「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年11月3日土曜日

富士山が見えた! Mt.Fuji!

 
昨朝、葛西の専門学校へ行くのに、
湘南台駅6時54分発横浜行の相鉄線の各駅停車の電車に乗ると、
隣駅のゆめが丘あたりで富士山がくっくり見えた。
我が家からも引っ越してきた35年前は富士山が見えた。
が、今では、ビルが立ち並んでいるので全くみえない。
富士山って美しく、穏やかで、落ち着いたたたずまいで、
晴れ晴れとする魅力的な山である。
この山容がぼくらにとって不思議な魅力を与えてくれているのだ。
70歳になったら、是非富士山に登ってみたい。
今はまだ遠くから眺めるだけの山にしておきたい。
 
昨日は、葛西の専門学校からまっすぐ西八王子に行った。
東西線と中央線を乗り継いで、約1時間40分であった。
タンザニアでお世話になった富田浩造さんのお見舞いである。
元タンザニア事務所長の平川潔さん夫婦やKさん、Yさんらもきた。
駅前のファミリーレストランに入ると、大きな富田さんが椅子に座っていた。
 
もっぱら話しをするのは富田さんで、大きくて甘いクリームを食べ
今度出たぼくの本の批評をする。以前と変わらない。
長くなると疲れるというので、集合写真を撮ってもらい、富田さんが立ち上がった。
2本の松葉杖をつき、そろそろと歩く。
病気の重さを知った。
癌が身体中の骨の21ヶ所にに転移しており、身体を動かす度に痛いようだ。
モルヒネで痛みを抑えていることを知った。

2012年11月2日金曜日

GPSの軌跡 The root of GPS

塩水橋・本間ノ頭・円山ノ頭から
GPSの軌跡です。行程9.6キロでしたが、足が痛くなりました。下りは辛い。
6:50 塩水橋付近に車を置いて出発
6:53 テン糞1だ これは別に。
7:14 登るY君
7:25 テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)が幹に入っている。
7:32 リス食痕
7:33 テン糞2 これは別に。

7:50 倒木の鞍部 この倒木はこのシカ柵があらたに作られて間もなくのことだ。
     ここから急な登りになる。

8:32 主尾根着
8:47 青い看板の場所
9:21 登山路に出る
9:28 ゴムタケを見つける。
9:45 本間ノ頭着
10:15 鮮やかな紅葉が目に飛び込んだ。
10:43 円山木ノ頭で早めのお昼 
      食べていると、50代の女性登山者が丹沢方面からやってくる。単独行だ!
11:10 後片付けをして、さぁー出発だ。この道標の後ろを下る。 
11:24 草原のようなところにでる。 
11:45 この辺りからルートファインディングをするのが難しくなる。まだ、昼間だから、またガスってないから周り全体を見渡せるので一番高い尾根の部分を見つけて歩くことができる。 
11:48 アカモミタケ 3本見つけY君に食べてみることを勧める。
12:24 テン糞3 これは別に
12:41 ようやくシカ柵のゲートに着く。途中からシカ柵を潜り抜けて、シカ柵に沿って尾根を下る。枝打ちで落とされたスギの枝が散乱して歩きづらいがこれがショートカットのコースだ。
このシカ柵のゲートに通じる道を登っていくと、弁天杉だ。 
12:53 九十九折の経路を通って、河原にでて川を渡る。舗装道路にでる。 少し下って古い木の橋を渡ると堂平・塩水橋とつづく舗装道路だ。
13:00 アライグマ?糞 これは別に
13:12 塩水橋まで続く長道路から、今まで下ってきた尾根(左)と弁天杉を見る。ここから1時間半くらいかかって車を置いた塩水橋へ。 
14:55 塩水橋着
 
下りはいつも、これが正しいルートなのかどうかをいつも???と思いながら歩く。かってぼくが自分でつけた赤布があると安心する。いつも登りの時に赤布を付けたいが、下りで迷いやすい場所は、登っている時にはわからない。円山ノ頭からの下りは、3年ぶり?であった。

2012年11月1日木曜日

ゴムタケだ! Mysterious mushroom!

