「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2025年2月3日月曜日

ヒトの腰椎は5個の椎骨からなるが、サルでは7個だ!                     The human lumbar spine consists of five verterae, while Japanese macaqu has seven.

昨日から冷たい雨が降っていた。が、止んだが曇り空だ。釧路の妹から家の庭の様子をLINEで送ってきた(図1)。また、雪が降ったと嘆いていたが、まだ2月だものと一人合点している。いや、もう2月3日だ!
図1.寒そうな釧路の雪景色
昨夜からニホンザルの腰椎と仙椎をみている(図1&2)。このニホンザルの腰椎lは7個の椎骨からなり、仙椎sは3個の椎骨からなる。
図2.ニホンザルの腹側からの腰椎l、仙椎s、尾椎cと寛骨
図2.ニホンザルの左側面からの腰椎と仙椎、寛骨
実は、先月31日にヤエチカに行った時から腰が背が、腰部?が痛いような痺れるような感じになった。翌日に速歩で4000歩歩いたのが間違っていた。で、昨日は上記の骨を見ながら室内でじっとしていた。今朝、ベットから起きる時も特別な違和感もなく起き上がれ、しゃがんで顔も洗えた。で、今日もサルの骨を見ている。
ニホンザルとヒトの椎骨の数は同じだと思っていた。が、違う。ヒトでは腰椎が5個の椎骨からなるのにサルでは7個だ。またヒトでは仙堆が5個からなるがサルでは3個だ。どうして、ヒトでは腰椎はサルより2個も少ないが腰椎では逆に2個も多いのだ。2足歩行とどう関係しているんだ?むぅ、むぅ、むぅー!わからん!これからの課題だ。

2025年2月2日日曜日

カンガルーに後眼窩突起が無いのは、捕食者が居なかったからだ。              Kangaroos have'nt postorbital processes, because they have no pridators.

ウマ科の動物の後眼窩突起pは側頭骨頬骨突起sと癒合する(図1)。他の動物たちの後眼窩突起は頬骨前頭突起と癒合する。どうして、ウマ科の後眼窩突起は側頭骨頬骨突起と癒合するのが、疑問だった。DeepSeekに訊いてみたりもした。しかし、ぼくを納得させてくれる解答は得られなかった。ネットで頭骨を見ていて、カンガルーの頭骨が気になった。
図1.ロバEquus aninusの頬骨jと側頭骨頬骨突起s、後眼窩突起p
哺乳類頭蓋の画像データベースでカンガルー科の頭骨(図2)を見ていて、頬骨も側頭骨頬骨突起も幅広い。カンガルーは草食動物だ。アジア・アフリカ・アメリカに生息する草食動物のウシやシカ、ラクダの仲間や上図のウマの仲間は眼窩輪が形成される。カンガルーもウシ、シカ、ラクダやウマの仲間も草原や砂漠、乾燥した岩場など見晴らし良い所で棲息している。
図2.アカカンガルーMacropus rufus の頬骨jと側頭骨頬骨突起s
アカカンガルー(図2)やカンガルーの仲間も草原の見晴らしの良いところで生活していると思われるのに、眼窩輪が形成されてないどころか後眼窩突起がない。
これは明らかに、オーストラリア大陸にはカンガルーを捕食するような外敵が存在しない事に基づくだろう。つまり、採食中に外敵を見張る必要が無かったからだろう。フクロオオカミなどのオオカミくらいの肉食獣が存在したようだが、カンガルーにとっては脅威となるような肉食獣では無かったのかも知れない。あるいは肉食獣に襲われたとしても幼体を袋に容れて逃げれば良いのだ。

庭の白梅が咲いている!          The white plum blossoms in the back yard are blooming!

冷たい雨にあたってウメの花が生き生きした様子だ。枝に下げているフウランやカヤランもこの雨で一息ついた事だろう。このところ雨降りがなかったので植物には初春の恵みかな?
箱根では雪のようだが、こちらは小雨だ。まだ、庭のスイレン鉢に初氷が張らないが、今年はこのまま氷は張らないで春を迎えそう。

 

2025年1月31日金曜日

ハヌマンラングールの眼窩を構成する7つの骨              The seven bones that compose with the orbit of hanuman langur

ちょっと待って!じゃー、直鼻亜目のサルたちの壷状の眼窩を形作っている骨は、先ず、①涙骨や②頬骨、③前頭骨、④上顎骨は判る。しかし、他は不明なので、森他著「解剖学1」金原出版株を見た。

