外房の港にワモンアザラシの子供が漂着したようだ。
衰弱しているということで鴨川シーワールドに保護されたとのこと。
どんな動物も生まれた場所から遠くへ分散する性質をもっている。
子グモが尻から糸を出して、風とともに舞い上がり偏西風に乗って数千キロも離れたところに移動する。もちろん、自動車道路に落ちて車に轢かれて死んでしまうものもいる。
ほんの少数のものだけがだれも行かなかった新天地で暮らすことができるようになる。
このような個体をパイオニア個体と名づけられている。
ニホンザルでも生まれた森を離れて60キロ以上も移動するし、野を越え、自動車道路を越えて大都会に出てくるものさえいる。あるいは、シカやクマが農耕地に出てくるのも分散の一つの表れであることが多い。
アザラシの仲間は釧路沖や襟裳でも見られる。寒い海に生息している動物である。
しかし、アザラシの仲間であろうとも冷たい海ばかりでなく温かい海にも生息できる動物である。
彼らも生まれた地を離れて遠方に分散して、分布域・生息域を広げようとしている。
それを保護という「善意」のもとに捕獲してしまうのは、自然保護や動物愛護の精神からも
外れるものであるということを理解すべきである。
「特定秘密保護法反対」
「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!
自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。
原発不要・核廃絶
2010年1月12日火曜日
2010年1月10日日曜日
穏やかな天候の神奈川
昨日、雪に囲まれる道を釧路空港まで妹に車で送ってもらう。
羽田空港から我が家まで、京浜急行と横浜市営地下鉄を乗り継いで
7時頃帰宅。先ずは、ビールを飲む。
部屋の中が寒々しいのが気になる。
今朝は5時半に起きるが、まだ暗い。
新聞を取りに外に出たが、寒い。
しかし、水仙は咲き、屋外の鉢植えのゼラニュームも赤や白の花を咲かせている。
庭に出ていると、小鳥が、、、慌てて写真を撮る。
カメラを持って外に出たのが良かった。
ジョウビタキとメスだと判る。可愛いヤツだ。
このところ、写真から小鳥を少しずつ同定できるようになってきた。
何かに見られていると思ったら、
大きなネコがこちらに挑むような視線を投げていた。
ネコはどうしてこのような人への不信感をもつ目つきをするのだろう。
ジョウビタキのメスのような可愛さはないが、ネコの気持ちが分るような気がする。
それは、同じ哺乳類だからだろう。
零下ではないのに、外気温は冷たい。
部屋に入っても寒い。
釧路では室内は、ストーブにいつも火があり、温かい。
時にはセーターを脱ぐくらい暑い時もある。
しかし、藤沢では、寒くても温まるストーブがない。
石油ファンヒーターでも欲しい。
2010年1月9日土曜日
釧路から(18):つらら
暮れからの雪で、釧路市の除雪費は早くも2倍以上になり、
春までの除雪費に頭を抱えているようだ。
今はこのように車道だけでなく歩道も小さな除雪車が走って除雪してくれる。
車庫からの車を出すための個人の除雪が大変だ。
今年の雪は厳冬季である筈なのに春に降るような湿った雪だ。
そのため、屋根に積もった雪が融けるため真冬なのにツララができ、
日中はツララから水滴が落ちる。
これは釧路の春の景色だった。
温暖化の影響なのだろう。
今日の羽田行きの便は飛んでくれるだろう。
ぎっくり腰も快復してきた。なんだか早く帰りたい心境である。
2010年1月8日金曜日
釧路から(17):調査捕鯨と野生動物保護
南極海で調査捕鯨中の船が、SeaSheperdConservationSocietyと名のる反捕鯨グループの執拗な妨害行為によって、相手の船を破壊してしまった。
映像で流されるSeaSheperdの妨害は常軌を逸したもののようにも見える。彼らが何故こうも調査捕鯨に対して危険な妨害を行うのだろうか?
今日(1月8日)の朝日の天声人語でもクジラや海の問題をとり上げ、「大型のクジラは、毎日5トンを超すオキアミや小魚を腹に収めるそうだ。、、、、、、調査捕鯨への無法行為などは、本当の危機を見えにくくするだけだ。英知で報いる時である。」としている。
ぼくは、知人から調査捕鯨で獲ったと思われるクジラの肉をもらい、美味しく頂いたことがある。ぼくの故郷の釧路駅前の和商市場ではクジラのベーコンやクジラ肉が売られている。ぼくはこれらを買い求めたこともある。
調査捕鯨が始まって以来、何頭のクジラが銛で撃たれたのだろうか?どのような調査をしているのだろうか?科学的調査をしているのだろうか?生態・生理・行動・社会・形態・生化学・遺伝学などありとあらゆる科学的調査がしているからこそ何年にも渡って調査捕鯨が必要なのだろうか?
