「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2023年10月3日火曜日

キンモクセイの匂いを求めて散策   Strolling for search flavor of Kinmokusei

昨日、お昼を食べ終え、お茶を飲んでいるとキンモクセイの匂いが一瞬ぼくの鼻に飛び込んできた。で、ぼくは「キンモクセイの匂い!」と叫ぶ。連れ合いも娘も鼻をうごめかすが匂いは感知しなかったようだ。我が家の庭のキンモクセイOsmanthus fragransが咲いた?っと思って見たが、黄色い花は見当たらず。しかし、一瞬キンモクセイの匂いを嗅いだのだ。
で、4時ごろキンモクセイを匂いで探しにいつものルートを歩いた。が、見つからなかった。代わりに、ぼくにとっては久しぶりにアオツヅラフジの実を見つけた。このルートは一週間に2,3度通るのに、花が咲いている時は気が付かなかった。アオツヅラフジのこの黒紫色の果実がついて目立つことになる。コヤツの種子は奇妙な小さい巻貝のような形をしている。1個だけ、失敬して途中で奇妙な形の種子を確かめた。
アオツヅラフジCocculus trilobus

2023年10月1日日曜日

イヌ科の各属の聴胞はほぼ同じ形      Audiobulla of each genus of Canidae are nearly identical in shape

食肉目の科による聴胞の底面から形状の違いをアップしたが、同一の科のそれぞれの属の動物たちの聴胞はほぼ同じ形状をしていることをアップする。先ずはイヌ科Canidaeのイヌ属Canis、キツネ属Vulpes、タヌキ属Nycterereutes、ホッキョクギツネ属Alpexである。しかし、ホッキョクギツネは今ではキツネ属に含まれる。
図1.ビーグルCanis familiarisの聴胞
図2.キツネVulpes vulpesの聴胞
図3.タヌキNyctereutes procyonoidesの聴胞
図4.ホッキョクギツネAlpex (or Vulpes)lagopusの聴胞

どうですか?イヌ科Canidaeのイヌ属Canisもキツネ属Vulpesもタヌキ属NyctereutesやAlpex(今はVulpesになっている)の聴胞も膨らんでほとんど同じような形をしています。

おかしい、このところ上半身の筋力が急激に落ちている。居間件食事室の椅子に座っていて左の窓際の棚の上のウィスキーを左手を伸ばして取っていたものが、取って手元に持って来れない。立ち上がってウィスキーのビンを取り上げテーブルに置いて蓋を開け、コップに注いでから棚に戻し、座る。同じように頭骨棚に並べているツキノワグマの頭骨は頭くらいの高さにあり、今までは何ともなく手に取って眺められた。昨日はとても無理なので踏み台に乗って取り出す始末だ。このような筋力の低下をミオパチーと名付けられていて、コロナ後遺症でも生じるようだ。重症なコロナ患者の後遺症では、コロナ感染者以外の78.8倍にもなるようだ。こちらは、検査して判る軽いコロナ感染であったが、その後遺症かなっと不安である。しかし、コロナに感染したのは昨年12月の中頃だ。それが半年も過ぎてから後遺症が出てくるかな? 缶ビールのタブも開けられない。

2023年9月30日土曜日

日暮里・谷中霊園・上野公園・上野

昨日は日暮里で高校同期のTGと会い、焼きサンマを大根おろしを添えて食べ、呑んだ。その後、日暮里駅から谷中霊園を上野方面に向かってそぞろ歩き、徳川慶喜の墓を眺めたりして楽しんだ。普段はこのような趣味はないのだが、TGの勧めもあり、霊園内を散策したが、暑くもなかったのでよかった。
東京芸大の前を通って上野公園に入り、公園の大噴水の周りのベンチで休んでノンビリした時間を過ごした。欧米人や台湾からの観光客が日本人と半々くらに見られた。
図1.上野公園大噴水
図2.池の中に入って長く水浴びしていたハシブトガラス
図3.欧米人のカップルも同じベンチに座った。
大噴水の所から科博の前を斜めに横切り、上野駅へ、TGとはここで別れる。ぼくは真っ直ぐ東海道に乗った。往きは座れなかったが、帰りは座れた。が、時々腕に風が当たって、咳が出るのでマスクの上からタオルハンカチで口もとを抑えた。戸塚で電車を乗り換え帰宅した。歩行距離は8千歩を越えていた。

