4月19日に伊勢沢林道を歩いて途中から焼小屋沢右岸の尾根に入った。テン糞8個は全て音見沢橋までの林道で見つけた(図1)。テン糞8個の内、5個(①、③、④、⑥、⑧)からネズミ亜科のカヤネズミ、ヒメネズミ、アカネズミの切歯や臼歯、骨を思われるものがあった(下記、表1)。③ではカナヘビとヒメネズミ、⑥では鳥の足とアカネズミとカヤネズミと思われる切歯、臼歯、骨が出てきた。
テン糞①から⑧までの距離は直線で800mくらいある。その間に見つかったテン糞には3種類のネズミ亜科の動物の歯や骨が見つかった。これらの詳細については別にアップしたい。
先ずは、19日の歩きで見つけたテン糞8個とタヌキ糞を見てもらう。
図1. 19日のルートと糞位置
7:23 テン糞1
キブシ種子・果肉果皮、昆虫外羽・外骨格・肢、カヤネズミ毛・上切歯・左右下切歯・尺骨・骨片、ムカデ6センチ外皮
7:28 テン糞2
キブシ種子・果肉果皮
7:35 テン糞3
ヒメネズミ毛・尺骨・橈骨・骨片、カナヘビ鱗・歯・骨片
7:40 テン糞4
ヤブツバキ雄蕊葯、カヤネズミ?毛・肩甲骨・左右尺骨・橈骨・骨片・第一臼歯
7:42 テン糞5
キブシ種子・果肉果皮、昆虫脚
7:44 テン糞6
キブシ種子、アカネズミ毛・左右上顎切歯・下顎切歯、臼歯2、カヤネズミ左右上顎切歯・下顎切歯、臼歯10、羽毛・軸・足爪5個・骨片、直翅目産卵管
キブシ種子、アカネズミ毛・左右上顎切歯・下顎切歯、臼歯2、カヤネズミ左右上顎切歯・下顎切歯、臼歯10、羽毛・軸・足爪5個・骨片、直翅目産卵管
7:55 テン糞7
ヤブツバキの雄蕊・葯・花糸、昆虫脚
7:57 テン糞8
キブシ種子・果肉果皮、ヒメネズミ?毛・下顎骨・切歯・臼歯
9:25 タヌキ糞
キブシ種子・果肉果柄、サルナシ種子、腐葉砕片、節足動物脚・外皮
表1 糞内容物
詳細は上記の個々の糞の項に記載
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