「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2015年5月3日日曜日

見つけた5個の糞 Five droppings of carnivore.

4月30日に魚止橋・榛ノ木丸ルートで見つけた食肉目の糞。
榛ノ木丸からの帰路の下りでアナグマの糞だけしか拾えなかったのも4月19日のトレイルランの影響だろう。でも、見つけたアナグマ糞②は新鮮そのものだった。
テン糞①
小哺乳類毛骨片

テン糞②
不明種子12個、ムカデ脚外骨格昆虫外翅、トカゲ骨片歯3匹分
Fig.1 不明種子
Fig.2 トカゲの歯

タヌキ糞
キブシ種子、土壌動物外骨格脚翅

アナグマ糞
腐葉細片土壌動物外骨格土砂

アナグマ糞
土壌動物外骨格脚翅、トカゲ骨片歯、土砂

5個の糞の中で、テン糞②とアナグマフン②からトカゲの骨や歯がでてきた。
とくにテン糞②では3匹以上のトカゲを食べたと思われる骨片と歯が多数でてきた。
トカゲも餌を求めて動き回っているんだ。
テン糞②から出てきた、種子が分からない。トカゲの骨片などと出てきているので、
今頃の時季にでも林床に落ちている果実なのだ。

糞があった場所をGPS上の軌跡の上にポイントとして落とした。

草の花 Flower of herb

4月19日にトレイルランで駆け上ったコースをゆっくりと榛ノ木丸から伝導まで下りてきた。
でも、そんなことは全く知らず、しっかりした幅広の尾根道ができていた。

斜面に入る山仕事の人の経路を辿ると。
ツクバネそうが蕾をつけている。
おー、開花してるのもあった!
エイザンスミレも数株咲いていた。
伝導から車までの林道も、綺麗に整備され、数か所に何年もあった大きな岩や土石が取り除かれていた。雷平や早戸大滝までの道も整備されたのかな?
下は、ムラサキケマンだ。

2015年5月2日土曜日

クレマチスが咲いている The clematis flowers are blooming.

昨夜は9時半にベットに入ったので、今朝は4時に起きた。
薄明りだったが、30分もしないで明るくなり始めた。

花が咲く時季は、広い庭が欲しいと思う。
雑草が蔓延ると、こんな狭い庭でも雑草除去に1日がかりになってしまい、
広い庭のお家は大変だろうと思ってしまう。
我が家の狭い庭のクレマチスはお日様の光を求めて咲いている。
そのため、二階のベランダからこうやって撮ることになる。
シランやスズランところせましと顔を出し、花をつけている。
しかし、スズランもシランもほっとくとどんどん移動していく。
移動した後にはスズランやシランの根茎がぎっしりと埋っている。
それらを掘り起こすと、また空いたところに移動してくる。
 

榛ノ木丸の往復のルート The route from the Uodomebashi bridge to Mt.Hannokimaru

4月30日の榛ノ木丸
魚止橋を過ぎて、砂利道に入った途端、ん?何だ?ゲートが作られている。
バックで車を戻して橋の側に車を置く。「関係者」以外、通行禁止だ!
早戸川林道には何台も釣り人たちの車が止まっていた。
何だか、最近は東丹沢に釣り人が増えた。

ここは下に乗せた地図上の①の所。

②の林道のヘアピンカーブのところから榛ノ木丸に登る。
最初に登ったのは、20年くらい前でその後、専門学校の実習でもこのルートを使った。
その後、2、3回登ったが、今回10数年振りに登ってびっくりだ。
下の写真のとっつきの登り口からしばらくロープが張られて登りやすくなっている。
しかも、テープやらで、踏み跡が遊歩道のごとくしっかりついている。

登り始めてすぐ、スギ林だが、ここにもしっかりした踏み跡とさまざまな色のテープが、、、。
何だが、緊張感に欠ける山登りとなる。

新緑が綺麗だ。

おー、ヒトリシズカが咲いている。この後、何度も見ることになる。

こんな道案内のテープ③。

萌木色の緑が綺麗だ!

