昨日の弁天杉の続きです。
弁天杉の正面(山側)の地上から1メートル半くらいのところに爪跡があった。
どうも登ろうとしたようだ。
山側の幹は一畳分くらいの樹皮が剥がれており、内部がぼろぼろになりかけている。
しかし、杉の木に登ってもクマの食べ物は無い筈だ。
かって、クマ剥ぎにあって、このようになってしまったのか?
それとも、山側から落石などがあって樹皮が痛められたせいなのか?
山側の弁天杉はかわいそうだ。何らかのかたちで覆ってあげたいものだ。
前歯の跡が縦についている。
ここで「ん?」と閃いた。
クマ剥ぎの跡は、山側の幹に付けられる。沢側の幹に付いたクマ剥ぎの跡は少ないだろう。
すると、弁天杉の正面の樹皮が無い部分もクマ剥ぎの被害に遭ったと云えるかも知れない。
弁天杉を正面(山側)から見た姿だ。
の正面にクマの爪痕があり、さらに下方のスギの木にクマ剥ぎの歯型が
残っている。
この辺りは気の弱いクマたちが人に気兼ねすることなくのびのびと生きられる場所なのだろう。
一人でこの辺りを歩くとクマに会えるかも知れない。
今度から円山木ノ頭に登る時は、弁天杉に挨拶していこう。