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2014年10月27日月曜日

自分で遺産(土地)相続手続きを!

両親が亡くなってからもう何年も経つが、遺産相続に関しては何も手続きをしていなかった。司法書士などの専門の事務所に頼むと少なからずのお金がかかるので自分で全て行ってみた。
ここでは、ぼくが個人で遺産(土地)相続手続きをして、必要な書類を書いたり集めたりしたことを述べる。

我家の土地はお袋と連れ合いが共有していたので、お袋分をぼくが譲り受けることになった。
しかし、お袋の子供は兄と妹を含む3人なのでそれを3人で均等に分けなければいけない。
が、兄や妹はぼくに譲るという。何をどうしたら、土地を相続することができるのか先ずはネットで検索した。

①遺産分割協議書なるものを作成しなければいけないということが分かった。
ネットで調べて見本があったので、それに倣った。
9月に兄貴の70歳の祝いを兼ねて帰省し、下図の遺産分割協議書を作った。
クリック拡大
さらに、ネットで「遺産分割協議書・法務局」とキーワードを打って検索すると、
法務省も含む多くの案内があり、それに基づいて書類を集めた。

②死んだお袋(被相続人)の生まれてから死ぬまでの戸籍謄本(これが大変だった。
③お袋の住民票の除票(故郷在住の妹に頼んだ。郵送で申し込むこともできる)
④相続する土地登記の全部事項証明書(これは法務局にネットで申込み取り寄せた。)
⑤土地の最新の固定資産評価書(これは近くの市民センターに行って取った)
⑥兄妹3人の住民票と戸籍謄本、さらに印鑑証明書(兄や妹に自分のものを取って送ってもらった。ぼくのは近くの市民センターで)

①遺産分割協議書の文面を作り上げ前もって添付ファイルでメールで送って見てもらい、ぼくが帰省して3人で見直して再度作り直した。最初の文面では、問題の我家の土地の他に、他の遺産についてはぼくが放棄するとしたが、我家の土地だけに限った文面とした。

一回目法務局へ①~⑥の書類を持って行く。妹が送ってくれたお袋の戸籍謄本は親父と結婚した時のものなので、不備だった。さらに妹の戸籍謄本も改正戸籍謄本ではないということで不備だった。ここで、固定資産評価書の土地の値段x4÷1000=これが遺産相続にかかる税金のようなもので登記料になると云うことを法務局の相談窓口に人が教えてくれた。この時に登記申請書とその書き方を書いたA4用紙をもらう。今の役所は昔と違ってすごく親切丁寧です。

二回目法務局へ:新たに取り寄せたお袋の生まれた時の謄本と登記料としての収入印紙(法務局で売っている窓口あり)を貼った登記申請書や①~⑥の書類を提出した。受理された。しかし、まだお袋の戸籍謄本のことで電話がいくかもしれないと言われる。3日後、法務局の○○さんからお袋の戸籍の不備が知らさせる。お袋の明治生まれ父親(祖父)はお袋が15才の時まで青森県に本籍があったのだ。この戸籍謄本は青森県の役場をネットで探して、ホームページの住民課に釧路から送付された青森県の住所が載っている戸籍謄本を添付したメールを送付して事情を書いて調べてもらった。翌日、担当者から返信があり、郵送で返信封筒と定額小為替(郵便局で買う)を入れて郵送した。この青森県の役場も丁寧に教えてくれた。

三回目法務局:青森県から送付されてきたお袋の戸籍謄本2通をもって、窓口で○○さんからい指摘された不備だったお袋の戸籍謄本を持ってきたことを告げる。○○さんが出てきて、謄本を見て奥に消え、しばらくすると名前が呼ばれ「登記識別情報通知書」「登記完了書」を貰う。その時に身分証明書となる免許証を見せ実印を受領印として押す。

以上で終わった。釧路に帰省して遺産分割協議書に皆でサイン押印をしてから帰宅してから1ヵ月で登記が完了したことになる。

結局出向いたのは、
ぼくは市民センターで:住民票、戸籍謄本、印鑑証明、固定資産評価書を取り、
ネットで法務局に土地の全部事項証明書を取り、
兄、妹も市民センターで:住民票、戸籍謄本、印鑑証明をとり、
妹は市民センターで:お袋の除籍票、戸籍謄本を取ってもらった。が、これでは不足で、
ぼくが、青森県の役所にメールしてお袋の戸籍謄本があるかどうかを尋ね、
青森県の役所で:お袋の2通の戸籍謄本を郵送してもらった。

戸籍謄本は一通750円であり、これを郵便局で定額小為替を買ってそれを同封した。

いずれにしても、お袋の戸籍謄本を結局5通も取ったことになり、これが一番の面倒なことだった。

前もって、両親あるいは祖母・祖父等の本籍を押さえておく必要がありそうだ。
市民センターや法務局の窓口の人は親切で分からないことは教えてくれるので勉強になった。

母方の曾祖父の父親の名前まで分かって、楽しい経験をした。この場所へ兄や妹と一緒に行こうと云うことになった。親父の曾祖父は三重県から北見へ屯田兵として一家で北海道に渡ってきているが、その曾祖父の出てきた場所にも行ってみたい。

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