丹沢実習の続き:糞をのぞくフィールドサイン
木の根の樹皮が食われている。木にたくさん付着していた毛と歯型からカモシカと断定する。
が、この樹種を確認していなかった。
アナグマが巣穴ように掘ろうとしたものだが、途中で止めたようだ。
樹皮が剥かれて食べられたあと、歯型からカモシカと断定。
樹種はダンコウバイである。ぼくらも樹皮を剥がして形成層部分を舐め、齧る。
甘いような味である。苦くはない。
これは、ミヤマシキミがシカかカモシカに食べられた痕だ。
はでに穴を掘り、土を掻き出した跡を見つけた。
アナグマである。
直径20センチくらいの穴を開けており、すぐ右に曲がっている。
アナグマは、何代にも渡って親子で生活し、いくつも出入りする口をつくる。
これはイノシシが土壌動物を探して掘り起こしたものだ。
今回の実習で出会った哺乳類は、カモシカと物見峠をすぎてからシカのメスグループに出会った。
哺乳類のフィールドサインは、さらに糞としてテン、イタチ、タヌキ、ハクビシンがあり、クルミやマツボックリのリス食痕、モグラの塚はいたるところにあった。
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