「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2021年11月21日日曜日

凄くたくさんの大山登山者 Many peoples who climb to the Mt.Ohyama

 昨日、丹沢実習で大山へ登った。秦野駅から8時24分発のヤビツ峠行のバスに間に合うように8時過ぎに駅に着いた。バス停に行くと、たくさんの登山者が並んでいた。前もって学生たちには土曜日なので8時前に行かないと24分発のバスには座れないから座りたい人は早めにバス停に並ぶように伝えていた。しかし、これほどの登山者が、、、、(図1&2)。7,8名の学生は先頭の方にいた。ぼくの後ろにも学生が並ぶ。

ぼくは2台目のバスに乗れた。3台目のバスに乗った学生もいた。ヤビツ峠のトイレ前はお祭りのような賑わいだ。臨時のトイレも4個置かれていたが、女子用を待つ人たちが列をなしていた。高尾山より混んでいるという声を聞いた。

ヤビツ峠でバスを降りた人たちの多くは大山で、残りは表尾根を登って塔ノ岳方面に行ったようだ。

図1.秦野駅北口前のヤビツ峠行に並ぶ登山者
図2. ぼくの後ろに並び登山者
9:12 ヤビツ峠を出発する。ぼくはもう今回は糞は見つけられないな!と思う。すでに降りてくる人たちもいる。ぼくらは周りを探索しながら歩くので多くのパーティに先に行ってもらう。9:36 小休憩だ。数名が朝食はまだらしく、パンやオニギリを食べる。
図3. 早くも休憩で、着替えてもらう。
10:13 おー、糞だ!イタチ糞のようだが、こんな尾根上で何故?メスのテンのものかもしれない。1年女子のMさんが欲しいと云うので拾ったのを渡す。
図4. イタチ糞?
10:46 富士山が見える場所で記念写真!
図6. 富士山が中央より少し左にあるのが判るかな?
まもなく、大山・ヤビツ峠・阿夫利神社下社のある道標の場所にくる。下社方面からもたくさんの人々が登ってくる。鳥居のところで、本通りは混むので、ぼくらはトイレの裏へ続くパラボナアンテナ前への裏道を歩く。そこも人が多い。
11:00 パラボナアンテナの広場にも多くの人たちが座って食べている。「ぼくらもお昼だ!12時にここに集まって!」と叫ぶ。お昼を食べるために座る場所を探す、北尾根が見える日陰の場所に学生たちも座る。
11:08 ぼくの目の前のブッシュで、カモシカ糞を見つけ、さらにイノシシ糞を1年生が見つける。
図7. イノシシ糞だ!
お昼の時間に、すぐ近くでメスジカが2頭採食しているを見、昼食後は見晴台に降り、途中で滑落し大怪我をした登山者と救助隊員たちの横を通り、飛んできた救助のヘリコプターのバリバリという音を聞きながら見晴台を後にした。

2021年11月19日金曜日

メスツキノワグマの下顎の舌側の第二切歯は、イタチやテンにも!   The secound incisors on the lingual side mandible in female black bear, are also in weasel and marten!

友人のY.Narita氏から貰った秩父のメスのツキノワグマUrusus thibetanusの下顎の切歯の並び方が横一列でないことをアップした。図1のA,B,Cの下顎の切歯の並び方を見て、最初はBが第一切歯かと思ってしまった。
図1. 秩父のメスのツキノワグマUrsus thibetanusの頭骨

図1の下顎の切歯の並び方と同じようなものが図2の下顎の切歯である。これは2001年に東京農工大の大学院で「サル学」について集中講義をした。その時に中国からの留学生と知り合い、彼から中国生息のげっ歯目などの小哺乳類の頭骨をいくつかもらった。その中の一つにステップケナガイタチMustera eversmanniの頭骨(図2)が入っていた。 その下顎の切歯の並び方が通常の並びと違うので覚えていたのだ。このM.eversmanniではA,B,Cの内のBが第二切歯だと確信できない。
図2.ステップケナガイタチMustela eversmanni
図3は、2004年3月のキンシコウ調査で沢沿いを歩いていた時に岩の上にあったテンの死体(図4)の下顎骨である。この石貂Martes foninaの下顎の切歯を見ると第二切歯が内(舌)側になっている(図3)。
このM.foninaの下顎の切歯の並びから類推するとメスツキノワグマ(図1)の下顎のBは第二切歯が萌出した部分である。
図3.石貂Martes foina
図4.秦嶺山脈の山麓の沢沿いで見つけた石貂の死骸
日本産の食肉目の下顎の切歯を調べたらテンMartes melampusでも第二切歯が舌側に入り込んでいる(図5)。それはイタチMustera itachiでもそうであった(図6)。
図5.テンMartes melampus
図6.イタチMustela itatsi
以上にように、下顎の切歯が下側に入り込むのは第二切歯で、しかもこの第二切歯が他の2本の切歯よりも大きく、第一切歯は非常に小さい。これは、どういうことを意味しているのだろうか?将来のテンやイタチの下顎の切歯は第一切歯が消失し、第二と第三切歯がウサギの上顎の大小の切歯のように内側と外側に並ぶのだろうか? 
さて、秩父産のツキノワグマがメスだと判ったのは、側頭骨が横に大きく張り出ていなくて、さらには下顎の第二切歯が舌側に入り込んでいることが判った。

