山中を歩いていて、シカやカモシカの下顎骨(の一部)を見つけることがある。
丹沢ではシカやカモシカは同じ地域に生息しており、下顎骨(の一部)を見つけてもそれがシカのものかカモシカのものか区別が難しいことがある。切歯については大きな違いがあるので、切歯が残っていればすぐに判断できる(Fig.1)。
シカ(右)の第一切歯は扇状で幅広く、他の切歯や犬歯は櫛状になっている。
しかし、カモシカ(左)の切歯や犬歯は全て小さなスプーン状になっている。
Fig.1 左:カモシカCapricornis crispu の下顎切歯 右:シカCervus nipponの下顎切歯
しかし、見つけたのが下顎骨だけだと、Fig.1のように切歯がついて見つかることは稀だ。
そこで、下顎骨の他の部分を見つけてもシカとカモシカの違いが誰にでも判るように手持ちの骨で見直した(Fig.2とFig.3)。
Fig.2 シカCervus nipponの左下顎骨を外側から見たところ
Aの部分はオトガイ孔、Bの部分は筋突起、上下の↓↑で挟まれた部分は歯冠までの高さ、Cは下顎体の部分
Fig.3 カモシカCapricornis crispuの左下顎骨を外側から見たところ
Aの部分はオトガイ孔、Bの部分は筋突起、上下の↓↑で挟まれた部分は歯冠までの高さ、Cは下顎体の部分
シカでは大きなオトガイ孔が主に一つだけだが、カモシカでは複数のオトガイ孔がある。また、シカの筋突起は下顎切痕(関節突起と角突起の間のくぼみ)から40ミリ以上の長さがあるが、カモシカでは40ミリには届かない。平均35ミリだ。歯冠の高さはシカでは10ミリ以上あるが、カモシカではせいぜい9ミリに届くかどうかだ。また、カモシカでは下顎体のC部分に筋がつく盛り上がりがあるが、シカではそのような盛り上がりがない。
さらに、いくつかの違いがある。
さらに、いくつかの違いがある。
8月23日に日向キャンプ場から大山に登ってから、専門学校の実習で、9月塔ノ岳、10月高畑山、11月仏果山とは登ってはいるが、個人で好きな自然探索をしながらの山歩きは3ヶ月も途絶えている。行きたいが、右足のアキレス腱炎がまだ治っていないのだ。
家の中を歩き回るにはまったく問題無いのだが、一旦、靴を入って外を歩くともうダメだ!
アキレス腱部分を手で押さえてみても痛くないのだが、また、歩いてもアキレス腱が痛いのではなく何故か足の裏が痛いのだ。
先日、中華街の食事会で集まった時に、医者のT.Tshukahara君から、上記の事を話すと「脳が痛かったことを覚えていて、もう治ったのに痛いと思っているだけではないだろうか?」と言われた。
家ではどんな歩き方をしても痛くないのだ。
ぼくは心身症に掛かりやすいので、T.Tshukahara君の言う通りかもしれない。
では、どうやって、脳から痛さを消し去ったら良いのだろう?