「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年4月10日火曜日

折られた枝 Two broken branches by black bear

昨日の丹沢は両足よりも両手で自分の身体を支えることが多かった。
で、昨夜は身体全体が疲れて8時半にはベットに入った。
案の定1時には目が覚めた。肩や腕がだるい。
今朝は、腕、肩、背の筋肉痛だ。
あんなに喉がカラカラになるほど緊張したこともなかった。
で、途中で水を飲んだ時にフト前を見ると途中で枝が折れている木がある。
しかも隣り合うようにして2本ある。
モミの木の後ろの左側に折れた枝の木がある。
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同じモミの木の右側に折れた枝の木がある。 
これらの枝だけ風で折れたとは思えない。
折れた枝は葉がしっかりついているので、落葉前だ。
クマが折ったものと考えた。
四足のクマでもこの木から落ちれば、そのまま谷底に落ちて死ぬだろう。
もちろん、これらの木のところまで下りて何の木か確かめてはいない。



2012年4月9日月曜日

堤川を詰める  Climb in the Tutumigawa valley.

明日から学校が始まる。
今日が春休み最後の丹沢だ。
昨夜から、今日は堤川を詰めてみることに決めていた。
林道終点から沢に下り、沢の流れに沿って歩き始める。
ハナネコノメが沢山ある。
とうとうまだ赤いポチポチがついているハナネコを見つける。
ハナネコが見えなくなるとヨゴレが出始め、ヨゴレがなくなるとムカゴになった。
このネコノメソウの仲間の僅かな高度による変遷は意味があるのかな?
堰堤があり、また、堰堤だ、堰堤があると回り込まなければならない。
これを回り込んで歩いていくと、
滝だ、滝の上に堰堤がある。
左側のザレているところから登ることにする。
結構な落差がある滝だ。5、6m位?
右岸のザレ場に取り付いたが、ここでニッチもサッチも行かなくなる。
仕方が無い。登ってきたから下りれるだろう。
ひゃー、見上げるのと見下ろすとでは感じがずいぶん違う。
まず、ストックが邪魔なので落とす。ストックは落ちていく。
無事下りることができ、滝の右側から周り込むことにする。 
滝の右側から木の根をつかんで回り込んだが、
再び沢に下りることが難しいので、このまま斜面を登ることにする。
急斜面で、ザレているので、剥き出しになっている木の根をつかみ、三点ん確保しながら登る。
緊張感で喉がカラカラになり、4,5度途中で休んで水を飲む。
ようやくクマの爪と宮ヶ瀬尾根を結ぶ稜線に辿り着いた。
なんと林道終点からこの稜線まで3時間もかかった。
四つんばいで登っている時に、左手の手袋の中で違和感があった。
なんと、ヒルを潰していた。
今年初めてヒルにやられたことになる。
帰宅後もこの出血は止まらなかったが、今ようやく止まったようだ。
今日の歩いたコースだ。

今日のGPSの軌跡である。
歩いた距離は7.7キロだ。
しかし、アドレナリンがたくさん出た。
帰宅後、すぐ缶ビールを飲む。
テン糞、タヌキ糞も採集できた。

クマ糞はブナの実 Black bear scats consit of beechnuts.

昨日、水に浸けておいたクマ糞をもみほぐした。
もみほぐしたというのは固くこちこちになっていたからだ。
全て同じような木質部のもので、まるで木を粗くミキサーにかけたような感じ。
その一部
選り分けて良く見ると、尖った三角柱状のモノがある。
見たことがある。
下の部分だ。上の写真の左上にある。 
そう、ブナの実だ!
しかし、あの辺りにブナの木があったかな?
宮ヶ瀬尾根から少し湖岸林道側に下ったところにあったのだ。
昨日アップしたように落ち葉の上にあったのだ。
ブナの実は落葉後もまだ木についているのだろうか?
もし、イノシシがブナの実や他のドングリを食べると、さらに砕かれ、
土砂や土壌動物の外骨格もたくさん混じる。
クマ糞には土砂が混じらないので、落下した実は食べていないと考えられる。

2012年4月8日日曜日

クマ糞だ! Black bear's scats

冬ごもり前の物と思われるクマ糞がたくさんあった。
先ず、宮ヶ瀬尾根から小尾根に入ったとたん、クマ糞だ。
落ち葉の上にあるが、かなり古くカチカチで堅い。臭いも無い。
種子状に見えるものがあるが不明なので一部ゲットしてくる。
上の糞の場所から12、3分下ったところで再び、
同じ内容物のクマ糞が三か所に散らばっている。
ストックの上の部分にあるもの。
 先ほどの内容物が同じだ。堅い!
これも同じ内容物だ。
これらの糞は、同じ日に時間をそう違わずに排泄したのだ。
気のせいか、最初にみた一番上の糞に比べて他のものは小ぶりだ。
親子連れのクマだったのか。今年は再びクマに会いたいものだ。
この糞内容物を水に浸けたが、堅くカラカラなので浮かんでしまう。
崩そうと思っても崩れないのでペットボトルを半分に切った中に水を容れそれに浸した。
枯葉が落ちてからクマが食べたものは何なのだろうか?

