「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2009年9月13日日曜日

トルコの自然(15)ボスボラス海峡

最後の日に、地中海と黒海を結ぶというかヨーロッパとアジアを結ぶボスポラス海峡を船に乗って両岸の景色や海峡そのものを見ることになった。
我々が予約してある船がまだきていない。待つ間ぶらぶらとその辺りを見ていると、USUKUDAR ISKELESとある乗船口を見付けた。このUSUKUDARは江里チエミがヒットさせた歌、「♪♪ウーシュクダーラ ♪♪ ギーデーリッケン、、、、、、♪♪」である。この歌はトルコの民謡のようで、USUKUDARはトルコ西部の地名とある。
もっともこのブログを見る多くの人たちは江里チエミを知らないだろう。
確か、高倉健との結婚歴もある筈だ。
ここに停まる船に乗るとUSKUDARにいけるのだ。
隣の船着場にきた5,60人は乗れそうな船に乗る。我々6人だけだ。
巨大な客船が停泊していた。世界一周をしている船のようだ。さすがに東西を結ぶ要所の海峡だけあって船の往来が激しい。
ガイドはトルコにイスタンブール、ボスポラス海峡がある限り経済的に安泰とのことだ。
ルメリ・ヒサルの要塞跡。ここに行ってみたいものだ。海峡の幅が狭くなっている。
海峡の両岸には、船着場、ホテル、別荘が立ち並び、お金持ちの場所というイメージだ。

たくさんのカモメに混じって、ウミウが波間に漂っていた。ボスポラス海峡に流そうと思っていた親父の骨を、移動車の中に置いたままであった。まー、ナイルに流しているので良しとした。
トルコの集中豪雨による大洪水をTVニュースで見たが、驚きだ。

2009年9月12日土曜日

コナラの実つき枝を落としたものは?

先日の湯河原野生生物探検隊で、解明できなかったフィールド・サイン。
それらを写すtake隊員。
林道にコナラの木の枝が覆いかぶさるようになっていれば、
コナラのドングリつき小枝がいくつも落ちている。早朝か、前夜に落ちたものだ。
強風にあおられて落ちたのではないことが判る。
どの実つき小枝もほぼ同じ箇所から落とされている。
小枝は何者かによって切り落とされたのだ。
無理矢理折ったり、ひっぱたりしてこのような切り口にはならない。
切り口は0.5ミリ以下の虫眼鏡でしか見えないような細いスジが数本走っている。
細い前歯を持っている齧歯類が齧り落としたのだ。
で、ネズミという結論に達したが、ここにはアカネズミやハタネズミがいる。
木の枝先にいけるのは尾の長いアカネズミなのか?
それとも主食が植物食のハタネズミなのか?
でも、ナゼ!
落としてから後で食べるのか?
果実食・種子食の動物にはサルもいる。
ニホンザルにとっては真夏は美味しい食物が無い時季でもある。
ドングリもまだしっかり熟していないし、サルナシやアケビもこれからだ。
で、サルたちはまだ未熟な果実を食べることになる。
同じようにドングリを食べるネズミにとっては完熟まで待てずに早生食いをするのかもしれない。
夜間に林道に出てきて落としたドングリを食べている姿を見たい!

トルコの自然(14)ガラタ橋

金角湾にかかるガラタ橋で釣りをする人たち。
このような釣り人を見るとほっとするから不思議だ。
釣り竿を貸すのかな?
この魚は何だろう?
上の魚が生きている状態、何故、このようにして釣った魚を橋を通る人に見えるようにしているの?
売り物だ!釣った魚を売っているのだ。さらに、餌のエビまで売っている。
この魚を唐揚げにしたら美味しそう。あるいは醤油の煮魚もいけそう。
カッパドキアでニジマスのただ焼いただけのお昼を食べたが、ニジマスでも塩を振って焼くと美味しいのにとその時思った。トルコの魚料理はどのようなものになるのか。
トルコを含むヨーロッパ・アフリカ圏の料理のベースは、トマトとタマネギだ。この味が好きなのに、今回のトルコ旅行では飽きてしまった。塩・胡椒、塩・唐辛子の単純味付けの料理を口に出来なかったために、トルコ料理が飽きてしまったのだろう。

2009年9月11日金曜日

トルコの自然(13)地下の貯水池

378年にできた水道橋、現在は約800m残っているようだ。水は北の森から地下宮殿まで流れていたようだ。
エジプトでもそうだが、乾燥して雨が少ない所ほど水道・灌漑設備が発達する。
しかし、8,9日にイスタンブールに降った豪雨があり、洪水により40名が死亡したようだ。二日間の降水量は年間降水量の3分の1に達し、この80年で最大の豪雨だったようだ。異常気象のせいなのか?