塩水橋・本間ノ頭・円山ノ頭より:

キノコ図鑑では知っていた。
見て、ゴムタケという名称がすぐ出てきた。
でも、始めてみたものなので、恐る恐る触ってみる。
本当にゴムのような感触だ。弾力性がある。

とてもキノコとは思えない。
何だか、あのジャガイモタケ(アップしたのはマムシグサの仲間の根茎)のことから、
ちょっと菌類の闇に入り込みそうになった。
これが、キノコ?でも図鑑でみたキノコなのだ。
押しても感触はゴムのようだ。
こころみに、根がどうなっているか持ち上げてみた。
なんと簡単に地面からとれた。
取った跡は左下の窪みである。
根の方というか土に埋まって部分はまるで、釜の底のような半円錐状態で、
土がついている。この土に埋まっていた釜底部分も弾力性がある。 
で、両手で千切ってみたというか、裂いてみた。
エ?っと驚く状態だ。ゼリー状なのだ。
 引き裂いた根?の部分を裂いた中身は堅めのゼリー状となっている。
元の状態のままに埋め戻しておいた。
 
で、キノコ図鑑を見た。食べられるのだ。珍味のようだ。
まさか、食べられるキノコとは思ってもみなかった。
どんな味なのか判らずじまいだ。残念!
でも、これを食べるには、少々勇気がいるかもしれない。
 
 


塩水橋・本間ノ頭・円山ノ頭

今日は、朝4時半に起きて海苔弁を作り、Y君とともに丹沢へ行ってきた。
丹沢山からの北東に伸びる主尾根は寒風が吹きすさび、汗をかいて塩水橋から登ってきたのに、
身体が冷えるので、防風のためにヤッケを着た。寒かった。
 
塩水橋から直接、本間ノ頭に登り、そこから登山路を歩いて
円山ノ頭まで歩いて、そこから円山ノ頭からの尾根を下る。
前もって地図を頭に入れておいたが、やはり下りは迷いそうになる。
無事、川を渡って舗装道路について塩水橋まで下る。
 
今日の歩いたコースである。全行程12、3キロ歩いたと思ったが、がっかり!
9.6キロだ。
10キロ以下なのに、舗装道路を下るのは膝が痛く、辛かった。
しかし、3時半には帰宅できたし、なによりもイワシャジンやキキョウを見たことである。
もちろん、糞採集もできたし、珍しいキノコも見つけた。
 
 風が強いので、離れて何枚も撮る。
Y君が大きな株を見つける。
これも何回もシャッターを押したうちの一つだ。 
左足首をかばって歩いたので、足腰が疲れた。
さぁー、風呂に入って、身体を温めよう。
 
 
 

2012年10月31日水曜日

乾燥ヤモリを見つけた! Found a dried gecko!

先日、連れ合いが庭の草むしりをしているとき、居間から庭へ下りられる引き戸のレールの上に
干乾びたヤモリを見つけた。
どうも状況から判断すると、網戸が締められた時に運悪く格子の間に挟まれたまま、絶命し
そのまま乾燥しミイラ状になったのだ。
 
このヤモリ君には悪いが、せめて骨だけでも取り出してヤモリという爬虫類の脚や背骨を
しっかり見ておきたいし、骨標本として残しておきたい。
今、食べたサンマの骨だけ残して、洗い乾かしている。
 
こうすることで、哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類の骨を取り揃えることができる。
もっとも、鳥は一種類、爬虫類はアオダイショウとこのヤモリ、魚はサンマの一種類、
まだ、両生類がない。今年はとうとうカエルの死体を見つけられなかった。
 
さて、この乾燥ヤモリはどうやって骨にしようか?
水に浸けて腐らす?
 
ウラギンシジミの様子です。 
 
これで、糞の中に、哺乳類以外の骨が入っていた場合、魚を食べたのか
鳥か爬虫類か骨で判るかな?

2012年10月29日月曜日

ウラギンシジミ   A butterfly!

