「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2018年11月15日木曜日

始めてのルート  The first route

7時に広沢寺温泉駐車場を出発。
二の足林道を山神トンネルに向かって歩く。広沢寺温泉にある農家が見える。裏山は陽が射しているが、谷あいにある家にはまだ、朝日が当たってない。
マユミの果実を5個もらう。
マユミの果実
7:04 大釜弁財天への入り口(白いペンキを塗った道標)に到着
この付近にはテン糞がある筈なので探す。
テン糞1は左の石垣の側の側溝の蓋の上

テン糞1

橋を渡足り終える時に、テン糞を探すがない(帰路見つけた)。探しながら歩いていると橋から3、4メートル離れた沢側の路肩にあった。
が、乾いている。でも、ゲットだ!
テン糞2
何故か、道路の真ん中で2匹のナナフシが1メートルちょっと離れて死んでいる。どういう訳だろう?
7:20 ナナフシ2匹
7:34 何故か、この場所に来て、壊れたシカ柵の扉を見て、ここから山に入って見ようを思う。保安林区域図と書かれた看板が立っている。
きっと、しっかり山の人たちの仕事道がついていることだろう。
扉を潜ったところはしっかり沢沿いの道があった。が、すぐ道は分からなくなる。尾根に向かって登る。立ち木を利用したボルダリングのようにして上へ上へと登る
尾根に出ると道がはっきりしているが、細尾根の箇所がいくつかある。
白い杭が出てきたので、ほっとする。後は、この尾根を登るだけだ!
8:42 52と書かれた白い杭に出る
尾根上に道を塞ぐように野バラの仲間がある。でも、最初見た時は、ズミだとばっかり思って、種子を見るために実を採る。
この時に、これはズミではなく野バラの仲間だと判る。
8:49 枝にトゲがあるのでズミと思った
野バラの果実
この野バラの場所を過ぎて、一休みする。サーモの暑いお茶を飲む。
東方には伊勢原?厚木?の街並みが見える。太陽が眩しすぎる。
9:14 保安林の白い杭があるピークに出る。ぼくが登ってきた尾根を降りると二の足林道ゲートに出るようだ。また、東方に行くと515ピークを過ぎて弁天の森キャンプ場に行くようだ。
ここで、迷う、キャンプ場方向へ降りる。515ピークの手前のピークまで行く。しかし、このピークからどちらに下ったら良いのか判らないので、戻ることにする。時々大山山頂が見える。兎に角、尾根を登って大山方面を目指し北の方に巻いて山神トンネル方へ向かうことにする。
急な登りが続く、トラロープが出てきた。しかし、これには頼りたくない。トラロープがあるルートは一層険しい箇所が多く、立木の根などを頼りに登るルートの方が楽だ!
9:52 工事現場で使われている新旧のトラロープ

冠雪の富士山 Mt.Fuji crowned with snow

今朝6時ちょっと前に家を出て、広沢寺温泉駐車場に向かった。
走る真正面に富士山が見える道がある。今日の富士山は山頂から8合目付近までは雪の帽子を被り、朝日を浴びてくっきり浮き上がってみえた。
丹沢はまだまだ冠雪しないが、今日は休むと風が非常に冷たいので、休む毎に薄いジャケットを羽織った。
今日は、まったく歩いたことのないコースを歩き、途中、目的の知っているピークになかなか出ないので少し焦った。が、良い運動だった。
8キロちょっとを6時間かかった。

2018年11月14日水曜日

動物糞の内容物ーこの種子を教えて! The contents of carnivora's scatsーTell me these seeds!

Maru氏と歩いた8日の土山峠・宮ケ瀬尾根で見つけたテン糞、タヌキ糞、アナグマ糞を水洗いした。テン糞5の内容物の中からこれまで見たことがない不明な種子が出てきた。
以下は、テン糞4個、タヌキ糞4個、アナグマ糞1個の内容物だ。
サルナシ、マメガキ、ケンポナシ、アケビ、ミズキが食べられていたし、不明種子もあった。
7:59 テン糞1
サルナシ種子・果肉果皮

8:13 テン糞2
サルナシ種子・果肉果皮、マメガキ種子・果肉果皮

8:42 テン糞3
サルナシ種子・果肉果皮、マメガキ種子・果肉果皮

11:37 テン糞4
サルナシ種子・果肉果皮、アケビ種子

13:17 テン糞5だ!
サルナシ種子・果肉果皮、オオウラジロノキ種子、不明の種子(下)・果皮
テン糞5から出た不明種子

9:39 タヌキ糞1
マメガキ種子・果肉果皮、サルナシ種子、昆虫脚

11:41 タヌキ糞2
ミズキ種子、サルナシ種子・果肉果皮、

12:21 タヌキ糞3
サルナシ種子・果皮、ケンポナシ種子


12:22 タヌキ糞4
サルナシ種子・果肉果皮、ケンポナシ種子・果肉果皮果柄

12:43 アナグマ糞
サルナシ種子・果皮、不明植物砕片、節足動物外皮肢、砂泥

2018年11月13日火曜日

動物が食べる果実と種子  Fruits and Seeds that mammals and birds eat.

