今朝、早起きして山仲間と丹沢へ行ってきた。
目的はある花を見に行ったのだ。
だがまだ少し早いようだった。
沢沿いを歩いて、1時間くらいして、カモシカの糞塊を見つける。
握り拳状になっていて面白い。
この60センチくらい右に新旧のカモシカの糞がある。
カモシカは溜め糞をするというのはこのことを差すのかな?
シカよりも狭い行動域内で生活するため、同じ場所で糞をすることが多くなるのだろう。
しばらく沢沿いを右の斜面を歩いたり、左に歩いたりしていると
山仲間のK.Yさんが下顎を見つける。
一瞬、シカのものだと思ったが、カモシカの下顎だ。
三対の切歯と一対の犬歯がほとんど同じ大きさである。
左の筋突起や関節突起が肉食動物に齧り取られたようだ。
他の骨は見当たらない。
1、2ヶ月前くらいに殺されたようだ。オトガイ孔の辺りにまだ毛と皮が残っている。
歯はほとんど磨耗しておらず2、3歳?のオトナと推定した。
滑落するような場所でない。日本の肉食動物が動き回るカモシカをハンティングして仕留めることはできないので、これは密猟されたカモシカの下顎の可能性が高い。
シカ猟をする人たちがカモシカをシカと誤って撃つなんていうことは考えられない。
また、解体後、内臓は捨て去り、頭骨の角は折り取り、その他は持ち帰ったのかもしれない。
それは、昨年、本谷林道で見つけたカモシカが角が折り取られて頭骨と背骨だけが残っていた(2009年3月16日アップhttp://tanzawapithecus.blogspot.com/2009/03/blog-post_16.html)。この状況からも推し量ることができる。
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