「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2008年11月1日土曜日

誰もがこのような気持ちで!

雲山さんが紹介していた本を東京駅北口付近の丸善で買った。
イヌと意志が通じ合う。これはイヌを飼ったことがある人なら誰もが理解できる。
さらには、ハエともコミュニケートする話しまで読み進んでいくと、これは普段ぼくが子供の頃から野山で虫や草木に行ってきたことだと思った。

ぼくは作者のようにイヌやハエを敬愛するまでにはならないが、野生動物の調査・研究・観察にとっては、研究対象物に対する研究者・観察者の気持ちはこうなければならないと思っている。

ぼくは、タンザニアでのチンパンジーの人付けに失敗した。
(理由を、HPのマハレの中で書いているが、)その理由はチンパンジーたちが生活する森の中で、ニワトリやアヒルを、あるいはブク(アフリカオニネズミ)やカンガ(ホロホロチョウ)を殺して食べたことであると思っている。

森の動物たちはぼく等によって殺されるニワトリたちの悲鳴を聞いている。
山小屋付近の動物たちにとっては仲間を殺す人間たちを知っている。
動物たちの「噂話し」がチンパンジーたちの耳にはいったのだろう。
ぼくは、1年目よりも2年目、2年目よりも3年目になる程チンパンジーに会えなくなったのだ。
最初に、一人で森に入った時は、誰かに見られていると思って振り返ったらメスのチンパンジーがぼくを樹上から見ていたのだ。

我部屋のハエトリグモ君が、今朝、居間で一人で食パンを食べているとテーブルにピョンと乗ってこちらにきたので、「ここは家族の場だから、ぼくの部屋に戻りなさい」と言うと、床にピョンと下りた。

2008年10月30日木曜日

巨大なエビフライ

教え子であり、丹沢のサル観察し隊のメンバーであるK.Y.さんから巨大なエビフライをもらった。
先日、彼は然別湖(北海道)にナキウサギを見に行き、そこでエゾリスがチョウセンゴヨウのマツカサを食べるところを目撃し、その食痕であるエビフライをお土産に持ってきてくれた。

まー、この巨大なエビフライを見て下さい。
左のチッチャイのは湯河原の野生動物探検隊のtakeさんのフィールドで拾ってきた赤松のエビフライである。
左の上のものは、エゾリスが齧って半分に割ったチョウセンゴヨウのタネと鱗片の一部である。
チョウセンゴヨウのタネは、私たちも松の実として食べられる。
エゾリスはこの大きなマツカサをトウモロコシを食べるように横に持って食べているのをK.Y.さんはブログに載せている。

2008年10月29日水曜日

サルとウシとキツネの頭骸骨

今日、ロッカーのダンボール箱を開けてウシ(下北半島脇野沢で)の頭骨を眺めていたら、頭蓋骨を形成するそれぞれの骨の位置が異なるのに気がついた。
頭骨上の印: x:前頭骨、〇:頭頂骨、△:後頭骨
ヤクシマザルの頭骨:
サルもヒトも前頭骨はアカンボウの時にはすでに左右の骨が縫合している。
後頭骨は真上からだと見えない。
キツネの子供の頭骨:前頭骨は左右がまだ縫合していないが、頭頂骨は縫合している。後頭骨が真上からでも見える。
まだ若い ウシの頭骨:真上からだと前頭骨しか見えない。
後ろからウシの頭骨を見ると、前頭骨、頭頂骨、後頭骨がわかる。
サルとキツネ、ウシの頭骨を比べたが、キツネが哺乳類のオリジナルなものであり、サルやウシは特殊化が進んだ頭骨となっているように見える。
これらの頭蓋骨の比較は近いうちにホームページの方の載せたい。

2008年10月28日火曜日

不思議な親子関係

釧路の実家では、もう十年以上グッピーを飼いつづけている。
グッピーは熱帯魚であるが、水槽にはヒーターも水の循環装置もとりつけていない。
帰る時に、グッピーのオスとメスのペアーを持ってきた。

