「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2010年7月1日木曜日

ちょっと安易すぎない?

これは、先週東丹沢の林道を歩いていて、見つけた自動撮影の装置だ。
この場所は、沢へ入る人も通るところである。
最近、気になるのは、このような安易な場所に自動撮影のカメラや
あるいは、クマ捕獲檻が設置しているのを見かけるようになった。
一つには、誰もが簡単に野生動物を自動撮影できる安価なカメラや装置が売られていることによるのだろう。

ぼくは、野生動物の自動撮影というのが嫌いである。
隠れて、こっそり盗み撮りするわけである。
動物を捜し歩いて、あるいはじっと待って動物と対峙してこそ、動物を知ることができる。
この場所を通る、動物たちの種類を知りたいのか?
生息調査の一環なのか?

2010年6月30日水曜日

ヘビイチゴ属Duchesnea

ヤブヘビイチゴである。
果皮とその果肉の果皮に近い部分も赤いが果肉は白い。
黄色の花が咲いて赤い実をつける
ヘビイチゴという名は子供の頃から知っていた。
子供の頃は白い花の食べられるイチゴと
黄色の花のイチゴを明確に区別していた。
ヘビイチゴの果実は食べても甘くないだけで、毒ではない。
実を4、5個取ってきたので、1個を潰して種子を洗った。
キイチゴ属やオランダイチゴ属の種子に比べると、非常に小さい。
このヘビイチゴの果実を動物たちは食べているだろうか?
これからまだまだ調べたい種子があるし、昆虫も知りたい。

2010年6月29日火曜日

こんな所に!

先日、我が家の駐車場と道路との隙間にサフィニアが咲いているのをお知らせした。
サフィニアが花をたくさんつけ始めた。
目を移すと、
塀と側溝のコンクリートの間にネジバナが咲いているのを見つけた。
ここは我が家の前が調剤薬局なので、けっこう車が通り駐停車する場所でもある。
それにも関わらず、花を咲かせたネジバナに感激だ。
連れ合いに話すと、彼女も気がついていて、掃除をしていて引き抜こうと思ったが、
ネジバナだと分かったようだ。
なんだか、急に蒸し暑さで寝苦しくなってきた。
大好きな季節の一つの夏だ!

2010年6月28日月曜日

タヌキのタメ糞に集まる糞虫たち

丹沢実習の続き:タヌキのタメ糞
今回の実習では、タヌキの新鮮なタメ糞が目についた。
いずれのタメ糞にも数種類の糞虫がたくさんあつまっていた。
これは、虫たちが糞を土中に運んでいった状態である。
表面の糞や土がうごめいている。
下辺に見えるたくさんある黒っぽい丸い塊はサクラの種子である。
つまり、このタメ糞はサクランボウを食べて排出されたものだ。
これは、サクラの種子のタメ糞の上に非常に滑らかな糞をしている。
この滑らかな糞の内容物はヤマグワの種子からなる。
タヌキはヤマグワの木の下に落ちた桑の実を拾い食いしたのだ。
で、コガネムシの仲間の糞虫と頭が赤い平べったい糞虫がいた。
ぼくらは、この赤い頭の平べったい糞虫に
「ウンコボタル」と命名したが、和名が知りたい。
クリックすると拡大されます。注意!リアルですよ。

2010年6月27日日曜日

フィールドサインとしての食痕と掘り穴

丹沢実習の続き:糞をのぞくフィールドサイン
木の根の樹皮が食われている。木にたくさん付着していた毛と歯型からカモシカと断定する。
が、この樹種を確認していなかった。
アナグマが巣穴ように掘ろうとしたものだが、途中で止めたようだ。
樹皮が剥かれて食べられたあと、歯型からカモシカと断定。
樹種はダンコウバイである。ぼくらも樹皮を剥がして形成層部分を舐め、齧る。
甘いような味である。苦くはない。
これは、ミヤマシキミがシカかカモシカに食べられた痕だ。
はでに穴を掘り、土を掻き出した跡を見つけた。
アナグマである。
直径20センチくらいの穴を開けており、すぐ右に曲がっている。
アナグマは、何代にも渡って親子で生活し、いくつも出入りする口をつくる。
これはイノシシが土壌動物を探して掘り起こしたものだ。
今回の実習で出会った哺乳類は、カモシカと物見峠をすぎてからシカのメスグループに出会った。
哺乳類のフィールドサインは、さらに糞としてテン、イタチ、タヌキ、ハクビシンがあり、クルミやマツボックリのリス食痕、モグラの塚はいたるところにあった。

初夏のキノコやツチアケビ!

