「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年2月20日月曜日

アナグマ糞から出てきた不明種子 Unknown seeds in badger scat

17日の宮ヶ瀬尾根で拾ってきたアナグマ糞の中からでてきた
同定できない種子である。
サルナシの種子と比べると少し小太りのようである。
一緒にでてきたサルナシの種子と並べてみる。
左:サルナシ 右:不明

こうやって、並べて拡大してみると、5個のサルナシ種子の右上のヤツが
なんとなく不明種子ににている。これはサルナシの種子ではなくて右の不明種子と同じ仲間のものか?
サルナシの種子は種皮の表面が独特のブツブツした状態になっているが、サルナシの種子と思った5個のうちの右上の1個はブツブツした状態にはなっていない。これは右の不明種子の仲間なのだろうか?
それとも、サルナシの種子の変異の一つなのだろうか?




17日の糞内容物  Scat contents


2012年2月17日堤川林道終点から 
時刻は見つけた時間を示す。
GPSのコース上では、行きに見つけられなかったが帰りに見つけたものがあるため、見つけた位置と時刻が前後する。 
    
③や⑬はGPSの軌跡上の〇3や〇13の位置にあたる。

③9時6分イタチ糞Weasel
サルナシ種子32個、ケンポナシ種子1個及び果柄付き殻1本、節足動物の脚、海藻のような断片、カエルの卵塊のようなゲル状の透明なもの
 
⑬10時15分イタチ糞Weasel
サルナシ種子23個、カエルの卵塊状の透明部分少々、両性類の脚?の骨一部

 ⑯11時41分タヌキ糞 Racoondog
マメガキ種子12個、シイナ2個、果肉付き果皮

⑱11時48分タヌキ糞Racoondog
サルナシの種子多数、不明植物繊維多数、節足動物の脚、翅、外骨格、哺乳類の10~15mmの堅い毛

⑲11時56分アナグマ糞Badger
サルナシの種子多数、キブシの種子多数不明種子7個、マメガキ種子5個、エゾエノキ種子26個、昆虫・節足動物の外骨格多数

⑨12時31分テン糞3個分Marten
サルナシ種子108個、果肉付き果皮、昆虫と節足動物の外骨格多数

⑱ 12時33分テン糞Marten
マメガキ種子5個、及び果肉付き果皮
②13時1分イタチ糞Weasel
昆虫の後ろ脚一本と腹部の外骨格

①13時6分テン糞Marten
マメガキ種子2個、果肉付き果皮多数、昆虫・節足動物の脚、翅、外骨格多数

①や⑱などはGPSの軌跡の〇1や〇18に対応する地点である。同じ道を通っているのに、行きで見落としていて、帰りに見つけたものもあるので、〇数字と時刻が前後する。
今回の糞では、昆虫や節足動物の脚や外骨格が9個中6個から出てきた。さらに、今まで見られなかったカエルの卵塊のゼリー状のものが2個からでてきた。この2個ともイタチ糞であった。
久しぶりに見つけたアナグマ糞は長さが5センチ以上もある長いものであった。これからは大量のキブシの種子が混じっていた。
昨日は、我が家の庭のスイレン鉢の水も凍り、キジバトがその上を歩いており、啓蟄には程遠いが、丹沢の山は雪が凍ってはいるが、早朝は朝靄がかかり春は近しと思わせる。事実、ヤマアカガエルは産卵し、それをイタチが食べたと思われるような未消化のものが見つかっている。
また、昆虫や節足動物の破片が糞に含まれることは、彼らも落ち葉や土の下で動き出しているのか?それともこの時季には動物たちが地面に落ちている果実を漁っても見当たらないので、落ち葉の下や石の下まで果実を求め始めた結果として昆虫たちを見つけているものと考えている。

アナグマ糞から不明の種子が出てきた。明日アップしたい。
昆虫を含む節足動物や環形動物の脚や触覚、翅、外骨格にの同定に関しては、甲虫類も満足に同定できないので、お手上げである。

