2月27日のタヌキ糞にたくさん混入していた毛を
take隊員のコメントもあって、手持ち標本の物と写真に撮って比べた。
下が昨日アップした毛だ。
小哺乳類の毛を先ず同じ縮尺で見比べた。
これは、isa隊員からもらったヒメネズミ(齧歯目)の毛だ。
これはやまぼうしさんよりプレゼントされたジネズミ(トガリネズミ目)の毛だ。
これは、ヒミズ(トガリネズミ目)の毛だ。
これは、ノウサギの毛だ。
これは、タヌキの毛だ。
これはカモシカの毛だ。
これはシカの毛だ。
上のシカ毛を親指と人差し指で揉んでみた。
ヒメネズミ、ジネズミ、ヒミズ、ノウサギの毛は及びタヌキの毛は、タヌキ糞からでてきた一番上の毛とは毛の太さが違う。小哺乳類を食べた訳でもなく、また、タヌキが食後に自分の身体を舐め回して毛が糞に混じった訳でもない。
では、カモシカ毛とシカ毛を比べるとシカ毛は比較にならないほどカモシカ毛よりも太い毛がある。
この太さはタヌキ糞から出てきた毛の太さと一致し、細いものもある。
クローズアップレンズをつけてこれだけの違いが撮れるなんてうれしい。
シカ毛は折れやすいので、シカ皮は尻皮には向かないと聞いていたが、
折れやすいのは毛が太いからだろう。
タヌキ糞の中では10ミリ前後に切れ切れになっていたのは、小哺乳類の短い毛ではなく
シカ毛が折れたもので間違いないだろう。
タヌキは猟期に撃たれて解体された残骸を食べたのだろう。
骨片はシカの骨なのだ。
では、あのウロコ状の物がなんだろうか?これからの課題である。
take隊員のコメントがなければ調べてみようとは思わなかった。
動物死体をプレゼントしてくれた皆さんにも感謝!