「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2025年8月27日水曜日

ファレノプシスの白い花! White flower of Phalaenopsis

朝、目覚めてからベットの上で膝曲げ、足を上に上げる、足首を持って後ろに引く、他のストレッチをやり、階下に降りて、雨戸を上げ、窓を開けて外気を入れる。庭から涼しい風が入るので、庭を見渡すとファレノプシスが一輪こちらを向いて咲いている(図1)。このファレのは春に黄色の花をつけるつる性のカロライナジャスミンのところに小鉢を下げているのだ。あとで、水を上げよう。コムラサキも紫色に色づいてきた。
図1.ファレノプシス

図2.紫色になり始めたコムラサキ

2ヶ月振りの散歩                First walk in two months

昨日、午後4時過ぎ陽が西に傾いているので散歩にでた。カメラと水のペットボトルをザックに入れた。が、歩数計のスマホを忘れた。この日は2ヶ月振りの散歩で、左脚の脹脛の痛みが治まって間もないので、4千歩ルートを歩いた。始めは、線路沿いで、建物の影を歩いたが、左にそれて湘南台大橋に向かうと西日がまともに当たった。が、爽やかな秋風のような風が吹いてくるので陽と風を受けながら歩いた。で、思い出した。湘南台大橋を渡っていて、2ヶ月前に左の脹脛が攣ったのだ。でも、今回はそんな事はない。ザックの中の水を飲む場所を探したが、どこも陽が当たる。と、トンボだ。ギンヤンマだと思って撮ったらシオカラだ(図1)。
図1.シオカラトンボ
高校のグランド裏のサンゴジュが赤い実をたくさんつけている。食べ物に関しては餓鬼のぼくはまだサンゴジュの実を食べたことがないなぁー、ガマズミの仲間なので、きっと甘酸っぱい味だろうと思いながら撮った(図2)。晩秋には口に入れたいものだ。
図2.サンゴジュの赤い実

今日は、6千歩コースを歩こう。久しぶりに散歩したせいか気分が良い。左の脹脛が完全に治ったことが嬉しい。

2025年8月26日火曜日

イヌの6個の頭骨比較              The comparizon of six dog skulls

 イヌの頭骨を7個持っている。その内2個はビーグルのものだ。ここでは①学生からもらった千葉の頭骨、②奥湯河原で1969年に拾った頭骨、③甲斐犬とコリーの雑種のクロ、④実験動物施設で飼育されていたビーグル、⑤友人YNから貰った秩父のイヌ、⑥やまぼうしさんから貰った清川村のシーズ?の頭骨を上から並べて見比べた。どの頭骨も前頭骨の後眼窩突起部分が凄く盛り上がっている。イヌの頭骨の特徴だ。奥湯河原の頭骨の矢状隆起が摘まめる程盛り上がっている。

千葉と奥湯河原とクロがほぼ同じ大きさで頭骨基底長165mm、ビーグルと秩父は143mm、シーズは117mmだった。クロは中型犬より少し大きい個体だったので、千葉や奥湯河原(図1)のイヌも中型犬より大きいようだ。秩父のイヌはビーグルとほぼ同じ大きさの頭骨基底長なので、中型犬なのだ。小型犬のシーズは頭骨もビーグルの3分の2位しかない。

図1.千葉(左)奥湯河原(右)
図2.クロ(左)と秩父(右)
図3.ビーグル(左)とシーズ?(右)

表1.それぞれの犬の上顎・下顎の前臼歯と臼歯の数

クロは中型犬よりも少し大きい身体だったが、第二前臼歯部分が歯が生えた痕跡がなく、第一前臼歯と第三臼歯との間に隙間があった。しかし、下顎は歯が全て揃っていた。秩父のイヌは下顎の第二前臼歯部分が空いてあった。
小型犬は口吻が短いものでは第二前臼歯が欠如していくようだ。クロは甲斐犬とコリーの雑種であるが、上顎の第二前臼歯が欠如していた。何故、欠如したのか不思議だ。同じように秩父の犬の下顎第二前臼歯が欠如していた。十分な隙間があるのに欠如の原因が判らない。