テンやタヌキの糞の中にはたくさんの種子が含まれている。もちろん、季節に応じた果実の種子が含まれる。
先日8日に土山峠から湖岸林道で見つけた果実を採ってきて種子を取り出した。
メギの果実
メギの種子

カマツカの果実
カマツカの種子

スイカズラの実
スイカズラの種子

ウラジロノキの実
ウラジロノキの種子

以下のシラキ、ガマズミは果実を採ることができなかった。アオツヅラフジは種子がアンモナイト状な事をを知っているので、敢えて採らなかった。ヌルデの実はテンやタヌキなどの動物は食べないだろうと採らなかった。しかし、実は出来るだけ採り、種子を確かめた方が良いだろう。 それにしてもカラスザンショウの種子が鳥糞から出てくると判らないなんて!あらためてやまぼうしさんに感謝!
シラキの実
ガマズミの実
アオツヅラフジの実
ヌルデの実

2018年11月12日月曜日

鳥糞からでた不明種子 Unknown seeds which were included in bird's dropping

8日にMaru氏と大棚沢駐車場から土山峠まで歩いた時に橋の欄干の上にあった糞。鳥糞?テン糞か迷った。5、6個あったが、2個持ってきた。

洗ってみると、いずれもクマノミズキSwida macrophyllaの種子(白っぽい)と見たことあるようなないような同定できない不明種子だった。
これらは両方とも鳥糞と結論付けた。その理由は、種子とわずかな植物質よりなるものだけであったからだ。テン糞なら種子と未消化の果肉や果皮が半分くらいある。
鳥の方が果実の果皮や果肉をテンよりもはるかに分解・消化していると云える。
そういう意味では、鳥による種子分散の方がテンによるものよりも理に適っているかな!
鳥糞?
内容物:クマノミズキ種子、不明種子A

テン糞?
内容物:クマノミズキ、不明種子A
不明種子Aを接写レンズを付けて一眼レフで撮った。見たことあるような無いような種子である。
不明種子A
鳥糞から出たこの種子は何だろう?どなたか判りますか?

タヌキの解体  The dissection of the racoon dog

8日に交通事故に遭ったタヌキを拾ってきたが、10日に剝皮、解体した。この個体はメスであり、顔面とくに下顎骨がかなり壊れていた。他の身体の部分は剝皮したところでは出血もなかった。
頭骨以外は折れた骨は無さそうだ!
この轢死体のタヌキ、早朝時か真夜中に、轢かれたようで、猿ヶ島から下りてきてビニールに包んだタヌキを見てもダニが這い出ている様子はなく、持ち帰ってからビニール袋に容れて物置に置いてたが、特にダニが這い出している様子はなかった。
轢き殺された直後だと、体温の低下とともに数百匹ものダニが死体から放射状に這い出ていくのをみたことがある。
轢かれていたメスのタヌキ
このタヌキを剝皮したが、皮が剝きづらく苦労した。臭いがするのか、7,8匹のギンバエがやってきたのには閉口した。
皮を広げて干したが、これにもハエが集り、卵を産んでいた。
連れ合いは顔を出してイヤな顔をするし、お腹を裂いて綺麗な内臓を取り出したが、胃には腐葉がたくさん入っているだけだった。
胃の内容物を見て、内臓は庭のアジサイの根元に穴を掘って埋めた。
毛皮を尻皮用にしようと思ったが、小さいので尾とともにタヌキの毛の標本とする。

2018年11月11日日曜日

土山峠・宮ケ瀬尾根 タヌキ糞とアナグマ糞の違い The difference of dung between racoon dog and badger

10:30に宮ケ瀬尾根に辿り着き、早めのお昼とする。ぼくは、ガスボンベでお湯を沸かしお餅と春菊をたっぷり入れたインスタントラーメンにする。いつもは昼食のオニギリや弁当は食が進まず食べなきゃダメと仕方なく食べていたが、インスタントラーメンはいける。熱い汁があり旨い。これからのお昼はこれだと思う。
11:08 ハリギリが実をたくさんつけている
昼食後、道標を囲って二人で写真だ!が、逆光だ。お昼を食べている時に、この宮ケ瀬尾根を北上して清川トンネルに行かずに、南下することに決める。二人とも楽な方をとったのだ。
11:11 道標を囲んで記念写真を撮って出発だ!
これからしばらく両側が落ちた細尾根が続き、ちょっとしたアルペン的な雰囲気に浸れる。尾根上に岩があったり、木があったりするので、右に巻いたり、左に巻いたりしながら行く。右手には高畑山から本間ノ頭(東峰)への稜線が見える。
細尾根を歩いて、登りとなって次第に尾根巾が広くなって間もなく、テン糞やタヌキ糞が尾根上にある。
11:37 テン糞4

