千葉市緑区の大百池公園で、TG氏が運んできたプランターの中のタヌキの骨を取り出した。道路沿いで見つけた死骸だから、当然どこかの骨が骨折した痕があると思っていた。頭骨は全く損傷がなかった。じゃー、下肢の骨が折れているかな?っと思ったが、下肢の骨も骨折箇所がなかった。もちろん、脊椎骨や骨盤もまったく問題が無かった(図1)。
しかし、肋骨に問題があった。6本以上の肋骨が骨肉腫に侵されていた(図2)。ぼくは病気の事はよく分らないが、6本以上の肋骨が癌細胞に侵されているということは、癌が転移して他の臓器を侵していた可能性が高い。
となると、このタヌキは交通事故死ではなく病死したのではないだろうか?
図1.タヌキの肩甲骨、上腕骨、尺骨・橈骨
下欄:骨盤(寛骨・仙骨)、大腿骨、脛骨・腓骨
図2.タヌキの肋骨 右半分の6本が腫瘍で膨らんでいる
しかし、肋骨が1本だけでなく少なくとも6本以上が骨肉腫で大きく膨らんでいる。しかも、肋骨は脆く折れやすくなっている。このタヌキ嬢はそうとう苦しんで生きていたのだろう。気の毒に、、、。
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