25日(金)の丹沢実習の続き:
土山峠から辺室山までの道沿いにチシオハツあるいはドクベニタケがぽつぽつとでている。
この両者を区別できないが、食べられる。が、美味しくもないので取らず。
ヤマドリタケの幼菌だ。3枚撮ったが、なぜか全てピンボケだ。これはゲット、お昼のインスタントラーメンに入れよう。
コナスビの黄色でかわいい花が咲いている。
辺室山をすぎて「祠の分岐」でお昼にする。
先日、動物園の人たちと来たときに見つけたマツオウジがたくさんついている。
一つを落として、ラーメンの具とする。
ヤマドリタケやマツオウジを学生たちに味見させる。
マツオウジは苦いといってみな吐き出す。
ラーメンの汁の味も苦くなった。これはよほど湯でこぼさないと美味しく食べられるキノコではない。
アオダイショウの幼蛇だ。
アオダイショウの幼蛇にまた出会う。
こいつは、生意気にもむかってくる。
前後するが、ツチアケビを辺室山の山頂前の登りの斜面で見つける。
今週末にはシンビジュームのように大きな花を咲かせるのだろう。
学生たちに、ヒル取りをやらせる。
3人ともワーワー言い合いながらヒルを取っていた。
ぼくの足には血を吸う前のヒルが一匹いただけだ。
ぼくのスパッツは飽和食塩水を長年にわたって噴霧してきているので、ヒルは足についたらそのまま落ちる。しかし、今回は、左腕の時計バンドのところをヒルにやられ、手やズボンが血だらけになるまで気がつかなかった。ぼくの血を吸ったヤツは腹一杯で、自ら離れていったようだ。時計をしているところだったので、気がつかなかったのだ。
今、吸い付かれた部分の左手首一体が赤く腫上がっていて、しかも痒い。

2010年6月26日土曜日

探して出会ったカモシカの子供!

梅雨の中休みになるだろうと、前日に今日の丹沢実習決行をメールでながす。
7時半までに本厚木駅前、3人集合、残りの3人は残念ながら欠席。
土山峠でバスから降りて、しばらくヒル対策を指示していて、さー、出発と
歩こうとしたら、軽のワンボックスカーがスーっと寄ってきた。
isa隊員であった。何故か、二人とも恋人にでも逢ったかのようにニコニコ顔になってしまう。
isa隊員が撮ってくれる。
isa隊員は伊勢沢林道に向かうとのこと、
今日の丹沢実習は土山峠・辺室山・物見峠・煤ヶ谷コース。
水曜日に風邪をひき、今日は最悪のコンディション。
しかし、大汗をかくと治るので、頑張ることにする。
幸い、足腰はだるくなく、頭が痛くぼーっとしているのと、咳と鼻水だけ。

今日は人数が少ないので、お喋りをしないで動物を見つけようと話す。
辺室山を越え、以前カモシカに出会った鞍部のところで、
「こういうところにカモシカやシカあるいは
ノウサギの赤ちゃんがじっとうずくまっているんだ、、、!」
ぼくは、登山道から外れて様子をうかがう。
Kageさんが「いた!」、ぼくが「どこ?」、Ogu君が「イノシシかな?」
Take君はすでに一眼レフを構えている。
皆、カメラで撮ったり、携帯で撮ったり。
今年生まれのカモシカか?産毛で覆われている。
10分くらい上のポーズで動かない。
学生3人は静かに彼に寄っていく。
ぼくは咳をしながら見ている。
尾根上の上から回ったOgu君にカモシカは反応し始めた。
正面からゆっくり近づく二人をみたり、落ち着かない。
短い角がかわいい!
とうとう、凝らえ切れなくなって下へゆっくり下りていった。
そこで、ぼくは学生たちに戻って来い!と声を張り上げる。
この子供カモシカ、肩高が5,60センチくらいであった。
こんなに柔らかそうな毛で覆われているんだ。
少ない人数で、お喋りをしないから出会えたのだろう。
動物たちのさまざまなフィールドサインがあった。
帰りは、煤ヶ谷に着く前に堰堤で、先ずは足についたヒル取り、沢の水で顔や手を洗い
堰堤のコンクリートの上で昼寝30分。これが最高だった。

