昨日、ハクビシン?の糞の中に入っていたタネのエゴノキの白い果実です。
フィールドにもありますネ!
見て下さい。ほとんどのこの果実に穴が一つだけ空いているんです。
分かりますか?

エゴノキの果実に空いている穴は、外側が大きく、中にいくほど小さくなっております。
一個の果実には一個の穴が空いてます。
果実を3個持ってきたので、穴に向かってカッターとペンチで半分に切ってみました。果肉の部分も堅く、種子は指を怪我するのではと思うほどカッターではとても切れませんでした。
3個とも、穴は種子のところで止まっております。つまり種子には穴を空けられなかったのです。
果肉を取り去ると種皮の回りには、ビニール状の半透明の皮があり、これを取り除くと褐色の種子が出てくる。種子には穴が空いてなく。
3個の種子をカッターとペンチで割った。
一個は中は空洞、これがペンチでないと割れなかった。
一個は白い胚珠が詰まっていた。カッターで稜に沿って切れ目をいれて割る。
一個はカッターで割れた。中身をつぶれてしまったが、白い芋虫と思われるものだった。
穴は、小鳥が中の幼虫を突付きだそうとして空けたのだが、いずれも徒労に終わったようだ。
それにしてもエゴノキの種皮は何故こんなに堅いのだ、、、、、。
動物が食べて、誤まって種子を噛んでしまっても割れないので、そのまま種子(タネ)はウンチとして排泄されるように動物たちに食べられることによって、種子が堅いエゴノキに進化したのだろう。
しかし、中に入っていた幼虫はどうやって侵入したのか?虫が入り込んだ穴が無いので、花の終わり頃のまだ子房が堅くならない時に侵入するよりないだろう。