「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年3月25日木曜日

レリアが咲き始めた!

深紅のカトレアに次いで黄色のレリアLaeriaが咲き始めた。
カトレア、レリア、オンシジュームは中南米のラン科の花である。
これは一昨年の秋に捨てるようにして花屋の戸外の隅に置かれていたものだ。
名札もついていたなかったのでカトレア属だと思っていたがレリアのようだが、どうだろうか?
名札までなくなった花の終わったラン類は、100円ショップで売られるかのような値がついて売られる。
それらを育てると翌々年には花が咲いてくれる。
草花はその葉の色艶で、水を飲みたい、日光が眩しい、食物が欲しいと語りかけてくれる。

2010年3月24日水曜日

沢沿いは春は遅れているが、、、

林道を歩いていると日当たりの斜面には、
タチツボスミレ、キランソウ、ヤマルリソウが、、、、。
上:キランソウ、下:ヤマルリソウ
しかし、谷間には
残雪がある。
ミソサザイの春だ!春だ!と鳴き叫ぶ声がにぎやかだ。
沢を歩くのはやはり大変なので、巻いて遡上する。
最後の岩場の水場でも、ウワバミソウやホトトギスの芽生えもまだだった。
帰ってきて、GPSで軌跡を見ようとしたら、何故かWayPointだけしか記録されていない。
最後の岩場のWayPointは黍殻山避難小屋から500mくらい離れたところであった。

2010年3月23日火曜日

Googleを見習え!

ぼくは、○△雑誌社や○◎新聞社や○×出版社を定見をもっているマスコミとして考えてきた。しかし、いつからだろうか?ぼくにははっきりした時期がわからないが、定見を持っていると思われた雑誌社、新聞社、出版社の広告にその社のイメージ、その社の考え方とは異なるものが目立つようになった。


サラ金の広告、ギャンブルの広告、全く効き目のないサプリメントの広告、目を疑うような低俗な週刊誌や雑誌の広告が日本の良心と考えられてきたような雑誌や新聞にも載るようになっている。

広告料が入ればどんな広告でも載せますよ!っと言っているようなものだ。

せめて、この出版社だけは、この新聞社だけはと思っているところでも、その新聞の論説や社説で書かれているような記事内容とは反するようなものまで広告がどうどうと載るようになった。

日本の出版関係やマスコミ全体がお金が得られなければいくら格好の良いことを言っても意味がないとばかりに大衆迎合に走っている感は免れない。

それは、テレビなら視聴率、新聞・雑誌なら講読数、出版物なら発行数という数字=お金が全体を動かしているからである。

市民の声、国民の声という声を大事にしているが。

その声というのは、果たして正しいのか?と疑問に思うことがしばしばである。
これを書いていて、先ほどのニュースでネットの検索エンジンであるGoogleが中国から撤退するようだ。中国政府の検閲を受けた検索エンジンはGoogleの思想から外れる。巨大市場をもつ中国から、お金じゃない自分の思想だ!生き方だ!とばかりに中国から撤退したGoogleを日本の各マスコミは見習うべきである。

カモシカの下顎

今朝、早起きして山仲間と丹沢へ行ってきた。
目的はある花を見に行ったのだ。
だがまだ少し早いようだった。
沢沿いを歩いて、1時間くらいして、カモシカの糞塊を見つける。
握り拳状になっていて面白い。
この60センチくらい右に新旧のカモシカの糞がある。
カモシカは溜め糞をするというのはこのことを差すのかな?
シカよりも狭い行動域内で生活するため、同じ場所で糞をすることが多くなるのだろう。
しばらく沢沿いを右の斜面を歩いたり、左に歩いたりしていると
山仲間のK.Yさんが下顎を見つける。
一瞬、シカのものだと思ったが、カモシカの下顎だ。
三対の切歯と一対の犬歯がほとんど同じ大きさである。
左の筋突起や関節突起が肉食動物に齧り取られたようだ。
他の骨は見当たらない。
1、2ヶ月前くらいに殺されたようだ。オトガイ孔の辺りにまだ毛と皮が残っている。
歯はほとんど磨耗しておらず2、3歳?のオトナと推定した。