11:41 タヌキ糞2
糞を拾い終わった後、Maru氏に先に行ってもらう。先にピーク617.2の猿ヶ島に着いた彼は、暑いので、上着を脱いでいる。ぼくはハリギリの長椅子に腰掛けてサーモに入った熱いお茶を飲む。
11:59 猿ヶ島617.2ピーク ハリギリの長椅子に腰掛けて仏果山方面を撮る
12:07 大きなサルノコシカケ 猿ヶ島で
またここで、日和ることになる。尾根を南下しないで、ここから北東に走る尾根を下って直接湖岸林道に出ることにする。その方が1時間以上の短縮だ。
この尾根はタヌキのタメ糞が多いので、少し期待した。やはり、以前とほとんど同じ場所にタヌキ糞があった。
12:21 タヌキ糞3

12:22 タヌキ糞4
おー、アナグマ糞だ!この糞、ちょっと目にはタヌキのタメ糞に見えるが、一つ一つの糞塊が一様であり、この固まりしかない。広がっていない。さらに、タヌキ糞のように食べた種子が糞粒の上に浮かび出ていない。
12:43 アナグマ糞
12:54 リスがモミの実を食べた痕
12:54 上のリスの食痕の1メートルくらい下にモミの実が4個落ちている。リスが置いたのか?モミの実が風で落ちて、このように並んだとはとても思えない。
13:14 湖岸林道に着いた!
尾根から子尾根を辿って歩いていくと古い仕事道があり、その仕事道を辿って降りてくると上の立入禁止看板があった。
13:47 橋の欄干の下にテン糞だ!往きは見落とす
湖岸林道について、しばらく橋の上で休む。空を見上げていたMaru氏があれはオオタカだ!と教えてくれる。早速双眼鏡で見る。オオタカの尾の形と広げた羽根の幅の説明を受ける。なんか、今日はタヌキやジネズミの死体は拾うし、オシドリやオオタカなどの鳥たちを教えてもらうし充実した山歩きだ!この後、柵を越えてバス通りを歩く。
14:12 クワ科のイタビカズラの果実だ!
14:25 トランクに容れたタヌキが待っている車に到着だ。

土山峠・宮ケ瀬尾根 タヌキやテンによる種子分散は鳥たちによるものより効果が少ない Tsuchiyama Pass-Miyagase Ridge Seed Dispersal by racoon dog and marten is less effective than birds.

8:45 湖岸林道の終点にあった道標のところから沢沿いの斜面に作られた山道に入る。道は荒れている。9月下旬の台風のせいか倒木が道を塞ぎ、イノシシの掘り起しがいたるところにある。
一歩一歩ゆっくり10分も歩いた道の上にスッポンタケが、初めはキヌガサタケと思っていた。気になるのでキノコ図鑑を見て男の外部性器に似ていると云うスッポンタケであることが解かった。
スッポンタケ
道は尾根を巻いていくのだが、道から10メートルほど尾根を登ったところにタヌキのタメ糞場があったので、今はどうなっているか登って確かめた。が、そこはもう2、3年は使われていないようで、全く糞の欠片もなかった。
タヌキは様々な果実を食べて種子を糞として林床に残している。そのため、タヌキは種子分散の一翼を担っていると考えられる。
しかし、かってタメ糞場として使われていたところが使われなくなっても、新芽が出て木々が育つのだろうか疑問に思っている。
テンなら、同じ場所に数回糞をすることもあるが、糞をする場所はタヌキに比べると散らばっているので、まだ糞から出た種子が新芽を出して木々に育つ可能性がある。それでもヒヨドリなどような鳥たちの方が種子分散の担い手であると感じている。それは、我家の狭い庭にシュロやヤツデなんかが植えもしないのに出てくるのは鳥糞によるものに間違いないだろう。
8:56 タヌキのタメ糞があった場所、幼木無し
沢に架かる橋が流されているが、岩伝いに沢を渡ってしっかりした鉄製の階段に登る。
もう、かってあった道はほとんど崩壊して不明な箇所が多い。大きなヤマアカガエルがいた。我家の4歳メスよりも大きいくらいだ。これもメスかな?
9:25 ヤマアカガエル
尾根を登っていくと、直径1メートルの範囲に2ヶ所にタヌキのタメ糞がある。
9:39 タヌキ糞1 こちらはマメガキの種子がある
こちらはヤマボウシの種子がある
尾根をほぼ直登に近いかたちで登ってきたので、上半身は汗っぽくなる。帽子をとって腰のバンドに挟み、尾根から斜面の巻く道に入った陽が射している場所で一休みだ。ぼくはセーターも脱ぐ。
紅葉が綺麗
一休みしてからが、又、急峻な尾根でところどころ道が崩壊しているので、宮ケ瀬尾根を目指しての登りで、標識が見えてホッとする。
11:32 宮ケ瀬尾根着