「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2023年10月9日月曜日

友人から貰ったアナグマの頭蓋骨    The badger skull I got from friend

 横浜での食事会の時に友人のYNから貰ったアナグマの骨をアップした。今日は、さらに頭蓋骨をアップする。

図1.アナグマ頭蓋骨上面から
図2.アナグマの頭蓋骨正面から
図3.アナグマの頭蓋骨後面から
図4.アナグマの頭蓋骨右側面から
図5.アナグマの頭蓋骨左側面から
図6.アナグマの頭蓋骨底面からと下顎骨
このアナグマは矢状隆起が盛り上がり(図1)、左右の下顎骨が縫合・合体しているが、縫合線が判る(図1,6)が、鼻骨と上顎骨や前頭骨との縫合線は全く判らない。また、残っている歯は酷く摩耗しているわけではない(図6)。性別は不明であるが、adolescence (青年)からmaturity(壮年)への途中個体のようだ。
どうもアナグマを含むイタチ科の動物の頭骨は他のイヌ亜目のイヌ科の頭骨に比べて、成長が早く性成熟に達する頃には頭蓋の各隣り合った骨同士は縫合するようだ。

昨夜のフランスでのラクビーは残念!しかし、今の日本のラクビーを親父に見てもらいたかった。親父は師範学校時代ラガーマンで、当時教育TVでやっていたラクビーをいつも一人で見ていた。小柄なのにスクラムを組んでいたようで、寒くなると肩が痛くなり、ぼくが子供の頃から寝る時は両肩にウサギの毛皮を当てていた。

2023年10月7日土曜日

貰ったアナグマの骨   Skeleton of badger I got    

先日横浜で食事会をした時に、YNから貰ったアナグマの骨だ(図1)。これはYNが2022年4月下旬に埼玉県日高市の地下倉庫で死んでいた(図2)ものを持ち帰って自宅の庭に埋めて約1年5ヶ月振りに掘り出したものを持って来てくれたのだ。
図1.アナグマMeles melesの骨
丁寧に骨を拾ってきてくれた。左右の上半身の肩甲骨、上腕骨、尺骨、橈骨があり、下半身の寛骨、大腿骨、脛骨、腓骨がある。が仙骨が無い。頸椎が4個あり、胸椎が6個と腰椎が7個ある。肋骨が16本、指骨が9本あり、足根骨や手根骨が無い。
1年5ヶ月埋めてあったので、かなり腐食が進んで骨がもろくなっている。仙骨や他の椎骨や足根骨などの多くはすでに土にかえっているかも知れない。掘り返して骨を拾い出すのに1時間は掛かったことだろう。YNに感謝だ!
図2.地下倉庫のアナグマ死骸
昨日は以前45分掛かって歩いていたルートを歩いた。もちろん、キンモクセイを求めてだ。が、キンモクセイの木は見つけたが花は咲いていなくもちろん香もしなかった。自分では少し急いで歩いたつもりで、呼吸もフゥフゥ、ハァハァと息を整えながら歩いた。が、65分も掛かった。まぁ、乳母車を押しているママさんに追い抜かれるから、可成り脚力が落ちている。

2023年10月6日金曜日

イタチ科の各属の聴胞    Audiobulla of each genus of Mustelidae

 日本に生息イタチ科Mustelidaeの3属のイタチ属Mustelaのイタチ、テン属Martesテン、アナグマ属Melesアナグマの聴胞をアップする(図1)。

図1.左からイタチMustela itatsi, テンMartes melampus, アナグマMeles melesの聴胞ab
図1を見ると、テンとアナグマの聴胞は外耳孔に寄ると押し潰されたようになって似ているが、イタチの聴胞は特に著しく外耳孔に近くなると押し潰されは形にはならない。しかし、手に取って良く見ると確かに外耳孔の近くでは凹んでいる。どうして、外観は異なって見えるのだ。すぐ思いついたのはイタチの頭骨は小さいので、テンやアナグマのように聴胞が半分くらいで押し潰されたようになると聴力に影響するのだ。膨らんだ部分の聴胞に意味があるのだろう。

昨日横浜で箱根・湯河原のサルを追っていた仲間との食事会があった時に、YNから日高市の地下倉庫で死んでいたアナグマの骨を貰った。今は洗って干している。


2023年10月5日木曜日

目立つ赤い実のモッコク    Mokkoku with conspicuous red fruit

昨日の4時頃、雨がしょぼつく中を傘を差して、またまたキンモクセイの香りを求めて、今度は大きなキンモクセイのある家を目標に歩いた。が、その家のキンモクセイも黄金色の花はつけていなかった。エー?ぼくが2,3日前に居間で嗅いだ匂いは何だったんだろう。もちろん我が家のキンモクセイも花はまだだ!
近くの公園に赤い実をたくさんつけている木があった。モッコクだ(図1)。
モッコクは花よりも実が目立つかな?この実は一見ヒメリンゴの実のように思える(図2)が、齧るとボケたリンゴのようで酸っぱくも甘くもない。種子も赤い粉で覆ったような種皮をしているが、表面を拭き取ると白黄色になる(図3)。
図1.モッコクTemstroemia gymnantheraの赤い実
図2.割れている果実

図3.種子 左:種皮の表面を拭いた 右:そのままの赤い種子

今日はお昼に横浜東口で4人での食事会だ。皆、奥湯河原の天昭山神社の境内にテントを張ってサルを追った仲間だ。東京郊外や埼玉から来てくれる。一人の女子は青梅の方からだ。皆、高齢者なので昔話しになるかな?