2010年6月24日木曜日

クワの実を一番たくさん食べた日

今朝は目覚めたのが5時、なんだか少し咽喉が痛い。
昨夜は、横浜で慶應商の動物行動学の教え子が中心になって活動している
「のんぜみ」の飲み会に参加した。二次会まで付き合ったせいで、頭も重い。
しかし、外は陽が差している。
水を飲み、パンと牛乳で朝食として、丹沢へ向かう。
クサイチゴを探し出すために伊勢沢林道を目差す。
車を走らせながら、今日は「頭骨コレクション」を清川村の二人に渡たそうと思う。
isa隊員の家のポストにビニール袋にいれた本を落とす。
清川村図書館はまだ早いので開いておらず。

伊勢沢はもうすっかり夏の装いだ。
ヘビイチゴの赤い実がいたるところにある。
いくつかゲットする。
オニシバリが赤い実をたくさんつけている。
赤くて、見た感じがオンコ(イチイ)の実のようで甘そう。
で、潰して舐めてみる。
お世辞にも甘いとは云えない代物だ。
でも、動物は食べるかもしれないと思い、3個採ってくる。
今まで、クワやキイチゴの種子を見ていたので、
とても大きく感じる。
                
今日は、伊勢沢林道周辺や尾根上のヤマグワの果実をたくさん食べた。
おそらく食べた量としてはラーメン丼一杯くらいは食べたろう。
大満足だ。
帰路、図書館に寄るがやまぼうしさんは居なかった。

2010年6月23日水曜日

Rubus phoenicolasiusウラジロイチゴ


昨日、お昼休みのとき専門学校付近をうろついたら良い匂い、、、、
匂いに誘われるように辺りを見渡したら、民家の玄関前にクチナシの植え込み。
白い八重の花がいくつも咲いている。
クチナシの季節なんだ!帰ったら我が家の近くの家の庭のクチナシの花を写真に撮ろう!

帰宅後、すぐ付近を歩き回るが、クチナシの香りがしない、
公園に行っても匂いも花も見当たらない。
すると、公園の斜面の植え込みの中に、ウラジロイチゴ(エビガライチゴ)が大きく、赤黒い果実をつけている。
まず、一番美味しそうなのを口に放り込む。甘酸っぱい、モミジ、ニガ、クサイチゴの甘さと違う。
そうだ写真だ!と写す。
きっと、鳥たちが食べてウンチをしたのだろう。
回りを見回すと、あるある、たくさん生っている。
誰も採らないんだ!
保育園や幼稚園の子供たちに摘ませてあげたいくらいある。
するどい棘がたくさん出ているのが良い。
果実を洗って種子を撮る。Rubus属特有の種子の形状をしていた。
モミジやニガイチゴの種子よりも一回り大きい。

2010年6月21日月曜日

子供には立ちション!

     日曜日も学校だった。
このところ専門学校では、土・日と高校生向けのチャレンジキャンパスが行なわれている。
高校生向けに話しをしなければならない。

子供の数が減少してきているので、学校関係は必死に生徒や学生を確保しようとしている。
チャレンジキャンパスにやってくる子供たちはいろいろだ。
学校の様子を見にきただけ、友人についてきただけという者から、
先生の話し方教え方を見て考えよう、学校の雰囲気をみて考えよう、
中には、この学校のこの専攻に決めているという者までいる。
反応の良い子供ならば、話しているだけで楽しくなり、時間を忘れてしまう。
花も育てたことがない。金魚やメダカも飼ったことがない。
野山をハイキングしたことがないという者も多い。

さまざまな住宅事情、家庭環境で育った子供たちだが、共通していることがある。
それは、木に登ったことがない、野山を駆け巡ったことがない、川で雑魚獲りをしたことがない。
それは、公園や学校では「木に登るな!」、近くの川や湖では「危険につき入るな!」とい看板があり、それを学校や家庭でも指導している
そのために子供たちは野外遊びができなくなっているんだと思っていた。

しかし、そうではない。
「禁止」の看板のせいだけではないのだ。

最も大きいのは「おしっこ」を野外ですると「犯罪だ!」
という意識が子供にあることだとわかった。
今の学生たちのほとんどは「連れション」や「立ちション」をしたことがない。
「連れション」から生まれる仲間意識を知らない。
「立ちション」から生まれる開放感を知らない。
仲間と一緒に並んで野原でオシッコすることは「違法」で「犯罪」だ考えている。

どうだろうか?
小学生までは屋外での「立ちション」を認めてやったらどうだろうか?
どこでも「立ちション」ができるとなれば、川遊びも野山での遊びももっともっと増えてくる筈だ。

子供たちに断崖から谷底に向かってオシッコをする気持ちの良さを味合わせてあげたい。
あるいは、真っ白な雪の上にオシッコで字や絵を描く楽しさを開放感を味わってもらいたい。