それにしても、まだまだサルナシやマメガキ、エゾエノキ、ケンポナシの果実が食べられ、キブシの果実もそろそろ食べられ始めてきたのだ。木に登れないアナグマやタヌキはイタチやテンより一層厳しい食生活を送らざるをえないのかも知れない。

2012年2月19日日曜日

17日のGPSの記録  Records of GPS on 17th

17日の堤川林道終点から、沢へ下りて前の尾根に取り付いたコース。
〇はイタチ、テン、タヌキ、アナグマ?の糞を採集した地点。
〇13の辺りが幅30センチくらいの細尾根で、サラサラ雪で滑るので、
3点確保で登った。
この辺りは破れた古い鉄条網のシカ柵が尾根に走っているので、
柵に引っ掛からないようにしたり、何度もシカ柵の破れ目を右に左に潜ることになる。
14地点は、4年前ザックいっぱいにシイタケを収穫した場所であるが、
一昨年、昨年と同じ倒木があるのにダメ。
14から19は宮ヶ瀬尾根であり、14を南に登っていくと「不思議なミズキ」があり、更に上ると「熊ノ爪のピーク」になる。
「熊ノ爪のピーク」からは東に行くと辺室山や物見峠の「祠の分岐」の登山道にでる。
また、西に行くと云わずと知れた鍋嵐である。
〇13の細尾根の上にタヌキの古いタメ糞があり、その横に少し離れて
テン糞があり、尾根を下ってきたテンの足跡があった。
(タヌキのタメ糞)
このタメ糞から30センチくらい離れた絶壁にテン糞が、
新しい。だが、足跡が無い。ぼくがいる所には足跡がある。
このウンチを、腹這いになって取る。 しかし、どうやってウンチした。
お尻を谷間に向けて噴き出すように排出した?何故?そんなことを、、、。
昨日、庭の水道栓でウンチを洗い、残りを今日、テレビ碁を見終わってから処理するつもりだ。
終わったら、アップしたい。

2012年2月18日土曜日

誰の足跡?   Whose footprints?

昨日の堤川林道は一面が1センチくらいの新雪が積もっていた。
下は、トリの足跡であることは判る。
カケスなのかカラスなのか、はたまた他のトリなのかはわからない。
この跡は、だれが残したものだろう?
哺乳動物の足跡とも思われない。トリとも違う。
右側にシカの足跡があるから、それと比べて。
同じくらいの長さの二本が並行に並んでいる。
右端が何故か3本になっている。そこで途絶えている。
何の跡だろうか?

タヌキ糞からでてきた不明種子  Unknown seeds in Racoon dog scat

昨日ではなく、2月14日の土山峠周辺の歩きで採集してきた糞の中に
同定できない種子が3個でてきた。
(2月16日にアップしたGPSの記録を参照)
〇rのタヌキのタメ糞を水洗いしてでてきた種子:
これらの種だけを0.5ミリメッシュの茶漉しの中に容れて、親指で強く擦るようにして
洗った結果、右上は種皮が剥がれ、左のは種皮が擦れてしまった。
しかし、この種子つい最近に、前にも一度出てきた。
今月2日に伊勢沢林道で拾ったテン糞から出てきた不明種子に似ている。
二つの種子を並べてみた。
左の2個が2日のテン糞からの種子、右の3個が今回のタヌキ糞からのものだ。
(クリックすると拡大)
何だか、同じ種子のようにも見えるが、右の方が細身である。
別々のもののように思えるが、同じ仲間の種子だろう。

ともかく、不明種子がまたもや出てきたので、尚一層、果実の種子集めをして
標本としなければならない。
少なくても丹沢の動物たちがどんな果実をどの時季にどのくらい食べているかを
調べるためにも標本が手元になければ同定が難しい。
昆虫類を含む節足動物はまったくお手上げだ。
これからカタツムリなどの軟体動物もお手上げだ。
しかし、これらは大雑把な分類で良しとしたい。

2012年2月17日金曜日

雪の鍋嵐  The Mt.Nbearashi covered with snow

今日、鍋嵐に行こうと思ったが、尾根は雪で滑るので
アイゼンを車においてきたので、戻る。
登りは三点確保でどうにか登れたが、下りは大変だった。
林道終点から直接目の前の尾根に取り付いた。

雪に覆われた山肌、中央の奥の山が鍋嵐だ!