2023年10月4日水曜日

可愛いセセリチョウ       Cute little skipper butterfly

昨日もキンモクセイの香を求めていつものルートを変えて散歩した。が、キンモクセイの匂いは感じなかった。おかしい。では、一昨日、一瞬だがキンモクセイだと思った匂いはどこから流れてきたのだろう。が、帰路、公園横の坂道を登っているとセセリチョウを見つけた(図1)。可愛いセセリチョウだが、図鑑を見てもなかなか同定できない。似たような紋様が多い。で、チョウに詳しい台湾から一時帰国しているYNに訊いた。イチモンジセセリで良さそうだ。
それにしてもセセリチョウの仲間は身体は小さいのに目の大きさが他の身体の大きいチョウたちと変わらないので、可愛く見えるのかな?否、目が大きいばかりでなくちょっと小太り気味なのも可愛らしく見えるのかな?
図1.イチモンジセセリParnara guttata
夕食後、娘がカネタタキが居る!と叫ぶ。2階への登り口の壁にそれらしきヤツがいる。それにしてもいつも虫がいると虫だ!と叫ぶ娘が何故カネタタキなんて言ったのだろうと不思議に思いながら、動き回るヤツを見る。確かにカネタタキだが、メスだ(図2)。
 以前、ラン鉢を庭から部屋に取り入れた時にカネタタキも一緒に入ってきてチンチンと鳴いていたのだ。
図2.カネタタキOrnebius kanetatakiの♀
小種名がkanetatakiだ!
夕方からアオマツムシが鳴き、コオロギたちも鳴いている。もちろん補聴器を付けて聞いている。アオマツムシは補聴器無しでも聞こえる。秋だ!
秋がやってきた。この涼しさは、寒いくらいに感じてしまう。例年なら夏の暑さが恋しくなるが、今年は流石に恋しくはならない。長く続く暑さに参っていたからだ。今朝、補聴器をつけて窓を開けたが虫の音は聞こえず。雨がまだ少し降っているせいかな?

2023年10月3日火曜日

キンモクセイの匂いを求めて散策   Strolling for search flavor of Kinmokusei

昨日、お昼を食べ終え、お茶を飲んでいるとキンモクセイの匂いが一瞬ぼくの鼻に飛び込んできた。で、ぼくは「キンモクセイの匂い!」と叫ぶ。連れ合いも娘も鼻をうごめかすが匂いは感知しなかったようだ。我が家の庭のキンモクセイOsmanthus fragransが咲いた?っと思って見たが、黄色い花は見当たらず。しかし、一瞬キンモクセイの匂いを嗅いだのだ。
で、4時ごろキンモクセイを匂いで探しにいつものルートを歩いた。が、見つからなかった。代わりに、ぼくにとっては久しぶりにアオツヅラフジの実を見つけた。このルートは一週間に2,3度通るのに、花が咲いている時は気が付かなかった。アオツヅラフジのこの黒紫色の果実がついて目立つことになる。コヤツの種子は奇妙な小さい巻貝のような形をしている。1個だけ、失敬して途中で奇妙な形の種子を確かめた。
アオツヅラフジCocculus trilobus

2023年10月1日日曜日

イヌ科の各属の聴胞はほぼ同じ形      Audiobulla of each genus of Canidae are nearly identical in shape

食肉目の科による聴胞の底面から形状の違いをアップしたが、同一の科のそれぞれの属の動物たちの聴胞はほぼ同じ形状をしていることをアップする。先ずはイヌ科Canidaeのイヌ属Canis、キツネ属Vulpes、タヌキ属Nycterereutes、ホッキョクギツネ属Alpexである。しかし、ホッキョクギツネは今ではキツネ属に含まれる。
図1.ビーグルCanis familiarisの聴胞
図2.キツネVulpes vulpesの聴胞
図3.タヌキNyctereutes procyonoidesの聴胞
図4.ホッキョクギツネAlpex (or Vulpes)lagopusの聴胞

どうですか?イヌ科Canidaeのイヌ属Canisもキツネ属Vulpesもタヌキ属NyctereutesやAlpex(今はVulpesになっている)の聴胞も膨らんでほとんど同じような形をしています。