ヒトの壷状の眼窩を形成する骨は、①前頭骨②頬骨③上顎骨④涙骨⑤篩骨⑥蝶形骨⑦口蓋骨の7つのようだ。それで、ハヌマンラングールとニホンザルの眼窩を午前中見続けた。ラングールとニホンザルでは僅かな形状の違いがあり、ヒトとも違いが見られたが大差がない。

⑤篩骨と⑥蝶形骨はすぐ判った。が、⑦口蓋骨が奥のどの骨か判断できなかったので、孔から荷札針金を通して確かめた。

図1.ハヌマンラングールの頭骨正面右斜め上下
図1’. ハヌマンラングールの眼窩内の骨の縫合
f:前頭骨 j:頬骨 m:上顎骨 l:涙骨 e:篩骨 pf:蝶形骨 p:口蓋骨
図1’のハヌマンラングールの眼窩内の骨の縫合全体にピンを合わせるのが難しかった。ニホンザルを含めて真猿亜目のサルの頭骨を30個くらい持っているが友人TAから貰ったこのハヌマンの頭骨が一番良く眼窩内の骨の縫合が見易かった。
前頭骨fと蝶形骨pfの縫合線やpfと頬骨jとの縫合線も良く見える。上顎骨mと頬骨jや篩骨eと縫合線も目を凝らすと見えてくる。そんな事を1日中していたので、寝ている時にこの眼窩が何度も出てきた。それは、中高時代に数学の問題が寝ている時に出てきたのに似ている。

今日は11時にヤエチカのライオンで高校同期のTGと会食だ。昨年の10月の御徒町以来だ。

2025年1月30日木曜日

マングースの眼窩も!                   The mangoose orbit is also!

カモシカの眼窩の底は涙骨と頬骨が張り出していた。カモシカと同じように眼窩輪を形成するマングースの眼窩はどうかな?
図1.マングースの頭骨左斜め前上方からの眼窩
図1’. マングースの眼窩の骨
j:頬骨 l:涙骨 m:上顎骨 p:前頭骨頬骨突起 s:側頭骨頬骨突起
但し、i:涙骨と他の骨との接合部分が不明確
カモシカの眼窩の前底部の骨は涙骨と頬骨であった。マングースでは涙骨と上顎骨となるのだ。

年中咲いているボケ                     Flowering quince that bloom through the year

庭のボケの花が咲いている。このボケここの建て売りを買った時から庭の隅に出ていた。すぐ側の小田急線路沿いにも出ているから、もともとこの地にあったものなのだ。30年以上草丈はせいぜい10センチ内外だった。6,7年前から1メートルにも木が伸びている。それで伸びた幹を剪定するようになった。クサボケがこんなにも伸びるものなのかな?
それにしてもコヤツは凄く目立つ紅赤色である。
途絶えなく咲いているボケの花
 話題になっているDeepSeekを使ってみた。ウマの眼窩輪が後眼窩突起と側頭骨と癒合し、他の動物の眼窩輪は頬骨前頭突起と癒合するのでその違いを訊いてみた。すぐにすらすらと答えが出てきた。それで、また質問をしたところ。次のように出た 服务器繁忙,请稍后再试。

利用者が殺到しているようだ。その為、返事も中国語だ。

2025年1月29日水曜日

カモシカの眼窩の底には骨                          There are bones in the bottom of the serrow's orbit

ロリスなどの曲鼻亜目のサルでは眼窩と側頭窩を隔てる骨の壁が無くマングースやシカ、カモシカと同じだとアップした。しかし、カモシカの眼窩下部は涙骨と頬骨が出ていて(図1&1’)、眼窩と側頭窩は一部で分けられていることになる。が、やはり眼窩と側頭窩を遮る骨が無いと云える。

図1.カモシカの頭骨前方斜め上からの左側面
眼窩の底に骨がある
図1’. カモシカの眼窩
la:涙骨 ju:頬骨
しかし、シカの眼窩になると涙骨や頬骨が張り出して下をおおわない(図2)。
図2.シカの頭骨前方斜め上からの左側面
眼窩の底には骨が無い
図2’. 眼窩の底には涙骨や頬骨が張り出さず

このようにシカとカモシカの眼窩を比べると、カモシカの方がシカより目が大事にされ、さらにシカよりも視覚が良いのではないかと思ってしまう。カモシカの眼窩がサルのように壷状の骨に進化することはあるのだろうか?
でも不思議だ、カモシカに出遭うとじっとこちらを見続ける。しかし、シカはそんな事は無い。カモシカをこちらを見続けるのは視覚が良くないために見ているヒトを確かめるための行動だと思っていたが、どういう事だ!

2025年1月28日火曜日

紅梅が満開だ!                 The pink plum blossoms are in full bloom!