連れ合いが、庭に転がっているプラ鉢や雑草のように蔓延っているタイワンホトトギスやカタバミなどを引き抜いて整理していた。
居間の庭に面する窓をたたき、ぼくを呼んでいる。
何かをまた見つけたようだ。先ほどは鉢のゼラニュウムを整理していたら、
コガネムシの幼虫がたくさん出て来ていたのを見させられた。
 
今度は何か?とカメラをもって庭に出る。
アジサイにチョウがついて動かないと云う。
見ると、シジミチョウよりも一回りも大きなチョウだ。
この成虫のままで越冬するのかな?
しかし,木の幹に捕まらないと葉は地面に落ちてしまう。
子どもの頃は物置の壁に成虫のまま停まっているタテハチョウの仲間や、
あるいは、サナギとなってとまっているモンシロチョウを見つけたものだ。
当時の北海道釧路の冬の気温は零下20度以下になったので、チョウも冷たい風が
当たらない小屋の中に入って寒さを凌いでいるのが子供心に解った。
 
シジミチョウの仲間より大きいが、シジミチョウの仲間に近いかな?っと思って図鑑をめくった。
すぐ出てきた。ウラギンシジミという温かいところにいるチョウで、花の蜜を吸うよりも、
ウンチとか汗も吸いにくるようだ。
 
しかし、このチョウ今朝も一昨日と同じところにぶら下がっている。昨夜は雨も降ったのだ。
この冷たい気温なのだからもう飛ぶことはできない。どうしたものか2、3日様子をみよう。
このままアジサイの葉と地面に落ちてしまうことは確実だ。
それとも温かくなる日中に飛んで、どこか良い越冬場所を見つけるかな?

2012年10月27日土曜日

この糞はアライグマのだ! Tha scats are a racoon's!

25日(木)の続き
テンにしては太すぎるし、こんな真っ黒なテン糞は今まで見たことがない。
ハクビシンかな?アライグマの糞かな?
ともかく、洗うの楽しみ。
金曜日、専門学校から戻ってから、洗った。
なんだ?全て毛だけ?
と思うくらい毛のかたまりであった。
途中で茶漉しから小さな洗面器に空けてともかく水を静かに垂らしながら
毛を流した。毛の長さは非常に短く5ミリ前後であった。
この毛の短さから、ネズミ科の動物かトガリネズミ目の動物を食べたことが判る。
最後は、指ですくうようにして毛を取り除いた。
洗面器の下にたまった物は、下の写真の骨片であった。
Aの部分は骨盤の部分であり、Aの左は右骨盤であり、右は左骨盤である。
Aの下の部分は大腿骨頭であり、それが三つもある。二匹を食べたのだ。
Bの上の部分は切歯であり、上顎の切歯(上)と下顎の切歯(下)である。
この切歯は厚さが薄いので、アカネズミの可能性が高い。
Bの下の部分は臼歯である。
Cは尾骨部分であり、Dは尺骨の上腕骨と接する部分だ。
Eは胸椎の一部だ。 
 Bの下の部分の臼歯を拡大した。右は根が一つ、左の臼歯は根が三本ある。
根が三本ある左の臼歯は第二臼歯で、一本の右のものは第三臼歯であろう。
上顎か、下顎の臼歯かは今のぼくの知識では不明だ。
ネズミたちの標本をもっと集め、上顎と下顎の臼歯の違いをはっきりさせなければいけない。
この糞は、今の季節の果実の種子が一個も入っていないので、アライグマのものと結論付ける。
さらに、この糞の直径が08-3.0cm(Mammal Tracks&Sign,M.Elboch,Stackpole Books,2003による)の間にあったからである。
このアライグマは、2匹のアカネズミを食べたんだ。偶然に大腿骨頭部分が3個もあったから2匹を食べたと結論付けられたが、これが見つけたのが2個だけだったら一匹を食べたとなるかもしれない。大腿骨頭がついた大腿骨だけで左右どちらのものかが判れば2個の大腿骨だけでも2匹か3匹かが判る。それには、頭骨とともに骨格全てをじっくり見るようにしなければダメだ。Dの尺骨でも右か左か見てすぐ分らなければダメだ。

慶應日吉の非常勤講師を来年度いっぱい、つまり再来年の3月で辞めることになった。
非常勤は70歳まではできるようだが、薬学部の教授から一緒に辞めましょうと誘われた。
それに代わる収入を工夫しなければならない。

これは何? What's this?

25日(木)の土山峠・仏果山・登山口の続き
仏果山から宮ヶ瀬越を過ぎて、まもなくスギの木の根元に????
の不思議な樹皮の繊維があった。
スギの形成層付近を齧って汁だけ吸った?
これと非常に類似したものをマハレ山塊国立公園で
チンパンジーの人付けをしている時にも見つけている。
それはチンパンジーが樹皮などを齧って水分だけ吸って吐き出したものだ。
その記憶がよみがえったので、写真を撮る。
こんなことをするのは誰だ?
下は、1994年11月23日にマハレで撮ったものだ。
これはショウガ科の茎を食べ、水分だけ吸って吐き出した食痕である。
クリックして拡大
仏果山でこのようなことをする動物は?
ニホンザル?シカ、カモシカ?あるいはイノシシ?
それともヒトが?
 