おかしい、このところ上半身の筋力が急激に落ちている。居間件食事室の椅子に座っていて左の窓際の棚の上のウィスキーを左手を伸ばして取っていたものが、取って手元に持って来れない。立ち上がってウィスキーのビンを取り上げテーブルに置いて蓋を開け、コップに注いでから棚に戻し、座る。同じように頭骨棚に並べているツキノワグマの頭骨は頭くらいの高さにあり、今までは何ともなく手に取って眺められた。昨日はとても無理なので踏み台に乗って取り出す始末だ。このような筋力の低下をミオパチーと名付けられていて、コロナ後遺症でも生じるようだ。重症なコロナ患者の後遺症では、コロナ感染者以外の78.8倍にもなるようだ。こちらは、検査して判る軽いコロナ感染であったが、その後遺症かなっと不安である。しかし、コロナに感染したのは昨年12月の中頃だ。それが半年も過ぎてから後遺症が出てくるかな? 缶ビールのタブも開けられない。

2023年9月30日土曜日

日暮里・谷中霊園・上野公園・上野

昨日は日暮里で高校同期のTGと会い、焼きサンマを大根おろしを添えて食べ、呑んだ。その後、日暮里駅から谷中霊園を上野方面に向かってそぞろ歩き、徳川慶喜の墓を眺めたりして楽しんだ。普段はこのような趣味はないのだが、TGの勧めもあり、霊園内を散策したが、暑くもなかったのでよかった。
東京芸大の前を通って上野公園に入り、公園の大噴水の周りのベンチで休んでノンビリした時間を過ごした。欧米人や台湾からの観光客が日本人と半々くらに見られた。
図1.上野公園大噴水
図2.池の中に入って長く水浴びしていたハシブトガラス
図3.欧米人のカップルも同じベンチに座った。
大噴水の所から科博の前を斜めに横切り、上野駅へ、TGとはここで別れる。ぼくは真っ直ぐ東海道に乗った。往きは座れなかったが、帰りは座れた。が、時々腕に風が当たって、咳が出るのでマスクの上からタオルハンカチで口もとを抑えた。戸塚で電車を乗り換え帰宅した。歩行距離は8千歩を越えていた。

2023年9月28日木曜日

食肉目(イヌ亜目)の聴胞の形  The shape of audio bulla of Caniformia     

イヌ亜目の動物は、イヌ科Canidae、イタチ科Mustelidae、アライグマ科Procyonidae、クマ科Ursidaeの聴胞をアップする。イヌ科のタヌキ、イタチ科のテン、アライグマ科のアライグマ、クマ科のツキノワグマを取り上げる。
タヌキの聴胞は前にアップしたネコの聴胞のように膨らんだ風船状だ(図1)。しかし、テンの聴胞は余り膨らまずに外耳孔側で潰されたように平たくなっている(図2)。
図1.タヌキNyctereutes procyonoidesの聴胞ab

図2.テンMartes melampusの聴胞ab
アライグマの聴胞は、タヌキのように膨らんだ風船状だが、外耳孔に向かってテンの聴胞のように窄(すぼ)む(図3)。ツキノワグマの聴胞は膨らみが無く押し潰したようになり外耳孔に向かって管状になる(図4)。
図3.アライグマProcyon lotorの聴胞ab
図4.ツキノワグマUrsus thibetanusの聴胞ab
食肉目の聴胞を見てきたが、タヌキ(イヌ科)とネコ(ネコ科)の聴胞が風船を膨らませたようで似ていたが、膨らんだ聴胞は他にマングースやテン、アライグマとあった。が、ハクビシンの聴胞は三角柱状であり、ツキノワグマのものは全体的に押し潰したような状態であった。タヌキの聴胞をイヌ科として載せたが、手持ちのイヌ科標本(イヌ、キツネ、タヌキ、ホッキョクギツネ)の聴胞を見る限りではほぼ同じ形状をしている。それは、ネコ科(ネコ、ヨーロッパヤマネコ)や、イタチ科(イタチ、テン、アナグマ、秦嶺山脈のテンやイタチ)でも科によって同じ形状をしている。る。

2023年9月27日水曜日

食肉目(ネコ型亜目)の聴胞の形 The shape of audio bulla of Feliformia

 食肉目はネコ型亜目とイヌ型亜目に分けられる。手持ちのネコ型亜目のネコ科Felidaeカイネコとジャコウネコ科Viverridaeハクビシン、マングース科Herpestidaeジャワマングースの底面から見た聴胞(側頭骨の鼓室部)をアップする。

カイネコの聴胞は、膨らませた風船のようだ(図1)、が、ハクビシンの聴胞は前後に細い隆起があり全体に三角柱状だ(図2)、ジャワマングースのものは半分くらいのところでクビレがあり、少し瓢箪状になっている(図3)。

図1.カイネコFelis catusの聴胞(側頭骨鼓室部)ab

図2.ハクビシンPaguma larvataの聴胞ab
図3. ジャワマングースHerpestes javanicusの聴胞ab
ネコ亜目のネコ科とジャコウネコ科、マングース科の聴胞の形の違いは、どのような要因に因るのだろうか?また、聴力に関係があるのだろうか?
これらの聴胞の形状も個体発生の成長につれて種特有なものになるのだ。ネコの聴胞がハクビシンの聴胞のような三角柱状にはならないのだ。