調査の分析に時間がかかるなら、撃ったクジラの頭数や種類、年齢・性さえでも発表したら良いのに、調査捕鯨でどのような調査が行われているか全く一般市民には伝わってこないし、それらが全くマスコミでも取り上げられない。
もちろん、ネットで調査捕鯨と検索するとその「意義や目的」などが「日本捕鯨協会」が上の質問に答えておりますが、、、、。答えになっていないと思います。
それは、調査捕鯨という名目で単なる商業捕鯨をしているだけではないのかという不信が生まれるのはオーストラリアやニュージランドの人たちだけではないはずだ。一部の関係者だけが調査捕鯨で利を得ているのは間違いないことだろう。
日本では落語家がどうどうと全国放送のTVで捕鯨を支持している。これは日本人の陸生哺乳類と海生哺乳類に対する精神の違いが表れていると考える。
日本の動物園ではエンリッチメントということで動物たちをできるだけ自然の状態で飼育しようと努力しているが、水族館では昔と何ら変わらなく、動物たちを狭いところに閉じ込め、イルカの○○ショウやオタリアの○○ショウとして見世物にしている。これは昔の動物園の姿だ。
映像で流されるSeaSheperdの妨害は常軌を逸したもののようにも見える。彼らが何故こうも調査捕鯨に対して危険な妨害を行うのだろうか?
今日(1月8日)の朝日の天声人語でもクジラや海の問題をとり上げ、「大型のクジラは、毎日5トンを超すオキアミや小魚を腹に収めるそうだ。、、、、、、調査捕鯨への無法行為などは、本当の危機を見えにくくするだけだ。英知で報いる時である。」としている。
ぼくは、知人から調査捕鯨で獲ったと思われるクジラの肉をもらい、美味しく頂いたことがある。ぼくの故郷の釧路駅前の和商市場ではクジラのベーコンやクジラ肉が売られている。ぼくはこれらを買い求めたこともある。
調査捕鯨が始まって以来、何頭のクジラが銛で撃たれたのだろうか?どのような調査をしているのだろうか?科学的調査をしているのだろうか?生態・生理・行動・社会・形態・生化学・遺伝学などありとあらゆる科学的調査がしているからこそ何年にも渡って調査捕鯨が必要なのだろうか?
調査の分析に時間がかかるなら、撃ったクジラの頭数や種類、年齢・性さえでも発表したら良いのに、調査捕鯨でどのような調査が行われているか全く一般市民には伝わってこないし、それらが全くマスコミでも取り上げられない。
もちろん、ネットで調査捕鯨と検索するとその「意義や目的」などが「日本捕鯨協会」が上の質問に答えておりますが、、、、。答えになっていないと思います。
それは、調査捕鯨という名目で単なる商業捕鯨をしているだけではないのかという不信が生まれるのはオーストラリアやニュージランドの人たちだけではないはずだ。一部の関係者だけが調査捕鯨で利を得ているのは間違いないことだろう。
日本では落語家がどうどうと全国放送のTVで捕鯨を支持している。これは日本人の陸生哺乳類と海生哺乳類に対する精神の違いが表れていると考える。
日本の動物園ではエンリッチメントということで動物たちをできるだけ自然の状態で飼育しようと努力しているが、水族館では昔と何ら変わらなく、動物たちを狭いところに閉じ込め、イルカの○○ショウやオタリアの○○ショウとして見世物にしている。これは昔の動物園の姿だ。
2010年1月7日木曜日
釧路から(16):エキノコックス
元旦に釧路川の土手で見つけ拾ったキツネの糞を水洗分析
「釧路から(10)」を見て
昨日、雪掻きでぎっくり腰になったので、動けず。
藤沢に戻ってからやろうと思っていたキツネの糞を水洗いした。
左上には鳥の足の骨の一部 その下は多足類のキチン質の外骨格
大半が砂泥と植物繊維
1、2センチの毛が混じっていたが、それは洗い流す。
このキツネ、雪が降る前は ハサミムシやゲジなどの土壌動物を主に食べていたのだ。
鳥の足の骨は、ニワトリの足のようなので
ケンタッキーフライドチキンの足の食べカスを拾って食べたのだろう。
植物繊維は何を食べていたと思いますか?
