「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2024年11月5日火曜日

アナグマの頭骨はタヌキよりも性成熟後すぐに癒合・合体する   Badger's skull fuse and coalesce after sexual maturity than racoon-dog

アナグマの頭骨を7個持っている。タヌキの頭骨は30個以上持っている。それらの頭骨を見ていて気が付いた事がある。それは、アナグマの頭骨7個の内5個は鼻骨・前顎骨・上顎骨・頬骨・前頭骨・頭頂骨などの頭骨のそれぞれ隣り合う骨同士がしっかり癒合して一つの骨になっている。しかし、タヌキの頭骨ではそのように癒合したものは1個を除いては全ての頭骨の各骨は縫合線が判る(図1)。
図1.上から見たアナグマ(左)とタヌキ(右)の頭骨
アナグマの頭骨の縫合線は矢状縫合の部分が隆起していて、タヌキも少し隆起しているが、前顎骨と鼻骨、鼻骨や前頭骨同士は縫合線がはっきり分る。このアナグマは左右の下顎骨も癒合合体している。
どうもアナグマの頭骨はタヌキに比べて性成熟後すぐに前頭骨や上顎骨などの隣り合う骨同士が癒合合体するようだが、この頭骨の各骨の癒合合体はイタチ科に共通する。しかし、タヌキやキツネ、イヌなどのイヌ科では老齢化してようやく癒合合体する。しかし、鼻骨同士や鼻骨と前顎骨の縫合は癒合合体はしない。
図2.15歳を過ぎて逝ったクロ
左右の鼻骨や鼻骨と前顎骨は癒合・合体していない。
イタチ科の頭骨はイヌ科の頭骨よりもすぐに固まってしまうが、イヌ科の動物は老齢化しても鼻骨や前顎骨は合体しない。イヌ科の動物の方がイタチ科の動物よりも頭骨の柔軟性があるようだ。

2024年10月31日木曜日

スズメガが飛び回る     Hawk-moths are flying around

10時頃の庭を見たら、タイワンホトトギスの花から花へ2匹のスズメガが飛び回っている。サンダルを履いて庭に出てスズメガを撮ろうとして追った。が、彼らは一つの花に2,3秒しかホバリングしていない。しかも、一つの花の蜜を吸ったら隣の花に移る訳でもなく、どの花の蜜を吸うか予測できない。そのため、もう大まかな予測をしていて、飛んできそうな花のところにピンを合わせていたら、来た!撮れたのが図1だ。調べたらホシホウジャクだった。
スズメガの仲間の幼虫や蛹を庭の草むしりをしている連れ合いが見つけることがある。4,5センチもある大きな蛹である。
図1.タイワンホトトギスの花の蜜を吸いに飛び回るホシホウジャクMacroglossum pyrrhosticta

今日の腰はかなり改善されてきている。が、庭に出るのが精一杯だ。週末には床屋に行きたい。

2024年10月30日水曜日

ウリボウの椎間板が無くなった訳      Why intervertebral disks of infant wild pig are disappeared.

図1はウリボウの腰椎である。腰椎間が開いている。この間隙に椎窩+椎間板+椎頭が入る。まだ骨化してない椎窩と椎頭は腰椎から離れてバラバラである(図2)。
図1.ウリボウの第3腰椎~第7腰椎
腰椎間の骨化してない椎窩と椎頭を同じ外形の物同士を上下に並べた(図2)。 

図2.ウリボウの椎窩と椎頭
赤線で囲まれた同じ外形の上部が椎窩、下部が椎頭
周りをコラーゲン繊維で被われたジェル状の髄核はこの椎窩と椎頭の間に挟まれ椎間板となるが、腐ってしまった。

アライグマではこの椎窩と椎頭が椎間板を挟んでいた(図3)。それが、ノウサギでは椎窩と椎頭の間の椎間板が良く解った(図4)。
図3.アライグマの腰椎
図4.ノウサギの腰椎
どうしてウリボウでは椎間板が無かったり、アライグマでは椎窩と椎頭の間に挟まっているが黒くて不明だったり、ノウサギのように椎間板が腰椎の間にあるのがはっきりしたりするのだろうか?これは、死骸が腐食している状態を示している。ウリボウでは骨になった部分しか残らず、アライグマでは椎間板が軟骨の椎窩と椎頭を挟んだまま干からびてしまった。ノウサギでは椎間板のゼリー状の部分がまだ柔らかく残っている時に骨を洗い腰椎が椎間板で繋がったまま干したからである。