庭の睡蓮鉢に入れたら、メスが飛び出て死んでしまった。
オス一匹では可哀想なので、近くのお店でメスを2匹買ってきて、残っているオスと一緒にさせた。

グッピーは卵胎生であり、産まれた稚魚は親に食べられてしまうので、稚魚をすくって別の水槽に移した。
稚魚は70匹ほどにも増えた。

稚魚にも餌は1日に数度与えているが、あまり大きくはならない。
先日、少し大きくなったヤツを3匹、親がいる水槽に移した。
しかし、チビたちは親に追われ食べられそうになったが、うまく水草に隠れて逃げることができた。
翌日水槽を見ると、食べられずにいたチビを見つけたので、さらに5匹チビをいれてやった。
3、4日した頃、親の水槽の稚魚の様子をみると何だか随分大きくなったようにみえる。
1週間経った頃、家族の者が「お父さん、小さなグッピーを買ってきたの?」と云う。

チビが大きくなって尾の方が赤く色づいているのもいる。

随分大きくなるのが早いので、その理由を考えた。
稚魚がいる水槽は稚魚がたくさんいるのに狭いので、成長できない。
一方、親がいる水槽は大きいから、成長が早くなるのではないか?

専門学校に熱帯魚の先生がいるので、疑問をぶつけてみた。

なんと、それは「、、、、、、」であった。
これは、グッピーに限らず他の魚でも同様のことがあるようだ。
「、、、、、、」は何だとおもいますか?

2008年10月27日月曜日

スローロリス

ぼくが通っている専門学校の飼育室には、びっくりするような動物たちが飼育されている。
このスローロリスもその一つ。
この個体はどのようなルートでこの学校で飼えるようになったのだろうか?
ワシントン条約を含む野生動物の取引には抵触していないのだろうか?

この個体はケージに近づくとこちらにゆっくり近づいてくる。
動きがスローだが、ぼくの携帯ではこの程度の写真しかとれない。

ロリスの仲間は、サル(霊長)目の中のヒトやニホンザルを含む真猿亜目とは異なり、アイアイやキツネザルのような原猿亜目の猿になる。
アジアに生息する原猿は、このロリスの仲間とフィリピン・インドネシアの島々に棲むメガネザル(メガネザル亜目と分類され場合もある)の仲間がいる。
他の原猿はアフリカ大陸にいるガラゴ(ブッシュベイビー)の仲間と、他のすべてはマダガスカル島に生息する。

と、今日は夕方から呑み会が入っているので、3時限目の授業が終わったあと、学校の飼育室をのぞいたり、パソコン室でこうやってキーを叩いたりして時間をつぶしている。

2008年10月26日日曜日

秋の南山で

宮ヶ瀬湖北岸の南山で:
アカモミタケである。何故か杉林にたくさん生えていた。
豚汁にいれて食べる。
歯ごたえがしっかりしたキノコである。
オスのおいしそうなキジに出遭った。
コブシの独特の実が枝にぶら下っていた。
動物探しで山道を歩くのではなく、山の幸を求めて歩く山道はしぜんとゆっくりしたスピードになる。
ボタンヅルの奇妙な形をしたタネに目を留め、ヤマイモの蔓に大きなムカゴを見つけては手を伸ばしてそっと摘み取り、モクレンやコブシの実(タネ)のつき方の面白さに感動する。
山は文句無くぼくらに自然の素晴らしさを教えてくれる。