堤川林道に下りてくると、雪が舞い始めた。
牡丹雪のようだ。春近し!

今日は、テン、イタチ、シカ、タヌキ、リス、???の足跡や
新鮮なイタチ糞、テン糞、タヌキ糞、アナグマ?糞を拾ってきた。

テン糞、イノシシ糞、タヌキ糞の内容物  Scats contents of wild animals

昨日のGPSの軌跡図を参照してください。
〇1mのテン糞:
サルナシの種子52個だけ。

〇3bのイノシシ糞:
ドングリの種皮の破片が多数よりなる。

〇4mのテン糞:
これは採集せず。たくさんのマメガキの種子が浮き出ている。
崩してみても他の種子は見当たらず。

〇5rのタヌキのタメ糞:
これも全て古く固い糞なので持ち帰らす。
マメガキ、ケンポナシ、サルナシ、エゾエノキなどの種子がわかる。

7を過ぎたところにあった〇rのタヌキのタメ糞:
この右側にも大きく広がっているトイレである。
真ん中のまだ柔らかいものを採集してきた。
マメガキの種子2個、サルナシの種子多数、不明種子3個、節足動物の脚や外骨格、翅
が出てきた。不明種子については後でアップしたい。

〇11mのテン糞:
マメガキの種子1個、ケンポナシの種子4個、エゾエノキの種子11個、
サルナシの種子32個がでてきた。

W10の林道終点から林道を土山峠バス停の方に5,6分歩いたところに
Weipointが軌跡図に載っているが、そこにあるマメガキはまだ実をつけていた。

野生動物にとっては、これからが辛抱のしどころだ。
サルやシカが餓死するのは、3月下旬から4月になってからだ。
ようやく冬を生き抜いたとしても、温かくなって新芽が膨らんできても食べる元気がなくなるためだ。
今のぼくはダイエットに気をつけなければすぐ太ってしまう。
美味しい物が目の前にあると、我慢できずに食べてしまうのは、
ぼくらヒトも野生動物時代の過去の遺産をもっているということだろう。
老齢サルで痩せている個体は、体力がないので死にやすい。
歳をとったらある程度太らなければダメだ。
だが、ぼくらヒトは太っているために生活習慣病にかかりやすい。
その頃合いが難しい。

2012年2月16日木曜日

確定申告

今年も、確定申告をパソコンでやらなかった。
パソコンでやると、数字を打ち込むだけで、自動的に計算されて
確定申告書が完成するようだ。
来年こそ、ネットで確定申告をしてみたい。 
今日は、時々粉雪が飛び交う、寒い日だ。
こんな日は空いているだろうと、昼食後出かける。
藤沢税務署の門を入ってすぐ左にある、プレハブの
申告書提出と書かれている小屋に入る。
正面と両側には事務机が並べられ、署員が座っている。
5,6名の人が椅子に座っている。
混んだ時のためにテープでつづらおりの道が作られている。
案内係がいるが、ほとんどガラガラという状態だ。
案内係のこちらへという声で、ほとんどまっすぐ進み、
正面の女性署員の前に立つ。
カバンから紙袋を取り出し、その中から既に書き終えハンを押した確定申告書、何枚かの源泉徴収書や保険などの控除に必要な添付書類を貼ったものと病院代や薬代などの領収書が入った紙袋を渡す。
彼女は、「はい、御苦労様」と云って、申告書の控えを切り離して、
文書収受と入った丸く大きな税務署の印を押してくれる。
ぼくはそれを受け取り、「はい、ありがとう」と云って、電車に飛び乗り帰宅した。
今日は、初日ということもあり、全く混んでいなかったが、
やはり、来年はネットで確定申告をしよう。
だが、突然ネットができなくなった。
2時間経って、プロバイダーに電話する。
我が家の無線ランの問題のようだ。
無線ランの電源を抜いて再び差し込む。
それで、OKになった。
なんとも不思議な故障だ!

