専門学校の試験の採点と成績簿つけが終り、ホットする。
来週、また試験があり、その成績をつければ、長い春休みだ。
丹沢にも行けないし、冷凍庫の小動物たちの皮を剥こうと思い立つ。
野生動物探検隊の忘年会でやまぼうしさんよりプレゼントされていた2匹のヒミズを取り出した。
ン?ヒミズじゃないのがいる。
左の細いのがヒメヒミズ、右の太っているのがヒミズだ。
毛皮の色
ヒメヒミズ:黒ぽい褐色といったビロード状の毛色
ヒミズ:真っ黒(ツキノワグマの黒)のビロード状の毛色
毛色でもっても区別できますネ。
尾の状態
ヒメヒミズ:細長い尾(最大直径3.3ミリ、長さ28.0ミリ)
ヒミズ:こん棒状(最大直径4.5ミリ、長さ25.5ミリ)
尾の感じが随分ことなります、すーとなだらかに細いのがヒメヒミズで、短くて途中で太くなるのがヒミズ。
手の最大幅
ヒメヒミズ:右5.5ミリ、左5.0ミリ
ヒミズ:右6.4ミリ、左6.5ミリ、
ヒミズはモグラの仲間という感じの手ですが、ヒメヒミズはトガリネズミのように華奢な手です。
上顎の切歯の形状も違うのですが、ぼくの今のカメラではその違いを写せない。
で、再び冷凍庫へ。
ヒメヒミズはぼくにとって始めての標本です。
やまぼうしさんに感謝!
しかし、清川村にこの2種が棲んでいるんだ。
近縁二種が同所的種ということになれば、この形態状の違いと生態が上手く咬み合って異なっているんだろう。食べ物が違うの?わずかに生息環境が違うの?もちろん、性行動も違うから二種がいるんだ。