2025年8月23日土曜日

ヌートリアの切歯の色の経年変化                   The chronological color changes of incisors in rodent

ずーっと不思議に思っていた齧歯目の切歯前面の色の経年変化(黒→茶褐色→白)が、歯の表面のエナメル質に含まれる鉄分が、空気に触れることによって黒から白に変る事だとGPT-4に教えてもらった。恐らく正しいだろう。
図1は、2007年頃のヌートリアの上下の切歯を正面から撮ったものだ。下顎切歯が真っ黒で、上顎の切歯は黒から白に移りつつある。それが、2024年になると下顎の切歯が茶褐色に上顎切歯は白っぽくなっている(図2右)。一方、ケーンラットは30年近く前にタンザニアのマハレ山塊NPの焼け野原に転がっていた頭骨を拾ったものだ。しかし、現在も上下の切歯とも茶褐色もままだ(図2左)。この違いがどうしてか判らなかったので、GPT-4に訊いたのだ。
ヌートリアの切歯のエナメル質の鉄分は表面上のもの(特に上顎切歯)だが、ケーンラットはエナメル質の内部まで鉄FeやマンガンMnが沈着して歯が強化されているようだ。鉄Feは酸化状態によって、黒(Fe²に近い)→赤褐色(Fe³酸化鉄)→白っぽく見えるようだ。これがヌートリアの歯の色の経年変化だ。
図1.ヌートリアの上下の切歯の前面、2007年6月
図2.ケーンラット(左)とヌートリア(右)、2024年11月

切歯の鉄Feを含むことで歯を強化しているようだが。切歯は一生伸び続ける歯だ。臼歯は磨り減るだけで、伸びて来ない。進化の過程で考えると臼歯にFeやMnを含有するようにした方が、有効ではなかったのではないだろうか?どうして、伸び続ける切歯を強化するためにFeやMnを含有するようになったのだろう。しかも、前面のエナメル質だけにだ。ちょっと割り切れない。
でも、トガリネズミの全ての歯の先端が歯の強化の為にFeが含まれるために赤褐色であることは判る。やはり、齧歯目の切歯前面のエナメル質のFe含有は理解できない。

2025年8月18日月曜日

オオミズアオ                    Actias artemis

朝、5時半過ぎ新聞を取りに玄関のドアを開けたら、オオミズアオがタタキの上にいる。ちょっと弱っているようだ。下(後)翅も無く、腹部から尾部が丸見えだ。恐らく、後2,3時間で死に絶えるだろう。久しぶりのオオミズアオだ。見るのはこの真夏の時期だ。飛び回っているのを見たことがないが、どんな飛び方をするのだろう。一度見てみたいものだ。
小種名のartemisアルテミスはギリシア神話に出てくる狩猟と貞潔の女神であり月の女神でもあるようだ。自然や野生動物の守護者であると云う。何故かしばしば耳にする名でもある。
このアルテミスは後翅が失われて、痛々しいが、もう少し頑張って欲しい。
図1.オオミズアオ

 

2025年8月17日日曜日

エゾヒグマとツキノワグマは全く別のクマ  Hokkaido brown bear and black bear are completely different bears

 羅臼岳で20代の登山者がエゾヒグマに襲われて死亡した。2頭の子持ちのメスだったようだ。先日、釧路に帰省している時に「ひょうたん池」(鶴ヶ台公園)で檻に入っていたヒグマの話しで、兄貴夫婦と話しが盛り上がった。そのヒグマは立ち上げれば檻の天井の鉄格子に突きそうなくらい大きかった。その大きな身体と口から涎を垂らした迫力から、子供心にヒグマは怖いという印象を持った。また、夏休みのキリギリス獲りで、牧場内に腹を裂かれて死んでいる牛や、片方の尻の肉が剝ぎ取られている馬を見た時は、ヒグマの獰猛さを知った。