2023年9月28日木曜日

食肉目(イヌ亜目)の聴胞の形  The shape of audio bulla of Caniformia     

イヌ亜目の動物は、イヌ科Canidae、イタチ科Mustelidae、アライグマ科Procyonidae、クマ科Ursidaeの聴胞をアップする。イヌ科のタヌキ、イタチ科のテン、アライグマ科のアライグマ、クマ科のツキノワグマを取り上げる。
タヌキの聴胞は前にアップしたネコの聴胞のように膨らんだ風船状だ(図1)。しかし、テンの聴胞は余り膨らまずに外耳孔側で潰されたように平たくなっている(図2)。
図1.タヌキNyctereutes procyonoidesの聴胞ab

図2.テンMartes melampusの聴胞ab
アライグマの聴胞は、タヌキのように膨らんだ風船状だが、外耳孔に向かってテンの聴胞のように窄(すぼ)む(図3)。ツキノワグマの聴胞は膨らみが無く押し潰したようになり外耳孔に向かって管状になる(図4)。
図3.アライグマProcyon lotorの聴胞ab
図4.ツキノワグマUrsus thibetanusの聴胞ab
食肉目の聴胞を見てきたが、タヌキ(イヌ科)とネコ(ネコ科)の聴胞が風船を膨らませたようで似ていたが、膨らんだ聴胞は他にマングースやテン、アライグマとあった。が、ハクビシンの聴胞は三角柱状であり、ツキノワグマのものは全体的に押し潰したような状態であった。タヌキの聴胞をイヌ科として載せたが、手持ちのイヌ科標本(イヌ、キツネ、タヌキ、ホッキョクギツネ)の聴胞を見る限りではほぼ同じ形状をしている。それは、ネコ科(ネコ、ヨーロッパヤマネコ)や、イタチ科(イタチ、テン、アナグマ、秦嶺山脈のテンやイタチ)でも科によって同じ形状をしている。る。

2023年9月27日水曜日

食肉目(ネコ型亜目)の聴胞の形 The shape of audio bulla of Feliformia

 食肉目はネコ型亜目とイヌ型亜目に分けられる。手持ちのネコ型亜目のネコ科Felidaeカイネコとジャコウネコ科Viverridaeハクビシン、マングース科Herpestidaeジャワマングースの底面から見た聴胞(側頭骨の鼓室部)をアップする。

カイネコの聴胞は、膨らませた風船のようだ(図1)、が、ハクビシンの聴胞は前後に細い隆起があり全体に三角柱状だ(図2)、ジャワマングースのものは半分くらいのところでクビレがあり、少し瓢箪状になっている(図3)。

図1.カイネコFelis catusの聴胞(側頭骨鼓室部)ab

図2.ハクビシンPaguma larvataの聴胞ab
図3. ジャワマングースHerpestes javanicusの聴胞ab
ネコ亜目のネコ科とジャコウネコ科、マングース科の聴胞の形の違いは、どのような要因に因るのだろうか?また、聴力に関係があるのだろうか?
これらの聴胞の形状も個体発生の成長につれて種特有なものになるのだ。ネコの聴胞がハクビシンの聴胞のような三角柱状にはならないのだ。

2023年9月26日火曜日

頬骨側頭骨突起は側頭骨頬骨突起に下に   Zygomatic temporal process inferior to zygomatic process of temporal bone

面白いと云うか不思議なものだ。図1は、キツネの左側面から頭骨である。頬骨側頭突起が側頭骨頬骨突起の下になって接し、頬骨弓を作る。何故、面白いかと云うと、これはほぼ全ての哺乳類に共通しているからだ。
図1.キツネCanivoraの頬骨側頭突起()と側頭骨頬骨突起()の関係

