だ!   The leg bones of a hare!

昨日、サルスベリとカエデの枝を剪定した。
その後、枝をゴミに出せるように短く切り詰めてまとめていた。
何気なく、物置の入り口の下を見ると、骨だ!どうしてここに骨が?
思い出した。
2年前の初春に伊勢沢を詰めた時に、見つけたノウサギのものだ。
これを肉をとった後、物置の縁の下に置いたのだ、。
それが、どうして入口の手前に出てきているのだ。
ハクビシンの仕業?あるいはノラネコの仕業?
ともかく、小骨一つ残さず拾い集めた。 
ノウサギの後足だとすぐ判ったのは、
この脛骨と腓骨が足首のところで合体しているからだ。
上が左脚で、下が右脚のものだ。
右脚を拡大したものだ。足首方で腓骨は脛骨と合体し、上部の膝にあたる部分では
離れている。
この脛骨と腓骨が足首の方で合体しているのは、ウサギの仲間の他に、齧歯目のネズミ科、トガリネズミ目、ウマの仲間がおり、シカ科やウシ科では腓骨そのものが無い(あるいは脛骨を一体化している野かも知れない)。


 
 
 

2012年12月8日土曜日

やはりあったテン糞 A marten scats there were again.

6日の奥湯河原の続き:
奥湯河原に行ったら、必ず行ってみるところがある。
藤木川にかかる大堰堤と名付けている砂防堰堤だ。
ぼくが写真を撮るために立っている辺りに、テン糞がある。
(但し、この写真は昨年12月24日のものだ)
今年もあったのだが、ぼくは見つけられず、連れ合いが教えてくれた。
連れ合いに感謝だ!
しかし、糞だとは思わなかったようで、動物がここで吐き戻したものだと思ったようだ。 
もちろん、全部、ゲットしてきて、茶漉しに容れて洗った。
この糞は、サルナシの果柄付き果皮、果肉付き果皮、種子だけであった。
奥湯河原のテンはまだサルナシだけを食べてお腹を満たすことができるんだ。
 
この場所は、もう何年も続けてテンが糞をする場所である。
これは、同じテンなのか、それともこの場所がテンたちにとってのホットスポットなのか。
それを知るには、テン糞の表面から直腸の細胞の破片を採取して、DNA分析をすると判るだろう。
そのような野生動物の研究者がそのうち表われてくるかな?
 
この大堰堤、ついこの間までは、小走りで向こう側まで行ってみて、動物たちのフィールドサインである糞を探したものだが、この2、3年この上に立つだけで足がすくむ感じがする。
これはどうしてなのか?

2012年12月7日金曜日

見事な富士山!  The wonderful Mt.Fuji!

昨朝は雨模様であり、丹沢行を躊躇していたら、とうとう行き損ねた。
でも、山へ行きたい。
7時頃起きてきた連れ合いは、丹沢行かないなら奥湯河原に行こうという。
久しぶりの奥湯河原行きだ。
 
新湘南バイパスから富士山が丸見えだった。
広河原から藤木川に沿って山道を上がり、大堰堤があるところでいつもの探し物だ。
ここには、テンがマーキングのために糞をするスポットがあるのだ。
ぼくは、見つけられなかったが、連れ合いが見つけた。
一人よりも二人の方が探し物をする時には良い。
 
駐車場に車を置いて、天昭山神社の鳥居をくぐってスギ林の中の山道を登る。
30分も歩かないで神社に到着だ。
丁度12時なのでお昼を食べる。お湯を沸かしてインスタントラーメンだ。
食べ終わると、上から中高年のハイカーたちが5、6人下りてくる。
駅前からタクシーに分乗してバス停の神社入り口で下してもらって、下ってきたようだ。
紅葉を見にきたのだ。
しかし、昨日からの雨とこの強風で紅葉は飛ばされてしまった。
 
奥湯河原の帰りに大観山で、富士山を見て行こうとなる。
椿ラインを走って、大観山に行くと見事な富士が目の前に見える。
外は零下かと思えるほど風が冷たい。
ターンパイクを下るのは風が強くて怖いので、芦ノ湖湖畔まで下りて、御玉ヶ池や甘酒茶屋を通り過ぎて、畑宿、湯本に出て、西湘バイパスを通って帰宅した。
車は疲れる。

2012年12月6日木曜日

フクロウのペリット  A pellet of a owl

先日のShirokaze君との仏果山の帰路
前を歩いていた彼は立ち止まって、ぼくの方を見ている。
「これ!あ!糞ではなかった!」と手に取ったものを捨てようとした。
「見せて!」と手渡してもらう。
ほとんど、短い毛の塊だ。
彼にこれは鳥たちが消化できないものを吐き出したペリットだと説明する。
「ほら、これは爪だ!」
このまま、ウンチを容れる小袋に入れて持ち帰る。

昨日、慶應の2限目の授業から戻り、毛の塊を大きな鉢受けに置いて、
二つのピンセントを使って、塊をほぐし、毛を取り除いていった。
ネズミのような小型哺乳類を食べて、消化できない物を吐き出したのか?
毛を除くと、下のものが残った。
左は小動物の下顎骨と臼歯だ。右の〇で記したものは爪だ。
モグラの下顎骨と臼歯であり、〇の爪はモグラの前脚の爪である。
フクロウ(多分)は一匹分のモグラを食べ、毛と骨などをペリットとして吐き出したのだ。
哺乳類の糞からはまだモグラと判断できるものが出てきたことがない。
 
やぁー、しかし嬉しい。歯を見てモグラとすぐ分かったのが嬉しい。
もちろん、手持ち標本のモグラと見比べている。
骨や歯の研究を専門にやっている者なら見ただけですぐ判るのだろう。
その域に達するようになるのはいつのことか?