と、今朝の北海道新聞にエキノコックスの記事が大きく載っている。
詳細はクリックして拡大して読んでください。
キツネの糞にエキノコックスの卵が入り、野ネズミが糞を食べ
ネズミの腸内で卵が孵化して幼虫になり、そのネズミをキツネが食べる。
キツネの腸内で成虫になる。という寄生の循環である。
沢の水を飲むことなどから人の体内に入った卵は、腸で幼虫になり肝臓に寄生し、
命に係わるほどの病気になるとのことだ。
病気に罹らないように注意した方が良いが、兄も妹もキツネを嫌っている。
幼稚園の庭に昨年、出たことで園児の感染を心配している。
ぼくにとっては沢の水を気軽に飲めないのは残念至極だ。
2010年1月6日水曜日
釧路から(15):タンチョウヅルの冬季の餌場で
雲山さんが別世界と感じた場所で
こうやって2羽、あるいは数羽のツルがクチバシを上に向け、しかも少し開いて
呼応するかのように鳴き合う。
そして羽を広げて 舞うような行動をする場合もある。
どうも、その意味や行動の機能が判らない。
性行動における説得行動とも思えるものである。
最近多くなった中国人向けの注意書きがあった。
意味は何となく判りますね。
この看板を見て、ちょうど10年前の2月に西安動物園に行った時のことを思い出した。
お客たちは檻の柵を越えて、動物に石をぶつけたり、棒で突いたり
大声を出して檻を揺すったりしていたことだ。
それは、小さな子供の動物に対する扱いに似たものを感じた。
ぼくが子供の時もそうだったのだ。
釧路から(14):吹雪きで欠航
昨日(5日)、テレビの天気予報を見て朝10時に空港へ行き
JALの最終便から早めの便に変更
が、満席のため空席待ちが続く
昼頃にはANAの羽田行きが欠航となる。
しかし、JALの15:45は遅れるが飛び立つ。
このJALにも乗れず、とうとう自分が買っていたJAL最終便だ。
JALの羽田発釧路行きの便が釧路上空へ来たが
天候待ちで上空で50分くらい待機していたが、羽田へ戻る。
下の出発案内のようにANAの16:55は欠航だが、JALの20:15は
釧路上空から引き返すまで欠航とはしない。
そのJALの意気に感じる。
羽田からの便が空港へ着陸したら、必ず飛び立つようなので、
空港内の待合室は大勢の人たちが固唾を呑みこんで祈っていた。
欠航のアナウンスとともに予約・案内所は一気に200名近くの人だかり
半分あきらめ、ビールを2杯飲む。
最後から三番目に並ぶ。
すべて満席で土曜日のお昼過ぎの便に乗れることになった。
バスはフィリピンの団体客を乗せて釧路市内に戻る。
途中で下りて 妹の車にのる。
吹雪きの中で車庫に入れる
今朝、目覚めると早くも幼稚園の先生が雪掻きをしている
こちらも張り切ってやろうとしたら、ギックリ腰になり
あえなく、へたり込む。 笑いながら迷惑をかけないで欲しいと言われる。
まったく、自分の身体はひ弱になってしまった。
もう、釧路の人間とは言えないことを身体が教えてくれる。
2010年1月5日火曜日
釧路から(13):タンチョウヅル
今日は高校時代の同級生に案内されて行ったことのないタンチョウヅルの給餌場に行った。
「鶴見台」というところと「鶴居伊藤サンクチュアリー」である。
写真は「鶴居・伊藤サンクチュアリー」
夕暮れ近く 三々五々泊まり場方向へ飛び立ち始める
今年はカメラを構える人たちが少ないとのことだ。
餌場だからだろうか
ツルたちは集団で雪原に埋まっているトウモロコシを食べている
どうも、大雪で大荒れの模様なので今夜の最終便で帰る予定だが
これから空港へ行って空席待ちをして乗れる飛行機に乗ることにする。
明日6日から仕事だ!
2010年1月4日月曜日
釧路から(12):真鱈の頭骨
先日 知人から 真鱈(マダラ)を三尾もらった。
一尾は巨大でキッチンのシンクを幅と同じ大きさだ。
でかい一尾は腹を裂いて、寒干しにする。
二尾は三枚に下ろして フライ用に切り分ける。
アラは適当な大きさに切って煮魚用にする。
半分は高校男子がいる兄貴の家へ持っていく。
これがデカイ真鱈の顔
ぼくらとは違って同歯性の歯だが
無数ともいえるほど出ている。
どれも鋭い歯だ、このデカイ口と歯で獲物を鱈腹(たらふく)食べるのだ。
翌日にはメメセン(キンキ)もいただく
これらは開いて 軽く塩を振って干す
タラもメメセンも寒い海の底近くで生活している魚だ
上手い、タラの一尾を刺身にすると良かったと思ったが、後の祭りだった。
釧路は魚介類が安くて上手い。
この真鱈の頭部をこのまま茹でて頭骨を取ろうかと思って写真を撮った。
が、茹でようと大鍋に容れたが、小さな魚で十分と思い留まる。
ぼくら哺乳類は
魚類・両生類・爬虫類・哺乳類と進化してきたわけだが
脊椎動物の原型を知る上でも魚をもっと知りたいものだ。
2010年1月3日日曜日
釧路から(11):また、雪だ!
釧路川の土手へ行ってきた
キツネの新しい痕跡は見つけられなかった
カモメの仲間たちを撮る
カモの仲間もいる
小降りの雪が吹雪いてきた
湿った雪だ
カメラも濡れるので、懐に入れて戻る。
湿った雪はぼくが子供の頃は春先に降ったものだ
まるで雨のようなので戻ることにする。
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