秋の実と花

昨日は「丹沢サル観察し隊」の人たちと、宮ヶ瀬湖北岸の南山にハイキング:
登りは杉林の中の道であり、コウヤボウキや近縁のカシワバハグマの肌色っぽいキク科の花が露に濡れていた。
1時間くらいで登れたので、帰路は林道に降りることにした。
途中で、アカモミタケを収穫しちょっと潤った気持ちになる。
林道にでる。
ガマズミの赤い実や野バラの赤い実が眩しい。
T.Y.さんがサルナシやアケビを見つける。
たくさんなっているが、どれも高いところなのでなかなか実を取ることができない。
しかし、意を決して前日の雨に濡れたブッシュに入り、アケビの蔓が絡まっている枝を下げて、少しだけ取ることができる。
教え子の学生たちに味あわせてあげようと思ったが、、、、。
さらに、アケビも見つける。
これはちょうど食べ頃だ。タネの回りの白い部分が透明になりかかっている。
この林道は一般車両の通行が禁止されていたので、気持ちよくあるくことができた。
駐車した「津久井町鳥井原ふれあいの館」で野菜などを買う。
採ったアカモミタケも売っている。
お昼を水沢の河原でとる。
昼食後、松茸山への階段を登ると良い香りが漂っている。
ヒイラギが白い花を咲かせている。
花の形やつき方はキンモクセイに似ている。
香りは春のイボタノキやライラックの香りにも似ている。
ヒイラギがこんなにも真っ白な清楚な香りの花をつけるとは、、、、、、。
キンモクセイ、ヒイラギ、ライラック、イボタノキはどれもモクセイ科である。

2008年10月23日木曜日

ワカサギ?の群れ

丹沢実習で:
三叉路でバスを降りて、吹風トンネル・宮ヶ瀬霊園を過ぎたところの橋の上から宮ヶ瀬湖をのぞくと、魚の群れが不思議なかたまりとなって移動している。
こういう魚の塊は、カワウやヤマセミたちも気づくだろうに、この魚たちは不思議な生き物のように形を変えて、水面近くを泳いでいる。 ぼくらは、橋の上から小石を投げたが、魚たちはその動きを止めず一塊となって右に左に移動する。岸辺の方に移動していくようなので、ぼくらも橋の上に荷物をおいて岸辺までおりる。

しかし、上からはよく見えたのに岸辺からは光の屈折のためか見えない。
ただ、魚の群れがいる辺りの水面にさざ波が立っているだけ。

岸辺の浅瀬にはヨシノボリのチビが底に張り付いている。

水面から岸に目をやると、たくさんのテグスや仕掛けや竿までが捨てられている。
この岸辺を歩く鳥や動物たちには迷惑なシロモノだ。
おそらく、何羽のもの鳥がテグスに足を絡めたり、針に刺さったりしているのだろう。
しかし、何故テグスや針、浮きや竿までが捨てられるのか?
ぼくの子供の頃は、針が川や沼のゴミか何かに引っかかると、12月の凍るような川の中までもパンツ一枚になって、引っかかった針を外しに水の中に入ったものだ。
そのくらい、針などの仕掛けは大事なものだった。

人が裕福になると、開発と言う名の自然破壊で野生鳥獣にとっては棲みづらくなるばかりでなく、釣り人のような自然愛好者までが、野生鳥獣を苦しめていることになる。

上の写真のテグスはほんの一部である。
学生たちは、テグスなどを拾い集めて持ち帰る。

2008年10月22日水曜日

オナモミ、久しぶり!

丹沢実習から:
帰路、セイタカアワダチソウが群生しているそばに、オナモミがイガイガの実をつけていた。
この5、6年、否10年以上会っていなかった植物だ。

植物写真家の鈴木庸夫さんが、ブログにソナマツムシソウに久しぶりに出会った喜びを載せておりました。
植物との出会いは何故か、初恋の人との出会いのようで、久しぶりに会うと懐かしさがこみあげてきて声をかけてしまう。
「お前、ここにいたの!、、、、、、、、、、。
オナモミはメナモミと対にして学生の頃、覚えた植物であり、遠い二十歳前後の頃のことが、、、。

2008年10月21日火曜日

シャーマントラップ

シャーマントラップH.B.Sherman Trapsである。
これらは折り畳むことができるので、持ち運びに便利だ。
右のはネズミ用で、横:5cm 高さ:6cm 長さ:16cm(単位はおよそのcm)
左は、今回使用した物、横:6cm 高さ:7cm 長さ:23cm
野生動物探検隊のtake隊員が値段を知りたがっているので、ネットで調べた。
https://www.shermantraps.com/pc-31-3-lfa-folding-trap.aspx
をみると、3x3.5x9の物が、16.46ドルとなっている。
今、円高なので、1700円以下で買えるということだ。
日本の業者から購入する値段の半値である。