しかし、タヌキでは椎窩と椎頭も骨化して腰椎の一緒になっている(図5)。椎間板はこの間に挟まっていた。しかし、死骸を腐らして硬い骨部分は残ったが、柔らかい椎間板は腐って消失した。
図5.タヌキの第6腰椎椎窩と第7腰椎椎頭

図6のニホンザルは性成熟を過ぎた♂だが、タヌキとは違って椎窩と椎頭は腰椎から離れ落ちている(図6)。どうも、サルの腰椎骨端がタヌキのようにしっかり骨化すのは老齢になってからのようだ。ただ云えるのは腰椎の間の椎間板がどの位の厚さがあるのか不明である。死んだ直後のサルを含む動物たちの椎間板を見てみたいものだ。
図6. サルの第6腰椎窩と第7腰椎椎頭

2024年10月28日月曜日

アライグマとノウサギのの腰椎と椎間板             The lumbar and intervertebral disk of racoon-dog and hare

動物たちの椎間板を見ていて、何だか分からなくなってきた。椎骨と椎骨の間にある椎間板は一つである(図1)。アライグマの第6腰椎と第7腰椎に間には椎間板が一つある(図1)。
このアライグマは大腿骨や脛骨などの骨端部が骨化してなくて分離しているのでボンドでふっ付けた。まだ若い個体である。

図1.若いアライグマの腰椎Lと椎間板id
図1の若いアライグマの第6腰椎と第7腰椎の間のidがあるが、このidは第6腰椎の後ろの骨端部の椎窩と前の骨端部の第7腰椎椎頭が椎間板を挟んで一体化している。つまり、このアライグマの軟骨部分の椎窩と椎頭部分が椎間板(周りをコラーゲン繊維が囲んだゼリー状の髄核)を挟んでいる。
椎間板がコラーゲン繊維が囲んだゼリー状の髄核であるのを図2のノウサギの腰椎と椎間板を見ると判りやすい。
図2. ノウサギの仙骨と第5,6,7腰椎と椎間板
腰椎の左端に第4腰椎の椎窩部分が第4腰椎から剥がれて椎間板に付着
図2のノウサギの椎間板は薄茶色のゼリーが固まったようになっている。

この椎間板がヒトだと立ち上がるので頭部、胸部の重みがかかることになる。椎間板はゼリー状の柔らかい物なのでコラーゲン繊維が周りを囲っていても人の姿勢の歪みによって圧力に耐えられず押し出されて脊髄を圧迫したりするか、腰椎自体が圧迫されて擦り減って椎頭部分の尖り脊髄を圧迫するのだ。

昨日はヨチヨチ歩きで投票所へ行った。連れ合いは背を伸ばして歩けと云うが伸ばすと痛くて歩けない。他人の痛みは経験しないと理解できない事は解かる。それでも無事投票を終え、帰路には和菓子を買って帰宅だ。

タヌキ、サル、アライグマ、ノウサギの腰椎を見てきたが、タヌキやサルでは椎間板らしきものが見当たらない。これはどうしてなのか?

2024年10月25日金曜日

サルとタヌキの腰椎の椎間板の違い     The differences in intervertebral disk of lumbar between Japanese monkeys and racoon-dogs

13日に6千歩くらい散歩した翌朝から10日間ほど、腰部脊柱管狭窄症が悪さをして、腰部(尻や腰、背)が痛くて、ベットから起き上がることや洗顔することがやっとだった。しかし、それでも16日には内科に行きいつもの降圧剤を処方してもらい、今日25日は銀行まで1100歩の行程を歩いた。かなり、回復してきた。
で、どうしても動物たちの腰椎が気になる。ニホンザルとタヌキの腰椎を見比べてみた(図1)。
図1.背側から見た腰椎と骨盤 
上:ニホンザル 下:タヌキ
腰部脊柱管狭窄症は腰椎と腰椎との間の椎間板が均一でなくなってそれが背側の椎孔を走る脊髄を圧迫したり、あるいは腰椎の背側椎頭が脊髄に触れることにより痛みや痺れを起こすと思われる(詳細はネットで調べて)。問題は椎間板である。