ハタネズミの食痕? Stick gnawing by vole

これは、一昨日の猿ヶ島からの宮ヶ瀬尾根で:
モミの枝が折れ落ちているところから2mくらい離れたところに
このように葉だけがまとまってある。掻き集められているようだ。
上の場所と3、4m離れたところにもモミの葉がまとまってある。
だれが、掻き集めたのか?
食痕だと思い、この針葉が採られた小枝を探したが見つからず。 
実は、4月2日にも同じようにモミの針葉がまるで、誰かがそこに葉を集めたようになっている。
この時は、リスがマツボックリの種子を食べた後には、エビフライと剥された鱗片がまとまってあることから、リスがモミの針葉の付け根を食べた痕だと考えた。
しかし、周りには食べかすの小枝が見つからない。
上を見上げたらモミの木が枝を広げていて、どの小枝が落とされたのかわからない。 
これはリスのしわざだという目論見をもって、この2,3日間、
Mark Elbroch著のMammal tracks & sign という北米の動物たちの本と、
Preben Bang and Preben Dahlstrom著のAnimal tracks and signという欧州の動物たちの本で、
針葉樹の葉の食痕の写真が載ってないか探しておりました。

ありました。下の本のp117にconifer(マツやモミなどの針葉樹)の小枝の樹皮を食べるヤツがいるんです。その時に葉が食べたところでまとまって落ちているんです。
ぼくがバカなのは、葉の根元を食べたのだろうと想像していたために葉がむしり取られた状態の小枝を探したので見つからなかったのです。
その小枝の樹皮を食べた後は、小枝が楊枝のようになっていることに気が付かなかった。
上の写真を拡大してみたがそのような物はみつからない。
あ!この食痕を残したのは本によるとハタネズミ君です。

いよいよ今週から新学期が始まる。
新年度の新学期の最初のクラスの授業はいつも緊張する。
どんな学生たちだろうと教える方も不安がいっぱいだ。

カモシカとシカの樹皮食いの違い The differences of bark gnawing between deer and serow.

先日の猿ヶ島往復で、カモシカとシカの樹皮食いの歯型の違いが
明らか過ぎるほど明らかだった。
下の食痕を見つけた。これは誰が齧った?
左側に下顎の切歯をあててぐいぃーっと噛み取ったのだ。
4本の切歯の跡が明瞭だ。
立木対して首を曲げて噛み取ったことになる。

下のは強風で折れて、落ちているモミの枝の樹皮を齧り取っている。


下顎の切歯を上にあてて、こちらの方に齧ったようだ。
歯が入った方が深く切れ込んでいる。
歯が滑ったような齧り方になっている。
コヤツが樹皮食いするとこうやって歯が滑ったような食痕になる。
切歯が幅広いので、どうしても滑ってしまうのだろう。
どちらの食痕がカモシカかシカかは明らかだ。
そう、上がカモシカで下のがシカだ。
立木をシカが樹皮食いをした以前撮った写真が見つからず。

無駄なカエルの卵塊 Useless frog's eggs

一昨日の土山峠の湖岸林道で:
動物たちはの生活は謎だらけだ。
卵を何千と産んでそのうちの1パーセント以下でも親になってくれれば万々歳という生き方をするものたちもいれば、ほの少数の子供を産んで大事に育て上げるものたちもいる。
アジア・アフリカ産のサルたちは一度に産むのは1頭だけだ。ヒトのように年子を産むことができてたくさん子孫を残せるものもいれば、チンパンジーのようにアカンボウが離乳するまではオスを受け入れないので、4、5年に一回しか出産しないものもいる。

背にほんの少数の卵を乗せて大事に育て上げるカエルもいれば、
このカエルのように大量の卵を産んで一匹でも育てば良いというようなものもいる。
しかし、そうであってもすぐ乾くような道路に産むことはない筈だ。
水場はあるし、何と言っても宮ヶ瀬湖はすぐそこだ。

ヤマアカガエルはこの卵塊を産むために使った栄養分は如何ほどのものだろうか?
卵黄は栄養分のかたまりだ。
しかも、他のタンパク質を含めてどれほどのエネルギーを必要としたのだろう。
カエルの体重や寿命はわからないが、これだけの卵塊を産むメスは
どれほどエサを食べたのだろうか?
産んだ卵塊の大半は無駄である。
が、生き残って世代を重ねるヤツが出てくるかもしれない。
かれらにとっては効率の良くないこと、無駄が大事!

