9日、「天昭山のサルの会」の称名寺でのお花見の時に鳥の専門家のT.Maruさんから称名寺の裏山で拾ったヒミズUrotrichus talpoidesをもらった。
月曜日と今日午前中にこのヒミズを眺め回した。
ヒミズ背中側から
ヒミズ腹側から
ヒミズの上からみた口吻の周りの白い毛
鼻先の白毛は短く多数あるが、口の周りの白毛は長く12、3本である。
ヒミズの正面から見た口吻の周りの白い毛
顎の下には2本の8ミリ前後の毛と5ミリ前後の毛がある。
ヒミズ右前足の裏
黄色の→は白く長い毛、黄色で囲った部分は掌球
白く5ミリほどの毛は手首の内側の左右から4、5本出ている。
ヒミズ右後ろ足の裏
黄色で囲った部分は掌球
鼻先の周りの毛は短いが、口の周りの毛は長い、さらに顎の下にも長い毛が出ている。さらに、前足の内側に長い毛もある。これらは、当然、触覚としてのセンサーとして働いているのだろう。それぞれの毛は別々の役割を持っているのだろうが、どのような時にそれぞれの毛が機能するのだろうか?
棍棒状の尾も白くはないが長い毛がまばらに生えている。尾の長い毛の持つ意味がちょっと不明だ。
また、足の裏には掌球(肉球)があるが、歩く時、ミミズなどの獲物に近寄る時に音を消して忍び寄るためについているのだろうか?
ヒミズの外形をこれほどしっかり見たのは初めてである。いつもは剥皮し、内臓を取りだして骨にしていただけ。これは、記念に内臓だけ取り出して乾燥標本にして学生たちに「これがヒミズだ!」っと見せてあげよう。
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