哺乳類の歯式や歯の形状はその動物種の食性と大きく関わっているが、歯で性差が見られるにはサルやイノシシだけで、それも犬歯である。性差は性行動に関係している。ツキノワグマの下顎の切歯で見られる性差は、両性の性行動のどのような違いによって生じたのだろうか?これからの課題だ!

2021年11月18日木曜日

秩父のメスグマ下顎の切歯の並び   A row of mandible Incisors in female Asiatic black bear from Chichibu, Japan

Y.Narita氏から着払いで送ってもらった秩父のメスグマの写真を撮っていて、切歯の並びが通常とは異なっているに気が付いた。
上顎の切歯の並びは通常であり、横一列に3対が並んでいる(図1)。が、下顎の切歯の並びが上下に並んでいるようでおかしい。
図1.秩父産のツキワグマメスの頭骨正面から
下顎の切歯の並びがはっきり解かるように斜め上から撮った(図2)。A,B,Cの3対の切歯がある。上下とも3対の切歯はイヌ、ネコを含む食肉目の動物たちの基本的な歯並びである。

ネズミやリスの上下一対の切歯は第一切歯であり、ニホンザルやヒトの上下2対の切歯は第一切歯と第二切歯である。つまり、不要な切歯が無くなる時は第三、第二と順に消失していく。また、北極海の冷たい海にいるイッカクは左上顎の第一切歯が伸び続けたものであり、ゾウやマンモスの牙は上顎の左右の第一切歯が伸びたものである。これらはネズミやウサギの切歯が無根で伸び続けるので理解しやすい。

図2.秩父産のツキノワグマメスの下顎骨の切歯部拡大
上記の第一切歯の事を考慮に入れるならば、秩父産のツキノワグマのメスの下顎骨の切歯の並びはBが一番太く大きい切歯が収まっていたようだ。AはCは小さい切歯が収まっていたようだ。となるとBが第一切歯になるのかな?しかし、ゾウやマンモスやイッカクの牙?は上顎の第一切歯だ!しかし、むむぅ!シカの下顎の第一切歯は第二や三よりも3,4倍も幅広い。 ここでは下顎の切歯の並びを問題にしているのだ。

このツキノワグマのメスの下顎の切歯の並び方に良く似た並びの食肉目の下顎骨があった。次回はこれらからBは第二切歯であることが解かったことをアップしたい。

2021年11月16日火曜日

ツキノワグマの頭骨の性差  The sexual differences of Asiatic black bear's skull

友人のY.Narita氏から、さまざまな骨が送られてきた。その中で秩父産のツキノワグマの下顎を張り合わせ、欠けている歯を探して上下の頭蓋骨を完成させた。
上面からの頭骨比較  左:秩父産 右:岐阜産
明らかに秩父産の頭骨は全体としても小さい。が、大きな違いは秩父産の側頭骨の横への張り出しが少ないため左右の頬骨弓間の幅が狭くなり、上から見た頭骨がまるでキツネやタヌキの頭骨ように細く感じる。さらに、後眼窩突起から矢状縫合の方に伸び隆起(側頭稜)もほとんど無い。

これらの二つの頭骨の違いはどうしてなのだろうか?なお、両者とも歯が全て出そろっている。また、左右の鼻骨、前頭骨、頭頂骨などの縫合状態もほぼ変わらない。

1)性差、2)年齢差(ではない)、3)地域差、4)個体差 が考えられる。獨協医科大の哺乳類頭蓋の画像データベースhttps://dept.dokkyomed.ac.jp/dep-/macro/mammal/jp/mammal.htmlのツキノワグマを見てもわからず、しかし、阿部永著「日本産哺乳類頭骨図説」(北大)の図のヒグマの性差から、Narita氏からもらった秩父産の個体はメスであり、今まで持っていた岐阜産の頭骨はオスだと判った。

クマは食肉目の動物なのに、頭骨にこれほどの性差があったとは驚きだ(ぼくが知らなかっただけだが、、)。左右の頬骨弓間の幅が広くなるオスは、それだけ分厚い咬筋や側頭筋を持っていると云うことが解かる。サルやシカ、イノシシなら頭骨の性差はあるが、食肉目の頭骨であるなんて、、、。同じ目でイヌ、タヌキなどの食肉目の頭骨を見てみよう。


 

2021年11月13日土曜日

友人から骨を送ると云うEメール!   The e-mail that my friend will send me bones!