腰椎と腰椎の間の椎間板をニホンザルとタヌキで比べた(図2&3)。タヌキでは、椎間板が椎骨に癒合している(図2)。が、ニホンザルではオトナ個体でも椎間板が離れて失われている(図3)。

図2.タヌキの第6腰椎の椎窩(右)と第7腰椎の椎頭(左)
図3.ニホンザルの第6腰椎の椎窩(右)と第7腰椎の椎頭(左)
どうも、食肉目や有蹄類では性成熟に達すると椎間板は椎窩と椎頭に方に分かれて骨化してしまうようだ。サルはオトナになっても薄い椎間板は残るようだ。
どうも、このことがヒトであるぼくの腰椎部分の椎間板が動いたり潰れたりする原因かもしれない。ぼくは20歳になった頃からザックを背負ってサルを追い、55歳を過ぎてからは丹沢山麓をザックを背負って山歩きをしていたことが、腰椎に負担をかけて椎間板を変形させたのかもしれない。
もう少し、他の動物たちの椎間板も調べてみたい。

2024年10月20日日曜日

ラン類を部屋に取り込む       Bring orchids into my room

冷え込んできたので、庭木にぶら下げていた着生の洋ラン類を我が部屋に取り込んだ。こんな取り込むにも腰が痛いので一苦労だった。花が咲いているカトレアはアリンコが一杯だ。庭でアリンコを歯ブラシで履き飛ばしたが、一杯鉢についている。毎年、ラン類を取り込むと鉢にコオロギの仲間が潜んでいて部屋の中で鳴いてくれる。これも楽しみだ。

しかし、今年は暑かったせいか夏場に庭に出て吊り下げたラン鉢の様子を見ることは1日くらいあったかな?っと思う程度である。その為だろう。手入れが行き届いていないので、枯れた鉢が3鉢もあった。以前なら、そんな事は絶対なかった。暑さのせいばかりでなく老齢の精神に知らず知らず忍び寄っている面倒、億劫、庭にでることさえ気が進まないくなっている。今日も、オンシジュームの大きな鉢は重いのでまだ庭の鉢受け段に置いたままだ。オンシジュームは20度以下の気温には弱いので屋内にいれなくてはならないが、、、、。

図1.取り込んだ着生ラン類
今、直径30センチくらいありそうなプラスチックの鉢受けを持って庭に出てオンシの大鉢を取り込んだ。何とその重さの為に左手中指の第一関節が痛くなったので、見たら内出血して黒ずんでいる。エ?こんなことで内出血するなんて、、、、、老化も甚だしい。これでは転んだら、打ち身、骨折だ!とても山などいけないかな?
あ!まだ、デンドロの仲間は外だ。デンドロは5度c以下の気温に4,5日当ててから部屋に取り込む。

2024年10月19日土曜日

アシナガバチの糞     The nest of paper wasp

家族の者がベランダの左の角に”小さい糞のようなモノ”があるから見て!っと云うので2階に上がりベランダに出て”糞”のようなモノをみた。糞に間違いない!しかし、随分小さい。拾うと灰土のように崩れた。真上にアシナガバチの小さな巣があり、窓枠の横にもある(図3)。窓枠の巣は写真を撮った後、剥ぎ取った。
図1.小さな糞が散在している
図2.図1の中央付近の2個の糞を拡大
糞の直径は1.5ミリ以下か
図3.アシナガバチPolistes sp.の巣
天井に下がる巣は一昨年からのモノで古い(図4)。窓枠から剥ぎ取った巣には14の個室があるが、中には幼虫はいない。この窓枠の巣はまだ作りかけなのかな?いずれにしてもこれからベランダの糞に注意することにしよう。

図4.天井から下がるアシナガバチの巣

2024年10月16日水曜日

ン?この香り!      Un? this aroma/fragrance!

