11月7日にサツマイモ掘りをした時に見つけたイモムシを11日にアップした。そのイモムシはナカジロシタバの幼虫であった。幼虫をプラ容器に容れていたら2日ほど動き回っているので、サツマイモの薄切りを中に置いた。が、葉ではないので食べてはくれず、どこか居場所を探し回るように動いている。先週はその動きも鈍くなりサツマイモと容器の間で動かなくなった。死んだか!っと思ったが、もしかしたらと思いそのままにしておいた。昨日見たら、サナギになっていた(図1)。
幼虫だった外皮の背にサナギになっている。このサナギを同定してくれた鱗翅目が好きなS.Iさんに譲り渡そう!
図1.ナカジロシタバAedia leucomelasの蛹
チョウやガの仲間の鱗翅目は、卵・幼虫・蛹・成虫と完全変態する。幼虫から蛹になるのは、環境が悪化した(エサが無くなった)ための防衛システムなのだろうか?蛹ならエサを食べなくても長く生きていける。実は、サツマイモ掘りの時にトノサマバッタも持ち帰った。コヤツ、カーテンにつかまっていたが、今日はパフィオペディラムの葉の上でガラス越しの陽に当たっている。11月7日から今日まで16日間も飲まず食わずで生きている(図2)。どこにそんなエネルギーがあるのだろう?こやつ、このまま成虫で越冬するのかな?ぼくらヒトは飲み食いせずに16日間も生きていけるだろうか?しかし、越冬するヤマネは2ヶ月も3ヶ月も生きていける。ヤマネの冬越しの生理をヒトに応用できないだろうか?
図2.トノサマバッタLocusta migratoria
1 件のコメント:
宮ヶ瀬ビジターセンターの学芸員だったY.Aokiさんからメールをもらった。
コヤツはトノサマバッタではなくツチイナゴとのこと。
ツチイナゴという名前初めて知った!
まったく、サル以外の事についてはド素人であり、恥ずかしい。
が、それがぼくだ。
Y.Aokiさんに感謝だ!
ツチイナゴという新知見である。成虫で越冬するようだ。
ぼくはサル以外の動物・植物にすごく興味を持っている。
再度、Y.Aokiさんどうぞ宜しくお願いします。
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