ここは地下宮殿の異名をもつ地下の貯水池の入り口。まるで、地下鉄乗り場の入り口だ。
内部は薄暗く、中は小学校のグランドくらいの広さがあり、高さ(深さ)8メートルほどのようだ。
今でも地下に水が溜まっており、発見されるまで人々は地面に穴を開けて水を汲んだり、魚を釣ったりしていたようだ。
下のような石柱によって天井を支えている。
コイがたくさんいた。
外敵が水に毒を混入させた場合、コイの死によって毒の存在がわかる。
石柱には涙模様、この模様を模っ石や絵が魔除けになるようで、お土産として売られている。 逆さになったメドゥーサの石柱、
横倒しのメドゥーサの石柱
ギリシャ神話にでてくる怪物メドゥーサ(髪の毛はヘビで有名)が石柱に彫り込まれて天井を支えていることもさることながら、ここでもカッパドキカにある地下都市の岩を掘り抜く技術に驚く。
水に困っているからこのような地下の貯水タンクをつくったのに、豪雨でグランドバザールまで浸水とはどういうことだ。
イスタンブールのお世話になった人たちはどうなっただろうか?心配だ!

続)キブシのタネの大発見!

isa隊員から、キブシとテン糞の写真が送られてきた。
クリックすると拡大します。上のテン糞に4個のキブシのタネが見える。真ん中の3個はキブシのタネ。
テン糞の間にあるキブシの実は、take隊員が割ってタネを見やすくしたもの、テン糞の上部にはキブシの果皮つき果肉があるが、夕方で暗かったのでちょっと判りづらいかな!下はその拡大。
isa隊員の撮影している様子。
一眼レフカメラが欲しくなった。

2009年9月10日木曜日

キブシのタネの大発見!

9月5日の湯河原野生生物探検隊で、大発見をした。
k-ta隊員が見つけたテンの糞の内容物が、キブシの実の果皮つき果肉とタネよりなっていたのだ。
ガードレールの下のコンクリートの上に問題の糞があった。
この糞に含まれるタネがキブシのタネと同定されたのは、糞の表面にあった果皮つき果肉をキブシの果実だとすぐわかったことと、写真の右側に実をつけたキブシがあったので、すぐ果実を採って割つぶしてタネを取り出して、この場で比べることができたのだ。
糞の内容物から取り出したタネと、キブシから取り出したタネを白紙の上に並べてtake隊員が撮影、植物カメラマンのisa隊員が見守る。
2月のキブシの膨らみはじめた蕾
3月下旬の花盛りのキブシ
4月下旬の花が終わり、子房が膨らんできているキブシ
6月中旬の緑の実を下げたキブシ
キブシの果実は、冬でも深緑色になってぶら下がっている。咬んで舌の上で転がしてみるとすぐにペット吹き飛ばしたくなる。酷く不味い!
だから、動物たちはキブシの実を食べないと考えていた。
しかし、イチゴやイヌビワやヤマグワの実がとっくに終わってしまっているのにも関わらず、動物たちの糞には同定困難な小さなタネが含まれていた。フユイチゴのタネでもないのに1月や2月にもそのタネが含まれることがあった。
それが、今回の生物探検隊の集まりでキブシのタネであることがわかった。
今の時季にもテンはキブシの果実を食べるんだ!テンばかりでなく、イタチ、ハクビシンなど木に登れる動物たちはキブシの果実を食べているのだ。美味しい果物がない時季に、キブシの果実は大事な食物となっている可能性が高い。

トルコの自然(12)オベリスク

トプカプ宮殿の南西200メートルにブルーモスクといわれるスルタンアフメット・ジャーミィがある。道路から一歩、入ると渋滞や人込みから抜けられるが、観光客で一杯だ。
お祈りしている人もいた。疲れた観光客は柱を背に座っている。
靴はビニール袋に入れて持ち歩いた。石造りの建築物というのは、内部が広く、しかも天井が4、50メートルも高くしかも彩色が施されている。
イスタンブールに行ったら見たいと思っていたものの一つ。エジプトのカルナック宮殿から持ち込まれたという、オベリスク。パリのコンコルド広場でオベリスクを最初にみて、その後エジプトで見た(ホームページ参照)が、オベリスクは乾燥した空気だと元気が良いように思える。
石造りの建造物(文化)というのは、日差しの強さと乾燥地が生み出すのだ。
日本のように湿度が高いところでは、植物が繁茂するのでどうしても草木の建造物になる。

