「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2009年7月2日木曜日

明日は丹沢実習

シロザ(アカザ科)が駐車場の横に2本出ている。
食べるなら今の内だが、量が余りにも少ない。
このまま成長させてタネが飛び散ると来年はオヒタシで食べれる。
まだ、左足が治らない。月曜日にとうとう整形外科に行く。アキレス腱が伸びているのだ。薬を処方されたが、3回飲んだら、早くも胃がむかむかするようになったので、止める。明日は、丹沢実習で山歩きなので、今朝薬を再び飲む、明日山を歩く時までに少しは痛みが出ないようにしたい。

明日も明後日も雨模様だが、久しぶりの丹沢なので、昨夜から何かと実習のことを考えている。

2009年7月1日水曜日

頭骨の同定

昨夜、札幌市在住の能登さんから、頭骨の同定を依頼された。
ぼくのキツネ、タヌキ、イヌの頭骨の区別の仕方が載っているHPを見たが、
しっかり、分からなかったようだ。
(以下の写真は能登さんから添付されてきた写真)
見たところ、タヌキ、キツネ、イヌではないと思った。
頭骨が全体的に丸っこい、寸詰まりの印象をもった。
もちろん、矢状縫合の盛り上がりと後眼窩突起の様子から食肉目の動物であることは間違いない。
歯式は、3・1・4・2であることがわかる。
①は裂肉歯であるが、T字状ではなく、第一大臼歯と同じような大きさと形だ。
②の第一小臼歯が犬歯に接している。イヌ科の動物では第一小臼歯と犬歯は接しない。
③の前顎骨と上顎骨との縫合面に穴があいている。イヌ科の動物ではこのような明確な穴はあかない。
赤丸の翼骨突起の先端が、下顎窩(下顎との関節部分)とほぼ同じ位置にある。イヌ科の動物では翼骨突起はもっと前にくる。
それにしても、アライグマは全国区になったのですね。
恐ろしい!
このアライグマは犬歯の磨耗状態や矢状隆起の盛り上がり、及び前頭骨と頭頂骨の縫合状態から老齢個体であると思われる。
タヌキ、キツネ、イヌにアナグマ、アライグマ、ラッコ(orカワウソ)の頭骨が同じくらいの大きさなので、これらの区別の仕方をHPにアップしなければいけないですね。

2009年6月28日日曜日

Primate Info Netから:ヒトに近いのはオラン!

久しぶりにPrimate Info Net
http://pin.primate.wisc.edu/index.html を見たら、
ヒトに最も近いのはチンパンジーではなくオランウータンだというニュースが目に飛び込んできた。
DNAレベルでは、
チンパンジーは98.4%、ゴリラが97.5%、オランウータンが96.5%だが、
形態や行動など類似している点が、オランウータンの方が多いというのだ。
①歯のエナメル質が厚い
②髪の毛が長い
③顔に毛がある
④排卵時期が分からない
⑤対面交尾
⑥陰部の好み
⑦シェルターやベッドを作る能力

詳細は上をクリックして読んでみて!

国立科学博物館:ハーブガーデン

上野の国立科学博物館は日本館と地球館の二つの建物からなる。
地球館の屋上は、ハーブガーデンとなっており、ベンチが並ぶ。
160種類のハーブがあるようだ。
ぼくは葉を摘んでは揉み、あるいはサンドイッチにちょっとはさんで食べたり、匂いを嗅いだり。
匂いに引き寄せられて、クマバチが羽音をぶんぶんさせて花から花へ飛び回っている。
ここの回りにいくつもベンチがあるが、その上に日除けが欲しい。
今回は外国人の日本館で外国人の見学者が目についた。
もう少し、英語・中国語・韓国語の説明もあったが、外国人見学者のためにもっと外国語の説明を充実させたら、観光のコースにもなるのに、、、という想いがした。

2009年6月27日土曜日

科学博物館:カワウソだ!

学生の時は、博物館は死んだ生き物だけを展示しているので、
死物館と名付けて軽蔑しておりました。
しかし、骨に興味を持ち始めて考え方が変わりました。

カワウソがこんなに大きな動物とは思いもしなかった。
今までは、テンやイタチの大きさのイメージを持っていたのですが、
こりゃー、アナグマより大きいと思いました。
カワウソが生存するためにはよほど豊かな河川でないと生息できませんね。
このカワウソはメスのようです。
頭骨の頭頂骨の左に記載されております。
しかも、この骨格標本はレプリカではなく本物なので
嬉しくなって幾つかの角度から写しました。

国立科学博物館は常設展示だけでも丸一日を潰せますよ!