休んで、コンビニで買ってきたパンを朝飯として食べていると下からぼくくらいの歳の男が上がってくる。テープや踏み跡がしっかりついているから安心のようだ。
テン糞を見つけたので先に行ってもらう。

ピーク1292はアセビ林とも云えるほどだ。
ここは気持ちが良い場所だ!⑤

⑤で北の方を望む。
ピーク1292からはまるでハイキングのような感じの平坦な道。

榛ノ木丸の山頂は、ピークらしきものがない。

上の看板のすぐ南に鳥屋森林組合の看板。

手作りの山頂案内が二つあった。
8時に魚止橋から歩き始めて10時17分に榛ノ木丸に着いたことになる。
パンを食べたり糞など拾わなかったら1時間40分くらいなのかな?

榛ノ木丸から以前迷った南東に走る尾根を下ることにする。
そのルートはニフティ フォーラムのWildLifeで友人になったハンドルネームSnowpy?さんと迷って暗闇になって伝導に着いたことがある。
上の写真の鳥屋森林組合の看板の前で2万5千の地図と磁石を何度も見る。
ここにも太い踏み跡がしっかりと着いている。
恐る恐る、磁石を見ながらこの踏み跡を下る。テープも至るところにある。
南東へ下る尾根は登ってきたルート以上にしっかりした踏み跡だ。
20年前にはこんな踏み跡はなかったのだ。登山者が多くなったんだ。

地点⑥の辺りで、正面に蛭ヶ岳が見える。

さらに少し歩いて蛭ヶ岳を撮る。

このガレ場の南方には蛭ヶ岳山頂が目の前だ!
下の沢にミツバツツジが咲いている。クリック拡大!

ガレ場から見た蛭ヶ岳(左のピーク)

地点⑦の辺りはシカ柵を右にして下る。
可哀想なモミの木だ。

一度、伐採されかけたんだ。でも、こうやってしっかり自分で治療して、傷口を塞ぎつつある。

可哀想なモミの木から20分くらい尾根沿いに踏み跡がしっかりついているが、途中から東への尾根に行かないで、斜面を急に下る、経路をいくことになる。
ここで、アナグマに出会うが、レンズを交換している間に見失った。

ミヤマシキミが花時だった。

⑨の雷平・伝導間の登山道に出た。

⑩の伝導には、新たな森林整備事業の看板がある。
この為に通行止めの柵を作ったのかな?
約、1時間50分で下ってきたことになる。
下りはいつも道を外さないように注意していても時々外して地図やコンパスを見ることになるのだが、今回はそんなこともなくあまりにもしっかりした踏み跡の下りだった。
そういう意味では登りも下りも少し緊張感に欠けるものだった。

2015年5月1日金曜日

宮ケ瀬湖畔ではアオダモが満開    The flowers of Fraxinus lanuginose are full bloomy in the Miyagaseko lake-side.

昨日の榛ノ木丸では、まだ、モクレンやオニグルミの木もようやく新芽を出しかけ、また、ミツバツツジが咲いていたが、
麓の宮ケ瀬湖湖畔ではアオダモが花盛りであった。
これから、葛西の学校だ。
昨日ゲットしてきた糞洗いがまだ残っている。

っと、片道1時間半かけて葛西に行ったが、今日は休校だった。
これで3度目だ!
まー、往復の電車に中で、bluetittitさんからメールで送付してもらった金子之史さんのネズミの論文を2回も読めたからヨシだ!このヨシは中国語の好が合う。

丹沢のアナグマの轢死体と兵庫県のカヤネズミの幼獣のミイラ The corpse of badger in Tanzawa & mumies of six harvest mice in Hyougo prf.

昨日の夕方は、ウィスキーを飲んだせいもあって、最高の気分であった。
丹沢へ行く途中、宮ケ瀬ビジターセンターを過ぎて、オトナオスザルが採食しているを見つけ、
車を停めて車から出たら、ヤツはすぐブッシュの中に下りてしまった。
でも、こりゃー今日は幸先がいいぞーと思ったのだ。
さらに、早戸川林道を走っていて前の丹沢観光センター近くでアナグマの轢死体を見つけた。
轢き殺されて1ヵ月は経っているかもしれない。手足を持って運んだ時、軽かった。
これを沢沿いの土手に置く(下の写真)。
帰路、コヤツの皮を剥いで骨をもらおうと思ったが、どこに置いたのか探しあてられず。
そして、榛ノ木丸からの下りで、10メートルも離れていない沢にいるアナグマを見つけ、レンズを望遠に交換している間にどこかに隠れてしまったのだ。
そして、帰宅して風呂に入っていたら、bluetittitことY.Nさんからのカヤネズミの幼獣が郵送されたのだ。もちろん、缶ビールで感謝し、ウィスキーで締めくくった。

bluetittitさんから郵送されてきたHarvest mouse Micromys minutus6匹の幼獣
 上の右の袋の中から一つ取り出す。
こんな小さい。1センチそこそこだ。
 早速、上の一匹を先ず水に浸ける。
注意しないといけない。
先ず、見たいのが脛骨と腓骨がどうなっているかだ。
成獣では脛骨と腓骨が癒合合体しているが、両端では離れているのだ。
骨というのは成長とともに形成されるので、幼獣の時の脛骨と腓骨の状態を知りたいのだ。

2015年4月30日木曜日

カヤラン咲く Wild epiphytic orchid called Kayaran bloom.