GPSの軌跡  Records of GPS

一昨日歩いたGPSの軌跡だ。5.3キロを歩いた事になる。
〇の糞については、水洗いして後ほどアップする。
ここでは昨日アップしたように、Weipoint1~2間は、丹沢でこれほどしっかりした
ブッシュがあるの?という驚きの沢、斜面であった。
5月頃、絶対同じコースを歩きたい。
春にはさらに身動き取れなくなるようなブッシュになっているのだろう。
シカやカモシカも動けないかな?
2の昨日アップしたブッシュの状態だ。
この斜面は朝日が当たらない斜面である。
ここの残雪がある経路をトラバースしていたが、もう、ズボンや上着、帽子まで茨のトゲに引っ掛かって右袖をトゲから外そうとすると左肩がひっかるという具合だ。
汗だくになる。だが、久しぶりのこのような本格的なヤブコギに燃えたのも事実だ。
尾根にとりつくと、楽ちんだ。尾根はウサギやカメやタヌキやイノシシ、シカが歩くので
尾根道となり、嫌な引っ掛かる木は無い。
ここはこの尾根で唯一ほっとするひろびろとしたところWeipoint4のところだ。
ほとんど陽が当たる尾根なのにブッシュとなっていない。
ここからは登りが急になるが、木が生えているので、それを捉まり手すりのようにして登っていくと、Weipoint6の岩場にでる。
ここで一休みしたいが、ピークはもう一息のところだとわかるので、ここを素通りだ!
Weipoint7の617.2のピークで記念撮影とする。
ここでは、もう霧雨状態だ。
W7からW8までは小雨状態となってきたので、小走り状態である。
この場所から東南の尾根に沿った経路を進むとジグザクで不安になるが、その通り下っていくと
堤川林道の終点にでる。西北の尾根を下るとすぐハタチガ沢林道の白いガードレールが見えて林道の終点に到着する。
明日、糞の内容物についてアップします。タヌキのタメ糞から以前にもアップした
不明種子が出てきた。

2012年2月15日水曜日

ヤブが形成されているのは?  Area produced Bush

昨日の丹沢で、驚いたのはブッシュがある斜面である。
40年くらい前なら、伐採されたばかりの山は、一人で突き抜けるのは
ほとんど不可能と思えるくらいのブッシュがあった。
ありとあらゆるトゲのある灌木類や蔓性植物が斜面を覆っていた。
そんな山を歩くために、腰にナタ、背にもナタという出で立ちで、サルを追った。
スギ林や大きな木が生えている山をサルを追うのは楽チンだが、
ブッシュにサルたちが入ってキイチゴ類を採食している現場に行くには、
トゲに刺さらないようにサル道を潜り込むのだが、
1メートルも進まないうちにトゲに絡まってしまう。手や腕やおでこがサルトリイバラや
ジャケツイバラ、サンショウのトゲで傷つく。
そんな時にナタで切り開いて進む。
だが、10メートルも進まない内にサルの声は
遠くに消えていってしまう。
そんな山は丹沢にはもう無いと思っていたのだ。
があったのだ、尾根歩きばかりしていて気が付かなかったとも云える。
ここは、小動物の天国とも云える場所だ!
きっと、4月、5月はナタをもたないと歩けないだろう。
何故、このような場ができたのか?
ここに入り込むには、3度、古いシカ柵の腐ったように赤い鉄の脚立を越えた。
シカ柵の下は何か所もタヌキやイノシシが潜り込んで出入りしている穴が開いている。
少なくても2重にシカ柵で覆われた場所である。
穴からシカが出入りしているのだろう。
シカの食痕があった。
左のトゲのある太い木はカラスザンショウかな?
恐らく、ここに入り込んだシカは、この場所の出入口の場所に精通していなければ
逃げ出すことはできないだろう。
この尾根にはシカ柵、沢沿いにもシカ柵がある。
さらに、斜面をいくつかのブロックに分けるように尾根から沢にシカ柵が走る。
この斜面はシカの食害から守られている場所なんだ。
シカ柵は、広い地域を囲むのではなくて、小ブロックを囲む方が、一カ所が破れても
植物が守られることを示しているのだ。