大学時代の友人YNから、「骨などたくさん出てきました。みな貴兄に渡したい。12月に車で持って行くので都合の良い日を知らせて欲しい。」とのメールだ。その骨が下の写真だ!
彼は、埼玉の県立高校の生物の先生をしていた。一緒にタイワンザルを調査した仲で、来年1月には台湾に永住するのだ。
ぼくは12月の空いている日を知らせ、面倒でなければ梱包して宅急便の着払いで送って!と返信した。先ほど電話があり、こちらの住所を教えて欲しいと言ってきた。
良かった!宅急便で送ってくれるのだ!

下の写真の骨や頭骨が送られてくる。段ボール箱には、イノシシ♂の下顎骨、シカの腰椎・寛骨・仙骨、ニホンザルの仲間の頭骨♀と頭骨♂、シカの肩甲骨、ツキノワグマの頭骨、シカの角などが解かる。
何が送られてくるのか楽しみだ!

2021年11月12日金曜日

おいしいイカの塩辛を食べたい!  I want to eat the delicious salted fish of squid。

知人から山陰のお土産のイカの塩辛をいただいた。この塩辛ですっかり塩辛に目覚め、連れ合いに近くのスーパーで塩辛を買ってきてもらった。これもぼくの故郷釧路で作っていたイカの塩辛とは違う。で、昨日は自分でスーパーの魚コーナーにある塩辛を見て買ってきた。が、3種類のイカの塩辛のビン詰めがあったが、どれもぼくからするとまがい物だ。
防腐剤は売り物だからしょうがないが、不必要な甘味料などが入っている。ぼくとしては、イカの塩辛は、イカの足や身体の切り身とハラワタの肝臓を塩と米麹で混ぜたものが基本だ。これだと作ってすぐ食べられるし、冷蔵庫だと10日以上は持つ。安い刺身用の魚があれば、小さく切って、塩と米麹で混ぜる。これでいける。ユズかレモンがあればその果皮を少し混ぜるだけでもう十分な酒の肴になる。
境川近くの家の前の土手に生えていた皇帝ダリア
刺身用のスルメイカかヤリイカがないか他のスーパーを2件も回った。が、生イカは置いてなかった。あれば、3匹くらい買って塩辛にしたかった。

ところで自公民政府は18歳以下に給付金を支給するが、それよりも公立小中学校での給食費を無料すべきだ。月々の給食費(藤沢市立では5200円)の家庭の負担を考えるべきだ!

2021年11月10日水曜日

二の足林道で見つけたテン糞   Two marten's scats on the Ninoasi forest road

糞が見つからない。いつもならもうイイと云うほどあるテン糞も見つからない。秋はどうして糞が見つかりづらいのか?野生動物たちが秋はウンチを控えている訳ではない。が、帰路、アスファルト道路の上にあった(図1)。山中の尾根道で糞が見つからないのはたくさんの落ち葉が糞を覆い隠しているからだ。
10:41 テン糞①
マメガキの果肉・種子1個、砂泥

10:47 テン糞② 
植物葉・花芯?の細片
テン糞②は粘土状のもので、採取しているときカモなどの水鳥の糞かな?っと思ったくらいだ。このような色になったのは花芯食いをした花粉の色かなと思った。でも、水鳥が草を食べて砂嚢で食べた草を小石ですり潰したらこうなるかな?
この糞はテンの糞ではないかも、、、。
図1.歩いたルートとテン糞①と②を見つけた位置

今日は、学校から帰宅してから糞洗いをした。風が少々強いが温かいので糞洗いは楽だった。再セットアップしたので、ネットで購入した動画の編集ソフト等をまた購入しようか迷っている。無料のソフトもあるので、そちらにしよう。まだ、Teamsが学校側とやり取りできない。学校からもらったパスワードを個人用に変えたので、それがどこに書き取ったか、全くわからない。パスワードは困りものだ。同じパスワードだとWindows10が他に使用していると云ってくる。分かってやってるんだと云いたくなる。