図1.エゾヒグマUrsus arctos 釧路動物園で

そんなヒグマを見ていたので、サル調査でツキノワグマに出会っても恐ろしい感じはしなかった。当時の調査での山歩きではナタを常時腰に下げ、背のザックにはブッシュを切り開くためにナタの柄が1メートルくらいあるものを付けていた。そして、首には双眼鏡をぶら下げていた。そんな姿なので、山中でナタを手に持った山人に出会うと怖かったものである。だから、できるだけ早く声を互いに掛け合った。背のナタは、腕くらいの太さの木なら2,3度振り下ろすだけで切り倒すことができた。

図2.ツキノワグマUrsus thibetanus ズーラシアで

ヒグマに比べるとツキノワグマは小さく、突進されてきても登山靴で蹴とばして、相手にダメージを与えられるという感じがした。ましてやこちらナタを持っているので、十二分に太刀打ちできると考えていた。一方、ヒグマは遠方にヒグマを見ただけでもう身体を隠すか、その場から立ち去りたいと思わせた。知人の動物写真家が大雪山でヒグマが密生したハイマツの上をまるで海の波を渡るように移動している姿を撮ったのを見た時は、ヒグマに狙われたなら逃げる事もできない事を知った。

一度、日光山麓で、落とし檻で捕まったツキノワグマに麻酔薬を打つために、檻の中のクマをスギの棒を使って抑えようとしたが、その棒をクマがバリバリと咬んだのには度肝を抜かれた。以来、ツキノワグマの力強さに一目置くようになった。

だが、エゾヒグマの力強さとツキノワグマでは、とても比べられない。その獰猛さも相まってエゾヒグマとツキノワグマは同じクマ属であるが、大きさも獰猛さも全く異なる。いずれにしてもエゾヒグマはもちろんの事ツキノワグマにも注意してもらいたい。

2025年8月16日土曜日

暮れには林道を歩けるかな?            I wonder if I wll be able to walk on forest road by the end of year?

ぼくは3年前に腰部脊柱管狭窄症と診られ、足の大腿部、尻、腰、背が重怠く感じていた。こんな状態で苦しむのはイヤなので、手術をしてもらおうと思った。が、歩けるなら手術の必要ナシと診断され、近くの整形外科を紹介され、4月から週一回の割合で、リハビリと称する足のストレッチを行っている。①膝を抱える、②足裏を天井に向けて伸ばす、③足首を持って後ろに引く、さらに④左足首を右膝に乗せて右膝部分を両手で引く。④は今も出来ないので、左足首を曲げた膝に乗せて左膝を外側に押している。これら、①~④のストレッチは、①は尻の部分の筋肉を伸ばす、②は尻から腰に掛けての筋肉を伸ばす、③は大腿部の前部の筋肉を伸ばす、④は大腿部の内側の筋肉を伸ばすものだ。
これらのストレッチを朝と夜に行っている。その結果、①腰を曲げて靴下を履け、②足の爪を切れる。③腰を曲げて両手で洗面できる。今では、登山靴の紐を結べるようになった。山を歩きたい。が、今は6月下旬に散歩していて左の脹脛を攣っていらい、まだ治っていない。治り次第散歩で4千歩、6千歩、1万歩と伸ばして、林道を歩けるようになりたい。
ぼくの第三腰椎と第四腰椎の右側が骨の突起で繋がっている