2009年9月9日水曜日

トルコの自然(11)イスタンブール

早朝カッパドキアのホテルをチェックアウトし、車で空港のあるカイセリに向い、イスタンブールに発つ。
8時にはイスタンブールの街を歩くことになる。
荷物を車に預けて、トプカプ宮殿、アヤソフィアや地下宮殿がある付近をうろつく。
トプカプ宮殿の入り口である。中は信じられないほどの豪華絢爛の内装であり、権力と金の最高を極めたスルタン(王様)の男としての力を見せ付けられる。
前庭に、コクマルガラスがいて、
クロネコがいて、
三毛猫がぼんやりしていて、
観光客のお嬢さんが子猫たちを撫でている。
このイスタンブールの中心部は新宿や渋谷に負けないくらいの人込みであった。路面電車が走り、車が身動き取れないほどの渋滞である。信号のつけ方など交通網の整備を考えてしまった。しかし、このような混沌とした感じが活力があって好きだ。

2009年9月8日火曜日

この脊柱は誰のどこの骨?

先週の土曜日に湯河原野生生物探検隊の集まりがあった。
朝から夕方までは林道周辺を歩きながら、あーだ、こーだと云いたいほうだい。
take隊員から骨の鑑定を依頼された。
脊柱の骨であることは誰でもわかる。
脊椎動物の脊柱は魚から哺乳類までほぼ同じ形だ。
上(表)、下(裏)から写す。横線の7本の6間隔で5センチである。
サルやアナグマの背骨よりも二回りも大きい。
脊柱のどの部分の骨か?
脊柱は頚椎と胸椎と腰椎、仙椎、尾椎よりなる。
哺乳類の頚椎(首の骨)は首の長いキリンも猪首のイノシシも7個の頚椎よりなる。もちろん例外の哺乳類が存在する。頭骨の大孔に接するのは第一頚椎(環椎)、次にノドボトケといわれる第二頚椎の軸椎、第三、四、五、六、第七頚椎(隆椎)となる。
どの頚椎にも横突孔(上の写真で、大きな椎孔の左右の下にある)が、胸椎や腰椎にはない。
これは、第三、四、五頚椎であると思われる。
では、誰の頚椎か?サルなんかよりずーと大きいのに薄いので、猪首のイノシシの頚椎であり、しかも大きなオトナオスのものではないといえる。

トルコの自然(10)熱気球で

まだ暗い早朝4時にホテルのレセプションがある建物の前に集まる。
マイクロバスがやってきて、乗り込む。皆、ほとんど無言。
街角で親子連れ二人の旅行者を乗せて、気球の飛び立つ場所まで揺られる。
空き地に50名くらいの観光客やガイドがうろうろしているところに着く。
テーブルの上にクッキーがありお茶やコーヒーをセルフサービスで食べている。
日本人女性から貴方たちは〇〇さんのお客ですかと聞かれ、「いえアルフさんです」と云うと、「はい、〇〇さんですね」と云われ。彼女の指示に従って、新婚旅行と思われる日本人とアラブ系の旅行者と一緒にワゴン車に乗る。
少し、明るくなった中の荒野を走る。20分は走っただろうか?今まさに気球に熱風を送り込んでいる場所に着く。日本人女性から気球に乗る注意について説明される。着地の時にパイロットが「ランディグ ポスチャー」と云ったら命綱を握ってしゃがむことだ。
ぼくは、ケニアでユーミンと熱気球に乗って酷い目に遭っている。着地の時に、風に流されてドスン、ザーザーザー、ドスン、ザーザーザーと生きた心地もしなかったのだ。着地後にシャンペンが出なかったらもう乗りたくないと思っていた。
今回も乗るのはシャンペンが出されるというからだ。
片側8名でパイロットも含めて17名を乗せて、熱気球はふわりと浮かびあがった。
もう、朝は開けている。
眼下をみると、車では気がつかなかった、植林が目に飛び込んできた。
カッパドキアの街を眼下に見ながらゆったり。
寒いと思っていたが、無風に近いのでほとんど寒くはない。かえってガスの炎を噴射させるので温かい。
家屋と岩というか山が一体化しているのが良くわかる。クリックして!
1時間20分くらい鳥になったような気分でいたら、突然「ランディング ポスチャー」とパイロットが叫ぶ。皆、慌てて、命綱を握ってしゃがむ。ぼくはドスン、ガッガッガーという衝撃が来るものとして身構えた。が、ちょっとズリッと滑っただけで。ソフトランディングしたことがわかった。
着地場所は、お花畑のようだ!
トレラーがやってきてパイロットはそのトレラーの荷台の上にうまく我々を乗せたまま乗せてしまう。無風という条件もあるだろうがアフリカでのパイロットと腕が違う。
野生化したカボチャもあった。
パイロットから全員に搭乗証明書?をもらい記念撮影し、シャンペンで乾杯する。