このクマ糞は全てヤマボウシの種子と果皮・果肉が細かく粉砕されたものよりなっていた。
11時13分、テン糞
見ての通り、アケビの種子が見える。これを持ち帰って水洗いしてみると、
バッタの足と産卵管およびバッタの外骨格の一部がでてきた。
12時15分、テン糞
サルナシ果皮付き果肉と種子、ハチ(膜翅目)の腹部と胸部の外骨格、
およびジネズミの毛と骨片、下顎だ。
およびジネズミの毛と骨片、下顎だ。
出てきた、ジネズミの毛と骨片、歯である。
黒線で囲ったAの上は上顎の左右のトガリネズミ科Soricidae独特の第一切歯である。
A内の下は左右の下顎骨だ。
B内は上顎骨と上顎の臼歯である。
ところどころに2、3ミリの黒い毛が見える。
これは、歯の先端が赤褐色に染まっていないので、ジネズミ属Crociduraであることが判る。
となると丹沢に生息しているのだからジネズミC.dsinezumiだ!
で、手持ちのジネズミの歯と比べた。
まさしく、ジネズミそのものだ。
これまでに、テンやタヌキの糞からジネズミが出てきたことがあったかな?
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