図2.イノシシCetartiodactylaの頬骨側頭突起()と側頭骨頬骨突起(
図3.カモシカの頬骨側頭突起()と側頭骨頬骨突起(
図4.スミスネズミRodentiaの頬骨側頭突起()と側頭骨頬骨突起()写真をクリックすると拡大されて境目が判りやすい
図5.ノウサギRagomorphaの頬骨側頭突起()と側頭骨頬骨突起(
図6.カニクイザルPrimatesの頬骨側頭突起()と側頭骨頬骨突起(
図7.ピグミーオポッサムMarsupialiaの頬骨側頭突起()と側頭骨頬骨突起(

以上のように、食肉目(図1)、鯨偶蹄目(図2&3)、齧歯目(図4)、兎形目(図5)、霊長目(図6)、有袋類(図7)の頬骨側頭突起は側頭骨頬骨突起の下になる。が、後眼窩突起と眼窩輪を形成する骨は側頭骨頬骨突起ではなくて、頬骨前頭突起であり、つまり、頬骨は頬骨前頭突起と頬骨側頭突起に二つに分かれるのだ。
骨は受精卵が発生・成長していくと先ず目ができその周りの頭蓋骨が形成されていくわけだが、この組織から器官の形成にも順番や位置などの設計図が次々に起こる現象によって引き繋がれていく。この頬骨弓をつくる頬骨側頭突起が側頭骨頬骨突起の下に潜るのも成長の段階で決まってくるのだ。決して頬骨側頭突起が側頭骨頬骨突起の上になって頬骨弓をつくることはないのだ。

新無盲腸目のモグラや翼手目のアブラコウモリの頬骨弓は細くて、頬骨側頭突起と側頭骨頬骨突起の区別がはっきりしないのでここではアップしなかった。

「暑さ寒さも彼岸まで」と云うが、お彼岸になった途端寒いような涼しさが続いている。靴下を履かないと足元が寒い。風邪をひかないように寒さを我慢しないで長袖だ。

2023年9月25日月曜日

小さなキタノ時計店      Small Kitano Watch Shop

下の写真の時計はいつ買ったか覚えていない。もう、20年以上も使っている。この時計は電波時計で日本国内で使用している時は何よりも時刻が正確である。が、海外に行くと全く使い物にならないので、海外に発つ時には、空港の売店で一番安い時計を買った。
自宅に居る時はもちろんのこと、山に行く時も散歩の時もこの時計を左手首に納まっている。風呂に入る時や寝る時だけ腕から外す。
この時計、4,5ヶ月前から絶えず5分遅れている時刻を示すようになった。絶えず5分遅れだから慣れるだろうっと思っていたが、やはり不便だ。空港で買ったカシオのデジタル時計をするようになった。でも、やはりこの電波時計のアナログ文字盤を見たい。ネットで見て正確な時刻が出るように直したが、一時的なものであり、また夜になって暗くなり針の動きが止まり、明かりをつけても5分遅れることに変わりがなかった。

近くには時計屋さんがないと思っていたので、半分諦めていたが、線路向こうにキタノ時計店があると家族の者が云う。で、電話を掛けて10時頃持って行った。店での修理なら2500円、メーカーに出すなら18000円と云われた。その日は連絡がなかった。翌日の午前中も連絡がなかったので、メーカーに出す事にしたのかな?っと思った。午後連絡が来た。店で直したと云うのだ。

店に行くと注意を受けた。4,5日に一度は30分くらい直射日光の下に置いて十分に充電すること。そうすると暗くなっても針は時刻を刻んで動いているようだ。今まで、直射日光には一度も当てた事などなかったので、先ほど陽が射したので、その陽に当てた。

何だか凄く嬉しい。キタノ時計店に感謝だ!

それにしても、自分の時計をしている腕の老化にビックリだ!こんなに歳をとったんだと手を改めて見つめる。

2023年9月23日土曜日

哺乳類の切歯のいろいろ     Several Incisor teeth of mammals

 哺乳類の基本的歯式は、上下とも3・1・4・3である。面白い事に、イノシシだけが基本的歯式を持っているが、他の哺乳類はタヌキやキツネが基本的歯式を下顎骨にほぼもっているが、上顎では、3・1・4・2となっている。

つまり、切歯を3対持っている動物は、イノシシと食肉目だけあり、2対なのはサルの仲間(アイアイは1対)とウサギの仲間(但し上顎だけ)、1対だけなのは齧歯目(ハイラックスもそうだ)、切歯が全く無いのが、シカやカモシカだ。もちろん全ての歯がないセンザンコウもいる。まー、日本の山野に生息している哺乳類を取り上げよう。