しかし、このL3とL4を繋ぐ突起は異常だ。どうしてこのような異常が生じるのか?L3とL4の椎間板が潰れてL3とL4が接触して癒合するなら理解できる。

2025年8月14日木曜日

クマゼミの鳴き声は聞こえる                I can hear the sounds of black-giant-cicada

今朝、やまぼうしさんの早朝の散歩のブログに誘われてスマホを持って散歩に出る。ん?左足が治ったかな?まだ、左足が心配なので神社までとした。10分も歩かないで左の脹脛が痛くなる。ふざけるな!いくら年寄りだって、1ヶ月以上も攣った脹脛が治らないなんて、、、、と思いながら左の脹脛に力を入れないように歩く。戻ろうかなと思うが、神社までは行くことにする。
図1.早朝の亀井神社の境内
ニ拝二拍一拝をし、お宮の前を通って坂道を回り、境内に出て神社を見上げる。犬の散歩の夫婦連れが二人で拝んでいる。ぼくは写真図1を撮り、ゆっくり階段を上がる。左の大きなイチョウの木にセミの抜け殻がある(図2)。
図2.セミの抜け殻
境内から道路に出ると、何とセミの幼虫が歩いている。車に轢かれてしまうだろうとこのセミをつまんで木を掴まらせる。これはアブラゼミの幼虫だろう。昨日は午前中に2度も庭で鳴いているセミの鳴き声を聞いたのだ。ミンミンでもジージーでもない。何とクマゼミの鳴き声だったのだ。
図3.アブラゼミ?の幼虫が歩いている!
丁度その時にはTVを見るために補聴器をつけていたので、クマゼミの鳴き声が聞こえたと思った。しかも凄く大きなシャシャと云う音だった。補聴器をつけてもミンミンやアブラの鳴き声は聞こえないのだ。クマゼミの鳴き声だから聞こえたのだ。しかも補聴器のおかげで大きく。クマゼミの鳴き声は周波数が低いのだ。一方、ミンミンやアブラの鳴き声は高い周波数なので聞こえないのだ。
それは、ともかく久しぶりのセミの鳴き声に昨日は連れ合いと共に感激した。今朝、セミの抜け殻や幼虫を見つけたのは嬉しい限りだ。






 

2025年8月12日火曜日

カモシカとチュウゴクゴーラルの頭骨の違い           The big diferences of skulls between Chinese goral and Japanese serow

チュゴクゴーラルはウシ科Bovidaeヤギ亜科Caprinaeゴーラル属Naemorhedusで、カモシカはカモシカ属Capricornisで属が違うだけだ。それはオナガザル亜科CercopithecinaeのニホンザルMacacaとマントヒヒPapioの違いと同じだ。
チュウゴクゴーラルとカモシカの頭骨の大きな違いは、眼窩前の涙骨から上顎骨付近の骨が凹むかどうかだ。
図1.チュウゴクゴーラルNaemorhedus griseusの左側面からの頭骨
図2.カモシカCapricornis crispusの左側面からの頭骨
生前の見た目の顔は非常に良く似ているのに、こんなに大きな違いがあるとは想像できなかった。
チュウゴクゴーラルも眼下腺から出る液をマーキングとして木の枝や岩に擦りつけているとばかり思っていた。チュウゴクゴーラルは12頭以下の小グループ(多分メスとその子たちの集団)を形成するようだChinese goral - Wikipedia。繁殖期にオス同士の戦いで勝った優位オスがその小集団に入るのだろう。


 

2025年8月10日日曜日

チュウゴクゴーラル               Chinese goral

中国西北大学の李保国教授に下の写真(図1~図4)のカモシカの仲間の同定をしてもらった。このカモシカの仲間は2000年2月に陝西省の秦嶺山脈のキンシコウの調査域で、滑落死していた(図1)。この頭部を現場で切り離し、皮を剥き、肉を除き、ベースにしていた楊さん宅の竈の煙で燻して持ち帰ったのだ(図2)。
図1.陝西省秦嶺山脈でのカモシカの仲間の滑落死体
図2.滑落死体の頭骨の燻製
20年以上も燻製状態のままであったが、2023年に水に漬けて綺麗にした(図3)。燻製した茶色がこんなに白くなるとは思ってもいなかった。
図3.水に漬けて白くした頭骨
このカモシカの仲間は、Chinese goral - Wikipediaと云うことを同定してもらった。
コヤツはまだコドモだ。カモシカやウシの仲間の歯式は0・0・3・3/3・1・3・3だが、コヤツの頬歯は上も下も4本しか出ていない。つまり、0・0・3・1/3・1・3・1なのだ。