2009年6月26日金曜日

国立科学博物館で実習

上野の国立科学博物館で実習をした。
こちらの指導力不足に愕然として美術館横のレストランで飲んでいる。
まず、誰一人として自分の周りに集まることはない。
学生たち一人一人もバラバラ。
ちょっと二人で見ていると思ってもわずかな時間だけだ。
お昼を新館の屋上で、以前の学生たちなら皆一緒に座ろうとしたものだ。
今、3人の学生だけが仲良く座った。が、他は思い思いの所。

だから集合写真を撮るのは、時間がかかる。撮っても隠れていたりする。

なかなか難しい。世代のギャップ?
彼らが皆バラバラなのだ。

2009年6月25日木曜日

イノシシの頭骨:切歯の噛みあわせ

上顎の切歯と犬歯
左右の第一切歯は中央に曲がって伸びて、接している。
犬歯と同じくらいの長さ、大きさの第一切歯である。
第二切歯は第一切歯の方に伸びて、歯の横が咬面のようになっている。
第一切歯と第二切歯は、切歯という名前が当てはまらない程、物を噛み切る役目を持たない歯である。
第三切歯は小さく、第二切歯とは離れており退化していくのかなぁーと思える。
横から、上下の切歯の噛みあわせを見る。
下顎の切歯が伸びて、上顎の第一切歯とぶつかり、第二切歯と磨りあわさる。
上顎の第三切歯は下顎の歯とはぶつからない。

イノシシの力強い頭骨や歯をみていると、人類が絶滅した後にはびこるのはイノシシかなと思えてしまう。
何でも食べ、たくさん子供産み、しかも頭も良い。

イノシシの下顎骨の不思議

伊勢沢のイノシシの下顎骨である。
左右の下顎がこのように合体しているのは、サルの仲間とコウモリの仲間とゾウとハイラックスとイノシシの仲間である。
イヌ、ネコ、テン、マングース、クマなどやネズミやリス、シカ、カモシカの下顎は左右の骨がしっかり縫合・癒着しない。
ヒトやサル、イノシシ、ゾウなどの左右の下顎骨が癒着・合体しているのはどのような機能的な意味があるのか。
左右の下顎骨がバラバラになる動物たちでも老齢個体のものは癒着・合体する。
ヒトやサルでは下顎骨は生まれながらに一つであり、胎児の時に左右が合体してしまう。
下顎骨が一つになることの利点は????わからない!教えて!

2009年6月23日火曜日

イノシシの頭骨完成

3月25日に伊勢沢上流右岸で見つけたイノシシの頭骨を剥皮・除肉をして、5月下旬まで水を満たしたプランターに浸けておいた。今月になって、水を何度か代えて脂分や臭いを除き、ようやく晒骨できた。
ぼくが持っている、イノシシでは始めての全ての歯や骨が揃った頭骨である。嬉しい!
やはり、死んで間もないものだと動物に荒らされてないので完全なものが得られる。

鼻先から頭の後ろまでの長さは435ミリ。
歯の萌出状態から完全な大人で、性別をメスだと鑑定した。
犬歯の長いのがオスで、短いのがメスだが、性別を判定するに足る完全に性別が分かっている1個体オス(但しブタ)があったので、それを頼りにした。
その根拠は上顎の犬歯が出てくる部分(上顎骨)に顕著な盛り上がりが無いからである。

オスの特徴は、上や底面から見ると上顎の犬歯部分の骨の盛り上がりが大人個体なのに少ない。
正面から
後面から
イノシシはクマよりも目が良さそうだ。
上と下の犬歯が擦れ合うことにより、両者のエナメル質が砥いだようになっている。
同じ偶蹄類のシカやカモシカとは比べ物にならないほどガッシリして重厚な頭骨である。

2009年6月22日月曜日

大きくならないグッピーの子

昨夏、釧路の実家からグーピーをペアーでもらってきて、飼っているが、コドモはたくさん生まれたが、親くらいの大きさにならない。

で、学校で熱帯魚の専門家に聞いた。

水槽の水を1週間に3分の1位取り替えていくと大きくなるという。
できれば半分くらい取り替えた方が良いようだ。

循環装置で水は綺麗にされているが、水の中に溶けこんだ成長を抑制するような化学物質?があるようだ。 親と一緒だと食べられてしまうから、稚魚を親と別にすると、稚魚は大きくならない。親と一緒にすることで大きくなる。

今回の事も動物個体群にとっては共通して作用している要因があるのかもしれない。