2021年11月9日火曜日

パソコンの再セットアップ The re set-up of PC

 この1か月パソコンの調子が悪かった。このパソコンを買ってから4年経ったのだ。さまざなな不具合が生じる。買った時に「6年間のお預かり修理」代金も払っているから、送って修理してもらおうかな?っとも考えた。が、自分で初期化してセットアップが上手く行かなかったら修理に出そう。と思い、日曜日に早朝から夕方まで掛かった。困ったのはネットで買った編集ソフトなどを初期化前に外付けのHDにコピーしようと思ったがそれがどうしてもできないのだ。さらに、アプリケーションソフトなどやさらにはアマゾンからもパスワードを要求され、それが違っている。このパスワードには困った。

でも、ともかく、ZOOMやTeamsを除いて以前のようにサクサクと調子よく動くようになった。今夜中に学校で使うTeamsをインストールし使えるようにしたい。

しかし、このWindows10は勝手にこちらが望まないソフトまで入ってくる。しかもそれをuninstallしても削除できないソフトまである。ゲームはしないし、こちらが使いたいソフトは10個くらいなものである。ソフトでも外付けHDDに入るものはできるだけ外付けHDDにダウンロードしておいてよかった。

昨日は、8月にコロナで亡くなった知人の墓参りをしてきた。好きな缶ビールと花をお供えし、ぼくらも缶ビールを開けて故人を弔った。

コロナで8月17日に亡くなったAKさんの墓参り

2021年11月8日月曜日

エ!これはあのアブラギリ?  E! Is this that tung-oil tree?

 鐘ヶ嶽への鞍部から裏側の楽ちんコースを通って二の足林道に降り立つ。林道を歩き始めてすぐ山神隧道が見える。

10:23 二の足林道に降り立ったところにある手作り道標
10:25 トンネルが見える
トンネルに向かっていくと、沢側になんだか気になる葉と実がついた木がある。腰が痛いので実を採って確認できなかった。が、葉は萎れているがアブラギリかっと思ったが、実が丸くなくラクビーボールのようだ。気になったので写真を撮り、図鑑やネットで調べた。ぼくはキリは花しか見ていなかったのだ。だから、このような状態になると????っとなるのだ。キリだ!アブラギリもキリの葉ににている。が花や実は違う。
10:27 キリだ!
アブラギリは酷い思い出がある。若狭湾に突き出た音海半島でサルを追っていた時、あの実の大きな種子を生で食べたのだ。詳細は「箱根山のサル」のページ273-274に載っている。

2021年11月7日日曜日

山中でのキク科の花   Asteraceous flowers in the forest

二の足林道のゲートを過ぎてヘアピンカーブを曲がってすぐ、左の斜面を登る踏み分け道がついている。すぐ、尾根に着くのだ。が、今回は腰が痛いので一歩また一歩と足を出して歩く。尾根道に辿り着いても一歩一歩だが、何と道が歩きやすいようにナタのようなもので土を削り階段状になっている箇所がある。
林床にコナラのドングリがたくさん落ちている。足を下ろして潰すのがこのドングリを食べるイノシシやサルやクマやシカ、カモシカなどに気の毒なので、踏まないように足場を探しながら歩く。
9:10 足を下ろすとドングリを踏み潰すぅ!
ん!この小さいキク科の花は?あれだ!名前が出てこない。コウヤボウキやカシワバハグマに近縁なヤツだ!小さくて土埃にまみれている。帰宅し、図鑑を見て確認!

9:27 キッコウハグマだ!

登り詰めて大沢分岐方面と鐘ヶ嶽方面に分かれる地点に手作りだが立派な道標がある。写真を撮りながらこのような事をやるのは5,60代の登山道以外の山を歩き始めた人たちだ。道標の板が腐らないように処理を施している。この人が道に階段を作ったりしたのかな?
9:27 立派な手作りの道標
写真を撮った後、この場でコンビニで買ってきたアンパンを食べ水を飲む。スマホのGeographicaで位置を確認し、せめて見晴台まで行きたいが腰や背が痛い。ストックをザックから外し、長さを調節し。山神隧道の方に下ることにする。
降り始めて間もなく、キッコウハグマが辺り一面にある。こちらは午後からしか陽が当たらないためかどれも先ほど見たのより草丈が高い。滑らないようにストックでブレーキを掛けながら一歩一歩足場をしっかりさせる。
ん?かわいいタテヤマギクだ。
9:52 タテヤマギク
クサリ場もしっかりしている。しかし、どうもぼくはこのような鎖に頼れない。ロープや鎖のような人工物は怖いのだ。安心して頼れるのはしっかり根を張っているぼくの腕くらいの太さの木や、指くらいの太さの張り出た木の根だ。
鐘ヶ嶽との鞍部に到着だ!ここならテン糞はあるだろうと探すが見つからない。ここからは人工林の中の足元に気を払わない滑らない楽ちんコースを降りる。
10:07 鞍部にある道標