14日の朝から、酷い腰痛で悩まされている。顔を洗うのがやっとだ。でも今日16日は昨日よりも良い。14日は右腰と云うか右尻上部が痛かったが、15日はそれが腰の真ん中の腰椎になった。今日は痛いが恐る恐るゆっくりと歩くことができる。で、降圧剤も今朝で終わったので、すぐ近くの掛かり付けの内科に行ってきて、ほっとしてパソコンに向かっていたら、良い匂いがする。これはキンモクセイだ!大声を出して連れ合いに知らせる。しかし、連れ合いはコロナの後遺症のせいか最近嗅覚がダメだ。あー、この素晴らしい香りを嗅げないのだ。ぼくはこのようにPCに向かってキーボードを打ちながら、庭から漂ってくるキンモクセイの香りを楽しんでいる。今、我が部屋に入ってきた連れ合いは凄い匂うという。庭のキンモクセイを見て昨日はなんとも無かったのに、っと驚いている。
ぼくは、今朝はなんとも無かったのだ。しかし、11時半過ぎてから突然匂い始めたのだ。
図1.庭の南西の端のキンモクセイ
図2.キンモクセイの黄色の花

2024年10月12日土曜日

東南アジアのクロマダラソテツシジミ    Luthrodes pandava in Southeast Asia

今日は土曜日でしかも秋晴れで温かい。散歩に行こうと思うがなかなか腰が上がらず。っと窓際の濡れ縁に置いてあるデンドロの周りを飛び回っているシジミがいる。停まった!カメラを持って静かに網戸を開ける。撮る。このオートのカメラでチョウを撮るのに慣れた。先ず、少ししゃがんでガラス戸枠に寄り掛かり何度もシャターを押す(図1)。ん?ヤマトシジミやルリシジミではない。後翅から尾状突起が出ている。するとウラナミシジミの仲間かな?図鑑を見たが違う。ネットで調べたら、すぐ教えてくれた。クロマダラソテツシジミのようだ。我が図鑑にはソテツシジミは載っているが、コヤツは載っていない。
図1.クロマダラソテツシジミLuthrodes pandavaの裏翅
台湾を含む東南アジアに分布しソテツ属の新葉を食性にするようだ。最近では南西諸島から関東地方まで見つかっている。温暖化の影響でさらに分布を広げるのだろう。
南の海水魚もどんどん北の海で見つかっている。チョウを含む飛ぶ昆虫や鳥も東南アジアに生息していたモノが関東地方にもたくさんやって来ているかもしれない。
図2.クロマダラソテツシジミの表翅
あー、何だかナマケモノになったようだ。足腰が痛いのを理由に歩かなくなっている。

2024年10月10日木曜日

ヒメヒミズとヒミズの骨の比較     Comparative bones between small shrew-mole and shrew-mole

ヒミズとヒメヒミズの骨はとても小さく、図1,2のように方眼紙上に並べて置くのも息を殺さなけれいけない。
図1.ヒメヒミズの骨格の骨(椎骨、肋骨は除く)
a:胸骨柄 b:上腕骨 c:尺骨、橈骨 d:肩甲骨 e:坐骨 f:大腿骨 g:脛骨・腓骨
図2.ヒミズの骨格の骨
a~g:図1と同じ
ヒメヒミズDymecodon pilirostrisとヒミズUrotrichus talpoidesは両者ともモグラ科Talpidaeであるが、属が異なっている。図1と図2の両者の骨を見比べても違いが全く判らない。キツネとタヌキも同じイヌ科Canidaeであるが、キツネはVulpes属であり、タヌキはNyctereutes属であり、属が違う。が、ヒメヒミズとヒミズは外見から区別できるし、キツネとタヌキもそうだ。しかし、ヒメヒミズとヒミズの骨は形状や大きさから区別しがたいが、キツネとタヌキは形状は似ていても大きさが違う。ヒメヒミズとヒミズの身体の大きさが大差ないために、骨で見比べるには拡大鏡で比較するよりないだろう。

何だか凄く寒く感じる、昨日は床暖のスイッチを入れた。今朝は庭のスイレン鉢やホテイソウを浮かべている鉢からグッピーを救い出した。水が冷たくなっているので動きが鈍い。