動物たちの腰椎を見ていて、腰椎の数の違いも興味深いが、横突起の形状の違いも面白かった。頸椎は殆どの哺乳類は7個であり、少数の例外があるだけだ。図1と2はタヌキとニホンザルの7個の頸椎である。上が環椎(第一頸椎)、次に軸椎(第二頸椎)と続き最後が第七頸椎だ。
タヌキの頸椎はどれもニホンザルに比べて前後に長い。特に軸椎はニホンザルの2.5倍くらい長い。環椎も幅広くガッチリしている。胸椎だけ見るとタヌキはニホンザルに比べて大きな動物に思ってしまう。しかし、骨で大きいのはこの頸椎だけであり、腰椎、胸椎、頭骨、肩甲骨、上腕骨、大腿骨もニホンザルに比べて小さい。
図1.腹側から見たタヌキNyctereutes procyonoides(左)とニホンザルMacaca fuscata♂(右)の頸椎
タヌキとニホンザルの頸椎は横突起の幅と前後の長さも大きく異なる。ニホンザルの横突起は横に細く尖るが、タヌキは袖を広げたように広い。
図2.背側から見たタヌキ(左)とニホンザル(右)の頸椎
7個ある頸椎の中で環椎、軸椎は特徴的が形をしているが、第六頸椎も形状が少し異なる。図1に見られるように横突起が腹側に著しく下がっている。また、第七経緯の棘突起が長く、横突孔が見らない場合が多い。首の骨、頸椎をボンドで繋ぐのは1日係りだ。まず、2個つないで、それらが乾いてからまた繋ぐという風にやっている。
ウクライナのドローンによる「蜘蛛の巣」作戦は成功し、胸がスッとした感じだが、プーチンによる民間のビルを狙った攻撃には目に余る。ウクライナも大都市のビルを狙った攻撃をするとどうなるのだろうか?プーチンはそれはないだろう。でも、自分たちは核を持っているから出来ると考えているようだ。イスラエル軍による環境活動家グレタさんの拿捕は筆舌に尽くしがたい。
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