下の写真は土山峠から登ってまもなく、スギ林の中で見つけた糞だ。
昨日のもののようだ。これは、カモシカの子ども?
カモシカだとすると、10月半ばを過ぎても、まだこんなに小さな子どもがいるの?
 
キョンの可能性もあるが、まさかねぇー。 
昨年8月千葉県富津市宇藤原で撮ったキョン糞が下のものだ。
スケールが違うが、どうだろうか?
と、25日に疑問?に思ったフィールドサインを二つ取り上げました。
こうやって、じっくりサインを見てあるけたのも足首をかばってゆっくり気を付けて歩いたからでしょう。なお、ようやく、今朝、この日採集してきたアライグマの糞を洗い終えて、残渣を乾かしたので明日、アップすることができます。
 



キノコをゲット! Get mushrooms!

25日の仏果山の続き
秋の山なのでキノコも楽しみである。
これは、テングタケ科のものだ。根元に白いツボがある。
これは、採らず!
宮ヶ瀬越えの標識を過ぎて、まもなく”オ、カラカサタケだ!”2本ある。
ゲット! 
さらに下ると、アカモミタケが!
登ってきた4,5人のパーティやら二組の中高年の夫婦のパーティがいたのに、
気がつかないで通り過ぎていったようだ。
登山者の若者が「ヤッホー」と叫んでいる声が聞こえてきたので、写真も撮らずに、
レジ袋にゲット!
泥や枯葉に埋もれている。
帰宅後、すぐボールに容れて水に浸す。
そうしないと、キノコについたゴミを落とせないのだ。
真ん中の小さい一個はすでに洗ったヤツ。
1時間水に浸けて、歯ブラシと小刀を用いて枯れ葉を落とす。
泥は歯ブラシで落ちるが、枯れ葉は小刀の刃先でそぎ落とす。
山の幸は、採ってきてから食べられるような状態にするのが、面倒でもあり楽しみだ。
夕食の味噌汁の実にし、残りは昨夜のオデンの具にした。

2012年10月26日金曜日

ネズミ科の同定とヒミズの同定 Identify of Muridae & Talpidae

今日は専門学校のワイルドライフガイドの座学だ!
K君が、火曜日にヒミズとネズミを拾ったので授業で使って欲しいと冷凍したものを持ってきた。
それを学校の冷凍庫から取り出した、同定と剥皮の1時間の授業だ。
 
先ず、ネズミ科の動物を用いて、ネズミ亜科かハタネズミ亜科の外見からの同定。
尾の長さが頭胴長(鼻の先から尾の付け根まで)の長さより短いのはハタネズミ亜科だ。
さらに、頭の長さ(鼻の先から首の付け根まで)が短くて丸っこい頭ならハタネズミ亜科だ。
 
正確に同定するには、臼歯だ。臼歯がプリズム状ならハタネズミ亜科だ。
山梨県の山で見つけたというので、ヤチネズミ属ではない。残りはハタネズミ属かビロードネズミ(カゲネズミ)属だ。この2属の違いは骨口蓋の後端の形状を見なければならない。
O君がこの骨格標本を12月末までにつくる。
これは、ヒミズだが、ヒミズとヒメヒミズの外形上の見分け方は、尾である。
尾の形状が棍棒状の場合はヒミズで、尾の先に向かってすーと細くなるのがヒメヒミズだ。
さらに、切歯を見れば確実だ。ヒミズは上顎の第一切歯が尖るが、ヒメヒミズは平らだ。 
ヒミズの歯を見てもらう。 
ヒミズの点のような目を見てもらう。 
写真を撮ったりしながら、ハタネズミ亜科のネズミの剥皮を見守る学生たち。 
来春には卒業なので、研修に出かけている学生がかなりいる。
ネズミのような小型哺乳類の剥皮や解剖は気を使う。
晒骨までの手順をKとOに話す。
Y君は剥皮した皮を伸ばして干す。