日本の山野には切歯が一本も無いシカやカモシカ(図1)、1対だけのネズミの仲間(図2)、2対のサル(図3)やウサギ(図4)、3対のタヌキ(図5)やキツネやネコやアナグマ、そしてイノシシ(図6)が生息している。

シカやカモシカは図1のように上顎には切歯は無いが、下顎には三対の切歯がある。上顎の切歯がないので、葉や草を舌で絡めて引き千切り、樹皮は下顎の歯を上にスライドさせて齧り取る。

図1.切歯がないシカ
ネズミの仲間の切歯は無根の伸び続ける1対の切歯である(図2)。下顎の1対の無根の切歯とで、堅いオニグルミの実の殻まで削り取ることができる。
図2.一対の切歯のアカネズミ
サルの仲間は2対の切歯を持つが(図3)、同じ2対でもウサギの仲間の切歯は前は大きな無根の切歯であり、裏側には楊枝状の無根の切歯がある(図4)。サルは下顎も2対のほぼ同じ大きさの切歯なので、それらを嚙み合わせて樹皮を剥き、葉や小枝を齧り取る。
図3.ニホンザルの二対の切歯
ノウサギは下顎には無根の1対の切歯を持ち、草の茎や小枝を噛み千切り、樹皮まで剥がし取って食べる。
図4.ノウサギの二対の切歯
タヌキなどの食肉目の3対の切歯は横に隙間無く並んだ小さな歯である(図5)。老齢化した食肉目の切歯は擦り切れてほとんど無いものがあるが、切歯は他の歯よりも使われる頻度が高いのかもしれない。しかし、イノシシの3対の切歯は大きな歯である(図6)。食肉目の3対の切歯とは違って第三切歯は他の2本の切歯は接触しあっているのに、第二切歯とは間が空いていて小さい。
図5.タヌキの三対の切歯
図6.イノシシの三対の切歯

2023年9月21日木曜日

線路沿いの花     Flowers along the rail road

線路沿いを歩いたら、たくさんの種類の花が咲いていた。多くは近くの人たちが園芸品種を植え付けたものだ。この黄色いキク科の植物のキクイモは、根にサツマイモ状の塊茎があるようだ。是非一度は食べてみたい。しかし、遠くからでも全体が黄色で良く目立つ。
図1.キクイモHelianthus tuberosus
ツルボも顔を出していた。これも毎年晩夏に出てくる花だ。
図2.ツルボBarnardia japonica
お昼過ぎに一緒に海外のサルをTVの仕事で撮りにいったり、哺乳類関係の集まりで会っていた友人Aから電話があった。100歳までは軽く生きれると思っていたが、この頃は来年まで生きられるかと思うほど衰えたと云っていた。ぼくは相槌を打つばかりだ。こんど四谷辺りで会おうとなった。

今日は、朝から小雨模様で涼しい。釧路の妹からは、今日は寒く、長袖シャツに薄手のセーターを着ているようだ。このまま涼しくなって欲しい!

2023年9月20日水曜日

お彼岸の時季に咲く彼岸花    Higanbana(red spider lily) blooms during autumnal equinox

 昨夕、散歩している時に小田急線沿いで見つけたヒガンバナを先程撮ってきた。下駄をつっかけて片道10分くらいの行程だが汗だくになって戻ってきた。陽射しは強くはないが、ビルの日陰に来るとほっとするほど暑かった。

一輪だけだと思っていたヒガンバナはガードレールの向こうにたくさんあった。これらのヒガンバナは球根を誰かが植えたのだろう。ちゃんとお彼岸の頃に咲く。今年は暑い日が続いているが花が咲く時期は例年と変わらない。日照時間に因るのかな?

図1.線路沿いのガードレールの下に咲くヒガンバナ
図2.線路沿いに咲くヒガンバナ
7回目のコロナワクチン接種が10月29日になった。同じ様にワクチン接種をしている知人が先日コロナに罹った。喉がかなり痛いようだ。このコロナ、これからはインフルエンザと同じように毎年ワクチン接種という事になるのかな?