滑落するような場所でない。日本の肉食動物が動き回るカモシカをハンティングして仕留めることはできないので、これは密猟されたカモシカの下顎の可能性が高い。
シカ猟をする人たちがカモシカをシカと誤って撃つなんていうことは考えられない。
また、解体後、内臓は捨て去り、頭骨の角は折り取り、その他は持ち帰ったのかもしれない。
それは、昨年、本谷林道で見つけたカモシカが角が折り取られて頭骨と背骨だけが残っていた(2009年3月16日アップhttp://tanzawapithecus.blogspot.com/2009/03/blog-post_16.html)。この状況からも推し量ることができる。

2010年3月19日金曜日

生物が棲めない綺麗な川

藤沢市と横浜市の間を流れる境川沿いに沿っての散歩
早くもモミジイチゴの花が咲いている。
アオキの花の蕾も膨らんでいる。
ハクモクレンの花が、まるで小さなシラサギのようにたくさん群がっていた。
土手に下りて、川面をのぞいた。一見すると綺麗な流れだが、水草は皆無だ。
今の時季なら、水草や川底の石に産み付けられた卵が孵化して1センチにも満たない稚魚が淵となった穏やかな流れの場所にいるはずだが、、、。
川底は一様で、水深3、40センチだ。流れが異様に速い。ほとんど遮るものがない川である。
自然にできた中・下流域の川でこんなに流れが速い川はありえない。
まるで、上流からの生活廃水などの汚れた水を早く海に流してしまおうとしているようだ。
土手はコンクリートで覆われ、草木が生育できない。
カエルやイモリやサンショウウオどころか魚さえも卵を産めない。
もちろん、トンボの幼虫やゲンゴロウなんて棲めない綺麗な川だ。
不思議な川である。

ジョカーが春の日を浴びて通り過ぎていく。
人にとっては一見気持ち良さそうな場所であるが、ボウフラや昆虫を含む動物たちが棲めない場所になっている。

2010年3月18日木曜日

見る!見えていない!

下は昨年10月の秋の丹沢サル観察し隊の集まりでやまぼうしさんからプレゼントされたネコの頭蓋骨である。
ネコは木に登れるが、木に登ってカキやリンゴを食べていたという話しを聞いたことがない。
目の前に突き出ている鼻面部分がサルと同じように短い。
タヌキやキツネのように目が顔の横についているのではなく正面を向いてついている。
すぐ目の前にいる動き回る獲物でも、両目でしっかり見ることができる。
そのような目をもつネコ(ネコ科の動物)は、
食肉目の動物たちの中ではもっとも優れたハンターであると云える。
しかし、彼らは色調に関してはどのくらい識別できるのだろうか?
あるいは、遠近の物についてはどうなのだろうか?

色覚に優れていると思われるヒトでさえ、色弱の人たちが信じられないほど高い割合でいる。
ネコたちは色をどの程度区別できるのだろうか?

話しはネコの色覚ではない。
ぼくらは自分が見えているものは他の人も他の動物たちも見えていると考えがちである。
ここでいろいろな行き違いが生じる。
せめて、自分が見えているものを身近な人に同じように見てもらうにはどうしたら良いのか考えあぐんでいる。

2010年3月16日火曜日

朝靄の中の沢歩き

今朝、5時半に家を飛び出す。
もう、明るいが、車はライトをつけている。
吹風トンネル近くの駐車場に車を置く。GPSのスイッを入れて車道を歩く。
御殿森ノ頭の山側斜面に黒い動く物、シカだ!3頭いる。
写真に撮ろうと寄ると、警戒音を上げて移動する。4頭いた。
彼らがいた斜面まで行ってみたが、きれいな足跡は無し。