 昨年、辺室沢の河原に落ちていて、やまぼうしさんやIさんからいただいた
ヨウラクランに花芽が出始めたことをアップした。
昨日、庭のアメリカハナミズキの幹に落ちていたスギの枝ごとしばりつけていたカヤランに霧を吹きかけようとしたら、花が咲いている。嬉しいかぎりだ!
Sarcochilus japonicus
しかし、この場所は乾きやすいので着生ランには適していない。

先ほど、丹沢山麓の探索から戻ってきた。
早戸川沿いを歩くつもりが、魚止橋を渡り、砂利道の林道を行ったら、ゲートができていて車を進めることができない。バックして橋のところまで戻り、そこに車を置いて。歩き出した。
急に、榛ノ木丸に行くことに決める。

2015年4月29日水曜日

ヤモリ、カナヘビ、トカゲの前顎骨の歯 The teeth in premaxilla of gecko, grass lizard & skink

ほねやさんからのコメントであのデッキブラシ状の歯は前顎骨から出ている歯であることが解った。ともかく、ヤモリ、カナヘビ、トカゲのこの前顎骨から出ている歯をアップする。

上顎と下顎の歯は生きている時にも外から見ることができる。
しかし、ブラシ状の歯はどこにあるのか不明だったが、前顎骨から出ているなら、
前歯=切歯だ。
カエルの上顎骨では前顎骨premaxillaと上顎骨maxillaの区別は無かった。
イモリやサンショウウオではどうかまだ不明だが、爬虫類になると前顎骨が明らかになるんだ。

先ずは、日本生息の爬虫綱・有鱗目・トカゲ亜目の3種類の仲間の不思議な歯
と上顎と下顎の歯を見てもらう。

Schlegel's Japanese geckoニホンヤモリGekko japonicusのpremaxillaから出ている歯
前顎骨から出ている歯だから切歯incisorということになるが、爬虫類の歯は
同形歯性homodontなので、切歯ということにはならない。では、前顎歯としておこう。
ニホンヤモリの下顎(Right)と上顎(Left)の歯

Japanese grass lizardニホンカナヘビTakydromus tachydromoidesの前顎歯
下顎(Left)と上顎(Right)の歯

Japanese five-lined skinkニホントカゲPlestiodon japonicusの前顎歯
上顎(Left)と下顎(Right)の歯

これらヤモリ、カナヘビ、トカゲの不思議な前顎骨から出ている歯(前顎歯)を一緒に並べてみた。
こんなに大きさが異なる。
G:ヤモリgecko、L:カナヘビgrass-lizard、 S:トカゲskink
Fig.1

 裏返して撮った。
Fig.2

ヤモリGは鋭い歯が7+、カナヘビLは5+、トカゲSは7+本ある。
トカゲSは左右同型の一対からなるのが明白だ。
ヤモリGも左右の同型のものが癒合しているのがFig.1のG先端の鼻骨突起で判る。
(Fig.1とFig.2の前顎骨から上に尖っている部分は鼻骨突起nasal processと云うようだ)
左右のものが癒合した赤の↓部分がV字状になっている。
これらのことから、Sの前顎骨と鼻骨突起の状態とG、Lの状態から、ここでアップしたトカゲSは完全な大人になっていないが、カナヘビLは完全な大人であり、ヤモリGはオトナになりかけている個体であると云えるのではないだろうか?

このことも、他のヤモリやカナヘビ、イモリの子供個体や老齢個体の不思議な歯を比較しないことには何とも言えないのかもしれない。

いずれにしてもほねやさんから教えてもらったサイトで上の不思議な物が前顎骨と歯であることが解ったので、そのうちトカゲの死体でも拾ったら、頭骨がバラバラにならないうちに
観察しなくては!
ほねやさんに感謝します。