ぼくらヒトも無駄に満ち溢れている生き方をしてきて進化してきたんだ。

(ここはわずかだが生き残っている。しかし、明日も晴れなら、干上がる)
土山峠の林道に入る橋の側に咲いているウグイスカグラ 
ニシメガネザルさんにヤマアカガエルだとコメントをもらえなければ、
話しは違ったかもしれない。
ニシメガネザルさんにあらためて感謝!

ネコノメソウの仲間とユリワサビ

一昨日は、沢に下りて楽しんだ。
ヨゴレネコノメ
これは、ムカゴネコノメと思い一株引き抜いてムカゴの有無を確かめようと思ったが、抜けずにあきらめた。
 

図鑑で見てもどうも絵合わせではダメ。
で、先日、湯河原で野生生物探検隊の皆さんと撮ったムカゴネコノメを思い出し、見比べる。
ムカゴネコノメだ。まだまだ修業が足りない。
実は、沢に下りたのは、お昼のインスタントラーメンに容れる山菜を探すタメだ。
ユリワサビが清楚な花を咲かせていたが、摘み取ることは辞め、
とうとうインスタントラーメンを食べることも諦めたのだった。 
ユリワサビはあのワサビと同じワサビ属だから、たくさんあったら、
摘み取って、一夜漬けにすると美味しいだろう。
あるいは、サラダ菜の変わりにもなるだろう。
東丹沢は沢も斜面の土砂の崩壊で、沢沿いの植物たちが困っている感じだ。
苔むした沢で思う存分ウワバミソウやユリワサビを摘めるような沢は、少ない。
丹沢の山を斜面も尾根もブッシュでおおわれる山に戻したい。

2012年4月7日土曜日

これは何? What's this?

お昼を食べていると、隣の屋根にカラスがとまった。
連れ合いは、急に思い出したように立ち上がり、ついて来いと言い出した。
一緒に、二階のベランダに行く。連れ合いは「これはカラスか何かの糞?」
とベランダの手すりに着いている茶色の一ミリくらいの点、点を指す。
洗濯物にも着くと、探し始めた。
着いていた。ぼくの洗った帽子に着いている。
で、クローズアップレンズを取り付けて撮る。
まるで、粘土が飛び散ったような感じだ。
全体の様子
中央のを拡大する。 
上のも
下のも拡大しても良くわからない。 
帽子から剥し取る。 
うーん、何だか卵のようなもんが見える。
拡大するとなんだか判らない。

連れ合いが云うには、このところ洗濯物をベランダに干すと着くと云う。
季節にかかわらず着いているようなのだ。
洗濯物の色にかかわらず着くようで、今日のように茶色のは珍しく、いつも黒色のようで、
やはりテンテンと少し盛り上がったような状態で付着していて、
洗濯物を取り込む時に気が付いたら指で落とすが、シミにはならないようだ。
昆虫が産卵したものかもしれないと思うが、年中というのは判断に苦しむ。
これなんですか?どなかか教えて下さい。

これは誰が掘った?  Who dung here?


湖岸の林道から猿ヶ島の617.2mのピークを目指して登っているところで、
下のようなつい数時間前に掘ったような跡があった。
イノシシが何をしたのだろうと思った。
土壌動物を漁ったとは思われないし、ましてや何らかの草の根か球根があったとは思われない。
この掘り跡に毛を一本見つけた。
さらに横棒がみえるがその上の方の地面に5、6センチの毛が20本はパラパラとある。
写真にも撮る。ピンボケだが、、、。
何故か気になったのだ。
イノシシにしては長いなーと思いながら、一応毛を7、8本採集してきた。
で、先ほどクローズアップレンズをつけて持ち帰った毛を撮った。
驚いた。イノシシの毛ではない。
シカの毛だ。下は手持ちのメスジカの毛だ。
しかし、イノシシの毛は持っていないのだ。
手持ちの頭骨にも付着していないか見たのだがダメ。
だから、これはシカかイノシシかまだ不明としておきたい。
シカが掘ったとしたら、何をするため?
この場所は尾根上で平らな場所ではないのだ。
いずれにしても毛があるのだから、ここで穴を掘って休息したことになる。
こんな斜面でも穴を掘って休むことがあるのか?