しばらく歩いて沢に入って、キクラゲをゲット!
2種類のキクラゲだ。上の物の方が旨いヤツだ。
ヤマアカガエルの物と思われる卵塊がある。
フサザクラももう満開だ!
キクザキイチゲがまだ眠っている。
雨しずくが時々落ちてくる。山全体が靄(モヤ)ってる。
ユリワサビは目覚めている。
2種類のネコノメソウの仲間がある
初春の沢は雪で倒れた枝や木があって歩きづらい。
コケがきれいだ。
ここでキクラゲを容れたビニール袋を落としたことに気がつき、捜しに戻る。
滑って下半身ずぶ濡れとなる。靴下を絞るが酷いので、帰ることにする。
駐車場でズボンも絞る。なんとヒルが2匹スッパツについている。
今年初めてのヒルだ。いよいよヒルの季節到来だ!
結局、採集したキクラゲも見つからず、2時間も山中にいないで、10時には帰宅になった。
蹄の跡を調べに行った筈なのに、途中から目的が違ったものになった。
もう、丹沢は雪は日陰にほんの少し残るだけ。
春到来だ。

2010年3月15日月曜日

カモシカとイノシシの足(蹄)の裏

昨日、イノシシの足跡とシカ、カモシカの足跡を説明した。
昨年に1月に死んで間もないイノシシを3月にカモシカを見つけアップした。
思い出して、その時撮った写真を見た。
彼らの足(蹄)の裏の写真を撮っていた。

先ず、イノシシの右前足の裏である。
副蹄(第二・第五指の蹄)がすぐ脇についている。これだもnイノシシの足跡に逆さハの字の副蹄の跡がつくわけだ。
カモシカの右前足の蹄である。副蹄はぼくの軍手の親指の下である。
この蹄はまだ柔らかかった。シカのように先が尖っていない。
そして、蹄の間がこんなにも開いている。
もう、シカとカモシカ、イノシシの足跡の区別はすぐできると思う。
明日、丹沢へ行って確かめてこよう。

2010年3月14日日曜日

シカの足跡とカモシカの足跡の区別

林道の続きです。
丹沢にはシカとカモシカが同所に生息する。
林道から沢へ下ろうとするとシカの警戒音が対岸の斜面から聞こえる。
斜面をグリセードをするように滑りおりていくと、
シカが右の樹皮を食べていた場所にでる。
足跡と糞粒が散在している。
これは対岸の斜面で警戒音を出した個体たちが食べた痕ではない、
足跡は前日のモノだ。
足跡の中に糞粒が一個落ちている。
このくらい深く足を雪につっこむと、シカの場合は第二・第五指のヒヅメの跡が第三・第四指のヒヅメ少し離れた後ろに小さくつく。イノシシのように逆さハ字状にはならない。

これは倒れたフサザクラの花芽をシカが食べた痕である。
下のは、シカが雪で折れたウラジロガシの葉を食べた痕である。
シカとカモシカの足跡や糞の区別は難しい。
ここでは、食痕があったので、葉や樹皮を噛み切った下顎の大きな切歯の痕をたよりにした。
これと足跡を組み合わせると、シカとカモシカの足跡の違いは、
第三・第四指のヒヅメ(主蹄、第二・第五を副蹄と言うようだ)の間が5ミリ以上開くのはカモシカで、カモシカのヒヅメの方がシカよりも全体的に大きく先が丸っこい。

で、手持ちの左:シカ(メス)と右:カモシカ(性別不明)の後足を比べた。
これほど明らかにヒヅメの先が違うなんて気がつかなかった。
両方とも乾燥標本にしてある。
左:シカのヒヅメの先は尖るが、右:カモシカのヒヅメに先は尖らない。
さらに、シカのヒヅメ(第三・第四)の大きさが異なるが、カモシカはほぼ同じ大きさだ。
せめて、もう一個体づつ標本を集めて確実にしたい。

2010年3月13日土曜日

イノシシの親子のフィールドサイン

-昨日の丹沢・伊勢沢林道で-
林道の沢側の路肩の土手、ササの根元を掘り起こした痕。
大小のヒヅメの跡、イノシシの親子がやったものだ。
どうも、ササの地下茎からでる新芽のシュートを食べたようだ。
こうやってササの根元だけを掘り起こしている。
土で汚れた足で雪の上を歩いた跡が続く。
オトナとコドモの足跡だ!わかるかな?
オトナの足跡
コドモの足跡、上と大きさが随分ちがう。
シカやカモシカの足跡よりも、幅広く、しかも第三・第四の大きなヒヅメを後ろから囲むように第二・第五指のヒヅメが逆さハの字についている。
このイノシシの親子、コドモはどうも1頭だけのようでした。