近くの円行公園の紅梅を見にいった。先日通った時にかなり咲いていたので、もう満開かなっと思ったのだ。紅梅の木が10数本あるのに、満開は2本だけだ。しかも互いに20メートルは離れている。植物のこのような開花時期はちょっと予測できない。気温と日照時間がウメの開花を促しているのだろうと思う。が、満開になっているのは離れている木だ。
図1.円行公園の満開の紅梅

図1’. 満開の紅梅
我が家の白梅はまだチラホラ咲き出したばかりだ。

霊長目の頬骨                    Zygomatic bone of Primates

 サルは眼窩が正面を向いているので、側面ばかりでなく斜め前方からの頬骨も撮った。曲鼻亜目ではロリス科のスローロリスとキツネザル科のワオキツネザル、直鼻亜目ではメガネザル型下目のフィリピンメガネザル、真猿型下目広鼻小目のオマキザル科のリスザル、狭鼻小目のオナガザル科のニホンザル、ヒト科のヒガシゴリラの頬骨を青く塗ってアップする。但しフィリピンメガネザルAnimalDiversityWebでは頬骨と他の骨の縫合部分が不明なのでそのままアップする。

曲鼻亜目: ロリス科とキツネザル科のサルたち

図1.左側面からのスローロリスNycticebus concangの頭骨
図1'. 斜め左前方からのスローロリスの頬骨
図2.左側面からのワオキツネザルLemur cattaの頬骨

以下が直鼻亜目: メガネザル下目と真猿下目のサルたち
図3.斜め上前部のフィリピンメガネザルCarlito syrichataの頭骨
           AnimalDiversityWebから 
頬骨の縫合部分が不明確なので頬骨を青く塗れない。しかし、眼窩の奥の裂け目から下の大半は頬骨であろう。
図3.左側面からのリスザルSaimiri sciureusの頭骨
図3’.斜め左前方からのリスザルの頬骨

図4.斜め上正面からのニホンザルMacaca fuscataの頬骨
図5.斜め上正面からのヒガシゴリラGorilla beringeiの頬骨

霊長目の頬骨は全て頬骨前頭突起が伸びて後眼窩突起(前頭骨頬骨突起)としっかり癒合し、曲鼻亜目を除く真猿型下目では全て眼底骨が形成される。即ち曲鼻亜目は眼窩と側頭窩を遮る骨はなく、シカやカモシカ、マングースと同じだ。

2025年1月25日土曜日

ウマの眼窩輪は後眼窩突起と側頭骨頬骨突起が結び付く Orbital ring of horse fuse with post orbital process and zygomatic process of temporal bone

 獣医学を学んでいる者やウマに詳しい者は既に自明の事で驚く事では無いかも知れない。が、ぼくにとっては大発見だ。自分の新知見を得ることが出来た。

それは、サルやシカ、カモシカ、あるいはマングースなどで形成される眼窩輪は頬骨前頭突起jと前頭骨頬骨突起(後眼窩突起)pが癒合して形成される(図1、1’&2)。

図1.ニホンザルMacaca fuscata頭骨正面からの眼窩○と眼窩輪
眼窩輪は前頭骨f、前頭骨頬骨突起p、頬骨jと上顎骨m、涙骨lの骨で形成される
図1’.ニホンザル頭骨左側面からの頬骨(青色)
j:頬骨 p:前頭骨頬骨突起 s:側頭骨頬骨突起
図2.上:マングースHerpestes javanicus 中:シカCervus nippon 下:カモシカCapricornis crispusの眼窩輪
 頬骨jと前頭骨頬骨突起(後眼窩突起)pが癒合して形成される

蹄を持っている動物のウマも眼窩輪が形成されるのは、骨の写真を見て知っていた。で、ウマの頭骨を見た。
ウマの仲間のロバを哺乳類頭蓋の画像データベースで見て、何度も見直した。さらに、ロバばかりでなく、ウマ、サバンナシマウマ、グレビーシマウマの画像を拡大したりして見た。不思議だ!後眼窩突起pが側頭骨頬骨突起sと接して癒合している(図3)。頬骨側頭突起と側頭骨頬骨突起が接したところで頬骨は前頭突起が出るのだが、それが無いのだ(図3)。
図3.ロバEquus asinusの頭骨左側面からの頬骨弓(青色)

このウマ科の図3を見ると、後眼窩突起が伸びて側頭骨に達しており、側頭骨が伸びている訳では無い。さらに眼窩はウマ科の鼻骨が長いせいかサルやマングース、シカ、カモシカに比べて後半部にある。
尚、奇蹄目ではウマ科Equidaeだけそうであった、バク科Tapiridaeでは頬骨前頭突起が見られる。