これは、一昨日の猿ヶ島からの宮ヶ瀬尾根で:
モミの枝が折れ落ちているところから2mくらい離れたところに
このように葉だけがまとまってある。掻き集められているようだ。
上の場所と3、4m離れたところにもモミの葉がまとまってある。
だれが、掻き集めたのか?
食痕だと思い、この針葉が採られた小枝を探したが見つからず。
実は、4月2日にも同じようにモミの針葉がまるで、誰かがそこに葉を集めたようになっている。
この時は、リスがマツボックリの種子を食べた後には、エビフライと剥された鱗片がまとまってあることから、リスがモミの針葉の付け根を食べた痕だと考えた。
しかし、周りには食べかすの小枝が見つからない。
上を見上げたらモミの木が枝を広げていて、どの小枝が落とされたのかわからない。
これはリスのしわざだという目論見をもって、この2,3日間、
Mark Elbroch著のMammal tracks & sign という北米の動物たちの本と、
Preben Bang and Preben Dahlstrom著のAnimal tracks and signという欧州の動物たちの本で、
針葉樹の葉の食痕の写真が載ってないか探しておりました。
ありました。下の本のp117にconifer(マツやモミなどの針葉樹)の小枝の樹皮を食べるヤツがいるんです。その時に葉が食べたところでまとまって落ちているんです。
ぼくがバカなのは、葉の根元を食べたのだろうと想像していたために葉がむしり取られた状態の小枝を探したので見つからなかったのです。
その小枝の樹皮を食べた後は、小枝が楊枝のようになっていることに気が付かなかった。
上の写真を拡大してみたがそのような物はみつからない。
あ!この食痕を残したのは本によるとハタネズミ君です。
いよいよ今週から新学期が始まる。
新年度の新学期の最初のクラスの授業はいつも緊張する。
どんな学生たちだろうと教える方も不安がいっぱいだ。
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